月世界うさぎ美少女 歌詞 山本正之 ふりがな付

月つきの世界せかいの美少女びしょうじょは バニーガールのカッコしない
薄うすい大気たいきでこしらえた 天女てんにょのドレス
ある日ひ 静しずかの海うみで 游およいでいたら
不思議ふしぎな舟ふねが 降おりて来きて
コップをかぶった 四角しかくいリュックの 生いき物ものが
足跡あしあとつけて 砂すなをすくって 旗はたをさした
ああ ロマンが消きえてゆく
ぴょんぴょん 三日月みかづき ぴょんぴょん 満月まんげつ
ムーンライトのその上うえで
明日あしたの姿すがたは 十二単じゅうにひとえのお姫様ひめさま

月つきの世界せかいの美少女びしょうじょは ネットでメールを送おくらない
ハレーやジャコビニ流星りゅうせいに お手紙てがみ渡わたす
今日きょうも 嵐あらしの海うみから 望遠鏡ぼうえんきょうで
覗のぞいて見みていた 青あおい星ほし
煙けむりが昇のぼって 炎ほのおが弾はじけて 生いき物ものが
車くるまを引ひいて 荷物にもつを背負せおって 谷たにを越こえる
ああ 家族かぞくよ離はなれずに
ぴょんぴょん 十五夜じゅうごや ぴょんぴょん 十六夜いざよい
ブルームーンのその上うえで
明日あしたの姿すがたは 白しろいマントの正義せいぎの味方みかた

月つきの世界せかいの美少女びしょうじょは プラネタリウムを持もっている
広ひろい宇宙うちゅうの天井てんじょうに 神話しんわを映うつす
いつか 夢ゆめの海うみまで 出でかけて行いって
願ねがいをかける 銀河ぎんが渦うず
カニがいるのか 魔女まじょがいるのか うさぎがいるのか
小ちいさな瞳ひとみが わくわくして 尋たずねるよ
ああ 古代こだいを見渡みわたして
ぴょんぴょん 上弦じょうげん ぴょんぴょん 下弦かげん
ムーンデザートその上うえで
明日あしたの姿すがたは 月つきの雫しずくの新あたらし命いのち