空へ… 歌詞 風鳴翼(水樹奈々) ふりがな付

伸のばしたこの手てを
掴つかんですっと撫なでて…
美うつくしきメモリー 両翼りょうよくのメロディー
「もしも…」なんて もう言いわないよ

先立さきだつ背中せなかを
見みつめることが多おおく
振ふり返かえる姿すがた どんな笑顔えがおか?
思おもうだけで 追おいかけられた

突然とつぜんの風かぜは…なんでかな?
ありがとうも言いう間まなく
指ゆびを抜ぬけ崩くずれ去さり消きえて
気付きづけばあの時とき 初はじめてだっけ?
抱だきしめたのは…

ねぇ…?
時ときは経たち季節きせつは何度なんども過すぎ
想おもい出でに変かえようと背せを押おすよ
涙なみだ…流ながすたび前まえを向むく
あなたが描えがいてた
わたしになれたかな…?

夕陽ゆうひは あの日ひと
変かわらず 雲くもに溶とけて
逆光ぎゃっこうの記憶きおくに 振ふり向むくあなた
笑わらってるよ いつの日ひだって

真面目まじめすぎってよく言いってたね
泣なき虫むしも直なおせてない
強つよくなったって褒ほめて欲ほしくて
あなたよりずっと
もう年上としうえになってるのに…

ねぇ…?
「生いきることあきらめない」その先さきに
滲にじむ空そらの答こたえはあるのかな?
天てんを…舞まう羽はねに奏かなでられ
あなたがすべてだった
昨日きのうをはばたいて…

時ときは経たち季節きせつは何度なんども過すぎ
サヨナラが離はなれる哀かなしみじゃなく
次つぎの…旅立たびだちに決意けついして
生いききる力ちからだと
賭とした翼つばさ広ひろげ…!

飛とべるよ…飛とべたよ…
明日あしたを…
Ah…生いきてゆく

瞳ひとみを閉とじたら
いつでも 歌うたい合あえる