そよ風の言伝 歌詞 木の葉ここ ふりがな付

しけた朝あさ 目覚めざめた時ときから頭あたまの中なかを駆かけ回まわる
こんな時代じだいまで錆さびない歌うた
風かぜに吹ふかれながら育そだった虚うつろな表情ひょうじょうが晴はれていく
懐なつかしい音色ねいろにのせて

思おもい出だすのはあなた達たち
ずっと喜よろこびと共ともに生いきてほしい
金かねに溺おぼれず 愛あいに飢うえることもなく

小ちいさな街まちの争あらそいで
疲つかれ果はててよろめいてしまっても
逃にげてしまえばこっちのものなのさ

今いまもまだ捨すてられないものを抱かかえ込こんで
嘘うそだと知しりながら愛めでているんだろうね
ほら悩なやましい難題なんだいは一旦いったん忘わすれて
新あたらしい話はなしだけ綴つづっていこうよ

きれいな言葉ことばで繕つくろった
ありふれた台詞せりふたちがもどかしい
愛あいされることも 嫌悪けんおされることもなく

目立めだたず湿しめった片隅かたすみで
震ふるえてる足あしを掬すくったりなんかしないから
安心あんしんしておくれよ

思おもい出だすのはあなた達たち
ずっと喜よろこびと共ともに生いきてほしい