アリスと時の揺りかご 歌詞 かと*ふく(加藤英美里&福原香織) ふりがな付

扉とびらの向むこうは 無重力むじゅうりょく 青白あおじろく 物哀ものがなしく
終おわりの 始はじまりなのね
やがて人ひとは皆みんな 消きえるもの でも怖こわいの 独ひとりきりじゃ
たとえば 一緒いっしょならきっと…

蜂蜜はちみつが 零こぼ(こぼ)れるように スロウなdeja vu
「ブラックホールは 時ときの映写機えいしゃきみたい」
飲のまれてく 光ひかりも影かげも すべての物語ものがたりも

揺ゆりかごで 聴きいた唄うたを 憶おぼえてる
揺ゆりかごで 観みてた夢ゆめを 憶おぼえてる
世界せかいの素晴すばらしさと 授さずかった名なのその意味いみ
目め映まばゆさのなか あなたに 教おそわったわ

遥はるか彼方かなたへと 瞬またたいた 瑠璃色るりいろは 私わたしという
生命いのちの 芥子粒けしつぶなのね
やがて真実しんじつは 芽吹めぶくもの あなたはきっと この私わたしが
オトナに なるのを待まって…

虹彩こうさいは 宇宙うちゅうに似にせた 銀河ぎんがのwaterfall
「ブラックホールは 時ときの映写機えいしゃきみたい」
繰くり返かえし 戻もどしてなぞる 華麗かれいなメランコリーを

揺ゆりかごで 触ふれた愛あいを 憶おぼえてる
揺ゆりかごで 観みてた夢ゆめを 憶おぼえてる
泣なき虫むしで純真じゅんしんな 幼おさない蕾つぼみが咲さいて
名前なまえさえない 真心まごころ あやすように

だから アリス…「さよなら」を 怖こわがらないで
物語ものがたりを 分わかち合あえば 心こころはそばに
だから アリス…「さよなら」は 寂さびしくないわ
ねぇあなたには その"笑顔えがお"が よく似合にあうから

揺ゆりかごで 聴きいた唄うたを 憶おぼえてる
揺ゆりかごで 観みてた夢ゆめを 憶おぼえてる

何度なんどでも 逢あいに来くるよ 距離きょりを超こえ
何度なんどでも 旅たびに出でようよ 時ときを超こえ
世界せかいの素晴すばらしさと 授さずかった名なのその意味いみ
目め映まばゆさのなか いつしか 伝つたえてくわ