よみ:いほうじん
異邦人 歌詞 舞台「MANKAI STAGE『A3!』~AUTUMN 2020~」挿入歌
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クソったれな世界せかいだ
死しにたくなきゃ
「金かねと食料しょくりょうを渡わたせ」
「ち…。シケてやがる」
あんた誰だれ? 死神しにがみ?
死しにたいなら一思ひとおもいにやってやろうか?
俺おれは死しにたがる奴やつが殺ころしたくなるほど
「嫌きらいなんでな」
「死しにたいなんて言いってない。私わたしは追おわれてたの」
「だったら立たち上あがるんだな。こんな砂漠さばくで寝ねてたら死しぬぞ」
「ダメ…もう歩あるけない」
「じゃあ死しね」
「ひどい! 助たすけてくれてもいいでしょ」
「ガキにかまってる暇ひまなんざねえんだよ」
「お金かねでしょ。私わたしがあんたを雇やとうわ」
「ほう…」
「臣おのこクンこえ~。目めがマジッスよ~」
「悪わるい。芝居しばいの間あいだだけ我慢がまんしてくれ」
「もちろん! 今いまの臣しんクン最高さいこうにカッコいいもん!」
「褒ほめるの早はやすぎだ。もっと上あげてくぞ!」
「了解りょうかいッス!」
「その娘むすめを渡わたせ」
「残念ざんねん。たった今いまこいつは俺おれの雇やとい主しゅになったとこだ」
「そうか。じゃあここで死しね」
「やるな…。こいつは高たかくつくぞ?」
お前まえはドム様ようからは逃にげられない…ゼロ
「ゼロ、っつったか。金かねは持もってんだろうな?」
「…これを見みて」
「ガキの裸はだかなんざ興味きょうみねぇぞ」
「ちゃんと見みて」
「それは…植物しょくぶつの種たねか?」
「これのせいで私わたしは追おわれてる。植物しょくぶつが死しに絶たえた世界せかいでは希少きしょうなもの。
売うれば大金たいきんになると思おもう」
「ちっ…。とっととしまえ」
「守まもってくれるの?」
「金かねがあるなら文句もんくはねえ」
「あなた、名前なまえは?」
「…ヴォルフ」
「ふーん。変へんな名前なまえ」
「てめーに言いわれたくねえよ」
「あの男おとこは信用しんようできません。ヤツはゼロの…!」
「どの口くちが言いってる。図体ずうたいも武器ぶきも見掛みかけ倒だおしか?」
「もっと来きい。雄三ゆうぞうさんに言いわれたろ。てめえのいかれっぷり出だしてみろ」
「こういうことだろ? おらよ!」
「この怒おこりはヴォルフにぶつける力ちからにする」
「ドMの芝居しばい馬鹿ばかが。臣しんと太一たいちの芝居しばい、俺おれらでしっかり盛もり上あげんぞ!」
「当あたり前まえだ」
マントを返かえせ
バイク乗のるとき寒さむいからもらっとく
「ふざけるな」
雇やとい主ぬしとして命令めいれいする
「ヴォルフ、このマントをくれなさい」
俺おれは人ひとに命令めいれいされんのが
「反吐へどが出でるほど嫌きらいなんだよ」
「ゼロ…見みつけたぞ」
「私わたしと同おなじ首輪くびわ…? あなたは?」
「記憶きおくをなくしたか…。ちょうどいい」
「追おっ手てか? こいつは俺おれの雇やとい主ぬしだ、近ちかづくな」
「種たねを渡わたせ。種たねは俺おれが引ひき受うけてやる」
「ざけんな。こいつを渡わたしたら金かねはどうすんだよ」
「早はやくしろ。でないと奴やつらに…」
「ナイン、やはり裏切うらぎりか」
「ジョン!」
「だが見みつけてくれて感謝かんしゃする。お前まえの役目やくめは終了しゅうりょうだ」
「おじさん!」
「焦あせるな。お前まえも連つれてってやる」
「させねえよ」
「種たねさえ手てに入はいれば殺ころしてもいいんだったか?」
「ゼロ!」
「ヴォルフ!」
「用心棒ようじんぼうとしては100点てん。戦士せんしとしては0点てんだな」
お前まえが種たねを引ひき受うける? 失敗作しっぱいさくが思おもい上あがるな
種たねはゼロにしか適合てきごうしなかった
「終おわりにして始はじまりの少女しょうじょ…ゼロ」
「あなた達たちは一体いったい何なになの?」
「君きみは種たねだ。その命いのちと引ひき換かえに太古たいこの緑みどりを取とり戻もどし、全ぜん生命せいめいの源みなもととなる」
「私わたしの…命いのちと引ひき換かえに?」
「そのために君きみは作つくられた。これの遺伝子いでんしも使つかってな。
さしづめ、ナインはお前まえの父ちちと言いったところか」
「私わたしは…作つくられた存在そんざいなの?」
「失敗作しっぱいさくの被ひ験げん体からだは大人おとなしくしていてくれ」
「やめて!」
「以前いぜんの8体たいも皆みな処分しょぶんした。
こいつは君きみを見みつけてくるという条件じょうけんで生いかしていたに過すぎない」
「なのにあなたはあの時とき私わたしを逃にがそうと…」
「その感情かんじょうも種たねに蝕むしばまれ、やがて朽くちて消きえていくさ。
君きみが完全かんぜんな種たねとなれば世界せかい中じゅうで飢餓きがに苦くるしむ者ものたちも救すくわれる。
君きみは世界せかいの救世きゅうせい主しゅとなるのだ!」
「うるせえよ」
「このクソみたいな世界せかいを救すくう? クソくらえだな」
「ヴォルフ!」
「ゼロ、行いくぞ」
「私わたし、世界せかいのために種たねになったほうがいいかなあ?」
「あ?」
「私わたしの命いのちで、世界せかいに緑みどりが戻もどるんだって…」
「バカか。こんな世界せかい、救すくう価値かちもない」
「あるよ。この世界せかいにはヴォルフがいる。ヴォルフがいる世界せかいを、
私わたしは救すくいたいんだ」
「那智なちって人ひとのこと俺おれは知しらねぇけど、その人ひとがいたからアンタが
舞台ぶたいにいるなら、俺おれ達たちはその人ひとに感謝かんしゃしてる」
「十じゅう座ざ…そうだな。那智なち、ありがとう」
「ゼロは私わたしの…人類じんるいの希望きぼうなんだ。この装置そうちを埋うめ込こめば、種たねが起動きどうする。
さあ、ゼロ…!」
ゼロを解放かいほうしろ
「こいつは俺おれたちとは違ちがう道みちが選えらべる」
…ゼロ お前まえは、お前まえのいる世界せかいの中なかで生いきればいいんだ
「自爆じばく? よせ…よせ!」
「伏見ふしみ、七尾ななお、舞台ぶたいの上うえでワガママになるのは役者やくしゃの特権とっけんだ。もっと行いけ」
「はい。ありがとうございます」
「そうやって結局けっきょくいいとこ持もっていきやがる」
「ほんとにいいとこ持もっていくのはこいつらだ」
「だな」
「ゼロ。まだ死しにたいか」
「…」
「なら俺おれが一思ひとおもいに殺ころしてやる」
「…生いきたい。ヴォルフと一緒いっしょに」
「だったら立たて」
「この状況じょうきょうで助たすけてくれないわけ?」
「自分じぶんで立たつなら、雇やとい主ぬしとしてお前まえの命令めいれいを聞きいてやる」
「命令めいれいされるの嫌きらいじゃなかった?」
「…俺おれは、死しにたがる奴やつが殺ころしたいほど嫌きらいなんだよ」
「じゃ死しぬまでこき使つかってやる!」
死しにたくなきゃ
「金かねと食料しょくりょうを渡わたせ」
「ち…。シケてやがる」
あんた誰だれ? 死神しにがみ?
死しにたいなら一思ひとおもいにやってやろうか?
俺おれは死しにたがる奴やつが殺ころしたくなるほど
「嫌きらいなんでな」
「死しにたいなんて言いってない。私わたしは追おわれてたの」
「だったら立たち上あがるんだな。こんな砂漠さばくで寝ねてたら死しぬぞ」
「ダメ…もう歩あるけない」
「じゃあ死しね」
「ひどい! 助たすけてくれてもいいでしょ」
「ガキにかまってる暇ひまなんざねえんだよ」
「お金かねでしょ。私わたしがあんたを雇やとうわ」
「ほう…」
「臣おのこクンこえ~。目めがマジッスよ~」
「悪わるい。芝居しばいの間あいだだけ我慢がまんしてくれ」
「もちろん! 今いまの臣しんクン最高さいこうにカッコいいもん!」
「褒ほめるの早はやすぎだ。もっと上あげてくぞ!」
「了解りょうかいッス!」
「その娘むすめを渡わたせ」
「残念ざんねん。たった今いまこいつは俺おれの雇やとい主しゅになったとこだ」
「そうか。じゃあここで死しね」
「やるな…。こいつは高たかくつくぞ?」
お前まえはドム様ようからは逃にげられない…ゼロ
「ゼロ、っつったか。金かねは持もってんだろうな?」
「…これを見みて」
「ガキの裸はだかなんざ興味きょうみねぇぞ」
「ちゃんと見みて」
「それは…植物しょくぶつの種たねか?」
「これのせいで私わたしは追おわれてる。植物しょくぶつが死しに絶たえた世界せかいでは希少きしょうなもの。
売うれば大金たいきんになると思おもう」
「ちっ…。とっととしまえ」
「守まもってくれるの?」
「金かねがあるなら文句もんくはねえ」
「あなた、名前なまえは?」
「…ヴォルフ」
「ふーん。変へんな名前なまえ」
「てめーに言いわれたくねえよ」
「あの男おとこは信用しんようできません。ヤツはゼロの…!」
「どの口くちが言いってる。図体ずうたいも武器ぶきも見掛みかけ倒だおしか?」
「もっと来きい。雄三ゆうぞうさんに言いわれたろ。てめえのいかれっぷり出だしてみろ」
「こういうことだろ? おらよ!」
「この怒おこりはヴォルフにぶつける力ちからにする」
「ドMの芝居しばい馬鹿ばかが。臣しんと太一たいちの芝居しばい、俺おれらでしっかり盛もり上あげんぞ!」
「当あたり前まえだ」
マントを返かえせ
バイク乗のるとき寒さむいからもらっとく
「ふざけるな」
雇やとい主ぬしとして命令めいれいする
「ヴォルフ、このマントをくれなさい」
俺おれは人ひとに命令めいれいされんのが
「反吐へどが出でるほど嫌きらいなんだよ」
「ゼロ…見みつけたぞ」
「私わたしと同おなじ首輪くびわ…? あなたは?」
「記憶きおくをなくしたか…。ちょうどいい」
「追おっ手てか? こいつは俺おれの雇やとい主ぬしだ、近ちかづくな」
「種たねを渡わたせ。種たねは俺おれが引ひき受うけてやる」
「ざけんな。こいつを渡わたしたら金かねはどうすんだよ」
「早はやくしろ。でないと奴やつらに…」
「ナイン、やはり裏切うらぎりか」
「ジョン!」
「だが見みつけてくれて感謝かんしゃする。お前まえの役目やくめは終了しゅうりょうだ」
「おじさん!」
「焦あせるな。お前まえも連つれてってやる」
「させねえよ」
「種たねさえ手てに入はいれば殺ころしてもいいんだったか?」
「ゼロ!」
「ヴォルフ!」
「用心棒ようじんぼうとしては100点てん。戦士せんしとしては0点てんだな」
お前まえが種たねを引ひき受うける? 失敗作しっぱいさくが思おもい上あがるな
種たねはゼロにしか適合てきごうしなかった
「終おわりにして始はじまりの少女しょうじょ…ゼロ」
「あなた達たちは一体いったい何なになの?」
「君きみは種たねだ。その命いのちと引ひき換かえに太古たいこの緑みどりを取とり戻もどし、全ぜん生命せいめいの源みなもととなる」
「私わたしの…命いのちと引ひき換かえに?」
「そのために君きみは作つくられた。これの遺伝子いでんしも使つかってな。
さしづめ、ナインはお前まえの父ちちと言いったところか」
「私わたしは…作つくられた存在そんざいなの?」
「失敗作しっぱいさくの被ひ験げん体からだは大人おとなしくしていてくれ」
「やめて!」
「以前いぜんの8体たいも皆みな処分しょぶんした。
こいつは君きみを見みつけてくるという条件じょうけんで生いかしていたに過すぎない」
「なのにあなたはあの時とき私わたしを逃にがそうと…」
「その感情かんじょうも種たねに蝕むしばまれ、やがて朽くちて消きえていくさ。
君きみが完全かんぜんな種たねとなれば世界せかい中じゅうで飢餓きがに苦くるしむ者ものたちも救すくわれる。
君きみは世界せかいの救世きゅうせい主しゅとなるのだ!」
「うるせえよ」
「このクソみたいな世界せかいを救すくう? クソくらえだな」
「ヴォルフ!」
「ゼロ、行いくぞ」
「私わたし、世界せかいのために種たねになったほうがいいかなあ?」
「あ?」
「私わたしの命いのちで、世界せかいに緑みどりが戻もどるんだって…」
「バカか。こんな世界せかい、救すくう価値かちもない」
「あるよ。この世界せかいにはヴォルフがいる。ヴォルフがいる世界せかいを、
私わたしは救すくいたいんだ」
「那智なちって人ひとのこと俺おれは知しらねぇけど、その人ひとがいたからアンタが
舞台ぶたいにいるなら、俺おれ達たちはその人ひとに感謝かんしゃしてる」
「十じゅう座ざ…そうだな。那智なち、ありがとう」
「ゼロは私わたしの…人類じんるいの希望きぼうなんだ。この装置そうちを埋うめ込こめば、種たねが起動きどうする。
さあ、ゼロ…!」
ゼロを解放かいほうしろ
「こいつは俺おれたちとは違ちがう道みちが選えらべる」
…ゼロ お前まえは、お前まえのいる世界せかいの中なかで生いきればいいんだ
「自爆じばく? よせ…よせ!」
「伏見ふしみ、七尾ななお、舞台ぶたいの上うえでワガママになるのは役者やくしゃの特権とっけんだ。もっと行いけ」
「はい。ありがとうございます」
「そうやって結局けっきょくいいとこ持もっていきやがる」
「ほんとにいいとこ持もっていくのはこいつらだ」
「だな」
「ゼロ。まだ死しにたいか」
「…」
「なら俺おれが一思ひとおもいに殺ころしてやる」
「…生いきたい。ヴォルフと一緒いっしょに」
「だったら立たて」
「この状況じょうきょうで助たすけてくれないわけ?」
「自分じぶんで立たつなら、雇やとい主ぬしとしてお前まえの命令めいれいを聞きいてやる」
「命令めいれいされるの嫌きらいじゃなかった?」
「…俺おれは、死しにたがる奴やつが殺ころしたいほど嫌きらいなんだよ」
「じゃ死しぬまでこき使つかってやる!」