スタンダード・ナンバー 歌詞 南佳孝 ふりがな付

時ときは忍しのび足あしで 心こころを横切よこぎるよ
何なにか話はなしかけてくれないか

あっけないKISSのあと ヘッドライトを消けして
猫ねこのように眠ねむる月つきを見みた

好すきと言いわない お前まえのことを
息いきを殺ころしながら考かんがえてた

愛あいってよくわからないけど
傷きずつく感かんじがいいね

泣なくなんて馬鹿ばかだな 肩かたをすくめながら
本気ほんきになりそうな俺おれなのさ

深入ふかいりしちゃだめさ つぶやきのリズムも
揺ゆれる瞳ひとみ見みれば 乱みだれるよ

煙草たばこがけむいわと 細ほそめに開あけた窓まど
潮しおの匂においだけが流ながれこむ

ドアを開ひらいて 独ひとり 海うみへ
歩あるくお前まえを車くるまで見みてたよ

愛あいってよくわからないけど
傾かたむく心こころがいいね

笑わらっちゃう泣なかれて 口説くどくのも忘わすれた
ほろ苦にがい男おとこの 優やさしささ
男おとこの 優やさしささ