「裏ワンダーランド」通称「ウラワン」とは、ドリカムが4年に一度行っているグレイテストヒッツライヴ「史上最強の移動遊園地 ドリカムワンダーランド」の裏ヴァージョンとして、2012年にはじめて開催された全国ツアー。
2回目の開催となる今回は、昨2016年9月10日・11日さいたまスーパーアリーナを皮切りに12都市30公演で行われ、全会場即日ソールドアウトしたプレミアムな全国ツアーとなり、その12月24日横浜アリーナ公演を完全収録したDVD & Blu-ray作品「裏ドリワンダーランド 2016」が7月7日にリリースされることが発表された。
今回は2015年に開催された4年に一度のグレイテストヒッツライヴ『史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2015』の続編にして、対をなす“ウラワン”として、2016年にリリースした裏ベストアルバム『私だけのドリカム』と完全コラボレーションした、「ライヴで歌うのがこれで最後かもしれない」と吉田美和も語る隠れた名曲ばかりを披露した貴重なセットリストがまずは最大の魅力。
ワンダーランドで展開したファンタジー世界が反転したようなダークな物語りが進行する中、『さよならを待ってる』『月光』などのレア曲が序盤から会場を盛り上げる。
より音楽にフォーカスした吉田美和の表現豊かなヴォーカルと、中村正人のグルーヴィーなベースプレイは、ドリカムの音楽のルーツを感じさせる。それこそがウラワンのウラワンたるゆえん。もちろん、演出面でも随所に工夫が凝らされている。会場のセンターに組み上げられた廃墟をイメージした2層に回転するステージや、観客参加型の仕掛けまで、立体感のある演出はバラエティに富み、さらに『LOVETIDE』や『みつばち』など、“踊る吉田美和”が見られる楽曲も多数収録。トータルで”チーム・ドリカム”でしか実現できないライヴが存分に味わえる内容となっている。
そして気になるのは・・・オープニング映像から展開される物語りの結末。
ライヴの熱狂とともに深まるストーリーにも目が離せない。
バンドメンバーは、浦嶋りんこ、JUON、最上三樹生、大谷幸、武藤良明、本間将人を中心としたDCTホーンズなどお馴染みのメンバーに加え、今回はドラムに坂東慧(T-SQUARE)を迎え、さながらミュージシャン日本選抜的な豪華布陣で贈る。
おまけ映像には、リハーサルの貴重な映像の他、ドリカムライヴの人気コーナー「ドリー・ザ・ブートキャンプDX」のレクチャーを収録。本編映像と合わせて楽しむことができる。
また、ライヴの名シーンを捉えた「豪華ライヴフォトブック(64P)」も付属。
ライヴ音源のミックスは、エアロスミス(Aerosmith)のプロジェクトにも参加しているEd Tuton
(エド・トゥートン)。ステレオ・マスタリングは、数々のグラミー賞にノミネートされたアルバムや全米チャートの上位にランクインする作品、そして、ミリオンヒットを記録したベストアルバム『DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム』のマスタリング・エンジニアでもある、ニューヨーク/スターリングサウンドのChris Gehringer(クリス・ゲーリンジャー)。サラウンド・マスタリングは、2014年にグラミー賞を受賞し、Beyonce、Green Day、Bon Jovi、RihannaのDVD作品も手がけているRyan Smith(ライアン・スミス)が担当。
ドリカムの本質が詰まった強力作品となっているので是非チェックいただきたい。
メンバーコメント
裏ベスト「私だけのドリカム」からの選曲ということで、28年間に渡ってリリースしてきた各アルバムで一番の山場を担うような曲がグッと集まりました。
最初の曲から、一曲一曲演奏が終わる度「アンコール!」してもらえるようなテンションで、トータル25曲、攻め続けています。こんな並びで、こんな曲たちが集まるライヴは二度とないかもしれません。
前作「ドリカムワンダーランド 2015」映像作品がドキュメンタリー・タッチだとすれば、今作はまさに1本の映画のように造り上げました。
「実はLIVEでこれが聴きたかった!見たかった!」というみなさんの夢を叶えるウラワン。
ぜひご覧ください。
DREAMS COME TRUE 吉田美和 中村正人