バンもん! 新衣装の初お披露目や”相撲”や”和”を織り交ぜた演出で盛り上がるライブ
4月15日(日)に中野サンプラザにて、バンドじゃないもん!のホールライブ「バンもん!コンサート2018 サブカル大相撲♡ドス恋!ヨイショ!~春場所はっけよいのこった~」東京公演が開催された。本公演はそのタイトル通り“相撲”がモチーフ。ステージにはメンバーの名前を四股名風にアレンジした幟が掲げられ、“和”な雰囲気の中、“相撲風”な独特の節回しによる呼び上げとともに、新衣装に身を包んだメンバーが一人一人ステージへと“土俵入り”。「はっけよーい!のこったー!」の掛け声とともに“春場所”の幕が切って落とされると、『キメマスター!』『夏のOh!バイブス』と初っ端から全速力で飛ばすバンもん!に、もんスター(バンもん!ファンの愛称)も熱い声援で応える。
この日が初お披露目となった新衣装について、恋汐りんごが「デザイン屋さんをやらせてもらったなのな~」と告白すると、場内からは賞賛の声が上がった。甘夏ゆずの「“相撲”ということで、みんなのジャパニーズ心を引き出します!」という振りからの『結構なお点前で』からはじまるブロックでは、“相撲”や“和”を感じさせる演出を織り交ぜ、ライブを盛り上げていく。
5月9日(水)に両A面シングル『BORN TO BE IDOL/恋する完全犯罪』をリリースすることを改めて告げ、「どちらも作曲がGLAYのHISASHIさんなのだ!HISASHIさ~ん!」と鈴姫みさこがステージ上から呼びかけると、客席内にいたHISASHIが手を振ってそれに応え、会場中がざわつく一幕も。もんスターの期待も高まる中、新曲『恋する完全犯罪』が初披露された。
ライブ後半へと差し掛かると、ここまでの流れとは一転し、バラード『ヒラヒラ』を披露。バンもん!のパフォーマンスに常に全力の声援で応えるもんスターたちも、この時ばかりは静かに耳を傾ける。その後、望月みゆは「ラストスパートです!なぜそれを言うかって?みなさんに出し切ってもらうためです!」ともんスターを煽り、『青春カラダダダッシュ』を皮切りに“沸き曲”で一気に駆け抜け、ステージを後にした。
鳴り止まないアンコールに応えて、楽屋裏を描いたラジオドラマのようなSEから、80年代アイドル風の新衣装に着替えたメンバーが再び登場すると、新曲『BORN TO BE IDOL』を初披露した。この日最後のMCではメンバー一人一人が思いを述べ、大桃子サンライズは「これからもアイドル界のサブカル横綱として、ますます上目指していきます!」と力強く宣言。七星ぐみはもんスターが一堂に会したこの日のライブについて「ここは世界一幸せな場所なんだって、心が安心しました」と述べ、場内は暖かい拍手に包まれた。
バンドじゃないもん!は5月4日にNHK大阪ホールにてホールライブ大阪公演を行い、5月9日にはGLAYのHISASHIの楽曲提供による両A面シングル『BORN TO BE IDOL/恋する完全犯罪』をリリースする。
写真:勝永裕介 (Yuusuke Katsunaga)