彼の最期を見事に切り取った、渾身のMVとは
昨年秋に日本テレビ系列「NEWS ZERO」に出演、今年1月末をもってアーティスト活動の終了を発表して大きな話題を集めたぼくのりりっくのぼうよみ。昨年12月にラスト・オリジナル・アルバム『没落』と、ベスト・アルバム『人間』の2作品を同時にリリースしたばかりだが、その圧倒的なクオリティで高い評価を得ている『没落』の中から、“僕はもういない”のミュージック・ビデオが公開された。
ぼくのりりっくのぼうよみにとって最期のミュージック・ビデオとなる。
【歌詞コラム】主観と客観を歌うぼくのりりっくのぼうよみ。『sub/objective』は若者の心の叫びだ
新進気鋭のイラストレーター/映像作家として活躍する"藤瀬みず"の手による映像は、アニメーションを駆使しながら、この世から消えようとしているぼくのりりっくのぼうよみの最期を見事に切り取っており、必見だ。
いよいよ今月の3本のライヴ「通夜」、「葬式~前夜祭」、「葬式」をもって“辞職”するぼくのりりっくのぼうよみ。
終焉まで残すところ3週間を切った。
ぼくのりりっくのぼうよみ『僕はもういない』
ぼくのりりっくのぼうよみ、アルバム『没落』のコメント
没落したい。築き上げたものを放棄して、破壊して、喪失して、没落したい。いまの自分の中にあるものはそれだけです。この『城』を破壊した時にはじめて、人間を超越することができる。その先の景色を見ることができるんだと思います。『没落』ぜひ聞いてください、よかったら『人間』だった頃も。
/ ぼくのりりっくのぼうよみ