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【歌詞コラム】主観と客観を歌うぼくのりりっくのぼうよみ「sub/objective」は若者の心の叫びだ

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弱冠17歳で華々しいデビューを飾った「ぼくのりりっくのぼうよみ」。

公開日:2017年2月6日 更新日:2018年9月24日


この記事の目次
  1. ・華々しいデビュー ぼくのりりっくのぼうよみ
  2. ・若者が悩む問題を歌に。
  3. ・sub/objective 歌詞
  4. ・なんて素晴らしい人生だろうに込めた想い
  5. ・答えは示さない。
  6. ・矛盾に気づき、代弁する
  7. ・ぼくのりりっくのぼうよみ 最新情報
  8. ・リリース情報
  9. ・ぼくのりりっくのぼうよみ Profile


華々しいデビュー ぼくのりりっくのぼうよみ

弱冠17歳で華々しいデビューを飾った「ぼくのりりっくのぼうよみ」
変わったそのアーティスト名の理由も彼の楽曲を紐解いていくと理解できるだろう。ポエトリーラップを取り入れ、哀愁を帯びながらPOPに落とし込まれる楽曲群。

彼の心の中を写したようなその世界観が多くの人の心を打っている。言葉の取捨選択が素晴らしく、20歳にもなっていない若さで現代の風潮を表現しており独自のスタイルを作り上げている。

過去、国語の全国模擬試験で1位を取った経験がある天才的な学生は、ニコニコ動画などで曲を配信していた。そのセンスが目に止まり、大手レコード会社から声をかけられたという。彼は俯瞰した目線からしか歌詞が書けないというが、その歌詞にはどんな言葉が紡がれているのだろうか?

若者が悩む問題を歌に。

今回は「sub/objective」を取り上げ彼の言葉の世界を紐解きたい。まず、「sub/objective」というタイトルが衝撃的だ。この曲は15歳の時に作った曲だそうで、「主観(subjective)」「客観(objective)」の狭間で揺れるアイデンティティについて書いたものだ。青年期に誰しもが悩む問題にいち早く気づいた彼は、主観と客観をどのように捉えているのだろうか。

sub/objective 歌詞



ぼくのりりっくのぼうよみ - 「sub/objective」ミュージックビデオ


なんて素晴らしい人生だろうに込めた想い

“いつしかすり替わる一人称から三人称へ 二元論でしか世界を観れないのは哀しい
全てにapathyだから魂奪われて融ける いつしか物を見ている自分を見るようになった
人からどう見えてんのか それだけ気にしてる なんて素晴らしい人生だろう”

「二元論でしか世界を観れないのは哀しい」主体(行動する自分)と客体(自分の行動を見る自分)のみでしか世界を観られない己を恥じる。それがわかっていながら、なぜ抜け出せないのか。「魂奪われて融ける」の魂を心と考えれば自ずとわかる。頭では理解していても心をコントロールできないのだ。それを「融ける」とぼくのりりっくのぼうよみは表現する。

しかし、心は完全にapathy(無関心)に飲み込まれるわけではない。「融」という字が示すごとく自我とapathy(無関心)が互いに混ざり合った状態になるのだ。そんな自分を客観的に見て「なんて素晴らしい人生だろう」と皮肉なメッセージを送る。

答えは示さない。

“世界が反転 引き裂くプライド 
ズタズタにしては 捨ててきた愛情
要らないものをひとつひとつ
最後に残った一つは一体なんだろうね”

プライドを引き裂き、愛情までも捨てる。これこそ青年期のモラトリアムであり、成長するために自分を剥いでいるのだ。自分を守っていたもの全てを消した時は何であるのか。

ここで、あえて彼はリスナーに問いかけている。多くの若者から支持される理由の一つは、限定的な答えを出さずリスナーに問う歌詞にあるのだ。

矛盾に気づき、代弁する

“高らかにあげる産声と本音 ぐるぐる絡まる円と点と線
どうしたってぼくらは平行線の上 
だから重ならない それも仕方ない?
で諦めるほど過去は軽くない”


心から生まれてくる産声、つまり本音が円や点や線と絡まっているのだ。本音は複雑な状態に陥り、取り出せずに建前(人から見た自分)で生きる。

悩める若者たちはお互いが建前であるために重なり合わず、平行線の上でそれぞれが足掻く。ぼくのりりっくぼうよみは本音と建前を突きつけられ、恐れおののく青年の心情を美しく表現している。

青年期には特に強く感じる本音と建前の矛盾。それを言葉で的確に表した彼は今を生きる若者たちの代弁者である。ぼくのりりっくのぼうよみは言葉の持つ性質を存分に生かした稀有なアーティストだ。


TEXT:笹谷創( http://sasaworks1990.hatenablog.com/

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ぼくのりりっくぼうよみは、1998年生まれの日本のシンガーソングライターであり音楽プロデューサー、随筆家である。芸能事務所はソリッドボンドに所属し、レコード会社はJVSケンウッド・ビクターエンタテインメント、レーベルはCONNECTONEと契約している。2012年より動画投稿サイト「ニコニコ動画」···

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ぼくのりりっくのぼうよみ 最新情報

リリース情報

2018年12月12日 リリース!
4th Album『没落』

★初回限定盤
価格:8,000円(税抜)
品番:VIZL-1478
内容:アルバムCD+ライブ DVD+未収録曲集CD

★通常盤
価格:2,500円(税抜)
品番:VICL-65078

《初回限定盤のみ》
・「ぼくのりりっくのぼうよみ 遺書」封入
・豪華BOX仕様

《初回限定盤、通常盤共通 》
・「葬式~前夜祭~」先行抽選予約案内封入


【CD 収録曲】
01. 遺書
02. あなたの手を握ってキスをした
03. 二度と来ない朝
04. 断罪
05. 人間辞職

06. 輪廻転生
07. 僕はもういない
08. 祈りを持たない者ども
09. 曙光
10. 没落
11. 超克

【特典① ライブDVD】
遺失物取扱所 2017.10.08
日比谷野外大音楽堂

[収録曲]
01. sub/objective
02. CITI
03. Collapse
04. サマーヌード
05. shadow
06. 在り処 

07. Be Noble (re-build)
08. liar
09. SKY’s the limit
10. playin’
11. Sunrise (re-build)
12. 罠 

【特典② CD】
「アルバム未収録曲集」
01.aNYmORE
02.each other
03.blacksanta
04.blacksanta pt.2
05.Be Noble(re-build)
06.孤立恐怖症




2018年12月12日 リリース!
ベスト・アルバム『人間』

★初回限定盤
価格:4,800円(税抜)
品番:VIZL-1479
内容:本編CD+特典DVD「ミュージックビデオ集」

★通常盤
価格:2,500円(税抜)
品番:VICL-65079
内容:CD

《初回限定盤、通常盤共通》
「葬式~前夜祭~」先行抽選予約案内封入


【Best Album収録曲】
01. SKY's the limit
02. Be Noble
03. sub/objective
04. 罠featuring SOIL&"PIMP"SESSIONS
05. パッチワーク
06. 朝焼けと熱帯魚

07. CITI
08. Newspeak
09. Sunrise (re-build)
10. Noah's Ark
11. つきとさなぎ
12. after that
13. Black Bird

M-03,05,07,09,13
from 1st ALBUM『hollow world』

M-02,08,10,12
from 2nd ALBUM『Noah’s Ark』

M-01,04,06,11
from 3rd ALBUM『Fruits Decaying』

【DVD 収録内容】
「ミュージックビデオ集」
01. sub/objective
02. CITI
03. Sunrise (re-build)
04. Newspeak
05. Be Noble
06. after that

07. SKY's the limit
08. 朝焼けと熱帯魚 (short ver.)
09. 罠featuring SOIL&"PIMP"SESSIONS
10. noiseful world(acoustic live ver.)
11. 在り処
12. 輪廻転生


【配信情報】
4th Album『没落』、ベスト・アルバム『人間』
2018年12月12日より主要配信サイトにて配信開始!

◎iTunes Storeにてラスト・アルバム『没落』の予約注文受付中!
ご予約頂いた方は、アルバム収録曲の中から『人間辞職』が先行ダウンロード可能です。
★詳細はこちら

◎主要配信ストアにて『人間辞職』先行配信中
★詳細はこちら

◎主要配信ストアにて「僕はもういない」配信中
★詳細はこちら

【プレイリスト】
プレイリスト「ぼくのりりっくのぼうよみのすべて」定額制音楽配信サービス(サブスクリプション)にて公開中!
★詳細はこちら

ぼくのりりっくのぼうよみ Profile

早くより「ぼくのりりっくのぼうよみ」、「紫外線」の名前で動画サイト等に投稿を開始。高校2年生の時、10 代向けでは日本最大級のオーディションである「閃光ライオット」に応募、ファイナリストに選ばれる。

提携番組であるTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」で才能を高く評価されたことで一躍脚光を浴び、まだ高校3年生だった2015年12月、1stアルバム『hollow world』でメジャー・デビュー。『sub/objective』や『Sunrise(re-build)』等のヒットと共に、大きな話題を集める。

言葉を縦横無尽に操る文学性の高いリリックは多方面から注目を集めており、雑誌「文學界」にエッセイを寄稿するなど、音楽フィールド以外でも才能を発揮している。

映画「3月のライオン」前編主題歌、資生堂「アネッサ」CMソング、テレビ東京 ドラマ25「SR サイタマノラッパー~マイクの細道~」エンディングテーマなど、立て続けに大型タイアップを担当、これまで3枚のアルバムをリリースしている。

先頃、ぼくのりりっくのぼうよみを「辞職」することを宣言、そのアーティスト活動を来年1月で終えることを公式発表した。12月にはラスト・オリジナル・アルバム『没落』と、ベスト・アルバム『人間』を同時リリース予定。

●ぼくのりりっくのぼうよみ オフィシャルサイト

【twitter】
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