千原ジュニア大阪ミナミの金貸しに!
千原ジュニア主演ドラマ『新・ミナミの帝王』のシリーズ17作目“親の心子知らず、子の心親知らず”が1月14日(月・祝)午後3時22分から放送される。【主題歌を歌うのは話題のバンド!】感覚ピエロ『金求 -king-』、千原ジュニア主演ドラマ「新・ミナミの帝王」主題歌決定!
同作は、原作:天王寺大、萬画:郷力也の漫画『ミナミの帝王』(週刊漫画ゴラク連載中)を実写化したドラマで、カンテレでは2010年から千原ジュニア主演で制作、過去に16作品が放送されている。
千原ジュニア演じる大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎は、借金はどんな手を使ってでも取り立てることから、貸し倒れ(貸した金を回収できなくなること)にあったことがなく、「ミナミの鬼」と恐れられている。同作は、依頼人が借金せざるを得なくなった問題に切り込んでいく銀次郎を描くヒューマンドラマとなっている。
宮地真緒、仁村紗和出演
シリーズ17作目“親の心子知らず、子の心親知らず”では、兵庫県出身の宮地真緒と大阪府出身の若手女優・仁村紗和が出演。宮地は、百貨店で働く少し気の強いキャリアウーマンで、母を安心させるために結婚しようとするが結婚詐欺に遭ってしまう若山弥生を、仁村は、弥生の母を騙して全財産と家を奪う詐欺グループのボス・島谷冬美を演じる。
弥生は、娘に負担をかけまいと自分で老後の生活資金を賄おうとしてリバースモーゲージ詐欺に騙された母親に、家を取り返そうと銀次郎のある企みに乗る。
今回の物語について宮地は、「深いな、と思いました。結婚、子ども、世間体、それから先の見えない未来への不安。私たち世代が抱えている悩みが反映されていると思うと、やりがいを感じました」と語った。
さらに「私も結婚するまでは、母に早く結婚するよう勧められていました。(結婚という)安心を求める両親の気持ちを尊重したいと思いながら、自分のタイミングがあるんだから、という葛藤。周りに置いていかれる焦燥感。弥生の気持ちはよくわかります」と自身と重ねながら弥生を演じるところもあったよう。
共演したジュニアと大東が、「目ヂカラとかもあって素晴らしい女優さんだなと、改めて思いました」(ジュニア)、「ベテランの安定感がありました」(大東
)と絶賛する、宮地の演技にも注目。
一方23歳の若手女優・仁村は、「お話を頂いたときは、嬉しかったです!ふり幅のある女性やから、難しいなと思いながらも、楽しんで演じました」と関西弁でチャーミングに出演の感想を述べた。仁村が演じる冬美は、日本の社会は若者ものより高齢者を優遇していると考え、そんな社会への当てつけとして高齢者をターゲットにした詐欺を行う女性。
「男性にときめくような可愛らしい一面もあるし、何か辛い経験があってそんな考え方をもつようになってしまったのかなと思うと、ある意味、純粋な女の子ですよね」と、冬美という役柄に対しての見解を述べた。
今までにないパターンの今作
ジュニアと大東もそれぞれ「完全な悪でないところが、ちょっと今までにないパターン」(ジュニア)、「実感がない悪は、絶対存在すると思うので、そういう点も面白い」(大東)と、今回の敵役の特殊さを感じたよう。
さらに『新・ミナミの帝王』恒例の、萬田銀次郎と対峙するドラマ終盤の緊迫感のあるシーンの撮影について仁村は「やっぱり萬田銀次郎は怖かった(笑)。負けちゃダメって必死でした」と振り返った。
対するジュニアは「やっぱり相手が来てくれるからこっちも行けるみたいな。カウンター芸というかね。若い女の人で、難しいなと思っていたんですけど、凄く行かせてくれはるお芝居をしていただいて、非常に助かったし、やりやすかったです」と仁村との演技に手ごたえを感じたよう。
今回の見どころについて
最後に見どころについて、出演者陣は「若者一人が、高齢者二人を支えなければいけないような時代やからこそ、起こる犯罪というか。その辺が非常に丁寧に書かれているので、被害に遭わない様に、気を付けるきっかけになってもらったらいいなと思います」(ジュニア)、「リバースモーゲージ詐欺を題材にしていて、“ミナミの帝王”らしさを凄く感じた回です」(大東)、「私たち世代が抱える闇のようなものが反映されている作品だと思います。私と同世代の方、親世代の方はもちろんですが、往年の“ミナミの帝王”ファンの方にも楽しんでいただける面白い作品になっていると思います。是非ご覧下さい!」(宮地)、
「この作品は共感できる部分も多く、色々なことを考えるきっかけになると思いますので、ぜひ見て頂けたらと思います」(仁村)と、それぞれ視聴者へメッセージを送った。
作品概要
『新・ミナミの帝王~親の心子知らず、子の心親知らず~』放送日: 1月14日(月・祝)
時間:午後3時22分~4時47分放送 (関西ローカル)
出演者:
千原ジュニア 大東駿介 赤井英和 小芝風花 宮地真緒 仁村紗和 山口美也子 武田航平 七瀬公 ほか