GLAYのTAKUROによるソロライブ「GLAY TAKURO Solo Project 3rd Tour “Journey without a map 2019”」が最終公演を迎えた。
GLAY TAKURO Solo Project 3rd Tour
2月27日(水)に自身2枚目となるソロインストアルバム「Journey without a map Ⅱ」をリリースしたGLAYのTAKURO。アルバム発売に準じたツアーを3月より行なっており、3月31日に地元・函館にてツアーファイナルを迎え、そして追加公演としてビルボード東京・大阪の4公演も、4月6日(土)にツアーファイナルを迎えた。もとよりこのソロアルバムはお酒を飲みながら楽しんでもらいたい一枚と語っており、まさにTAKUROとしてもビルボードでのライブはGLAY、ソロ含めて自身初であり、念願のライブであった。
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TAKUROが夢を叶えた瞬間
ジャズ、ブルースを聞くには最高のシチュエーションである会場の 落ち着いた空間のなか、ゆっくりとステージにTAKUROが登場。ライブの最初はアルバムでもこだわったトランペットを主軸にした『TM St.2am』。GLAYのサウンドとは打って変わっていぶし銀のような演奏が会場を包み込む。曲が終わると、デビュー前に大阪のライブハウス「難波ロケッツ」でライブをした思い出を語り、そのまま『TIMELESS WONDER』、『北夜色 Port Town Blues』と数曲続けて披露。会場はおのおのお酒を飲みながらTAKUROのギターに酔いしれていった。ライブの中盤では「一度やってみたかった事があります!みなさんお付き合い願えますか?」と語ると、コール&レスポンスを実施。GLAYではいつもTERUが行なっており、TAKUROもいつかはやってみたかったとの事で、ビルボードでのライブに続いて自身の夢を叶えた瞬間であった。
本編最後にはアルバムの中でもアッパーサウンドである『SARAH 派手にやれ!』を披露。「大阪派手にやれ!」と叫ぶと、サックスがたたみかける激しい演奏がビルボードの熱を上げ、 GLAYとは異なるハードなプレイを魅せて、本編は終了した。
次回はGLAYデビュー25周年
もちろん熱くなった会場からはアンコールが起き、TAKUROもすぐさまそれに応えて再度ステージに姿を現した。「この曲が僕とみんなの想いを繋いでくれると信じています」と語りスタートしたアンコール一曲目は、アルバムリードでもある『やすらぎのチセ』。TAKUROが優しくギターを奏で、タイトル通りやすらぎが会場を包み込んだ。「この旅はまだまだ続いていき、少しでもGLAYのためにと思い、一人のギタリストとして僕はこれからも歩んでいきます。また旅の途中に出会いましょう。 そして6月はGLAYで会いましょう!」と語るとラストナンバー『SOUL FRIENDLY』を披露。トランペットが情熱的に鳴り響き、ツアーファイナルを締めくくった。
夢であったビルボードでのライブを終え、いよいよ次はGLAYのデビュー25周年。この長い旅を終えギタリストとして成長したTAKUROがGLAYでどんなプレイを魅せてくれるのか、今から楽しみである。
Photo by 渡辺一生
4月6日セットリスト
GLAY TAKURO Solo Project 3rd Tour “Journey without a map 2019”M1.TM St.2am
M2.DANDY MAN
M3.TIMELESS WONDER
M4.北夜色 Port Town Blues
M5.do svidaniya
M6.Istanbul Night
M7.Swingin’ Tokyo 2020
M8.RIOT
M9.SARAH 派手にやれ!
M10.やすらぎのチセ
M11.SOUL FRIENDLY