2018年7月18日にリリースされたアルバム『MILESTONE』の1曲目に収録されたSE『Unititled』で幕を開けたステージ。
ライブをイメージして鍵本輝が作曲をした同曲は、自身らのデビュー当時から現在までを3部構成で表現。1つの音をきっかけに展開されていく3つのシーンそれぞれの持つ世界観が音と照明によって形となり、『Untitled』が完結した感動の瞬間となった。
『Bumblebee』の前奏部分が繰り返し流れ、いい具合に焦らされた会場はステージ上段に現れたLeadのシルエットに歓喜。アルバム『MILESTONE』のアートワークをイメージしたようなステージでLeadが存分に暴れ回る。
プレイボーイな雰囲気の漂う曲が集められた前半では次から次へとダンスナンバーが繰り広げられ、視覚と聴覚が満たされる幸せに包まれた会場。
それを予想されていたかのように、ハッピーな気持ちになれるコーラスが印象的な『GET DIZZY』、古屋敬多がフロアに降りるパフォーマンスを組み込んだ『Baby’cuz U!』、激しさと静寂の入り混じるミックスを経ての『雫〜Sizk〜』、一瞬暗転してバックパックを背負ったLeadとダンサーたちが旅のワクワク感をダンスに詰め込んだ『Backpack』とハッピーな楽曲たちで構成されたパートが繰り広げられた。
ダンスコーナーではマイクを置き、音とダンスとアクションだけで世界観を表現。アメリカンコメディのようなアクションと日常にある電車や足音などの音がリンクし、ダンスへと展開されていくような圧巻のパフォーマンスで、まるでブロードウェイにワープしたような空間へと誘われる。
雨の音で幕を閉じたダンスコーナーから続けて『雨のち君』を披露し、中盤は『Tell Me Why』や『これまで、これから』と歌や歌詞がメインとなる楽曲で構成された。
そして『メダリスト』を皮切りにアップチューンの楽曲が詰め込まれたの後半へと進む。
古屋敬多が初めて作詞を担当した『Give Me Your Best Shot』では会場の誰もが七海ちゃんに。
詳しくは『MILESTONE』インタビューをご覧ください
『L.O.O.T.S』では自身らのルーツであるブレイクダンスを組み込んだパフォーマンスで会場を沸かせ、『トーキョーフィーバー』を経て本編最後の『Funk This Time!』へ。
会場が一体となって手を振り上げる中、豪快なフェイクを決めた鍵本。最後には色とりどりのテープが宙を舞い、ラストのキメポーズで1分近く静止するLeadとダンサー。不思議な光景にざわつく会場だが、これはもしかしたらライブでよく見られるテープ争奪戦を考慮したLeadの優しさかもしれない。
笑顔でステージを後にしたLeadへ、「Lead! ありがとう!」のアンコールが会場から起きると、『Beautiful Day』でその声に応えたLead。
ステージ上段に1人、歌い始めのパートを担当する古屋が登場すると、途中からなんと鍵本と谷内がフロア後方のドアから登場。
狂喜乱舞する会場を経由し3人がステージに揃うと、あいにくの悪天候を吹き飛ばすようなパワーで『Beautiful Day』を歌い上げた。
MCでは「昨日とかも“よぅ〜”」と話し始めで言い間違いをする鍵本に瞬速でツッコむ谷内、そんなやり取りでその後の会話が全然入ってこないような愉快な時間を共有した後は、ラストソング『Versus』をLeadらしく激しいダンスとともに送る。
最後の挨拶でステージに整列した一同、手をつなぎ最後の挨拶の瞬間「あんたたち!」と思いっきり裏返ったオカマ声をかます古屋。収集のつかなくなったエンディングは「また来なさい!」と、またもやオカマ風なコメントで締めくくられ爆笑のラストとなった。
Text:愛香
セットリスト
1,Bumblebee2.What cha gonna?
3.Love or Love?
4.Extreme girl
5.GET DIZZY
6.Baby’cuz U!
7.雫〜Sizk〜
8.Backpack
9.雨のち君
10.Tell Me Why
11.これまで、これから
12.君と歩く未来
13.メダリスト
14.志〜KO.KO.RO.ZA.SHI.〜
15.Give Me Your Best Shot
16.R.O.O.T.S
17.トーキョーフィーバー
18.Funk This Time!
EN1.Beautiful Day
EN2.Versus