映画選びの羅針盤!プロが選ぶ「ぴあテン」2025年5月ベストを発表
毎月、数多くの新作映画が劇場を彩りますが、「次に何を観ようか」と迷う時間は、映画好きにとって嬉しい悩みでもあります。そんな時、頼りになるのは、やはり映画を知り尽くしたプロフェッショナルたちの視点ではないでしょうか。
エンタメ情報メディア「ぴあ」が毎月発表している「月イチ!“ぴあテン”ランキング」は、まさにそんなプロたちの本音が集約された特別なランキングです。映画評論家やライター、編集者など、第一線で活躍する27名の映画のプロフェッショナルたちが、「これは観るべき」と太鼓判を押した作品たちが並びます。
さて、2025年5月に公開された作品の中から、プロたちが「観て本当に良かった」と選んだベストは一体何だったのでしょうか。その気になる結果を、詳しく見ていきましょう。
プロフェッショナル27名が選ぶ理由とは?「ぴあテン」の仕組み
ランキングの結果に入る前に、「ぴあテン」がどのようにして選ばれているのか、その仕組みを少しご紹介します。「ぴあ」で「水先案内人」と呼ばれる27名の映画のプロたちが、その月に劇場公開された映画の中から「みた」作品のベスト3を選出します。
採点は以下のポイントで行われます。
- 1位:5点
- 2位:3点
- 3位:2点
これらのポイントを集計してランキングが決定されるのです。対象となるのは、日本国内で劇場公開された作品のみ。映画祭上映や配信作品は含まれない、純粋な「劇場映画」の評価となっています。
2025年5月は、実に105本もの映画が日本で劇場公開されたとのこと。その膨大な数の中から、プロたちが選び抜いた23作品が今回のランキング対象となっています。これはまさに、厳選された精鋭たちと言えるでしょう。
驚きの同率1位!2025年5月「ぴあテン」ランキング結果
それでは、お待たせしました。プロ27名が厳選した2025年5月の「みた」映画ベストテンを発表します。
【2025年5月公開「みた」映画ベストテン】
- 同率1位:『サブスタンス』48pt
- 同率1位:『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』48pt
- 3位:『ガール・ウィズ・ニードル』23pt
- 4位:『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』21pt
- 5位:『秋が来るとき』19pt
- 6位:『未完成の映画』15pt
- 7位:『能登デモクラシー』13pt
- 8位:『新世紀ロマンティクス』11pt
- 同率9位:『金子差入店』9pt
- 同率9位:『ノスフェラトゥ』9pt
なんと、今回の1位はまさかの同率という結果になりました。しかも、タイプの全く異なる外国映画の話題作2本が、同じポイントで並び立つという展開です。これは、多くの映画ファンにとっても、そしてプロにとっても、少し意外な結果だったのではないでしょうか。
全く異なる魅力を持つ同率1位作品を深掘り
同率でトップに輝いた2作品。それぞれの魅力はどこにあるのでしょうか。プロたちのコメントを交えながら、その核心に迫ります。
予測不能な恐怖?デミ・ムーア主演『サブスタンス』
まず1本目は、デミ・ムーア主演の『サブスタンス』です。50代のスターが美と若さへの執着を描くというテーマで注目を集めていましたが、実際に観たプロたちからは絶賛の声が相次ぎました。
平辻哲也さんのコメント「ルッキズムと若さへの執着がここまで恐ろしく描かれているとは」にあるように、期待を上回る「恐ろしさ」を感じたプロが多いようです。「美」や「若さ」へのプレッシャーという現代社会の側面を、ある種グロテスクなまでに描き出しているのかもしれません。デミ・ムーアの渾身の演技にも、多くの注目が集まりそうです。
トム・クルーズ、限界突破!『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
そしてもう1本は、世界中が待望した『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』です。「これからみたい」ランキングでも首位をキープしていましたが、プロたちの期待を見事に超えてきました。
高松啓二さんの「活動大写真的アクションに圧倒された」、渡辺麻紀さんの「ひとえにトムのがんばりっぷりのおかげ」といったコメントが示すように、やはりトム・クルーズ自身のアクションと存在感が、プロたちをも圧倒したようです。約30年にわたりシリーズを牽引し続けるトム・クルーズの「がんばりっぷり」は、もはや映画の大きな見どころの一つ。今回の「ファイナル・レコニング」も、その期待を遥かに超える迫力で、劇場での鑑賞体験を特別なものにしてくれることでしょう。
タイプの異なる2作品が同率1位になったことは、映画という表現の多様性を象徴しているのかもしれません。人間の深層心理に迫るアート作品と、エンタメの極限を追求する大作シリーズ。どちらもプロが認める、それぞれの分野での最高峰と言えます。
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3位以下にも、プロたちが注目した個性豊かな作品がランクインしています。3位の『ガール・ウィズ・ニードル』は、モノクロームの映像表現とリアリティが高く評価されたデンマーク映画。話題の超大作だけでなく、こうした多様な作品に光が当たるのも、プロが選ぶランキングの魅力です。
今回のランキング結果を見て、「もっとプロたちの詳しい感想を読みたい」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、このランキングの元となったプロ27名全員の投票作品とコメントは、「ぴあ」のアプリ&WEBで読むことができます。
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2025年5月の「ぴあテン」ランキングは、話題の超大作から個性的なアート作品まで、バラエティ豊かなラインナップとなりました。映画選びに迷ったときは、ぜひこのプロが選んだランキングを参考に、あなたの「ベスト」となる一本を見つけてみてください。そして、「ぴあ」アプリでプロたちの生の声をチェックすれば、さらに映画の世界が広がるはずです。