斉藤和義「DOUBLE SETLIST」ツアー、WOWOWで二夜連続の熱狂へ

公開日：2025年7月16日

斉藤和義、前代未聞の挑戦「DOUBLE SETLIST」ツアーがWOWOWに登場

ライブの醍醐味の一つに、次にどんな曲が演奏されるのだろう、と期待を膨らませる時間があります。もし、そのセットリストが会場に足を踏み入れるまで、いや、演奏が始まるその瞬間まで分からず、さらに日ごとに全く異なる内容が展開されるとしたら、それはファンにとって、そしてアーティストにとってどれほどの驚きと挑戦になるでしょうか。

現在、そんな前代未聞の試みとして敢行されているのが、斉藤和義さんの「DOUBLE SETLIST」ツアーです。そしてこの度、この特別なツアーの模様が、多くの音楽ファンが待ち望んだ形で、WOWOWにて放送・配信されることが決定しました。

「カモシカ」か「オオカミ」か？二つの顔を持つセットリストの魅力

30年以上のキャリアを持ち、300曲を超える膨大な楽曲を生み出してきた斉藤和義さん。その音楽性は、心に染み入るバラードから、骨太なロックンロールまで、まさに変幻自在です。

今回の「DOUBLE SETLIST」ツアーでは、この豊かなディスコグラフィーの中から厳選された、全く毛色の異なる二つのセットリストが用意されています。それが、「カモシカ」と「オオカミ」と名付けられたセットリストです。このユニークなネーミングを聞くだけで、どのような楽曲群で構成されているのか、想像が掻き立てられます。

「カモシカ」には、彼の持つ繊細さや深遠さを感じさせる楽曲たちが。「オオカミ」には、きっと牙を剥くようなアグレッシブなサウンドが。ツアーに参加された方も、残念ながら会場へ足を運べなかった方も、この全く異なる二つのライブ体験を、まとめて享受できる機会は非常に貴重です。

円熟期を迎えたバンドサウンド、神奈川公演の熱量を追体験

今回、WOWOWで放送・配信されるのは、ツアー終盤にあたる2025年7月12日、13日に神奈川県の相模女子大学グリーンホールで行われた2日間の公演です。ツアーを経て、バンド全体の演奏も、斉藤さん自身のパフォーマンスも、まさに円熟期を迎えた時期と言えるでしょう。

ライブは、真壁陽平さん（Gt）、隅倉弘至さん（Ba）、河村吉宏さん（Dr）という強力な布陣による4人編成で届けられます。このバンドサウンドで、「カモシカ」と「オオカミ」、それぞれのセットリストがどのように表現されるのかも、見逃せないポイントです。「歌うたいのバラッド」や「ずっと好きだった」、「やさしくなりたい」、「歩いて帰ろう」といった国民的なヒット曲から、コアなファンを唸らせる隠れた名曲まで、300曲以上の中から選ばれし曲たちが、この編成でどのような新たな息吹を吹き込まれるのか、期待が高まります。

斉藤和義 DOUBLE SETLIST ツアー