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Genesis Girl、シモキタ轟音祭りを開催、「轟音の中に、別れと進化、そして“未来の約束”があった」



「轟音の中に、別れと進化、そして“未来の約束”があった」
Genesis Girl シモキタ~轟音祭り~2025年7月27日(日)/北沢タウンホール(東京)

2025年7月27日、東京・北沢タウンホール。
この日、観客は“歴史が動く瞬間”を目撃することになった。
それは、Genesis Girlにとって3回目となるフル生バンド公演──しかし今回は、ただの続編ではない。
7月14日、メンバーのYu-hiが卒業。そして、この公演をもってRenが前向きな脱退を迎え、今後は3人体制へと再始動する。


様々な思いを胸に、伝説級の轟音が会場を揺るがす──NEMOPHILAのドラマー・むらたたむをはじめ、ベース・ギター・マニピュレーターには名だたる有名スタジオミュージシャンたちが集結し、“Genesisバンド”として全面サポート。
アイドルの枠を超えた、ひとつの“音楽芸術”としての公演が幕を開けた。



■ 重低音が導いた、Genesis Girlの進化
開演の18:30。静寂を切り裂くように「Overture」が響き渡る。
客席の視線が一点に集中する中、4人のGenesis Girlが静かに登場──だがその一歩目から、凛とした“覚悟”が滲んでいた。

1曲目「偶像連鎖」では、むらたたむのドラムに…支えられた怒涛のビートが会場を包み、ギター、ベース、マニュピレーターを担うGenesisバンドの厚く鋭い演奏が、楽曲に新たな命を吹き込む。
「今日はRenちゃんとの最後のステージ。そして私たちの“再出発”の日です」
そんなMCの言葉とともに、「End of Eden」「Siren’s Song」「ハツコイ」「PUSH」**と進むたびに、彼女たちの感情とサウンドが激しく融合していった。



■ 音の芸術、Genesisバンドの真骨頂
中盤以降、ステージはもはや“ライブ”というより、“音楽劇”。
むらたたむの鋼のリズムに、ギターの切れ味、ベースのうねり、そして緻密に構成されたマニピュレーションが重なり、Genesis Girlの世界観を立体的に描き出していく。

「Wake Up」では爆発的な高速ドラムが響き、「Loveless」では深くえぐるような感情表現が空間を支配。そしてクライマックス…レッドツェッペリンを彷彿させる「GOLGOTHA」、EARTHSHAKERのカバー「MORE」の2曲は、この日のすべてを象徴するかのような、“轟音による魂の儀式”だった。



■ 涙と拍手とサプライズが交差するアンコール
アンコールで届けられたのは、「マンマミア-ZERO-」。
そして、最後の最後に選ばれたのは、Renが最後となる4人のGenesis Girlによる「少年の詩」だった。



《僕ら夢を見る 眠ってないのに 夢描いて今を生きるんだ!》
《少年の詩 抱きしめて…》

その歌声は、かつて“夢を語ることが恥ずかしかった”全ての人の心に、まっすぐ突き刺さった。

■ ラストメッセージ──センター・香田メイが語った“信じる力”
観客とステージが一体となった余韻が残る中、ステージが静かになる。
客席が名残惜しさで沈黙する中、センター・香田メイが一歩前に出た。
照明に照らされた彼女は、涙をこらえながら、まっすぐ前を見て語った。

「夢って、叶うかどうかじゃなくて、信じ続けることが大事だと思うんです。
どんなに転んでも、悔しくても、立ち上がって、また走り出せばいい。
私たちGenesis Girlは、これから3人になります。だけど、何も終わりじゃありません。
だって私たちは、少年の頃に抱いた夢を、今もずっと、信じてるから。
今日、このステージに立てたこと、あなたと出会えたことが、私の誇りです。」
その言葉に、客席からは自然と大きな拍手が巻き起こり、
3人となるGenesis Girlの未来に、まっすぐな光が射し込んだ。



■「むらたたむ、Genesis Girlに楽曲提供決定」
そして、すべてが終わったかに思えたラスト。
スクリーンに突如映し出されたのは、衝撃の告知映像。
一瞬、場内が静まり、次の瞬間、大歓声とどよめきがホールを包んだ。
ステージで共鳴しあった“少女たちの叫び”と“たむの鼓動”が、これからは一つの楽曲として刻まれる。
それは、別れの夜にふさわしい、未来への希望そのものだった。

■ 「Genesis Girlは、進化を止めない」
別れの夜にして、再出発の夜。
Yu-hiの卒業、Renの旅立ち、むらたたむの魂のビート、Genesisバンドの圧巻の演奏。
すべてがひとつになり、Genesis Girlの“新しいはじまり”を照らした夜だった。
夢をあきらめない。音を止めない。
そして、進化を止めない。
Genesis Girlの轟音は、これからもっと遠くへ、もっと強く鳴り響いていく──。

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