NHKで放送中「忍たま乱太郎」の主題歌『勇気100%』もその1つ。
1993年のアニメ放送開始から、20年以上にわたり使用されているのだから耳に残るのも当たり前だ。
しかし、この楽曲がオリジナル版を含め、ジャニーズ事務所に所属する人気グループに歌い継がれていることはご存じだろうか?
オリジナルで歌い上げたのは、光GENGI及び光GENGI SUPER5。
彼らの楽曲は放送開始から2002年まで使用されている。
その後に続くのが、Ya-Ya-yah、Hey!Say!JUMP、NYC、Sexy Zoneの後輩グループで、カバー曲ないしデビュー曲として扱われおり、なにかと縁深いポップソングということがわかる。
中でもHey!Say!JUMPは、アニメで一年足らずの使用と、CD化もされていない幻の楽曲。
理由としては、メンバーである山田涼介、知念侑李が同時に所属するNYCがデビュー曲として先にCD化してしまったことが挙げられるらしい。
中山優馬デビューの為とはいえ光GENGI SUPER5に次ぎショートバージョンのみでしか聴けないHey!Say!JUMP。
いつか、フルバージョンで聴いてみたいものである。
▽Hey!Say!JUMP「勇気100%」
――――
がっかりして めそめそして どうしたんだい
太陽みたいに笑うきみはどこだい
やりたいことやったもん勝ち青春なら
つらいときはいつだってそばにいるから
(中略)
そうさ100%勇気 もうがんばるしかないさ
この世界中の元気抱きしめながら
――――
子供の頃、『勇気100%』を聴いても何とも思わなかった。
大人になっていく内に自分の限界を知って、配分を覚えて…気付けば誰かとぶつかることさえ面倒になっている自分に気付く。
頑張ってどうにかなるほど、現実が甘くないのはわかっている。
しかし、そうやって否定できる事ばかり散りばめた楽曲なのにも関わらず、大人になっても覚えている。
「自分はまだ、こんなものじゃないだろう」
耳に残って鳴り止まないのは、心のどこかでまだ自分の可能性を信じているから。
『勇気100%』の想いは信じることを忘れない限り、胸の奥深くにずっと根付き続けるのだ。
当たり前で、でも大切なことを詰め込んだ『勇気100%』。
忙しなく進む現実に打ちひしがれそうになっても、この楽曲があれば大丈夫!
どこまでも駆け抜けてゆける可能性を、何度でも教えてくれる。
TEXT:空屋まひろ
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