「狐狸之声」は歌手の物語・・・
音楽、歌手としての才能があるフーリがゴーストシンガーとして影で歌い、音楽、歌手としての才能がないイケメンのコンチュエが表舞台で歌う真似をし、二人で一人の歌手として登場するところから物語は始まります。1話ずつのストーリーの時間は短めですが、各登場人物の葛藤などの気持ちが強く表現されて内容の濃いアニメです。ストーリーが進むにつれて思わぬ展開も待ち受けています。『狐狸之声』とは歌の才能がある主人公フーリが母親の入院費を稼ぐ為に、イケメンではあるが歌の才能はないコンチュエのゴーストシンガーとして歌っている物語。ゴーストシンガーとして歌っていく中で、フーリは観客の前で堂々と歌いたい気持ちが徐々に強くなっていきます。
しかし、ゴーストライターとして契約をした会社との縛り、そして母親の入院費のことがあり日々葛藤します。幼馴染でアイドルのチュユンの行いがお節介と思ってしまうほどです。自分の葛藤だけではなく様々な障害が立ちはだかり、日常からいかにしてフーリがシンガーソングライターとして成功していくか、というのがあらすじです。そして、アニメの中でのOPソング、EDソングについてもご紹介します。OP、EDソングはイチオシです。
登場人物の紹介です。登場人物の個性がわかりやすい
登場人物を紹介しますが、それぞれの個性がわかりやすいです。フーリ:アニメの主人公。シンガーソングライターとしての音楽の才能に溢れていますが、母親の入院費を稼ぐためにゴーストシンガーとして音楽会社と契約しています。
コンチュエ:ルックスは良いが歌、音楽の才能はない人物です。フーリにゴーストシンガーとしてサポートしてもらっています。歌がなければただのイケメンといった役です。
ジーホティエン:人気絶頂の歌手。中国版歌謡賞でも常に優勝しているトップシンガーで、イケメンです。コンチュエの歌に疑問を抱いていて、後にフーリの存在を知り、力になる人物です。ある意味フーリにとっては恩人になる人物です。
チュユン:アイドルグループ「LOVE SEASON」のメンバーで、フーリの幼馴染。フーリの力になろうとしています。アイドルグループで活動していますが、嫉妬されているせいか他のメンバーには距離をおかれています。
キム社長:フーリの母親の入院費を稼げるとフーリを誘い、コンチュエのゴーストシンガーとして契約させました。会社の為なら人を切り捨てることは躊躇しない人物。ある意味非情です。
ホンイェ、シュアル、ユシン:「LOVE SEASON」のメンバー。同じメンバーでありながらチュユンのことはあまり良く思っていません。
歌がテーマなだけにいい声の声優がそろってます!
フーリ(河西健吾):2006年から声優デビューをしているがなかなか主役をつかむことができず、2015年「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」で初めて主役をつかみました。コンチュエ(菅沼久義):1998年声優デビュー。主役という主役はないですが、脇役的な存在としてはかなり重要です。
チュユン(香里有佐):2016年声優デビュー。デビューしたばかりなので声優の作品は少ないですが、可愛い声質なのでアイドルグループの声優には合っています。今後に期待です。
ホンイェ(元吉有希子):2017年声優デビュー。デビューしたばかりで出演作品は少ないです。香里有佐さん同様今後に期待です。
シュアル(前田玲奈):2014年のアニメ「それでも世界は美しい」の主役ニケ・ルメルシエを演じました。そのアニメでも歌がテーマでしたが、彼女の歌唱力が引き立ち歌がメインのアニメとしては傑作の作品になりました。
ユシン(青木志貴):声優としてなかなか花が開きませんでしたが、 2015年のアイドルマスターシンデレラガールの二宮飛鳥役のオーディションに合格し、大抜擢されました。
「狐狸之声」の魅力はズバリここです!
アニメの題名からわかるように歌がテーマのアニメとなっています。声優陣を見ても良い声質の方だったり、すでに歌がテーマのアニメに出演している方もいるので、歌に力を入れているかがわかります。アニメの中でもOPソング、EDソング、アイドルグループ「LOVE SEASON」が歌っている歌も魅力的です。声優好きの方には必見のアニメです。
OPソングのアニメとの絡みとは?
画像引用元 (Amazon)OPソングを歌っている「LoveDesire」は、生配信サイトで活躍するイケボイスグループです。SNSを駆使してほぼ毎日配信を行っているグループで、女子中学生からOLまで幅広く人気があります。今後のさらなる活躍に期待です。
そんな彼らが歌うOPソング『COME:BACK Stage!』ですが、まさしく主人公フーリの心境を歌った歌に違いありません。母親の為にゴーストシンガーの道を選んでしまったフーリですが、表舞台に立って歌いたいという思いを忘れることができず、ゴーストシンガーとして歌えば歌うほどその思いは募るばかりです。
その葛藤に悩まされるフーリですが、辛くても、夢を諦められない思いがこの歌にこめられています。いつの日か表舞台に立って歌の頂点に昇り詰めたい、そんな思いの歌と思われます。
EDソングのアニメとの絡みとは?
画像引用元 (Amazon)EDソングを歌っている「鹿乃」は、主にアニメソングを中心に歌っている歌手です。「ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝」のEDソングは記憶に新しい歌です。
アニメソングの歌手として、これから注目すべき「鹿乃」。そんな「鹿乃」が歌っているEDソングは『HOPE』です。この歌の歌詞からは、幼馴染のチュユンの気持ちが伝わってきます。チュユンはフーリの音楽と歌の才能があることを、小さい時から気付いていました。そしてなによりフーリの歌が大好きなのです。フーリは火傷の跡が見られないように、狐の仮面を被り、存在がばれないように歌っています。そんな姿を見ているといたたまれない気持ちになります。仮面を取り表舞台にたって歌って欲しい、みんなにも 聴かせてあげたい。そんなチュユンの気持ちが伝わってきます。
このアニメのポイントは...?
やはりなんといっても歌がテーマなので、歌がポイントです。フーリとチュユンのやり取りにも注目してほしいと思います。そしてフーリの狐の仮面の呪縛から解き放つのは誰か...。そのキーマンは意外な人物です。OPソング、EDソングにも注目してください。フーリ、チュユンの切ない気持ちが伝わってくるいい歌です。
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