DMM発、大人気ゲーム「文豪とアルケミスト」この春ついにアニメ化!
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『文豪とアルケミスト』は、2020年4月から放送開始予定の2020年春アニメです。
アニメ版は『文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~』というサブタイトルつきのもので公表がされています。
DMM発のゲーム『文豪とアルケミスト』が原作の作品となっており、2016年にサービスを開始以来、4年もの間支持をされてきたゲームです。
元はブラウザのみのゲーム配信でしたが、その後、人気を博した事をきっかけにスマートフォンでの配信を開始。
現在はゲームだけでなく、ノベライズや公式アンソロジーなど様々なメディアミクスの発売も行われており、DMMを代表するゲームの1つとなっています。
そんな大人気ゲーム『文豪とアルケミスト』とは、はたしてどんなゲームなのでしょうか。
アニメが始まるその前に、原作であるこのゲームの魅力を覗いてみましょう。
「文豪とアルケミスト」のあらすじ
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かつてこの世に、数多の名作を生み出してきた文豪達。
しかし、そんな彼らの本を黒く染める異形のモノ達が世界に現れ始めます。
なんとそのモノ達は、文学に対する負の感情から生まれた「浸蝕者」と呼ばれる存在であり、本自体を浸蝕することで、この世界から文学を消し去ろうとしていたのです。
対抗する事ができるのは「アルケミスト」と呼ばれる、特殊能力者の力で転生をした文豪達のみ。
この世界の全ての文学を守る為、アルケミストの力でよみがえった文豪達と浸蝕者達による戦いが始まったのでした。
物語を彩るのは、60人以上もの文豪達
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あらすじでも説明したように、『文豪とアルケミスト』は文豪達が浸蝕者と呼ばれる敵と戦うゲームです。
プレイヤーは「アルケミスト」と呼ばれる特殊能力保持者として、文豪達を転生し闘わせなければなりません。
2020年現時点で、転生させることができる文豪達は60名以上。
サービス開始当初は、国内の文豪のみの転生が可能とされていましたが、サービス開始3周年目の2019年6月に、ついに海外の文豪達の転生も可能となりました。
「芥川龍之介」や「太宰治」など有名な文豪はもちろんのこと、文豪好きの胸に刺さるコアな文豪まで、実に様々な文豪陣が世界観を彩っています。
くわえて、実在する史実や文豪同士の人間関係にそった特別ボイスや会話もあるので、その作り込みは文豪好きのプレイヤーからも大きく評価を受けているものとなっています。
さらに2018年からはメインストーリーが要素として追加。
それまでは文豪達の収集、強化と言った育成要素が戦闘を左右する育成ゲームでしたが、ストーリーが追加された事で世界観をより深く感じる事ができるようになりました。
春から放送されるアニメは、そのメインストーリーとは違う、新たなストーリー展開が行われる事が決まっています。
随時公開されているPVからは「太宰治」が主人公と思われる描写も映し出されており、その展開への想像がどんどんと膨らみあがってくるものとなっています。
はたしてどのような新たな文豪譚が展開されるのか、実に楽しみです。
OPは大人気音楽ユニット「浦島坂田船」
OPの主題歌を担当するのは、4人組の人気音楽ユニット「浦島坂田船」です。
元々は、ニコニコ動画にて「歌ってみた」の投稿を行っていた歌い手達が結成したグループであり、現在ではカバー曲のみならず多くのオリジナルソングの歌唱も行う人気ユニットとなっています。
2019年には「イナズマイレブン オリオンの刻印」のEDテーマを担当しました。
そんな彼らが歌唱をする『文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~』のOPのタイトルは『グッド・バイ』。
ゲーム版『文豪とアルケミスト』の世界観監修とシナリオを担当した「イシイジロウ」が作詞を務めた楽曲となっており、3月17日に公開された最新PV内にてその一部が初公開されました。
楽曲の全容はまだ明らかとされてはいませんが『文豪とアルケミスト』の世界観を作り上げた作者による歌詞は、どのような言葉で紡がれているのか注目の楽曲です。
ED歌唱は人気女性声優「南條愛乃」
ED主題歌を務めるのは、大人気女性声優「南條愛乃」です。
アニメ界にて、学園アイドルものというジャンルで話題沸騰の大人気となった作品『ラブライブ!』にて、メインキャラクター「絢瀬絵里」を担当し一気に知名度を広げました。
またその傍らでは歌手としての活動も行われており、個人の歌手活動に加え、音楽プロデューサー「八木沼悟志」との音楽ユニット「fripSide」としての活動も行っています。
昨年2019年には「これまで会いにきてくれたファンに自分から会いにいきたい」というコンセプトのもと、数年計画で全47都道府県をまわるアコースティックライブツアーも開始されており、積極的な活動を続けるアーティストでもあります。
そんな彼女が歌う『文豪とアルケミスト ~審判ノ歯車~』のEDタイトルは『藪の中のジンテーゼ』。
2020年3月現在では、まだどのような楽曲となるかは公開されてはいません。
ですが、哲学において「思想の各要素を論理的に結合して統一すること」を指す「ジンテーゼ」が「藪」という不穏な気配が漂う場所を指す中にあると意味している楽曲のタイトルは、まるで己の中にある思考をまとめて、1つの作品を生み出そうと悩み藻掻く文豪達の姿そのものに、通ずるものを感じるようにも思えます。
はたしてどのようなEDとなっているのか。放送日が待ち遠しいですね。
アニメBGMを担当するのは、ゲームBGMも担当した音楽家「坂本英城」
春からの放送が開始される『文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~』の劇中で使用されるBGMを、サウンドクリエイターの「坂本英城」が担当する事が発表されています。
坂本英城は、ゲーム『文豪とアルケミスト』でもBGMの制作を担当した音楽家であり、ゲームをメインに数々の有名作品に携わってきた作曲家です。
『龍が如く』、『討鬼伝』、『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊/闇の探検隊/空の探検隊』
さらに近年では爆発的人気となったフリーホラーゲームを原作としたアニメ『殺戮の天使』の音楽制作も行いました。
その他にも、自身が中心となり結成したバンド『TEKARU』のメンバーとしての活動、ニコニコなどのweb上でのゲーム音楽系の番組の発案を行ったりと、精力的なゲーム音楽作家としての活動が行われています。
また、2012年には沖縄発の楽団『琉球フィルハーモニー管弦楽団』のゲーム音楽ディレクター/指揮者への就任も行われ、YouTubeの公式チャンネルでは坂本英城が主催のゲーム音楽演奏会『TOKYO GAMETAKT 2017』にて演奏された『文豪とアルケミスト』の楽曲シーンが公開されています。
「BGMからゲームを始めた」とまでいうプレイヤーがいる程に『文豪とアルケミスト』のファンから高い評価を受けているBGM。
PVでは、ゲーム内で使用されているBGMの使用が行われていますが、新たな展開を迎えるアニメストーリーにあわせて、さらなる新BGMが増える可能性もあります。
はたして、アニメ『文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~』ではどのようなBGMが展開されるのか。
ぜひBGMにも注目してください!
アニメ、4月3日から放送開始!舞台新作公演も決定!
アニメ『文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~』は、2020年4月3日から放送開始予定です。
放送が行われるテレビ局は、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、AT-Xの4つ。
各チャンネル事に放送時間が違いますので、公式サイトでのご確認をおすすめします。
なお、AT-Xのみ4月4日からの放送開始予定と、放送日が違う為お気をつけください。
さらに2020年9月からは、舞台『文豪とアルケミスト』シリーズ第三弾の公演が決定されています。
2020年3月現在、東京と京都の二公演で行われることは発表されていますが、詳細なあらすじやサブタイトル、チケット予約などの発表はされていません。
さらには昨年2019年に公開された前作舞台『文豪とアルケミスト 異端者ノ円舞(ワルツ)』のBlu-ray&DVDの発売も、2020年6月10日に発売が決定。
本編と舞台裏映像等を収録した特典DVDにくわえ、特典にブックレット、初回封入特典にはオリジナルステッカーが封入される事が決まっています。
さらには、Amazon、アニメイト、楽天ブックスの3カ所にて、予約特典としてそれぞ別々のキャスト陣のブロマイドやポストカードといったものが封入されることも発表がされています。ご予約の際には、こちらの特典にも目をむけてご購入されてはいかがでしょうか。
TEXT 勝哉エイミカ