ゴスペラーズの更なる魅力とは?
ゴスペラーズはメジャーデビューから25年以上の経歴を持つ、ベテラングループです。安定したハーモニーはもちろん、彼らにはそれだけではない多くの魅力を持っています。
ゴスペラーズが持つ更なる魅力について、彼らの経歴や活動内容から知ることができました。
ゴスペラーズとは?
ゴスペラーズのメンバーは、リーダーの村上てつや(むらかみてつや)・黒沢薫(くろさわかおる)・酒井雄二(さかいゆうじ)・北山陽一(きたやまよういち)・安岡優(やすおかゆたか)の5人です。
もともとは高校生のクラスメイトだった村上てつやと黒沢薫が、現メンバーとは違う同級生たちとコーラスグループを組んだことがはじまりでした。
2人は別々の大学に進学しましたが、早稲田大学に入学しアカペラサークルに入った村上が同サークルへ黒沢を誘い、さらに他の4名を加えてゴスペラーズが(当初6名)結成されました。
現メンバーになったのは1994年のメジャーデビュー前で、サークルの後輩だった酒井・北山・安岡はこの当時加入しました。
同年シングル「Promise」でメジャーデビューを果たし、2000年に14枚目のシングルとしてリリースした「永遠に」が、43週に渡ってオリコンチャートにランクインするというロングヒットしたことで人気が急増しました。
全国ツアー「ゴスペラーズ坂ツアー」を開催
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メジャーデビュー後、ゴスペラーズはメンバーの個人活動・病気などがありながらもほぼ毎年、シングルをリリースしたりライブツアーを開催して勢力的に活動しています。
ゴスペラーズのツアー「ゴスペラーズ坂ツアー」では、全国のホール・市民会館・文化会館などで彼らのパフォーマンスを楽しむことができますよ。
ゴスペラーズのライブパフォーマンスは、リラックスしたハーモニーはもちろん、ダンス・フォーメーションを組んだり多ジャンルの音楽の要素を織り込んだりと、幅広い音楽が楽しめるとたくさんのファンから高評価を得ています。
メジャーデビュー25周年を記念して「ゴスペラーズ坂ツアー2019-2020 “G25”」もデビュー日の12月21日より開始され、全国の都道府県を周ると発表されました。
しかし2020年の新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一部公演の延期が決定しています。
公演情報やライブチケットの発売情報はゴスペラーズのホームページや、各プレイガイドなどの音楽チケットの情報サイトに、新しい詳細がわかり次第更新されるようです。
「手洗いにハーモニーを」が話題に
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、ゴスペラーズは「手洗いにハーモニーを」を公式SNSに公開しました。
これは「感染予防のためには手を洗うことが大切」というテーマの楽曲をメンバーそれぞれが制作し、個々で歌った映像を重ねて作ったアカペラ動画を世に届ける企画のようです。
5人全員が作曲し、リードボーカルを取れる5人ならではの企画になっています。
彼らの1コマ1コマの映像のパフォーマンスと一緒に、美しいコーラスや歌詞が楽しめる動画です。
「手洗いにハーモニーを」は自宅待機しなければならず、自由に外出できないことへのストレスやコロナウイルスへの恐怖心を抱えたファンの心を癒していると話題になっています。
動画はYouTubeでも視聴可能になっており、たくさんのコメントがよせられているようです。
ゴスペラーズの曲でおすすめの楽曲3選
ゴスペラーズのヒット曲はバラードが多いですが、アップテンポ曲も非常に人気のようです。絶対的な安定感を持っている反面、気持ちを高揚させる「生々しさ」があるのも彼らの魅力となっています。
「ひとり」
作詞作曲は村上てつや、編曲は村上と北山陽一が担当しています。2001年3月7日にリリースされた、ゴスペラーズの16枚目のシングルです。
この作品は彼らにとって初めて週間ランキングでトップ10入りし、最高3位まで上り詰めました。
11週連続10位以内を保持し、売り上げは60万枚以上となっています。
アカペラソングとしては、日本史上最高枚数でした。
この楽曲がきっかけで、リリースと同年の紅白歌合戦にも初出演を果たしています。
「GOSWING」
「Recycle Love」と共に両A面シングルとして2016年7月6日にリリースされました。
作詞は村上てつやと、植村花菜の『トイレの神様』も共同制作として参加した山田ひろしの2人で手掛けています。
作曲も村上てつやが担当し、編曲はSMAPの「Mermaid」を担当している平田祥一郎がつとめました。
ミュージックビデオはダンスパフォーマンスする5人の姿も見られ、軽快でEDMを思わせるサウンドとビートが心地よい1曲です。
1980年代後半からアメリカで流行したニュージャックスウィングの要素を取り入れており、フェイクなど彼らのハイセンスな歌唱の才能を存分に味わうことができます。
「永遠に」
作詞は安岡優、作曲はKOKIAの「調和 oto 〜with reflection〜」を手掛けた妹尾武が担当しています。
編曲はプロデューサーでありソングライターであるアメリカのBryan-Michael Coxが手掛けました。
2000年8月23日にゴスペラーズの14枚目のシングルとしてリリースされ、44週間オリコンチャートにランクインしたロングヒット作品です。
テレビ東京の音楽チャート番組「JAPAN COUNTDOWN」のオープニング曲として起用されました。
歌詞を書いた安岡は『永遠に』を完成させるにあたり、とことん悲しいラブソングにしようと考えていたようです。
BENIやMay J.など、著名な実力派シンガーたちにもカバーされています。
ゴスペラーズのこれからに目が離せない!
絶対的な音楽的才能はもちろんゴスペラーズの人柄も垣間見える活動は、音楽を愛する多くの人々をいつも魅了しているようです。
コンスタントに楽曲を制作し、ライブを開催している彼らは、美しいハーモニーと楽しいパフォーマンスで広く愛されています。
今後も勢力的に活動し続けるであろうゴスペラーズの、新曲のリリースやライブ情報に注目です。
TEXT imahashimiwa