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夏の海に男女の誘惑、ワクワクが止まらない。 RIP SLYME「太陽とビキニ」 [しゅかしゅんYUNA Urock! 第49回]

大阪☆春夏秋冬のYUNAがお送りする連載歌詞コラム。7月は海をテーマにしてお送りします。今回はRIP SLYME「太陽とビキニ」。[しゅかしゅんYUNA Urock!]。

大阪☆春夏秋冬のYUNA(ユウナ)です。

Urock!49回目になりました。



最近5ヶ月ぶりに東京へ行ってきました。

やはり東京は東京だなあ。沢山の人が働いている。

少しずつではあるかもしれないけれど、生活を取り戻したり新しい環境に変わっていこうとしているのが目に見えて希望が持てました。

無観客ライブを終えた私たちもまた一つ進めた感じがします。

では早速行きましょうか。

今月7月は『海』をテーマに選曲していきます。

今週はRIP SLYMEさんの「太陽とビキニ」を。

RIP SLYME「太陽とビキニ」

夏に海で過ごす人に憧れがある。

家具にしろ洋服にしろ、身の回りが白・黒・ベージュというシンプルすぎる生活を送ってきたせいで、いつの間にかトロピカルな彩とは疎遠な人間になってしまった。

そんな色白人間が『海』と言うテーマでコラムを書くというのは少しハードルが高い気もするが、是非この曲を聴きながら読んでいただきたい。


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淡い 甘い カクテルにパイン
青い 白い 海辺でカンパイ
ロータイド ハイタイド 思わせぶりな態度
ドメローな雰囲気に溶けてしまいそう
≪太陽とビキニ 歌詞より抜粋≫
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夏の海はどうしてあんなにもワクワクするんでしょう。パラソルに水着に浮き輪にかき氷・・・。

なんだか『海』を関連させた時に思いつくそういうもの自体に魅力が詰まりすぎているような気もしますが、それはただの『海』ではなく『夏』というデザートがのっかっている特別感からのような気がします。

冬に水着を着て海に入ろうとしている人はいないし、かき氷を食べて舌をブルーにした人たちがビーチバレーをしているのも冬には絶対に見かけることがない。

夏にしかできないからこその楽しみと、夏の海でしか見られないようなあの特別な‟男女の誘惑”。

他の曲に比べて、この曲に『海』のワクワク感を強く感じたのは、『夏の海』に関連付けられたワードセンスと、‟男女の誘惑”が上手く描かれているからでした。

ラップということもあって、多く詰め込まれている言葉数と単語数もいいですよね。

徐々にヒートアップしていくイントロのメロディーとコーラスワークが、初夏というよりは、常夏の朝という感じでこれまた最高。

「今年も最高の夏が始まるぜー!!!」とでも声を掛け合っているようなね。

歌に入っていくテンションと声のトーンもポイントではありますが、どうもダンディーな男性を想像させるんですよ(笑)。

私の中では、焼きそばを焼いている色黒のマッチョさんですね、完全に。(偏見すぎて笑えますが。)

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サンシャイン 輝ける日々に
デイライト 太陽とビキニ
ムーンライト 砂浜と君に
恋こがれて死んでしまいそう・・・

So fine 過ぎ去リし日々に
ディライト 涙ひとしきり
リワインド あの時の君に
燃えた想い出 消えてしまいそう・・・
≪太陽とビキニ 歌詞より抜粋≫
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サビで一気に明るくなる感じと、韻を踏むだけではない柔らかさと滑らかさが、横文字と日本語のバランスを良い状態で保ってくれてますよね。

ここで、憧れポイント。

【ビキニを身につけて砂浜を走る】

くだらん(笑)。勝手にやってくれという落ちどころ。

しかしナイスバディなナイスボディは女性にとって一生の憧れですよね、、、。

ちなみに[ロングヘアのボンキュッボン]か[ショートヘアのスタイリッシュ]というのが私の理想です(くだらん)。

‟女性にとって”と言ったものの、性別関係なしにナイスバディなビキニガールが1度でも視界に入ると、中々目が離せない存在ではありますけどね。



私にとっては、ムーンライトが味方ですな。

朝のきらめきが似合う人がいれば昼間の太陽が似合う人もいますが、私はムーンライトが好きかもしれないです。

海の景色はそれぞれの良さを引き出す魅力なんかもあって素敵ですね。

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朝焼けのドライビング 高まる期待に
波乗り日和なら勢いでライディング
浜辺にはライバル 渚のサバイバル
絡まる目と目 照れ隠しのサングラス
サンライト
眩しすぎて目がくらむ程のプロポーション いたずらに悩殺
サウンズナイス レディオも急かすモーション
今日も熱い一日になりそうさ
≪太陽とビキニ 歌詞より抜粋≫
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なんとなくThe Beatlesの「Help!」を感じさせるようなメロディーラインにのせられたシンプルな声のトーンに、ラウドすぎないサウンド。

これが心地良いし、それに小さな音も沢山入っていて楽しいですよね。

右のイヤホンからはタンバリンや鈴のような音がずっと鳴っているし、そのリズム変化も面白い。

クラップが入ってきたり、イヤホンやスピーカーで聴いた時に右からのみ聴こえるギターの音とか、左からのみ聴こえる少し歪ませたギターの音だとか。

そういうところも夏に楽しみを加えてくれるチャレンジャーですよね。

歌詞でいうと、今日1日に期待をかけて勝負するけれど、時間が過ぎて過去になった時には‟未来を見ていこうぜ〜”みたいな、完全なるポジティブ志向のボーイですし。

興味が湧きます。

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日が沈んだビーチサイド BGM は潮騒
星空ライムライト 海照らすヘッドライト
キラキラ花火 雰囲気はかなリ良い
近づいた二人 恋はいきなり
浜辺に寝っ転がって笑いながらじゃれ合う
砂だらけのカラダが徐々に重なり合う
夜がフェードアウト 季節が終わる
このまま潮風に吹かれていたいんだ
≪太陽とビキニ 歌詞より抜粋≫
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ここの一連なんかはまさに男女の誘惑。

ただそれに嫌味がついてくる事がなくて、『夏の海』でしか体験できない煌きやトキメキに変換されていくんですよ。

どうして夏の海に憧れがあるかと言うと、きっと一つ一つにシチュエーションがついてくるからだと思います。

思い出自体が彩られるんですよ、きっと。

後はフェードアウトするリミットがある事ですかね。

終わる切なさが大きければ大きいほど、来年のワクワクがまた大きくなりますから。

2020年の海開きは少し雲行きが怪しいところではありますが、今年の切なさを溜めて溜めて、次の夏には何倍ものワクワクをもっていきたいですね。



どうでしたでしょうか?

小学生の頃、一時期肌の黒い女性に憧れたことがあって、日焼けをしたくてしたくてわざと日焼け止めを塗っていない時期がありましたね、、、。

今じゃ考えられないけれど今なら考えられます。

『海』行きたくなってきました。

ではまた。

You rock!!


しゅかしゅんINFO

【リリース】
●2020年7月29日リリース予定
ニュー・アルバム『BRAVE SOULS』
▷全曲配信中!

【TV】
▶ytv『音力-ONCHIKA-』
7月2日(木)25:59~26:29 
※MAINA、ANNA、YUNAリモート出演
▷番組HP

▶サンテレビ『バキバキビートⅡ』
7月度エンディング・テーマとして「BRAVE SOUL」がオンエア!
毎週土曜深夜24:00~24:25
▷番組HP

▶ミュージック・ジャパンTV『ゴジや!まいどおおきにリクエスト ミュージック・ジャパンTV』
初回放送:7月10日(金)17:00~19:00
※リピート放送あり、詳しくは以下HPをご覧ください。
▷番組HP

▶ytv『すもももももも!ピーチCAFE』
7月18日(土)、25日(土) 25:58~
▷番組HP

【ラジオ】
▶NHKラジオ第一『ひろしまコイらじ』(広島)
7月9日(木)17:05~17:55  
※ANNA生電話出演
※radikoやネットラジオ「らじる★らじる」で全国でお聴きいただけます。
メッセージは下記コイらじのHPからお送りください!
▷番組HP

▶LOVE FM『music×serendipity』(福岡)
7月29日(水) 18:45頃~
※MAINA、ANNA、YUNAコメント出演
※番組の都合により放送予定日が変更になる場合もあります
▷番組HP / 番組メッセージ

【WEB】
▶大阪☆春夏秋冬 / 配信リリース記念 #StayHome 企画
「おうちでBRAVE SOULS」 公開中!
▷動画はこちら

▶新曲 「BRAVE SOUL」ミュージックビデオ公開中
▷MVはこちら

▶新曲「太陽と月とピザ」ドキュメンタリーミュージックビデオ公開中
▷MVはこちら

▶YouTube 【しゅかしゅんのバラエTV】
毎週火曜日20:00更新
▷YouTube Channel

この記事を書いた人


YUNA(ユウナ)
1999年5月26日生まれ(双子座 /A型/一人っ子)

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5人組ガールズ ダンス&ヴォーカルユニット! 圧巻の歌唱力と、4人の個性溢れるコーラス&ダンスワークで、ROCK・ファンク・POPS・バラードと幅広い音楽を、歌とダンスで表現する驚きのパフォーマンス。音源だけでは満足できない、本物の LIVEアーティスト。 ▷大阪☆春夏秋冬オフィシャルHP ▷大阪☆···

RIP SLYMEは、1994年に結成された4MC+1DJのヒップホップグループである。メンバーは、RYO-Z(MC)、ILMARI(MC)、PES(MC)、SU(MC)、DJ FUMIYA (DJ)の5人。所属事務所は田辺エージェンシー。所属レコード会社はワーナーミュージック・ジャパン。ヒップホップ・クルーFUNKY GRAMMAR UNITに所属···

この特集へのレビュー

男性

黄色いカラス

2020/07/30 18:05

『海』をテーマにした曲って無意識のうちに『夏の海』って変換されてしまう。
四季がある国にいるからこそわかるけど、一年中寒くて『夏の海』がない国の人にとって『海』をテーマにした曲ってどんな曲なんだろうね。
RIP SLYMEみたいな複数のMCがいるHIPHOPグループはバースによってそれぞれのMCの韻の踏み方、ボキャブラリーで色があるのにHookで引き締まって、また別のバースに出ていく。
そういう楽しさが今回のコラムから伝わってきた気がします。
これまではロックとかポップスが多かったけど、言葉遊びが主体のHIPHOPとかメッセージ性の強いHIPHOPについてのコラムも楽しみにしています。

男性

みやむー

2020/07/02 12:12

男女で海!
ナーンて経験もー何年前だ、20代の時やから、、、やめとこ(笑)
この曲に出てくるよーな男子に憧れるよーな事は全く無い人生やけどwこういう夏だぜいぇーい!ってのはラップの方がよりパーリー感増しますよね。
ひと夏の誘惑から明けた男女の歌にリゾラバってのがあったりしますけどねww

今なら考えられないけど今なら考えられます
って締めのワードセンスに痺れました。

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