「ソードアート・オンライン」は私にとってなくてはならないもの
──コロナウイルスの影響でライブを通しての活動が積極的にできない日々が続いていると思いますが、自粛期間中、エイルさんはどのように過ごしていらっしゃいましたか?
藍井エイル:自粛期間中は、7月のツアーに向けての準備をしていました。お家の中で、ゲームを使って筋トレをしたり有酸素運動したり特にお家の中でも体力づくりをしていました。
──「I will...」は、「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」のエンディングテーマですね!おめでとうございます!エンディングに決まったときの想いをお聞かせください。
藍井エイル:「ソードアート・オンライン」は私にとってなくてはならないものであり、「ソードアート・オンライン」があったからこそ、藍井エイルがいると思っている大切な存在なので、今回再びEDテーマを歌わせていただけることにすごく感謝していますし、決まった時はとても嬉しかったです。
──「ソードアート・オンライン」の中で特に好きなキャラがいましたら、教えてください!
藍井エイル:ユージオが一番好きです。特に金髪と目の色。そして大事なところで活躍する彼に惚れています。
──「I will...」は、TVアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」のタイアップが確定してから楽曲は制作されたのでしょうか?
藍井エイル:タイアップが決定した後に、楽曲を集めさせてもらいその中から決定しました。
「I will...」に込めた想いとは…
──「I will...」を制作する際に、テーマにしたものはありますか。
藍井エイル:「I will...」は大事な人の心に寄り添い、支えていくということをテーマに歌詞を書きました。
──タイトルの「I will...」が生まれたきっかけを教えてください。
藍井エイル:テーマの中から、どんなタイトルにしようか迷っていたのですが、“未来に向けて希望を持つ”という意味合いで「...」には希望的観測の意味を含めています。
大事な人のために何かをしてあげたい、支えてあげたいというメッセージをこめてつけています。
──サウンドはどこか美しく儚い印象がありますが、歌詞では希望に向かっている人々の姿が描かれている気がしました。そのような感情を表現されたかったのでしょうか。
藍井エイル:まさにその通りです。人は誰でも元気がない時という日もあると思うのですが、そうゆう人を支えていきたいという希望を持って歌詞を制作しました。
──「長い眠りは どれ程の想いを作ったのだろう 溢れ出す 悲しみを 抱きしめ生きる人」というフレーズがありますが、これは今一番エイルさんが訴えかけたい想いのように感じたのですが、いかがでしょうか。
藍井エイル:Aメロを考えるときにすごく時間がかかったのですが、台本を読ませていただいていたので、その中に登場するキリトからAメロが生まれました。実は私が最も大事にしているのが、サビで思いを訴えかけることで今回もそういった形で制作しました。
──イントロのピアノとストリングスの音がとても美しく切なくて、そこにエイルさんの透き通る歌声が重なる構成が、涙腺崩壊で凄く素敵でした。サウンドはエイルさんの表現したいイメージを元に作られたのでしょうか?
藍井エイル:制作は歌詞以外に関しては作家さんにお任せしていて、過去にもアレンジをお願いしていた作家さんに今回もお願いしていて、「I will...」も素敵な楽曲にしてくださりました。
──「まぶた閉じれば」の後にコーラスが入ると思いますが、ここはどのような歌詞なのでしょうか?
藍井エイル:“wishing on a star”と歌っています。
──「全てこの手で抱えてきた」というフレーズがとても高いキーで歌われていますが、歌唱するのは大変ではなかったでしょうか。
藍井エイル:正直かなり大変でしたし、今もかなり苦労しています。
その部分も大変なのですが、ラスサビのフェイクもF#まで上がるので、そこも苦労している部分です。
藍井エイルが選ぶピックアップフレーズ!
──UtaTenは歌詞を扱っている音楽情報メディアなので、「I will...」の中で特にお気に入りのワンフレーズをお答えいただけますか?
藍井エイル:“泣かないで誰より優しい人よ”が最も気に入っているワードです。
──「アンリアル トリップ」は「MY JUDGEMENT」は、今までのエイルさんの楽曲とはまた一味違ったテイストと魅力があるナンバーだと思いました。2曲ともどのような想いで制作されたのかご紹介いただけますでしょうか。
藍井エイル:「アンリアル トリップ」は、今こうしてなかなか気軽に人と会ったりできない状況の中でも、自分なりに毎日をお家の中で楽しむ。希望を持って、生きていくということがテーマになったダンスミュージックになっています。
「MY JUDGEMENT」は、このままこの場所にいても変わることができないという主人公の複雑に絡み合った苦悩がテーマになった楽曲なので、一番最初に聞かれた方はびっくりされると思いますが、間奏に悲鳴や、激しい吐息が入っている楽曲なのでそこも楽しんでいただければと思います。
──最後に応援してくださっているファンの皆さんに、メッセージをお願いします!
藍井エイル:今はなかなか直接会うことはできないですが、どんな形であれ私はいつもみんなと繋がっていたいと思っています。またいつか会える日をすごく楽しみにしています。そしてこれからも、音楽としっかりと向き合いながら、歌を届けていきたいと思います。