気分に合わせて選べるバラエティー豊かな楽曲
冬と言えばクリスマスやお正月など、様々なイベントが待っている楽しい季節ですよね。多くの場所はイルミネーションであふれ、日常とはかけ離れた美しい街並みに、多くの人々が気持ちを浮き立せているのではないでしょうか?
また、肌寒くなるせいか人と人との関わりが深まりやすく、恋愛イベントも盛り上がる時期。
そんな人肌恋しい時期にお勧めしたいのが、ジャニーズアイドルの冬ソングです。
これまでに、王道のクリスマスソングから失恋ソングまで、様々なモチーフの楽曲が生み出されてきました。
元気が欲しい時や、しんみりと楽曲の世界観に浸りたい時、そして恋愛をしたい時など、その時の気分に合わせて選べるように、様々なタイプの冬ソングを14曲厳選しました。
ぜひ、今のあなたにぴったりな1曲を探してみてください。
ding-dong/TOKIO
2002年12月4日に発売された、TOKIO初のクリスマスソング『ding-dong』。
同年に放送された長瀬智也主演のドラマ「やんパパ」の主題歌です。
「Silent Night Holy Night」というクリスマスを象徴する歌詞で始まり、TOKIOの美しいアカペラのハーモニーを楽しむことが出来ます。
冒頭の神聖な雰囲気と全体のポップな曲調が対象的で、聴けばクリスマスシーズンが待ち遠しくなる1曲です。
シンデレラ・クリスマス/KinKi Kids
1998年12月9日に発売されたKinKi Kids、5枚目のシングル『シンデレラ・クリスマス』。
作詞は、彼らのデビュー曲『硝子の少年』を手がけた松本隆。
童話「シンデレラ」がモチーフとなっており、クリスマスの限られた時間を楽しむ恋人達が描かれています。
歌詞の描写がとても写実的で美しいのが特徴的なこの楽曲。
幸せな瞬間を切り取った歌のはずなのに、どこか切なさを感じさせるのがKinki Kidsらしいですね。
MIRACLE STARTER ~未来でスノウ・フレークス~/V6
1996年12月2日に発売されたV6のミニアルバム『GREETING』の1曲目に収録されている『MIRACLE STARTER ~未来でスノウ・フレークス~』。
このミニアルバムは冬にまつわる楽曲のみで構成されているので、これからの寒い時期に聴くのがおすすめです。
他のアーティストの冬ソングと異なり、未来に向けてスタートを切ろうとする若者の前向きなエネルギーで満たされているこの楽曲。
「ためらいそうになることも、夢中になればいつか乗り越えられる」というメッセージが胸を熱くさせます。
Heartful voice/タッキー&翼
2011年11月23日に発売されたタッキー&翼の13thシングル『Heartful voice』。
東京放送ホールディングス「White sacas」や、H.I.S.「韓国キャンペーン」のCMソングに起用されるなど、この楽曲の持つクリアなイメージは、様々な企業からも絶大な信頼を寄せられていたことが分かります。
好きな相手と心が通じ合った瞬間を鮮やかに切り取った歌詞は、1度聴けば思わずこんな恋がしたくなるはず。
呼吸をするように、自然に奏でられるタキツバのハーモニーが秀逸です。
WISH/嵐
2005年11月16日に発売された嵐のシングル『WISH』。
松本潤出演のドラマ「花より男子」の主題歌としても有名ですよね。
意外にも、この楽曲の中に冬を直接表現する歌詞は出てきません。
しかし「街に愛の歌流れはじめたら 人々は寄り添い合う」というフレーズから、クリスマスを連想する人が多く、冬に聴きたい定番の人気曲となっています。
軽快なストリングスの響きや鐘の音が、より一層冬のイメージを掻き立てるのかもしれませんね。
White X'mas/KAT-TUN
2008年12月3日に発売されたKAT-TUNのシングル『White X'mas』。
この曲は無駄のない言葉で立体感のある景色を描いた失恋ソングです。
ホワイトクリスマスに舞う雪は、主人公にかつての恋人を思い出させます。彼らは何度かこの時期を共に過ごしてきたのでしょう。
永遠に一緒にいられるような気がしていた頃の幸せな思い出や、知らずに相手を傷つけてしまっていた切ない記憶が交錯します。
繊細で美しい世界観が魅力的な1曲です。
サンタのいないクリスマス/NEWS
この楽曲は、2019年2月20日に発売されたNEWSのアルバム『WOELDISTA』に収録されている『サンタのいないクリスマス』。
明るい曲調に反し、こちらの楽曲も、過去の幸せな日々を思い出す失恋ソングとなっています。
2人一緒だったあの頃に戻れたら…という淡い願いは残念ながら叶わず、恋人が残した思い出だけが彼の胸を切なく締め付けます。
君が傍にいない日々は、まるで『サンタのいないクリスマス』のように味気ないものなのでしょう。
マイナス100度の恋/関ジャニ∞
関ジャニ∞は、2009年12月23~25日に3日連続でシングル曲を発売しました。
その内の第2弾としてリリースされた『GIFT~赤~』に収録されているのが『マイナス100度の恋』です。
楽曲中では、メンバーが美しいコーラスを披露しており、一風変わった関ジャニ∞を楽しめます。
歌詞では、昔の恋人に再会した複雑な男性心理をリアルに表現しており、等身大の自分でもう一度想いをぶつけられたら、という切実な気持ちが伝わってきます。
White Love/Hey!Say!JUMP
2017年12月20日に発売されたHey!Say!JUMPの21枚目のシングルは、王道のラブソング『White Love』です。
知念侑李が出演した映画「未成年だけどコドモじゃない」の主題歌にも起用されました。
ダイレクトに愛を伝える歌詞と爽やかな曲調ももちろん魅力的なのですが、ぜひ目でも楽しんでいただきたい楽曲です。
メンバー全員で形作るハートから一糸乱れぬ直線ラインまで、Hey!Say!JUMPの強みである美しいフォーメーションを堪能できるはずです。
最後もやっぱり君/Kis-My-Ft2
Kis-My-Ft2が2015年11月11日に発売した『最後もやっぱり君』は、玉森裕太が初主演を務めた映画「レインツリーの国」の主題歌です。
この機会のために、つんくが書き下ろした楽曲としても話題になりました。
時にはケンカをすることがあっても、なんだかんだずっと一緒にいたいんだという内容を歌ったラブソングです。
この楽曲と向き合う中、つんくは恋人同士の恋愛だけでなく、家族や友人など、人と人との絆を考えながら製作したと語っています。
Sexy Summerに雪が降る/Sexy Zone
2012年10月3日に発売された、Sexy Zone3枚目となるシングル『Sexy Summerに雪が降る』。
この楽曲は、フジテレビ系「超潜入!リアルスコープハイパー」のテーマソングに起用されており、菊池、中島、佐藤は同番組にレギュラーパネラーとしても出演していました。
タイトルからも分かるように季節感に縛られず、年中通してファンに感謝を届けたいというセクゾの想いが込められた楽曲となっています。
終電を超えて~Christmas Night/A.B.C-Z
2017年12月13日に発売されたA.B.C-Zの『終電を超えて~Christmas Night』では、恋人同士の微笑ましいクリスマスのひと時が切り取られています。
すべて雪のせいにして君を引き止めたい「僕」と、少しおっちょこちょいな「君」が、ポップなメロディーにのせて可愛らしく描かれています。
原曲キーが高めな上、転調もあるので決して歌うのが簡単な曲ではないのですが、そんなことを微塵も感じさせないABC-Zの伸びやかな歌声がとても魅力的です。
Colorful Magic/ジャニーズWEST
2016年11月30日に発売された3rdアルバム『なうぇすと』に収録されている『Colorful Magic』。
この楽曲では、雪に白く染まった美しい世界観に重ねるように、WESTがファンと積み上げてきた時間が丁寧に描写されています。
季節を問わず、聴けば必ず背中を押してくれるような不思議な力を持った楽曲でもあります。
ジャニーズWESTを『ええじゃないか』のグループでしょ?と思っている方にぜひ聴いて欲しい1曲です。
Winter Love Story/King & Prince
2019年にセブンイレブンのクリスマスCMソングに起用されたのが『Winter Love Story』です。
CMでは、ポップな曲調にのせて仲睦まじくクリスマスの準備をするキンプリの姿が公開され、大きな反響を呼びました。
人気の高い楽曲にもかかわらず、音源化がされていなかったのですが、ついに、2020年12月16日に発売予定の6thシングル『I promise』の通常盤に収録されることが発表されました。
冬ソングならではの魅力
ジャニーズが世に送り出してきた冬ソング14曲をご紹介しました。これらの楽曲に共通するのは、冬だからこそ楽しめる景色が丁寧に描かれていることです。
雪化粧をまとった街並みの美しさや、白く染まった幻想的な世界観をどんな言葉で表しているのか、そんな点にも注目すると更に楽しめるでしょう。
そして、その中で揺れ動く人々の繊細な心情が、より色濃く表現されているのも冬ソングの持ち味と言えるでしょう。
寒い時期だからこそ、いつも以上に人のぬくもりや、感情の変化に敏感になれる。
その感覚を最大限に活かした楽曲が、名曲として受け継がれているのではないでしょうか。
普段聴かないグループの楽曲でも、1度聴いてみたら意外とその魅力にハマってしまうかもしれません。この機会にぜひ、様々なグループの冬ソングを聞き比べてみてください。
TEXT kawer