和ぬか×ボカロP100回嘔吐の「ニゲラ」がTikTokで話題
和ぬかはSNSを中心に活動する、謎多きアーティスト。
『寄り酔い』がTikTokで大きな話題となり、その後も投稿する楽曲が次々に注目され、現在大ブレイク中です。
そんな『和ぬか』の楽曲の中で今回注目するのが、2021年4月にフルバージョンが公開された『ニゲラ』という楽曲です。
『ニゲラ』フルバージョンの編曲を、ボカロPとしても活動する100回嘔吐が手掛け、実力派同士のタッグが大きな話題となりました。
そんな神曲『ニゲラ』の歌詞の意味を考察していきましょう。
あなたは未来がわかるのね
まずご覧いただきたいのは冒頭の歌詞。----------------
あなたは未来がわかるのね
この先私たちどうなるの?
私を愛してくれないの?
まあどうでもいっか
そんなこと
≪ニゲラ 歌詞より抜粋≫
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意味深な歌詞から始まりますが、どうやらある恋を描いた楽曲のようです。
二人はあまりうまくいっていない様子が伺えますが、一体どんな関係なのでしょう?
ニゲラの花言葉に潜む意味とは
楽曲タイトルの「ニゲラ」は実在する花の名前。
青い花びらをつける幻想的な花です。
注目したいのは「ニゲラ」の花言葉。
複数の意味がありますが、「当惑」「ひそかな喜び」「夢の中の恋」など秘めた恋を思わせる花言葉が多いのが印象的。
もしかすると、楽曲『ニゲラ』で歌われているのも秘めた恋なのかもしれません。
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あなたは未来がわかるのね
すれ違いは案外想定外
騙りで語るな運命論
まだ 将来 性合い 上辺無し
枕元に置いてるの
これ叶わぬ情なの?一年草
問 問 受け入れないの?
まだ愛され足りないの
≪ニゲラ 歌詞より抜粋≫
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こちらは「この先どうなるの?愛してくれないの?」という冒頭に続く歌詞。
主人公にとって相手とのすれ違いは想定外であったことがわかりますね。
「枕元」という単語から主人公と相手は一夜を共にするくらいの深い仲であることが推測されますが、「一年草」という単語からは短い運命であることもわかります。
これらを元に考察すると、主人公と相手は恋愛関係にあるものの先が見えない関係にあり、未来を問いかけても答えが返ってこない複雑な状態にあるようです。
不倫関係なのか、単純に別れそうになっているだけなのかはわかりませんが、「ニゲラ」の花言葉どおり「当惑」の恋みたいですね。
限界アフター証明論
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解いてよ
限界アフター証明論
あのずれ合う動機を求めました
限界アフター証明論
明日を知りたいです
生憎今日は不幸になった
愛憎 到来 大抵 愛
頬に花びら 涙切らした
深愛 深愛の騙りです
≪ニゲラ 歌詞より抜粋≫
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こちらはサビの歌詞。
実はこの項目でご紹介したフレーズは『限界アフター証明論』という、和ぬかの別の曲に登場するフレーズが一部使用されています。
和ぬかファンの方は気がついたかもしれませんね。
『限界アフター証明論』と異なるのは最後の3行です。
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愛憎将来最低界
喉を閉ざして
生きを叫んだ
不快不快の騙りです
≪限界アフター証明論 歌詞より抜粋≫
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上記は『限界アフター証明論』の歌詞。
『ニゲラ』とやや歌詞が異なりますが、『限界アフター証明論』も『ニゲラ』も前向きさはあまり感じられません。
ちなみに、「騙り」とは人をだまして金品を巻き上げること。
この後に登場する次の歌詞からはお金が絡む恋であることも推測されます。
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解い 解い あれが欲しいの?
なら お先に愛してよ
≪ニゲラ 歌詞より抜粋≫
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実際にお金で繋がっている恋七日はわかりませんが、なんらかのトラブルを引き起こすほど主人公は相手に没頭しているようです。
2人の恋の行方とは?
『ニゲラ』はやや難しい恋をしている主人公の気持ちを歌った楽曲のようです。
紹介した以外の歌詞にも主人公が相手を頑なに愛する気持ちが表現されており、叶わない恋や難しい恋をしている人なきっと共感できるはず。
ちなみに、同曲にはアニメーションMVが制作されており、そこでは主人公と研究者の2人を軸にした物語が描かれています。
楽曲の最後は2人が手を繋ぐところで終わりますが、この恋は実るのでしょうか?
ぜひ『ニゲラ』を聴き、MVを見ながら皆さんなりの考察を楽しんでみてくださいね。