SixTONESの歩み
今では大人気でファンが多いSixTONESですが、正式にデビューするまでにさまざまな試練がありました。一度はグループ結成になる前に自然消滅してしまう危機を迎えたこともあるのです。
メンバーがどうやって集まりグループ結成にまでいたったのか、ここではSixTONESの歩みをメンバーの出会いから正式デビューまで順を追って紹介します。
6人は通称『バカレア組』
SixTONESの6人が初めて集結したのは、2012年に放送されたドラマ「私立バカレア高校」出演時です。当日ジャニーズJr.として別々の活動をしていた彼らは、ドラマの主要人物としての活動を通して人気を集めていきます。
その人気は同年に開催された「Johnny’s Jr. Johnny’s Dome Theatre〜SUMMARY〜」では彼らをメインにショーが構成されたほど。
その後も6人でメディア出演する機会が増え、ファンの間では「バカレア組」として親しまれていきました。
しかしその後、ドラマの放送終了に伴って6人で揃う機会も減っていき、一度は自然消滅状態になってしまうのです。
空白の時を経て再結成
そんな彼らが再び集結したのは、2015年公演のステージショー「ザ少年倶楽部」でのことでした。この再結成が達成された裏には、メンバーのジェシーによる直談判があったのだといいます。
彼はジャニー喜多川会長に「この6人でもう1回だけやらせてください」と強い想いを訴え、その結果、バカレア組が再びファンの前に姿を表したのです。
その後、6人はバカレア組としての活動を少しずつ増やしていきます。
そしてついに、2015年5月の「ジャニーズ銀座2015」においてSixTONESとしての結成が発表されました。
満を持してSixTONESデビュー
Jr.としてグループを結成してからSixTONESに本格的な注目が集まり始めたのは、オリジナル曲「この星のHIKARI」と「BE CRAZY」をリリースした頃からでした。その後、2016年から2017年にかけてはさまざまなイベントに積極的に参加し、徐々に知名度をアップさせていきます。
その後も着々と人気を集めたSixTONESは、2019年にはついに単独アリーナコンサート「CHANGE THE ERA 20ix-」を行うまでにいたります。
そして同年10月、全国ツアー「Rough “xxxxxx”」の敢行でjr.時代にピリオドを打ち、2020年1月にはYOSHIKIプロデュースの「Imitation Rain」をリリースし、堂々の正式デビューを果たしました。
グループ名の由来
「SixTONES」というグループ名は、6人を意味するSixと音色を意味するToneを組み合わせた造語です。「6人それぞれの個性が際立つように」と故ジャニー喜多川会長が直々に命名したのだとか。
全て大文字の表記で読み方も「シックストーンズ」でした。
しかし、ジャニー喜多川会長に「読みにくいよね」「ストーンズという読み方にしたい」と言われてしまったのです。
それに対してメンバーが「最初に込めた意味が失くなってしまう」と相談したところ、会長は綴りはそのままで「ix」だけを小文字にすることを提案しました。
「大文字だけ読めばストーンズになる」という彼の独創的なアイディアによってグループ名が誕生したのです。
【年齢順】SixTONESメンバーのプロフィール
SixTONESには、6人のメンバーが在籍しています。ジャニーズにしてはやや年齢層が高めで、大人系アイドルといった印象の彼らはどんな人物なのでしょうか。
ここでは、SixTONESのメンバーを年齢順に並べてそれぞれのプロフィールや特徴、グループ内での役割を紹介します。
髙地 優吾(こうち ゆうご)
呼び方 | こうち、おじいちゃん |
生年月日 | 1994年3月8日 |
年齢 | 年齢非公開 |
出身地 | 神奈川県 |
身長 | 175cm |
血液型 | A型 |
メンバーカラー | 黄色 |
入所日 | 2009年5月24日 |
高知優吾は「スクール革命!」という番組内の「3年J組!新入生オーディション」に合格したことがきっかけでジャニーズ事務所へ入所したという、異例の経歴を持つメンバーです。
グループ内では最も年上で「おじいちゃん」などと呼ばれることもありますが、いじりを上手く受け入れる姿は包容力抜群。
太陽のように周りを包み込む優しい人柄が愛されています。
クールでかっこいい印象がSixTONESの中では、最もアイドルらしく、ジャニーズらしさを感じさせてくれる存在です。
京本 大我(きょうもと たいが)
呼び方 | きょも、たいが |
生年月日 | 1994年12月3日 |
年齢 | 30歳 |
出身地 | 東京都 |
身長 | 174cm |
血液型 | B型 |
メンバーカラー | ピンク |
入所日 | 2006年5月4日 |
京本大我は金髪がトレードマークで、ジャニーズでも随一の歌唱力を誇るメンバーです。
ややおぼっちゃま的な世間知らずな性格で、天然ぽさからメンバーには「姫」と呼ばれていじられることもあります。
これは艶やかな金髪と透明感のある白い肌という姫らしい外見からも連想されたニックネームなのだとか。
上品で完璧な美貌と抜けた性格というギャップが魅力的ですよね。
チェストボイスからファルセット、ビブラートなどの歌唱テクニックがとても高く、SixTONESの「生歌がすごい」という評価を最前線で引っ張っている存在でもあります。
田中 樹(たなか じゅり)
呼び方 | じゅったん、じゅり |
生年月日 | 1995年6月15日 |
年齢 | 29歳 |
出身地 | 千葉県 |
身長 | B型 |
血液型 | 175cm |
メンバーカラー | 青 |
入所日 | 2008年4月20日 |
田中樹はSixTONESのラップ担当で、高い実力で不動の地位を築いています。
もともとはアイドルらしいジャニーズの曲に憧れていたそうですが、生き様や仲間、努力などをストレートに表現するヒップホップに魅せられてカルチャーを勉強し始めたのがラップを始めるきっかけになったそうです。
グループ内ではトークの仕切りやMCを任されることが多く、自由なメンバーの発言やボケを上手く回している姿が見られます。
この司会力は外部からも高く評価されていて、ジャニーズJr.が出演するYouTube動画で進行役を任されたこともあるんです。
ちなみに、田中樹は元KAT-TUNの田中聖の実の弟でもあります。
松村 北斗(まつむら ほくと)
呼び方 | ほっくん、北斗 |
生年月日 | 1995年6月18日 |
年齢 | 29歳 |
出身地 | 静岡県 |
身長 | B型 |
血液型 | 177cm |
メンバーカラー | 黒 |
入所日 | 2009年2月15日 |
松村北斗はグループ内でもトップクラスの身長とビジュアルが特徴的なメンバーです。
女性雑誌「ViVi」の名物企画「国宝級イケメンランキング」NEXT部門で1位を獲得するほどのイケメンで、俳優業などでも活躍しています。
王道的なジャニーズ顔というよりは、色気たっぷりの塩顔で眼鏡が似合う知的な印象が多くのファンをときめかせています。
歌においても、低音域や下ハモリを担当することが多くセクシーな歌声が楽しめるでしょう。
もともとは人見知りな気質で一匹狼タイプでしたが、メンバーとの交流を深めるにつれて絆が深まっています。
ジェシー(じぇしー)
呼び方 | ジェシー、ジェス |
生年月日 | 1996年6月11日 |
年齢 | 28歳 |
出身地 | 東京都 |
身長 | O型 |
血液型 | 184cm |
メンバーカラー | 赤色 |
入所日 | 2006年9月11日 |
SixTONESのセンターを務めるジェシーは、アメリカ人のお父さんと日本人のお母さんのハーフです。
英語と日本語が話せるバイリンガルで、その語学力はSixTONESの英語が多い楽曲でも活躍しています。
中低音でビブラートを聴かせた歌声が特徴的で、京本大我とのツインボーカルはグループになくてはならない存在です。
モデルのような高い身長とビジュアル、そして圧倒的な歌唱力でセンターボーカルを務めるジェシーですが実はとにかく面白いことが好きな「ギャグマシーン」でもあります。
とにかくふざけまくるノリの良さで周囲の雰囲気を楽しく盛り上げてくれるのです。
森本 慎太郎(もりもと しんたろう)
呼び方 | しんたろう、慎ちゃん |
生年月日 | 1997年7月15日 |
年齢 | 27歳 |
出身地 | 神奈川県 |
身長 | A型 |
血液型 | 175cm |
メンバーカラー | 緑 |
入所日 | 2006年10月1日 |
一番年下の森本慎太郎はSixTONESの末っ子的ポジションです。
発想の自由さとシュールなボケが印象的で、周囲を笑顔にするタイプ。
王子様のような王道ジャニーズというよりは、面白くてかっこいい憧れの先輩といった親しみやすさが人気を集めています。
そんな森本慎太郎は、SixTONES内で1番ダンススキルが高いメンバーでもあります。
大きな体格でキレキレでしなやかなヒップホップダンスや、アクロバットパフォーマンスを魅せてくれるのです。
また「キャラメルボイス」と評される優しげで爽やかな歌声も魅力の一つ。「この星のHIKARI」や「光る、兆し」などで歌っているのでチェックしてみましょう。
SixTONESメンバー動物
髙地優吾 | ハリネズミ |
京本大我 | コウモリ |
田中樹 | ライオン |
松村北斗 | バード(とり) |
ジェシー | ゼブラ(シマウマ) |
森本慎太郎 | ベア(くま) |
SixTONESはメンバーそれぞれに動物が設定されている珍しいアイドルグループです。
メンバー動物が産まれたきっかけは2018年3月の「SixTONES単独公演」で初披露された楽曲「Jungle」です。
この歌詞の中で、それぞれの動物名が歌われたことで各担当動物が決定しました。
ワイルドで男らしい印象のライオンや熊(ベア)から、可愛らしいイメージが強いハリネズミや鳥(バード)など動物の種類は色々。
それぞれに持つイメージと似ている部分を探しながら聴いたら、曲をさらに楽しめるでしょう。
SixTONESメンバーカラー
髙地優吾 | 黄色 |
京本大我 | ピンク |
田中樹 | 青 |
松村北斗 | 黒 |
ジェシー | 赤 |
森本慎太郎 | 緑 |
SixTONESのメンバーには、それぞれ公式のメンバーカラーが設定されています。
推しの色をコーデに取り入れたり、ライブでペンライトやうちわを作ったりと活動に取り入れればSixTONESをより身近に感じられますよね。
そんなメンバーカラーは、彼らが歌うオリジナル曲の中にも盛り込まれているのです。
代表的なのは「Amazing!!!!!!」という一曲。
それぞれの色名が全て歌詞に入っているので、聞きながら探してみましょう。
他にも「Hysteria」という人気曲にも色名が散りばめられています。
どちらもおしゃれな人気曲なので、担当カラーについて知りたいときはぜひ聴いてみてください。
SixTONESのデビュー曲
Imitation Rain
SixTONESのデビュー曲「Imitation Rain」は、X JAPANのYOSHIKIがプロデュースしたことで話題を集めました。
現在タレントを引退してジャニーズ事務所の社長として働く滝沢秀明の直談判によって、YOSHIKIの楽曲提供が決まったのです。
そうして作られた楽曲は、繊細なピアノメロディに重ねられた、X JAPANの名曲「紅」を連想させる歌詞が印象的な仕上がりとなりました。
YOSHIKIはSixTONESに対して「海外でのJ-POPのイメージを一新させる可能性」があると語っており、「Imitation Rain」はその可能性を後押しするような世界に通用するミディアムロック・ナンバーとなっています。
SixTONESのおすすめオリ曲
SixTONESはいい意味でジャニーズっぽくないと称される独特な楽曲が多いグループです。Jr.時代の曲も正式デビュー後の曲も魅力的なものばかりですが、その中でもSixTONESといえばこれ!という名曲がいくつか存在します。
まず一番に聞いてほしいおすすめソングを3曲ピックアップしたので、グループの魅力を堪能しましょう。
Amazing!!!!!!
2017年に発表された「Amazing!!!!!!」は、SixTONESの代表曲といってもいいくらい有名で人気なオリジナル曲です。
歌詞の中にメンバーの担当カラーが入っていることから「グループ曲」という枠組みでもファンから親しまれています。
「俺たちが最強だからついてこい」という力強いメッセージ性を感じる歌詞は、SixTONESのファンに対する「絶対に活躍する」という想いが込められているのでしょう。
低音のバスボイスが目立つメロディや、サビの美しいハモりなどグループが得意とする歌唱力のハイレベルさを堪能しましょう。
男らしく力強いダンスパフォーマンスも要チェックです。
この星のHIKARI
「この星のHIKARI」は、SixTONESがJr.時代に初めてグループを結成した2015年に発表されたオリジナルソングです。
セクシーで他のジャニーズとは一風変わった楽曲が多の中で「この星のHIKARI」は王道アイドル的なキラキラソングに仕上がっています。
全体的にジャニーズらしさを感じる演出が多く「王道」的な魅力を感じます。
その中でも、ジェシーと京本大我の圧倒的な歌唱力が発揮されたサビは聴きごたえ抜群です。
歌をメインで活動していくというSixTONESの方向性を現した名曲といえるでしょう。
マスカラ
「マスカラ」は2021年にリリースされた新曲で、King Gnuやmillennium paradeを手掛ける常田大希からの楽曲提供という点でも話題になりました。
恋人同士の恋が終わっていく様子を「忘れ物のビューラー」や「滲んだマスカラ」といった女性の共感を誘う歌詞で彩った心に沁みるラブソングをメンバーの表情豊かな歌声が彩っています。
ラジオ番組「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」での新企画「SixTONES土曜ラジオ劇場マスカラ」では、歌詞の中にある「凡庸なラブストーリー」というフレーズから着想を得たメンバー制作のボイスドラマが連載されています。
SixTONESメンバーは高身長ぞろい!長い手足のパフォーマンスに酔いしれよう
SixTONESは高身長イケメンが揃い、ダンスや歌唱力もハイレベルなアイドルグループです。デカレア組として出会った彼らは、一度は番組終了で離れ離れになってしまいますが強い熱意によって再結成し、今ではジャニーズの中でも高い人気を獲得するグループとなりました。
これからも大人っぽくカッコいいグループとしてジャニーズの新しい魅力を発信し続けてくれるでしょう。