「マブシガリヤ」「ナミダメ」に続く春ソングをリリース
大人気歌い手エンタメユニット・すとぷりが、2022年5月8日に新曲『シルベボシ』をリリースしました。5人体制になってから初めてのオリジナル曲となる今作は、メンバーのるぅとが作詞作曲に参加。
出会いと別れの季節である春にぴったりの温かいバラード曲となっています。
リスナーの間で「泣ける」と話題になっている理由を、歌詞の意味から探っていきましょう。
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マブシガリヤで ナミダメの君
僕にとって 何もが
変わっても 変わらない
確かな《道しるべ》
≪シルベボシ 歌詞より抜粋≫
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「マブシガリヤ」と「ナミダメ」と言えば、すとぷりの定番春ソングのタイトルですよね。
未来に少し臆病で、主人公の気持ちを汲んで涙ぐんでくれる優しい「君」との新しいストーリーを綴った曲のようです。
状況や周囲がどう変わろうと、「君」が自分にとって「確かな《道しるべ》」だという強い確信を言い表しています。
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移りゆく季節と変わる景色に
「寂しいね。」なんて、
それ以上は言えなくて
やっと目合わせ 笑い合えたのに
"幸せ"だけじゃ 在れないみたい
≪シルベボシ 歌詞より抜粋≫
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景色の変化に春が近づくのを感じていると、同時に別れの日が近づくのも感じ取ってしまいます。
本当はもっと話したいことがあるのに言葉にできず、お互いに「寂しいね。」としか言えません。
そんな自分たちに顔を見合わせて笑う穏やかな光景は幸せそのもののようですが、幸せだけではない複雑な感情が心を重くします。
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僕らの道に影が差した時
君が居てくれる事が
当たり前の日常
じゃないと気付けたよ
≪シルベボシ 歌詞より抜粋≫
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「僕らの道」とはおそらく人生や日常のことを指しているのでしょう。
これまで「君」を励ましたり、慰めたりする立場だった主人公。
しかし、何か問題が起こりその日常に「影が差した時」に初めて「君が居てくれる事」がどれほど貴重で尊いことかに気づくことができました。
タイトル「シルベボシ」が示す意味とは
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シルベボシの君が居るから
また明日を歩けると知った
ダメダメな僕 相も変わらずだけれど
もう一度まぶたを開いて
眩しくて 照れくさいや
逸らさないよ
≪シルベボシ 歌詞より抜粋≫
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サビでタイトルの「シルベボシ」のフレーズが登場します。
この「シルベボシ(標星)」とは北極星のことを表しています。
星の中で唯一ほとんど位置が変わらないという特性により、古くから正しい方角を見つけるための道しるべとされてきました。
つまり、周りは変化しても常に同じ場所で自分を導く存在となってくれる大切な「君」のことを輝く北極星に例えているのです。
これはすとぷりから見たファンの存在の大きさを示しているのかもしれません。
さらに、北極星の別名は「紫微星(しびせい)」です。
紫といえば、現在活動休止中のすとぷりのリーダー・ななもり。のイメージカラー。
メンバーにとって、グループを引っ張ってきてくれたななもり。もまた、「シルベボシ」のような存在といえるでしょう。
今は一緒に活動することは叶いませんが、それでも変わらず大切に思っていることが感じ取れます。
「ダメダメな僕」にはその光は眩しすぎるけれど、目を逸らさず大切さを心に刻もうとする様子に胸が熱くなります。
信じられる人がいるから前を向ける
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季節を越えてまた変わる君に
ずっと一緒
それなのに 僕は恋をする
手を引いてきたつもりだったけれど
いつしか君に惹かれてた
≪シルベボシ 歌詞より抜粋≫
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季節をいくつも越えながら、主人公はずっと隣で「君」のことを見てきました。
長い間一緒にいるのに何度も「君」に恋をして、想いが高まっています。
自分が手を引いてきたつもりでいたのに気づけば自分の方が「君」に惹かれ、いつの間にかなくてはならない存在になっていたことを感じているようです。
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無数の扉 夜の星ほどに
だけど怖くはないんだ
今度は僕の番だね
選び取るのは
シルベボシの君が照らす
どんな答えより信じられる道
ダメダメな僕 相も変わらずだけれど
もう一度まぶたを開いて
≪シルベボシ 歌詞より抜粋≫
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人生は選択の連続です。
「夜の星」の数ほどある「無数の扉」から、自分にとって良い選択をするのは簡単なことではありません。
しかし主人公は「怖くはないんだ」と言っています。
それは「シルベボシの君」が選ぶべき道を照らしてくれているから。
誰よりも信じている人だから、教えてくれた道は「どんな答えより信じられる道」だとはっきり伝えています。
自分の弱さや不甲斐なさはなかなか変えられなくても、大切な人を信じて未来を見つめる強さがあればどんな困難も乗り越えていけるはずです。
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大切な分かれ道に立っている
その度に 行き先
指し示す 君という
光に ありがとう
≪シルベボシ 歌詞より抜粋≫
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扉の先にあるのは「大切な分かれ道」で、どちらに進むかできっと結果は大きく変わってしまいます。
迷いそうな時、主人公にはいつも「君という光」が行き先を指し示してくれるため、安心し自信を持って前に進むことができています。
そうして助けてくれていることに「ありがとう」と素直に感謝を伝えているところが素敵ですね。
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暗い世界でも 君が居るから
また明日を歩けると知った
遠い景色に揺れたあの日も
今、君の笑顔を選べる理由の一つ
シルベボシの君が照らす
どんな答えより信じられる道
ダメダメな僕 相も変わらずだけれど
もう一度まぶたを開いて
眩しくて 照れくさいや
大好き 止められない
≪シルベボシ 歌詞より抜粋≫
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現実は「暗い世界」のように感じるとしても、信じられる人がいるなら諦めず歩き続けることができます。
ふとつらい記憶が思い出されることもありますが、負の感情に負けず「君の笑顔を選べる理由の一つ」は「君」を信じているからです。
真っ直ぐに見つめれば「眩しくて照れくさい」けれど、「大好き」の気持ちは誰にも決して止められないからこれからも信じ続けたいのです。
すとぷりの今後の活動にも注目!
すとぷりの新たな春ソング『シルベボシ』は、大切な人を想う温かく優しいメッセージが詰まった楽曲でした。『マブシガリヤ』と『ナミダメ』とリンクした歌詞に注目し、3曲を続けてリピートしているリスナーも多いようです。
えるいー制作のMVではメンバー5人が光を見つめる背中が印象的。
状況が変わっても動画配信やライブなど精力的に活動を続けるすとぷりに、今後も目が離せません!