イコラブらしい青春ソング!だけど…?
元AKB48のメンバー『指原莉乃』がプロデュースしていることでも話題のアイドル『=LOVE』。通称「イコラブ」の愛称で親しまれる10人組アイドルグループです。
そんな彼女たちは2023年2月、シングル『この空がトリガー』を発売しました。
同作品は爽やかなメロディーが印象的な青春ソングですが、歌詞で描かれているのは叶わぬ恋。
むしろ爽やかさと切なさのほろ苦いギャップ込みで青春感たっぷりの一曲です。
それではさっそく歌詞を考察していきましょう。
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眩しい太陽を見上げた時
君に会いたくなった
この空がトリガー
≪この空がトリガー 歌詞より抜粋≫
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「トリガー」とは「引き起こす」「作動する」などの意味を持つ言葉。
つまり主人公は太陽が輝くような青空が「君」を思い出すきっかけ、つまりトリガーであるようです。
一体何があったのでしょうか?
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恋人がいるって 最初から知ってた
話の合う ただの友達
君に勧められた 映画の半券
手帳になんとなく挟んだ
向かいのホーム 君と
目が合った
急行電車
2人の赤い糸を
切り離す
いじわるね
≪この空がトリガー 歌詞より抜粋≫
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ここからわかるのは、主人公は「君」に想いを寄せているものの「君」にはすでに恋人がいるということ。
きっと映画は「君」とではなく、別の人と見にいったのでしょう。
しかし「君」に勧められた映画であることから、なんとなく半券を捨てられずにいるようです。
主人公は「君」のことがかなり好きだとわかりますね。
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青い空が綺麗だった日
あの日を忘れてない
目に映るもの全て
これは君を想い作った
私だけの青春
あの空がトリガーだったよ
君が好きだ
≪この空がトリガー 歌詞より抜粋≫
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空が綺麗に晴れていた日、主人公と「君」の間で何かがあったようですが、ここではまだ語られません。
続く歌詞を追ってみましょう。
募る想い、だけど届かぬ想い
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あのバンドがついにツアーするって
一応2枚で申し込む
≪この空がトリガー 歌詞より抜粋≫
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「あのバンド」というのは、きっと「君」が好きなバンドのことでしょう。
チケットが当たったら「君」といけるかも…と、淡い期待を抱いているようです。
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あの映画はデートで
行ったのかな
集中できず
誰かの横顔とか
気にしたの?
きっとそう
≪この空がトリガー 歌詞より抜粋≫
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「あの映画」は1番で出てきた映画のことでしょうか?
私に勧めてくれた映画は彼女と見に行ったのかな…と想像し、落ち込んでいる様子が想像できます。
「きっと彼女に首ったけなんだ」と傷つかないために、あえて悲観的に捉えているあたりがなんとも切ないです。
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君は何も気付いていない
あの日の空模様も
君にはいつもの空
愛おしい雲を見つけたら
誰に教えるのでしょう
シャッターの音が響いた
行方は何処?
≪この空がトリガー 歌詞より抜粋≫
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こちらは2回目のサビの歌詞です。
トリガーができた日のことが語られていると思われますが、「君は何も気付いていない」という歌詞が気になるポイント。
もしかすると主人公と「君」の間に何かがあったわけではなく、主人公が一人で行動を起こしたのかもしれませんね。
「あの日」に何があったの?
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春へ向かって行く風が
恋を曖昧に誤魔化す
この想い 伝えちゃダメと
わかっている
だけど、だけど、
だけど
だけど…
(だって)
心にずっと
君がいる
≪この空がトリガー 歌詞より抜粋≫
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夏っぽい雰囲気の曲ですが「春に向かっていく風」というフレーズから、春前の曲であることがわかりますね。
想いを伝えたい、だけど叶わないし君を困らせるだけだから伝えたくない…そんな葛藤に胸が苦しくなります。
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青い空が綺麗だった日
私だけが覚えて
君は誰かを想う
なのに勝手に好きでごめんね
私 このままでいい
空しか知らない この恋
秘密にして
≪この空がトリガー 歌詞より抜粋≫
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最後のサビからは、主人公が「君」をあきらめたことがわかります。
それにしても「青い空が綺麗だった日=トリガーができた日」に何があったのでしょうか?
答えは最後の歌詞に注目です。
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君と2人で あの日会ったこと
言わないから
想っていたい
≪この空がトリガー 歌詞より抜粋≫
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どうやらトリガーができた日、主人公と「君」は二人だけで会っていたようです。
二人の時間を過ごしたことによって、相手への想いがさらに強まったのかもしれません。
「君」も恋人がいながら主人公と二人で会うなんて、罪な人ですね。
変に期待してしまい、最終的にはあきらめることを決意した主人公がとてもかわいそうです。
新体制になったイコラブに期待!
今回はイコラブの新曲『この空がトリガー』の歌詞について解説しました。甘酸っぱくもほろ苦い歌詞に、共感する女性は少なくないはず。
ぜひ今の恋や過去の恋を思いながら聴いてみてくださいね。
ちなみに、同シングルでセンターを務めたのは佐々木舞香。
齊藤なぎさが脱退して以降初となるシングルでもあります。
新体制になったイコラブの今後に期待しつつ、次のニュースを楽しみに待ちましょう!