TikTokで話題の謎の膝集団“knees”の正体はジャニーズWEST!
TikTokに配信された音源や歌詞エフェクトが話題となっている謎の膝集団“knees”の『膝銀座』という楽曲を知っていますか?
実は『膝銀座』はジャニーズWESTの9枚目のフルアルバム『POWER』の収録曲です。
「膝銀座」という奇妙なフレーズからは想像できない昭和感満載のスタイリッシュな楽曲と謎の膝動画が注目を集め、さらにSNSでのダンスパフォーマンスで人気の3人組ボーイズグループ・パワーパフボーイズが「#膝ダンス」を投稿したことで反響を呼びました。
アルバム情報が解禁されるとkneesの正体がジャニーズWESTであることが明かされ、本人たちによる「#膝ダンス」も投稿されています。
また楽曲内のナレーションを、ジャニーズWESTとも親交の深い友近が担当している点も見どころのひとつです。
それでは一体どのような歌詞なのか、さっそく歌詞の意味を考察していきましょう。
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膝、膝、膝、膝集まれば膝銀座
若者達が膝を寄せ合い、膝を打ち、膝で笑い、膝を伸ばし
夢の膝集まる膝銀座
≪膝銀座 歌詞より抜粋≫
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まず冒頭の歌詞でタイトルの「膝銀座」の意味が分かります。
そもそも「銀座」には「集まる場所」という意味があります。
「膝集まれば膝銀座」というフレーズから、いくつもの星が集まって星座を作るように人が集まって膝を突き合わせている様子のことを示していると解釈できますね。
続く歌詞は「若者達が集まり、関心し、疲れ、立ち上がる」と言い換えられるかもしれません。
つまりそれは若者が夢を持って、仲間と共に行動している様子を表しているのでしょう。
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出会い頭 膝頭合わせたい
が、右膝頭と左膝頭平行線
膝に住む小僧耳貸そう
探せばある膝銀座
ダン・ド・ダンディン
≪膝銀座 歌詞より抜粋≫
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この歌詞は左右の膝頭を合わせたいのに、右膝頭と左膝頭は常に隣り合っていて「平行線」だから合わせられないという事実を取り上げているようです。
「ダン・ド・ダンディン」は特に意味はなさそうですが、この耳に残るリズムを気に入っているファンは多いのではないでしょうか。
膝のことを考えすぎてうまくいかない10回クイズ
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「ねぇ、ヒザって10回言って」
嫌だって言われて
膝から崩れ落ちた公園で
膝小僧なんて汚れて良いって
強がりながら膝小僧を抱えて
≪膝銀座 歌詞より抜粋≫
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どの世代も親しんできた“10回クイズ”をしたかったのに、断られたことで「膝から崩れ落ちた」ほど主人公はショックを受けました。
相手は膝小僧が汚れる心配をして声をかけたようですが、この主人公は「膝小僧なんて汚れて良い」と強がってしまう不器用な人。
「膝小僧」を抱えて、悲しみに耐えている姿が見えてきます。
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呪文のように膝膝言い出してる
吸い寄せられて膝集まり出してる
膝膝並べて膝銀座 夢叶えたいな膝枕
膝膝傷増え傷銀座 膝膝合わせたいな膝銀座
≪膝銀座 歌詞より抜粋≫
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この歌詞にある通り「呪文のように膝膝言い出してる」のが『膝銀座』の特徴です。
思わず笑ってしまうようなユニークな歌詞ばかりですが、不思議と癖になります。
「吸い寄せられて膝集まり出してる」という歌詞は、いまTikTokで注目を集め多くの人がこの楽曲を楽しんでいる状況を見事に表現していますよね。
後半部分でも膝枕を夢見ていたり膝に新たな傷を負って「傷銀座」になっていたりと、主人公の頭の中は膝のことでいっぱいです。
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ヒザ、ヒザ、ヒザ…って10回言った後に
肘を突き出して「ここは何?」って
それをやるならピザと言わせて
銀座で食べたあのマルゲリータ
≪膝銀座 歌詞より抜粋≫
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この部分では“10回クイズ”を提案されて応じた人の様子が歌われています。
「ヒザ」と10回言うと「肘を突き出して「ここは何?」」と聞かれて困惑しています。
「ピザ」と言わせてくれていたら肘を見て「ヒザ」と言い間違えていたかもしれないのに、初めから「ヒザ」と言わされては引っかかりようがありません。
そんなやり取りでふと「銀座で食べたあのマルゲリータ」のことを思い出して、意識がクイズから離れてしまっているのも面白いです。
傷のない膝は大人の証
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君の膝がもう大人になりだしてる
僕の膝はやっとかさぶためくれだす
僕のkneeも君のkneeも傷を負ってgrowでup
大きくなってまた並べたいな
≪膝銀座 歌詞より抜粋≫
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「君の膝がもう大人になりだしてる」のに「僕の膝はやっとかさぶためくれだす」程度で、膝の状態に2人の差を感じてしまいます。
しかし、誰もが膝に傷を負いながら成長していくのだから、自分もこの怪我を乗り越えて成長したいと思っているのでしょう。
早く自分も傷のない大人の膝を並べたいと思っています。
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膝膝並べて膝銀座 空いた愛だ君から膝枕
膝膝おかしくなりそうな 膝膝合わせて膝銀座
絆創膏で覆えないや 膝とも談合したい
七重の膝を八重に折れれば膝銀座
≪膝銀座 歌詞より抜粋≫
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「空いた愛」は求めている愛が満たされていないことと解釈すると、夢の膝枕は実現していないということになりそうです。
さらに、せっかくかさぶたがめくれ出していたのに、今度は絆創膏で覆えないほどの大きな傷を負ってしまったようです。
それでもいつか夢を叶えられるはずですし、傷もやがて治ります。
今のつらい時期を乗り越えたなら、きっと夢を叶えられる大人になるでしょう。
最後に出てくる「七重の膝」とは、7人組のジャニーズWESTを北斗七星にたとえたフレーズだと考察しました。
そこにリスナーを加えて「八重」にすることで、全く新しい星座ならぬ「膝銀座」を生み出したいということだと思われます。
人が集まることの楽しさを伝えたいのかもしれませんね。
“膝ダンス”を踊りながら楽しもう!
『膝銀座』はかっこよさと面白さを両立したジャニーズWESTらしさ全開の楽曲です。全体の歌詞の意味を考察しましたが、意味よりも語感やリズムに注目してフィーリングで楽しむ曲と言えるでしょう。
ぜひ膝ダンスをしながら『膝銀座』の魅力を余すことなく感じてください!