新曲「See Your Heart」、元は全編英語詞の曲だった!?
──今日はどうぞよろしくお願いします!3人:よろしくお願いします!
鍵本 輝(以下、鍵本):鍵本でーす。よろしくお願いします!
古屋 敬多(以下、古屋):古屋でーす!
谷内 伸也(以下、谷内):谷内でーす!
──ありがとうございます (笑)。では早速お伺いしていきたいのですが、まずは5月24日に発売される35枚目のシングル『See Your Heart』についてです。これは久しぶりのシングルになりますね。
谷内:かなり久しぶりですよね。
鍵本:2年くらいぶりって感じ?
谷内:そんなだっけ?
──前作『Sonic Boom』が2021年8月なので、約1年9ヶ月ぶりになります。
谷内:あ、そっか〜。
鍵本:なんだかんだ出してなかったもんね。
谷内:そうっすね。ベストアルバム(昨年発売された『Lead the Best “導標”』)があったんで、そんなに空いてる気はしないんですけど。
鍵本・古屋:うんうん。
谷内:シングルがこんなに空いたのは珍しいかも?
──調べたらシングル発売の間隔が1年9ヶ月というのは最長みたいです。ということで、まずはお久しぶりに発売することになったこの『See Your Heart』について、ざっくりとどういう作品か教えていただけますか?
鍵本:本当に“お待たせしました!”っていうのが率直な感想というか言葉なんですけど。まぁホントに…5月からコロナが5類になって、ようやく世の中もいい感じに回りはじめてきたのかなっていうタイミングで、こんなにも「あっつい」曲を世の中にドロップできるのはすごく嬉しいなって思いましたね。
内容的には、前作の『Sonic Boom』とかベストアルバムに入れてた『導標』とかで自分たちの気持ちとか、これからこうして行く! 強い気持ちで行くぞ! みたいなものはもう表現できていたので、今回のこの『See Your Heart』はそれを踏まえてもっと広い世代や層の方に響く曲を作れたらなと思ってできた曲です。
なのでサビは一回聴いただけで頭から離れないような、そんなメロディーやフレーズになっています。35枚目のシングルがこれで良かったなって今は思いますね。
──というと、この曲ではない可能性もあったんですか?
古屋:曲中に英語の歌詞が多いと思うんですけど、最初は全編英語詞の曲だったんです。でも日本語の方がいいなってなって、英語の部分を削って日本詞に変えるっていう作業をして。なので実は何度か録り直してるんです、この曲。
──試行錯誤しながら作り上げていった感じなんですね。
古屋:やっぱりシングルを切れるっていうのはグループとしてとても嬉しいことだなと思います。あと今ってSNSの時代だと思うので、こういった英語の部分があれば、海外の人たちにとっても聞き取りやすいだろうし、認知されるような効果もあればいいなと少し期待してますね。
谷内:僕もまずは久しぶりにリリースできるのが嬉しく思うのと、久しぶりの曲が僕たちにとってすごく新しいテイストの楽曲っていうのがさらに嬉しいですね。
サビがすごく頭に残りますし、これ聴いた人はたぶん、“あっついあっつい”ってフレーズが頭から離れないと思うんで。もうすいませんって感じで(笑)。
TikTokやってる方だったらあっついあっついあるあるというか、おでん食べてヤケドしてアツいとか、たこ焼き食べてアツいとかそういう動画に使って楽しんでもらえたら嬉しいなと。
鍵本・古屋:やって欲しいね!
──めちゃめちゃありそうです(笑)。振り付けもTikTokで真似しやすそうな振りですもんね。
谷内:実はその振り付けもTikTokerとしてかなりバズってるHoodie famさんていう方がやってくださっているんですよ。僕らニコ生で番組やっているんですけど、そこにゲストに来ていただいた時にご縁があってお願いさせてもらったんです。TikTokで一緒に踊れるような振りをと。
──そういえばLeadさんは昨年、TikTokを始められたんですよね?
古屋:始めました! Hoodie famさんとやることになったのも、最初は僕が遊びでTikTokを始めて、よくHoodie famさんのやつを見てたからんです。TikTokって楽曲を使ってオリジナルの振りを楽しむとか、いろんな人とコラボするみたいなことができるじゃないですか。
それで僕らもコラボ企画をしたいと思っていて、誰にしようかってなった時にHoodie famさんが頭に浮かんで。できるかな?って思ったら意外とあっさり実現しました(笑)。
──あのキャッチーな振りにはそんな裏話があったんですね(笑)。
あっついあっついコールが聞きたい!
──パフォーマンスもエネルギッシュですよね。しかもサビ部分などは本当にキャッチーで覚えやすいし一緒に踊りたくなる感じで、今までのLeadとはまたちょっと違うテイストだなって。3人:(大きくうなづく)そうですね。
谷内:振りもそうですし、曲全体としても、僕らもそういう“今までとは違う”っていう感覚がありますね。輝も言ってたように、より間口広く、見て聴いてすごくキャッチーっていうところがホントにこの曲の武器だと思うので、そういう所をきっかけにより多くの人に知ってもらって楽しんでもらえたらなっていう思いです。
──ちなみに先ほどもおっしゃっていたサビの「熱い熱い」の歌詞なんですが、これって英語の時は“HOT! HOT!”とかだったんですか?
古屋:それはそれでいいな(笑)。でも全然違うんですよ、元の歌詞は全然違ってて。
谷内:“X ray”っていう歌詞だったんです。X ray~♪。
──あー、レントゲンのX線。レントゲンのようにキミの心を透かして、みたいな?
谷内:透かして見るぜ、みたいな。そう、大正解です!(笑)
──なるほど! この英語詞の部分の「Show me what you’ re all about」とか「I wanna see your mind」とかがそこに繋がってるんですね。
鍵本:そうです、そうです! だから英語詞はわりとそのままの意味が残っていますね。
──それを日本語詞に変えた時に「熱い熱い」になったのはなぜなんでしょう?
古屋:なんだろ。シングルって突き抜けたような勢いとかインパクトってけっこうやっぱり大事だと思うんですよ。このグループを大きくするきっかけというか、シングルってそういう重要な意味もあると思うんで。
それを考えた時に振り切った曲にしたくて、よりインパクトを求めた結果、このあっついあっついっていう歌詞になったのかな。
鍵本:あとは、当初英語詞だったのはあがってきた楽曲のデモに英語詞が入っていて、その時点でもうそれが英語として成り立ってたのもあります。それで、自分たちがこれを歌ったらどうなるのかなってところで、そのまま英語歌詞で録っていったっていう。
──あ、デモが英語詞。SQVAREさんか宅見将典さんが英語詞でデモを作っていらした?
鍵本:そうですね。そうだと思います。
谷内:そこにshungo.さんが加わり、という感じですね。
──反響はどうでしたか? もうすでにファンの方の前では披露されているんですよね?
谷内:この間のファンクラブライブでやりました。
古屋:でもですね〜、実は初披露の時に撮影を許可していまして。
谷内:ライブ中に撮影OKのコーナーみたいなのがあるんです。
古屋:そう。それでこの曲を撮影OKにしていたので、みんなムービーを録りながら、みたいな感じで。…ホントみんな録ってたんですよ。ムービーだから音も入るしっていうので…
──あー、みんな無言で撮影しちゃうやつですね(笑)。
古屋:そうなんです。もう本当に静かで、音にノることもあまりできなかったみたいで(笑)。
谷内:できるだけキレイな画で録ろうとするからね、みんな。大きな声出して人の邪魔になってもいけないとかもあるだろうし。
古屋:なのでわりと…ねえ?
谷内:うん、わりと…
古屋:シーンと(笑)。
──あああ〜(笑)。
鍵本:初披露だから盛り上がってほしいんだけど、まあそうだよね〜って(笑)。
谷内:うん。そうなるよね(笑)。
鍵本:だからイマイチまだ、ライブでアツい! って雰囲気は感じられてないというか。
谷内:ライブっていうより撮影! みたいな感じだったからね。
鍵本:でも撮影してくれてるファンの中の気持ち的には、アツくたぎってたとは思うんですけど。
谷内:そうね。そのあとSNSでつぶやいてくれてたところに「すごく良かった」みたいな感想があるのはのちのち聞けたしね。
谷内:ね! “ウォー!”は聞けてないけど(笑)。
──歓声は浴びてないんですね(笑)。
鍵本:そう、浴びてない。生あっついはまだ聞けてないんですよ。
──やっぱり生“あっつい”コールは聞きたいですよね。
3人:聞きたいです!
古屋:あっついあっついって一緒に言って欲しいですね〜。たぶんサビのとことか振りもぜんぜんみんな真似できると思うんで。次回はぜひ!(笑)
3者3様の「熱い」瞬間。Leadは揃って凝り性です!
──ではここからは、『See Your Heart』の歌詞についてお伺いできればと思います。まずは、それぞれの好きなところや歌う中でこだわっているところがあったら教えてください。鍵本:好きな部分…こだわりの部分か。なんでしょう? あ、ここ!っていうよりかは全体的な感じなんですけど、この曲って日本語と英語がすごくはっきりバースで分かれてるので、歌う時にそこをキレイに歌いたいなとは思いましたね。
急に日本語っぽい発音からむちゃくちゃ英語にいくじゃん、みたいな感じじゃなくて、“あれ、これ元々一個の言語でした?”なぐらいの感じで歌えたらいいなと思いました。
普通のポップスを歌うっていうよりかは、洋楽を歌ってるような気持ちで、っていう意識だけしようと思いましたね。なのでそう聴こえてくるかもしれないし聴こえてこないかもしれないんですけど、意識するだけでけっこう変わってくるんで。
──確かに、音だけだと日本語か英語か一瞬わからない感じがあります。
鍵本:それがより濃くグッとなってるのがAメロなんです。4小節で英語にいく、みたいな感じなんで。ここをとにかく、洋楽のアーティストっぽい癖の出し方をしてみたりとかして、うまいこと馴染んでくれたらなと思って歌ってます。
古屋:僕はあの〜、英語苦手なんですよ。なので全体的に英語詞っていうのは毎回苦労するんです(笑)。でもレコーディングの時に録ってくださるディレクターの人が英語ペラペラなんですよね。なので、その人に細かく“ちょっとここは崩すんだよ”とか教えてもらいながらですね、頑張りました。
意外とはっきり言わない、発音しないところもあったりして、そこら辺わかってなかったので全部教えてもらいながら。だから耳コピでしたね、初めは。
でもこれね、みんなにも歌って欲しいです。英語詞のとこ気持ちいいんですよ、歌えたらめちゃめちゃ! 特にこのAメロの<I know that something’ s telling me that we should>とか。
──普通に歌ったら言葉絶対余りますもんね(笑)。
古屋:そうなんですよ、すっごい難しいんですよ! なのでちょっと時間かかると思うんですけど、歌えたらめちゃくちゃ気持ちいい(笑)。
鍵本:歌えた時の気持ち良さあるよね。言えた! って(笑)
古屋:はははっ、(尺に)収まった!って(笑)。
谷内:マジで楽しいっす。ぜひ歌ってみてほしい。
──ファンの方々、ぜひ練習してみてください! では谷内さん。
谷内:僕も好きなポイントがありまして。Dメロのところなんですけど。世界観が一気に変わるというか違う世界に飛ばされたような感じ。で、急に現行のビートになってっていうギャップ。からの、ラスサビでアゲて“あっついあっつい”の攻めのフェイクが入ってくる感じとか。ここの一連の世界観の変わり方がめちゃくちゃ好きで。
踊っててもここで一気に変わるんです。全体通してずっとビート刻んで踊ってたものが、ちょっとスローモーションになって音をとる感じの振り付けになってるんですけど、そこのマッチ具合とかもすごく気持ち良くて。
──このDメロを挟んだ前後の流れみたいなところがお気に入りなんですね。
谷内:そうですそうです。そこはパフォーマンスしててもすごく気持ちいいです。
──ではもう1点、歌詞にまつわるお話としてお伺いします。歌詞の<熱い熱い心で たぎっている肉体>にちなみまして、みなさんの“熱くなる瞬間”を教えてください!
鍵本:おー。僕はキャンプですね~。キャンプでアツくなってます。
休みがあったら行きたいなっていう気持ちで、行ける時はなるべく行ってるんですけど、ここ2、3年で火がついちゃいましたね。
──あ、あのゆるいキャンプの流行がやってきた辺りで。
鍵本:そうです(笑)。みなさんと同じタイミングで僕にも流行りがやってきました。誘われて行ってみたら、なにこれ楽しいじゃん♪ みたいな(笑)。いいじゃん! ってなりまして。
古屋:やっぱり流行るものには理由があるんだねえ。でもそれまでも行ったことはあったもんね。
鍵本:メンバーでグランピング行ったりとかね。でもそこまでではなかったんですよ、その時は。実際自分たちでやってみたら僕、道具揃えるのが好きなんだなって気づいちゃって。
古屋:ギアが好きやもんね。
鍵本:そうギア! 僕、昔からそれっ気あって。やっぱコレクションしたいって思っちゃうんですよね。たぶんそこにハマちゃったんですよね。
──あー、キャンプはギアからハマると抜けられないらしいですよ(笑)。
鍵本:抜けられないんですよ〜。
谷内:もうずっと見てますもん、ネットショッピング。
古屋:ずっっっと見てる。
鍵本:(笑)。最近は、企業が作ってくれた素晴らしいギアっていっぱいあるんですけど、それよりもかゆいところに手が届いた商品、個人で制作してるギアがいいなって思いはじめてます。
──もしかしてオーダーメイドとかも?
鍵本:僕、セルフオーダーメイドしてます。
──セルフ?
鍵本:DIYしてます(笑)。
──あ、自分で!?
古屋:めっちゃ驚かれてるやん。
(一同爆笑)。
鍵本:コンテナボックスっていって、道具入れて持ち運ぶみたいなボックスがあるんですけど、とりあえずボックスは買って、このボックスをどうカッコ良くカスタムしてやろうかっていうのに今はハマってて。
なんだったらこれ持っていって、これ一個パンって置けばもうキャンプできますって感じにカスタマイズできたらいいなって思ってます。
古屋:すごいですよね(笑)。もう行く時はとことん行くもんね。
鍵本:とことん行く。だからいらない工具ばっか増えるんすよね。穴開けるドリルとか何個もある。普通のは鉄に穴開かないんで鉄用のドリル買ったりとか、鉄くず飛ばすようにブロワー買ったりとか(笑)。
──アーティストとブロワーって撮影で風吹かす時くらいしか接点ないと思ってました(笑)。
鍵本:いやいや、鉄くず飛ばす時に使うんですよ!
古屋:ヤバいでしょ?(笑) でもだから、飽きた時それどうするんやろうって心配はしてるんよね。
鍵本:飽きた時はねー、それはもう中古屋さんよ。
谷内・古屋:はっははは!(一同爆笑)
鍵本:次に使いたい人の手に渡ってくれたらいいんですよ。
──意外なところでめちゃめちゃ熱いお話を伺いましたが、では次は古屋さんの熱くなる瞬間を。
古屋:いやぁ〜僕、輝みたいなすげぇハマってる趣味が今ないというか。まぁゲームかな。でも最近ゲームも封印してて。というのも、今ずーっとありがたいことにけっこう忙しい感じなんですよね。
この間まで『RENT』の舞台があってその稽古もあったし…。これが大変な役だったんですよ。ミュージシャンで、ギターを実際に弾かなきゃいけなくて、でもまったく弾けなくて。
だけど役作りにちょっと命かけてみようと思って、ギターを背負ってミュージシャンの街下北沢に1ヶ月ぐらい住んでみたりして。漫喫に住んでたんですけど(笑)。
──え、1ヶ月も! それはバレるでしょ!?
古屋:いやもうホントにひっそりと。あはははっ!
──アパート借りてとかじゃなくて漫喫に(笑)。
古屋:住んでました(笑)。なんか仕事にアツくなってるのかなって思いますね、最近。おかげで舞台も成功で終わることができて、その終わった一週間後ぐらいに自分たちのファンクラブライブが始まる、みたいな。だからホントに休む間もなくリハして、そのまま本番して、みたいな感じだったんですよね。この曲も稽古中に録りながらとかで休む暇がホントなくて。
でも慣れちゃったら仕事が本当に楽しいし、どうやってさらに楽しもうかなみたいな感じになっちゃったんですよね。
鍵本:すごいっすよ。今も中野サンプラザでやる別のパッケージ作ってるんですよ、ファンクラブとは別で。かなり時間ないんですけど、バーって作りあげてるところで。だから午前中は違う仕事して夕方入ってきてリハーサルして、夜の9時ぐらいにリハーサル終わりましたってなって、みんなが“じゃあ帰るねー”ってなってる中、敬多は「ここ、23時までイケるよね? 残ってていい?」って。そこから残ってさらにやるっていう。
古屋:時間がないんすよ、追われてんすよホントに。
鍵本:仕事人間になっちゃった(笑)。
古屋:そうなるともう趣味いらないやってなってて。充実してるんですよ。俺は仕事に生きる男だなって思いますね、ホント。
──おおー。なんかカッコいいです。
古屋:いやいやホントに。今、仕事に生きてます。
鍵本:でも僕、今この話聞いてて思うのは、これも一個の波だなって思っていて。敬多さんて波がいっぱい来るんですよ。
谷内:大きな波がね(笑)。
鍵本:そうそう、でっかい波が来るんすよ。今すごい仕事にたぎっている状態になってますけど、ちょっとゲーム触りたいなって思って触った瞬間にゲーム熱がドーンと(笑)。
古屋:あははは! そうそれ! こないだちょっとだけ、ホント一瞬ゲームやろうと思ってやったら、コントローラー離せないぐらいに…
鍵本・谷内:わははは!(爆笑)
古屋:もうグワーってアツくなったんで、ちょっと今はマズイと思ってすぐやめました。
鍵本:だってね、ゲームにハマってる時も1日24時間は変わらないから、ゲームする時にどこ削るかっていったら、睡眠時間削ってゲームするんですよ、この人。めっちゃ働くのにめっちゃゲームもしてる。寝ずに働いてて寝るのもったいない、みたいな(笑)。
谷内:ヤバ(笑)。睡眠大事よ?
古屋:ホントそう。子どもなんすよね、だから。こないだラジオの企画で精神年齢の測定したら5歳だったし(笑)。でも確かに! みたいな。僕シングルタスクなんで、ひとつのことしかできないんですよね〜。これって思ったらそこしか見えない。
──なんだか熱い話のはずがおもしろい話になっちゃってますけど(笑)、では谷内さん、オチをお願いします!
谷内:え、待ってオチ!? ヤバっ(笑)。そうですね〜、僕はアートを見るのにハマってまして、ギャラリーとか行ってて。でもそれ他で言ったんで違うやついきます。
えっとー、睡眠大事だなって最近めっちゃ思ってます。睡眠にめっちゃ気合い入れて、いい状態にして寝る。ちゃんとストレッチして身体ほぐして寝るっていうのに熱くなってます。…めっちゃ普通やな(笑)。
古屋:いやいや、いいよ〜。
谷内:めっちゃ普通なんですけど、その普通なことを繰り返す大事さっていうか。それを痛感してますね。
古屋:意外とできないからね。
谷内:そうなんよね。でもちゃんと早めに寝て、早めに起きよう…と思ってるんですけど、早めに寝てギリギリまで寝るんで、けっこう最近は睡眠時間8時間〜9時間とか、めちゃくちゃとってますね。
──それだけ寝られるって元気な証拠だし、きっと質のいい睡眠なんですね。
谷内:あーそう言いますよね。最近はファンの方にもらったアロマと、水いれて熱さずに使えるアロマデュフューザーを使ったりとか。あったかくなったら風呂も入らなくなりがちなんですけど…
古屋:え、入んないの!? シャワーは?
谷内:あ、シャワーは浴びる。そりゃ浴びるやろ!(笑) じゃなくて、湯船ね。あったかくなると湯船に入らなくなりがちなんですけど、最近は湯船大事やなってメンバーとも話してて。それでソルトの入浴剤があるんですけど、しょっぱくなくて海水のミネラルを体に取り入れる、みたいな。そういうのを使ったりとか。
最近はそういう良い眠りにつくためのいろんなことをやって、健康的に身体を労りながら熱くなってます(笑)。
Leadの多様性を示すカップリング曲「My Beast」「Higher Love」
──カップリングのお話も少しだけお話し聞かせていただければと思うのですが、歌詞のお話も含めてざっくり紹介していただけますか?鍵本:じゃあ僕から。『My Beast』なんですけど、これ僕が作った曲でして。作ったきっかけが34枚目のシングルの『Sonic Boom』を経て、“あ、なんかもっと攻めてみようかな”って思ったことで。なのでけっこう攻めて作ったんですけど…攻めすぎてダメだったみたいです。シングルのオーディションに通らなかった(笑)。
でも、それぐらい強い曲で、もう一人の自分を呼び起こせみたいな。いつも弱い自分を描いてるわけではないですけど、もっと強い自分いるだろ!みたいな鼓舞する曲で、もう一歩踏み込んで本気出したい時に聴いてほしいな、聴いてもらえるような曲作りたいなって思って作った曲なんです。
自分たちもライブをやっていて「うわ、もうこれ以上踊れないわ!」ってところまできた時にこの曲きたら頑張れる!みたいな、そういう楽曲にしたいなと思って書きました。
──曲自体もちょっとダークな雰囲気のHIPHOPでかつゴリゴリといった感じの曲ですけど、振りもかなり踊る系ですか?
鍵本:踊りもそっち系で作りました。
谷内:ゴリゴリだよね。
鍵本:未発表な段階でライブでは何回か披露させていただいたんですけど、すごいです。振りはDA PUMPのKIMIくんと僕たちとの合作になってるんですけど、サビの部分はKIMIくんにやってもらったんですよ。『My Beast』ってタイトルなのでKIMIくんのモンスター的な力強いダンスが欲しいなって思って。
なのでホントに攻めすぎたっていったらあれですけど、今までのLeadにないぐらいのダークさというか、そういう感じに仕上がってます。
──確かに。表題聴いてこの曲が次に流れてくると、あれ? 同じグループだっけってなります(笑)。
鍵本:CD変えたっけ? みたいなね(笑)。これはもう、みんなが今聴いているHIPHOPに寄せまくった曲で、表題曲とはまた違った意味でLeadっぽくない曲ではありますね。
──今っぽい音ですよね。今のダンス&ボーカルグループの主流ど真ん中という感じの音作りで。
鍵本:そうですね。まさにそういう感じを意識して作りました
──この曲のラップ詞は谷内さんが書かれているんですよね?
谷内:そうですね。メロ部分がここ最近けっこうお世話になっている佐伯youthKさんで、youthKさんと一緒に合作という形でラップを書かせてもらってます。
まず先に佐伯さんから輝が持ってるイメージで歌詞があがってきて。“自分の中の強い部分を解き放って壁をぶち破ろうぜ”みたいな歌詞があがってきたのを受けて、自分の中にあるものをラップとして落とし込んでいきましたね。
分かりやすさというか、この部分で韻を踏んでくるなっていうのが予想できるようなフローの流れで書けたらなというのを意識して書かせていただきました。
──ここお気に入り、みたいなのありますか?
鍵本:パンチライン出たーみたいな(笑)。
谷内:そうですね〜、サビの<明日は我が身 磨きなキバと鏡>はなんかいい感じで、「我が身」「キバと鏡」のところは気に入ってますかね。「明日は我が身」っていうのは、いつどうなるかわからない、自分次第だみたいな感じで、「磨きなキバと鏡」というところは自身を見て、人のせいにするんじゃなくて自分を磨けよ、みたいな。
鼓舞してるというか、すごくアツくなる感じがこの世界観に合ってるなっていうので個人的に好きです。
──<解き放て My beast>からの<明日は我が身 磨きなキバと鏡>ですもんね。明日は我が身だから自分を解き放ってキバを磨げみたいな。
谷内:そうですね。自分に言い聞かせてる感じです。で、Beastがモンスターでキバが生えてるイメージだったんで、そこも連動するようなワード使いたいなっていうのもありました。
──そして3曲目なんですが、こちらはどういう曲ですか?
古屋:3曲目は『Higher Love』ですね。これね〜、けっこう前に作った曲でして。ミドルでこれもまた違う感じのHIPHOPで可愛い曲です。
谷内:また全然ちがうもんな。
鍵本:全部違うグループの曲みたいだよね(笑)。
──確かに(笑)。でもミドルなんだけどけっこうバスが効いてるというか、リズムが心地よくてノリやすい曲ですよね。
鍵本:そうですね、そういう意味ではこの3曲わりとボトム強い曲多いかもしれないです。全部ボスボス言ってる(笑)。
谷内:ボスボス(笑)。確かにね。
──『Higher Love』はスクラッチが入っていたりクラップぽい感じの音が入っていたりとファンとライブで一緒に盛り上がる様子がすごく目に浮かびます。
谷内:そうですね、クラップしたくなる軽快さというか。さっきの『My Beast』とはまったく違ったテイストのHIPHOP感。『My Beast』が夜だとしたらこっちは昼、日中な感じです。僕、このビート好きなんですよね。けっこう単純なスタンダードなビートなんですけど、裏で入ってくる“ッカッカカ”っていう裏打ちのリムショット的な。あれがすごく気持ちいいなと思いますね。
古屋:これは早くライブでやりたいね。『My Beast』は先にもうパフォーマンスはしてるんですけど。去年か。
谷内:去年。
鍵本・谷内:…その話ね、さっきした(笑)。
古屋:そうだよね。いや、今思い出したからさ(笑)。この曲って辻村さんなんですけど。
谷内:辻村さんソングね。
古屋:そうそう。辻村さんの曲、僕らもけっこう大好きで。これからももっとこの方と一緒にやりたいなって想いが募った一曲でもあります。
鍵本:辻村さんってダンスミュージックと僕たちの日本の音楽シーンのメロディの掛け算がめちゃくちゃうまい人なんです。そういう意味では僕たちの音楽観と通ずるものがたくさんあって、“あ、好き”って思える部分がたくさんある方なので、これからもいっぱい欲しいですね、辻村さんのアイデアは。
20年イヤーが終わり、さらにその先へ。まだまだ何かが起こるかも!?
──それでは最後に今後の活動についてもお伺いできればと思います。鍵本:去年の7月31日に20周年を迎えて、20周年イヤーは残りわずかな時間しかないんですけど、実はその先もまだまだ楽しいなってことがいろいろ決まり始めています。まだ何かとは言えないですけど。
──……ちょっとだけ!
鍵本:いやいやいや(笑)。ダメです! これはもうまだ僕たちの頭の中にしかないことなので。でもこれが叶っていくと、とてつもなく楽しくなっていくだろうな2023年って感じではあります。
──おおー、すっごく気になります。でも相当期待してていいって感じですね?
3人:そうですね!
古屋:僕たちの20年間でやったことないことをやろうとしてる動きなので。まだ実現できるかわかんないんですけど、それを実現させようとがんばってます。いろんな人と相談して、打ち合わせして。
鍵本:これが全部叶ったら、すごくいい年になるなって思います。
古屋:20年以降って、また新たなスタートみたいなところもあると思うんですよ。20年は大きな節目だなって思うんですけど、でもその中でまだ見せてない部分もきっとあると思っているんで、再スタートというか違う挑戦、もっと進化するための変化が必要だなっていうのもあって、今までにない活動の内容になっていくんじゃないかなって思います。
──日本のダンス&ボーカル界はここ数年で多くの新しいグループが誕生して、今すごく時代が動き始めている時期じゃないですか。
3人:(大きくうなづく)めまぐるしいですね。
──そんな中で新たな挑戦、というのはすごくタイミング的にも意味のあることのように思えます。
谷内:そうですね、そういう時期だからこそ新たな気持ちで…え? 俺思ってんの合ってるかな? 一緒? 俺思ってんの一緒かな?
古屋:わかんない。まあ違う場合もある(笑)。
鍵本:わははは! 向いてる方向が違ってることもまぁあっても良いよね(笑)。
谷内:まぁいいか。今だからこそ、今までにない考えをもってモノを作れるなというのはあって。それを持ってまた新たなLeadを見てもらえる機会が作れると思うと、違った形の構成で僕らの、僕ら自身を表現できると思うんで…そこで新しいLeadを…あれ、すみません(笑)。
古屋:笑ってるやん!(笑)
谷内:マジでまとまってなかった(笑)。すみません!
──いえいえ(笑)。Leadさんは日本のダンス&ボーカルという中でこの20年活動してこられて、今のこの新しいダンス&ボーカルグループがたくさん生まれたり再びのブームが作られていこうとしている流れは、どういう風に見てるんですか?
鍵本:今のシーンに対してってことですよね。どうだろうね?
古屋:僕はけっこういろいろ見てますね。影響も受けたりはします。ただ僕らもそこに乗っかるかというと…
谷内:うん、それとはちょっと違うスタンスになるんじゃないかなっていう気はしてます。
鍵本:渦中にはいるんですけど、ドンピシャ同じとこにはいない、みたいな感じ?
谷内:違う角度からいく、みたいな。
古屋:でもなんだろ? 負けたくないな、みたいなのはまだまだあるんで。新しいグループも元々がんばってたグループも含めて、やっぱり尊敬したり真似したくなるようなカッコ良さをたくさん持ってるグループも多いから、それをどうやってLead風に昇華していこうかな、みたいなのは考えますね。でもきっとみんなそうじゃないかなと思うんですよね。
鍵本:うん、そうだね。刺激は受けるよね。
谷内:うん。刺激、尊敬だね。
古屋:でも、今たくさんデビューしている彼らはきっと大変だろうなって。…分かんないんですけどね、一人ひとりを知ってる訳じゃないんであれですけど。でもめっちゃ必死だと思うんですよ。きっとむちゃくちゃ毎日がんばってる、生き残るために。
そことはね、やっぱり違うような気はしています。ありがたいことに20年続けさせていただいているので。
なので新しいこの流れはちょっと引いて見つつ少し余裕ももって活動できたら、見ている方も僕らも一番楽しみながら活動できるんじゃないかな~と思ってます。
でも完全に引いてる訳じゃないんですよ。今やろうとしてるちょっと変わったこと、やったことないことはまた新たな挑戦でもあるから、そういう意味ではまだまだ自分たちに期待してるし、期待して欲しいなって思います。
──節目の20年を超えて、さらにまだこれからもLeaderの方々がワクワクするようなことが待っていそうですね。
古屋:ワクワクして欲しいですね。
鍵本・谷内:して欲しいね!
古屋:そうなるようにがんばって考えてます。もちろん自己満になりすぎないように気を付けてるんですけどね。みんなが楽しめるっていうのが一番大事やと思うんで。そこのいいバランスでやれたらなと思ってます。期待していてください!
──何かは言えないけど。
鍵本:言えないけど(笑)。
──ですね(笑)。期待しています! 今日はありがとうございました!
3人:ありがとうございました!
TEXT 川畑貴美代(マイリブズ)
PHOTO Kei Sakuhara
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