連続テレビ小説「おむすび」の主題歌
2024年10月7日に配信リリースされたB'zの『イルミネーション』は、2024年度下半期のNHK連続テレビ小説「おむすび」の主題歌です。
この物語は、平成元年生まれの米田結が、どんなときでも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を胸に人生を送る物語。
作中では、神戸・大阪・福岡といくつかの地域での生活が登場します。
何気ない毎日にも差し込んでいる光
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君の 1 番好きな
歌を聴きながら進もう
暮れ残る空の下
浮かぶ山並み
曲がりくねった道をハモリ
≪イルミネーション 歌詞より抜粋≫
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日が暮れる様子やあまり整備されていない道路など、ドラマの中で結が高校生活を送っている場所のような、田舎ののどかな景色が思い浮かびます。
変わり映えのない毎日や景色を退屈に思わず、自分なりに楽しむ方法を見つけるのって難しいですよね。
ここでは、音楽という身近な存在を使って、毎日を楽しんでいるようです。
これといった名所ではなくても、お気に入りの歌を聴きながらその道を歩くと、急に特別な場所に思えてくる人も少なくないのではないでしょうか。
ドラマや映画の1シーンに思えて、自分がまるで物語の主人公になった気分にもなれるように思います。
また、ただの景色だけではなく山あり谷ありな人生、日が暮れるように、気持ちも沈んでいく…という、日々の生活の例えもかかっているとも考察できそうです。
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ホントにあるよねウソじゃないよね
夢で見たイルミネーション
進む君と僕のハイビーム
誰かが誰かのために灯す
愛まぶしたセレブレーション
Lights on, shine on
≪イルミネーション 歌詞より抜粋≫
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自然と人が集まって、みんなが笑顔になるイルミネーション。
暗い道を走るときに、先を確認するためのハイビーム。
光として明るさが見えるものだけではなく、お祝いなど明るい場面が想像できる「セレブレーション」という言葉が並んでいます。
何気ない日常の中にも光は差し込んでいて、自分だけで道を照らすことも、誰かと一緒にその場を明るくすることもできそうですね。
気がついていないだけで、毎日何かしら光っていることに気がつくと、辛いことがあってもいつかは前を向ける気がします。
ギャル魂と自分らしさを見つけるヒント
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ここは何処なのか
わからないのがなんか嬉しい
君だけがただ一個の
僕の知ってるもの
心細さが勇気になる
≪イルミネーション 歌詞より抜粋≫
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不安な状況すら楽しんでいるような歌詞です。
直接的に味方と言われなくても、いてくれるだけで安心できる存在ってありますよね。
人に限定せず、お守り的存在の「もの」もあると思います。
「1つだけ」というと「これしかない…」と、歌詞の通り心細くなってしまうところを、ここでは勇気に変えています。
ドラマのテーマでもある「ギャル魂」に通じるところがありそうです。
1番の歌詞では「方法」を考えて、2番の歌詞では「考え方」を変えています。
大きく何かを変えなくても、ほんの少し工夫する中で、自分らしさを見つけられる気がしますね。
「おむすび」というドラマタイトルにぴったりな例え
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ガッカリもションボリも丸めて
噛み締めて飲み込んで
ずっと諦めないでいられたら
クライマックスは続く
≪イルミネーション 歌詞より抜粋≫
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丸めるや飲み込むという歌詞から、ドラマのタイトルでもあるおむすびを想像してしまいます。
毎日を楽しく過ごそうと工夫していても、もちろんずっと楽しく過ごせるわけではないはず。
そんなときこそ、どう過ごすかを考えることも大切なのかもしれませんね。
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ホントにあるんですウソじゃないんです
ユメが萌えるイルミネーション
生まれてきたこと誇れるように
その心飾るでしょう
Lights on, shine on
≪イルミネーション 歌詞より抜粋≫
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イルミネーションはいくつもの光が集まっていて、おむすびはいくつものお米がひとつになっています。
どれも1つひとつは小さいけれど、1つの塊になれば大きな存在です。
自分自身の1日や、行動や考え方の1つが集まって光り輝き、大きな存在となったときに、生まれてきた自分を誇れるようになるのでしょうか。
そしてそれを、自分の力に変えられるのでしょうか。
『イルミネーション』と 『おむすび』という、一見共通点がなさそうな2つですが、ここまで考察を進めていくと、どちらも、小さな1つひとつの存在があるから輝けるものなのだと気がつきますね。
イルミネーションは自分がこれまで生きてきた証
まだまだ始まったばかりの「おむすび」。
物語が進むにつれて、歌詞の考察も変わっていくかもしれません。
しかし、毎日に光があって自分自身が輝くことができるという、B'zならではの応援歌だという点は変わらないはず。
ぜひドラマを観ている人も観ていない人も『イルミネーション』という楽曲を楽しんでください。