「Blue Jeans」はアパレル「DIESELとのコラボ曲
HANAの『Blue Jeans』は、2025年7月14日に配信、7月16日にCDリリースされた2ndシングルです。
「Blue Jeans」と「古いスニーカー」をキーワードに描かれた等身大のラブソングは、HANAのプロデューサーちゃんみなが作詞作曲しました。
CD盤では人気のアパレルブランド「DIESEL」とのコラボレーションが実現。
「DIESEL」の衣装を着たHANAメンバーのショットがアップされており、ビジュアルにも注目です。
本記事では、HANAの『Blue Jeans』の歌詞の意味を考察していきます。
深夜1時に始まった等身大の恋物語

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I think I lost my last piece
何かが足りて無い日常に
flash light みたいな君だった so bright
未だにまだ目が痛い so blind
≪Blue Jeans 歌詞より抜粋≫
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パズルの最後のピースが欠けているような感覚。
足りないものを探して、いつも満たされないような状態。
そんな自分に現れた眩い光のような君。
その輝きは今でも目が眩むほどの衝撃。
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いつだって自信がなくて
Pretty girls 達に嫉妬して
気づいた時にはもう捻くれて
適当に生きてまた出掛けて
≪Blue Jeans 歌詞より抜粋≫
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周りを見渡せば綺麗でかわいい女の子たち。
自信のない自分は、そんな女の子たちに嫉妬してばかり。
美しさは見た目だけではないけれど、気づいた時には自己肯定感が低くなり、心の隙間を埋めようと適当に生きてしまっている。
そんな投げやりな日常が描かれています。
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All right いつも通りの night
嘘みたいに綺麗な yeah
あの夜あの時間君が恋した
Blue jeans 古いスニーカー
≪Blue Jeans 歌詞より抜粋≫
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いつも通りの夜の街。
何も楽しいことのないいつもの夜。
そんな夜に、突然現れた君。
「嘘みたいに綺麗」という言葉が、非現実感を表現しています。
きっと主人公の心は、いつもダークな色。
そんな世界に訪れた美しい世界。
恋の始まりが描かれています。

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My hair was a mess 崩れたメイク
深夜1時
Blue jeans 古いスニーカー
近づいて 君は言う baby
綺麗な人だ
Blue jeans 古いスニーカー
≪Blue Jeans 歌詞より抜粋≫
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乱れた髪に崩れたメイク。
Blue Jeansと古いスニーカー。
周りの女の子たちとは違う、着飾っていない私。
そんな私に君は「綺麗な人だ」と言う。
深夜1時、恋が始まった瞬間。
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ハイヒールにワンピース長い足、完璧な body
そんな子達君は横目に私のとこへ like a fantasy
何度も確かめたい
「I'm not a type of girl」って言って
それでも君は笑って
『真夏の間だけでも信じて』
≪Blue Jeans 歌詞より抜粋≫
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ハイヒールとワンピースは、女性の美しさを象徴したようなファッション。
街に溢れるのはスタイルよく着飾った女性たち。
そんな子たちに見向きもせず、私の元にやってきた君。
嘘でしょう?私はBlue Jeansに古いスニーカー。
まるでおとぎ話のよう・・・信じられない。
だから「私はあなたの思っているような女の子じゃない」と何度も確かめてみる。
「真夏の間だけでも信じて」という彼の言葉は、恋のときめきと共に、ひと夏の恋かもしれないという不安も感じさせます。
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Alright 傷付くのが怖くて
戸惑う私を少しだって気にしてくれない
私が恋した君は
Blue jeans 古いスニーカー
≪Blue Jeans 歌詞より抜粋≫
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傷つくのが怖くて恋に進めない私。
そんな私を気にせず、恋を始めてしまう君。
そんな君は私と同じBlue Jeansと古いスニーカー。
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Your hair was a mess 汗だくで
踊る君
Blue jeans 古いスニーカー
嘘でもいい そう思ってた
次いつ会える?
Blue jeans 古いスニーカー
≪Blue Jeans 歌詞より抜粋≫
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「踊る」とは、歌詞において、夜を共にするという意味でも使われる比喩表現でもあります。
2人の恋は深まったようです。
君の気持ちは嘘でもいいと、今夜だけでもいいと思っていた。
でも、また会いたい。
次の約束への希望と不安が描かれたシーンです。

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朝日が昇っても
しばらくは一緒にいて
未来のことなんて
今だけは言わないで
≪Blue Jeans 歌詞より抜粋≫
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朝が来てもまだ一緒にいたい、離れたくない。
それぞれが抱えている世界。
未来のことはどうでもいい、まだ知りたくない。
今始まったこの瞬間の恋を大切にしたい。
そんな気持ちが表現されていると感じます。
朝が来たら終わる恋ではなく、もっと先の永遠を感じたい。
恋の始まりの刹那的な雰囲気が感じられます。
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嘘でもいい そう思ってた
次いつ会える?
Blue jeans 古いスニーカー
(Blue jeans 古いスニーカー)
≪Blue Jeans 歌詞より抜粋≫
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コーラスで繰り返される「Blue Jeans 古いスニーカー」は、今日、出会った2人のファッションです。
ジーンズとスニーカーというシンプルなファッションを強調することで、着飾ることのない等身大の2人の恋を描いているのではないでしょうか。
自分に自信のなかった女性が、ありのままの姿を認められて恋が始まった。
私が輝き始めた瞬間です。
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朝日が昇っても
しばらくは一緒にいて
未来のことなんて
今だけは言わないで
≪Blue Jeans 歌詞より抜粋≫
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深夜1時に始まった真夏の恋は、朝が来ると終わってしまうの?
開放的な夏の恋は、一過性で終わってしまうことも多いもの。
真夏の一夜の恋でもいいと思いながらも、永遠が欲しい。
恋のときめきと共にせつなさを感じる歌詞です。
たとえ一夜の恋だとしても「ありのままの姿で綺麗なんだよ」と、言ってくれた彼。
主人公の女性は、自分に自信を持って生きていけそうです。
「Blue Jeans」と「古いスニーカー」の意味

Blue Jeansとスニーカーは、シンプルで定番のファッションアイテム。
その2つをあえて強調することで、着飾らない等身大の自分を表現していると感じます。
アパレルブランド「DIESEL」にとって、デニムは人気アイテムの1つ。
HANAとのコラボレーションによって、相乗効果が見込めるのではないでしょうか。
歌詞に登場するハイヒール、ワンピースは綺麗な女性の象徴。
主人公の私はBlue Jeansと古いスニーカー。
対照的なアイテムと言えるでしょう。
2人が並べば、きっと男性はワンピースの綺麗な女性を選ぶよね?という予想を裏切る展開。
彼は、きっと彼女のありのままの姿に惹かれたのでしょう。
ファッションは自分を表現するアイテム。
自己肯定感の低かった女性が、ありのままの姿を美しいと認められ、愛されることで自分を愛することができるようになっていきます。
必要以上に着飾る必要はないのだと、ありのままの姿でいいのだという、メッセージを感じます。
「Blue Jeans」は真夏の恋とありのままの大切さを描いた楽曲

HANAの『Blue Jeans』は「ブルージンズ」と「古いスニーカー」をキーワードに描かれた、等身大のラブソングです。
自己肯定感の低い女性が、ありのままの姿を彼に愛されることで、自分自身を受け入れられるように。
深夜1時に始まった恋物語は、ときめきや次の約束への期待と不安、儚さが混在する楽曲です。
アパレルブランド「DIESEL」とのコラボ楽曲である『Blue Jeans』。
HANAのデニムスタイルにも注目して聴いてみて下さい。