「0.2mm」は映画「90メートル」主題歌
大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)の『0.2mm』は、2026年3月27日(金)公開の映画『90メートル』の主題歌です。本映画は、難病を抱えるシングルマザーと、母を支える息子の愛の物語。
母子を菅野美穂、山時聡真が演じます。
互いに想いあう2人に突きつけられる将来の選択。
自分の未来と母をそばで支えたい気持ちに悩む息子。
息子の幸せを心から願う母。
2人の揺れ動く心情を表現したのが『0.2mm』です。
大森は映画について
「どんな選択にも痛みが伴うということを改めて思い知りました。主題歌をどう書こうかと悩むほどの難しい題材でした。映画を美談にするのも、説教臭くさせるのも、主題歌の影響がすごくあると思ったので、率直に感じたことを、香ってきた、吹いてきた何かを音にすることに尽力しました。ほんの少しだけ風が吹くように、少しだけ背中が押せればいいなという気持ちで作りました。」
引用:https://movie90m.com/
とコメントしています。
大森の歌声が、母子の愛の物語に優しく寄り添います。
大森元貴ソロ1stアルバム「OITOMA」に収録
『0.2mm』は、大森元貴の1stソロミニアルバム『OITOMA』に収録されています。アルバムは、2026年2月24日リリース。
5年前の2021年2月24日は大森のソロデビュー日。
節目の5周年に全6曲収録のアルバムがリリースとなりました。
これまでに発表された楽曲に加え、新曲として収録されるのが『0.2mm』。
映画『90メートル』の主題歌として大きな注目を集めています。
フェーズ3が始まったばかりで、さらなる活躍が期待されるMrs. GREEN APPLE。
大森のソロ曲『0.2mm』もぜひチェックしてください。
「0.2mm」の意味は受精卵の大きさ・命の起源・家族愛
『0.2mm』というタイトルの意味は何だと思いますか?大森元貴自身が明確に答えています。
0.2mmは受精卵の大きさです。そこから家族愛、自分の戻る場所、自分が戻ってきてほしい場所を守る、命の起源を書きたい、という想いで制作した
引用:https://www.youtube.com/watch?v=OWTnh0LSIpE&t=89s
とコメントしています。
命の始まり、そして家族愛を元に描かれる『0.2mm』の歌詞の意味を紐解きます。
「0.2mm」が描く母子の絆

----------------母親の目線で幼い子どもとの幸せな日常が描かれています。
ちいさな手
木漏れ日
そよ風
泣いて帰った日
また そよ風
遠くで聞こえる
ボールが跳ねた
優しいあの子の
楽しそうな声
≪0.2mm 歌詞より抜粋≫
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木漏れ日やそよ風といった優しい言葉が、親子をあたたかく包みます。
ボール遊びをする我が子。
楽しそうな声に目を細める母の姿が目に浮かぶようです。
「優しいあの子」という言葉から、幼いころから母を思いやる子どもだったことがわかります。
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ただいま
ねぇ聞いてよ
おかえり
今日はどんな日だった?
愛を知ろうとすれば
愛から遠ざかるばっかなんだ
≪0.2mm 歌詞より抜粋≫
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今日の出来事を母に早く話したくて仕方のない子ども。
子どもがどんな1日を過ごしたのか知りたい母。
「ただいま」「おかえり」というありふれた言葉。
しかしそれがどれだけ愛おしく大切なものなのかが伝わります。
子どもの頃は、日常のあれこれを母に話したくて仕方がなかった子どもも、思春期を迎え口数も少なくなりがちです。
母にとっては、子どもはいつまでもかわいい子どものままなのに。
だんだんと距離を感じる親子の姿が描かれています。
本当はお互い想い合っているのに、素直になれない気持ちを感じます。
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どこに居ても
何をしていても
心にあなたが居る。
全てにあなたは生きる。
≪0.2mm 歌詞より抜粋≫
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この部分の歌詞は『0.2mm』が、一番伝えたいメッセージではないでしょうか。
どんなに離れていても、どこにいても心にはずっとあなたがいる。
母から子どもへ、子どもから母へ、どちらからともとれる愛の言葉です。
映画『90メートル』での、進学と母のそばにいることとの間で揺れ動く息子、難病を抱える母の死生観を彷彿とさせます。
物理的な距離、あるいは仮に死をもって離れ離れになったとしても、大切なあなたはずっとずっと心の中にいるよ、という究極の愛の形が描かれています。
聴く人の多くが共感するテーマを織り込んでいます。

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お腹が空いて
ハッとする
もうあっという間の人生だと
あと少し優しくなりたいんだと言う
まぁ言うだけ言う
甘くない世の中のリズムを知る
≪0.2mm 歌詞より抜粋≫
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「お腹がすく」=「時間の経過」を想像させます。
過ぎ去る日常の速さ、忙しなさを描き、人生には限りがあることを強調します。
大森らしい表現が、理想の自分と本当の自分とのギャップを描いた歌詞。
「あと少し優しくなりたい」けれど、なかなかなれない。
でも「まぁ言うだけ言う」。
できなくてもいいから、まずは言ってみる。
世の中は甘くないからできないよ、とそんな自分も肯定します。
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逃げてもいい
泣いてもいい
私で居ることが何より大切だと
私は知る
愛を知る
≪0.2mm 歌詞より抜粋≫
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自分らしくいることが一番大切なのだから、逃げてもいい、とポジティブに捉えます。
辛いことを乗り越える強さは必要かもしれません。
しかし、いったんその場所から離れることも勇気であり、強さではないでしょうか。
そうやって見えてくるものがきっとあるはずです。
映画『90メートル』での、互いに思いやる母子は、もしかするといったん離れることで見えてくる愛があるのかもしれません。
また、春は進学や就職で、家族の元を離れる人も多いでしょう。
離れてみて初めてわかるのが家族の愛。
そうして、いかに自分が愛されていたのかを知ることになるのではないでしょうか。
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繋いだその手と手は
揺るぎない温かさなんだ
どこに居ても
何をしていても
心にあなたが居る。
全てにあなたは生きる。
≪0.2mm 歌詞より抜粋≫
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幼い頃に繋いだ母と子の手と手。
一緒に遊んだ帰り道でしょうか、楽しい想い出が蘇るようです。
時を経て、病床の母の手を握る子どもの姿が浮かびます。
あの頃のように、繋いだ手と手は温かい。
どんなことがあってもこの手を離さない、という揺るぎない想いが感じられます。
0.2mmという小さな命から始まった愛は、大きな愛となって母と子を繋ぎます。
たとえ離れていても、どこにいても、2度と会えなくなっても、心の中にはいつもあなたがいる。
私と共に生きていく。かけがえの無い大切な人への想いを込めて締めくくります。
家族の愛情に気づかせてくれる「0.2mm」
『0.2mm』は、大森元貴の2026年2月24日リリースの、1stソロミニアルバム『OITOMA』に収録されている楽曲で、命の起源や家族愛をテーマに描いています。映画『90メートル』の主題歌として、難病を抱えるシングルマザーと、母を支える息子の物語を彩ります。
お互いを思いやる母子の姿を歌詞に込めた『0.2mm』は、家族の愛の深さに気づかせてくれることでしょう。
親子の愛の物語を、主題歌『0.2mm』と共に、ぜひ劇場で触れてみてください。
