80年代はアイドル黄金時代と呼ばれるほど、多くのアイドルが登場した時期。
とくに女性アイドルは、王道アイドルからカリスマ的な魅力の実力派アイドルまで、バラエティに富んだアイドルが登場し、多くのヒット曲が生まれました。
この記事でわかること
80年代女性アイドルの象徴といえば?
中森明菜
代表曲 | DESIRE |
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デビュー年 | 1982年 |
デビュー曲「スローモーション」で1982年にデビューした中森明菜。
デビューのきっかけは、オーディション番組で歌った山口百恵の「夢前案内人」でした。
少し影のある雰囲気や、斬新な衣装やヘアスタイル、カリスマ性の高さから大人気となり、80年代を代表する女性アイドルの1人になりました。
「DESIRE」「ミ・アモーレ」「飾りじゃないのよ涙は」など、数々のヒットナンバーがあり、その歌唱力や表現力はアイドルの枠を超える伝説的な歌姫。
2010年から体調不良を理由に音楽活動を休止しているものの、彼女の歌は今もカラオケで人気の名曲ばかりです。
松田聖子
代表曲 | 青い珊瑚礁 |
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デビュー年 | 1980年 |
松田聖子は「聖子ちゃんカット」と呼ばれたヘアスタイルが、80年代に社会現象化したほどの国民的なアイドル。
昭和アイドル山口百恵の引退と交代するように、1980年に「裸足の季節」でデビューし、キュートなルックスと伸びやかな歌声で、トップアイドルに上り詰めました。
「青い珊瑚礁」「赤いスイートピー」などのポップなナンバーから、しっとりしたバラード「瑠璃色の地球」まで、カラオケでも人気の幅広いヒット曲があります。
自ら作詞作曲を手掛けた「あなたに逢いたくて〜Missing You〜」など、シンガーソングライターとしての才能も発揮しています。
小泉今日子
代表曲 | なんてったってアイドル |
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デビュー年 | 1982年 |
キョンキョンこと小泉今日子は、同期の堀ちえみ、三田寛子、石川秀美らと共に「花の82年組」と呼ばれた女性アイドル。
ボーイッシュなビジュアルや、サバサバしたキャラクターが人気で、自身のヒット曲「なんてったってアイドル」のタイトル通り、80年代の圧倒的な人気アイドルでした。
「あなたに会えてよかった」「優しい雨」などの名曲をヒットさせる一方、テレビや映画、舞台等で女優としても活躍。
主演したテレビドラマ「パパとなっちゃん」の主題歌「あなたに会えてよかった」は、ミリオンセラーを記録する大ヒットとなりました。
80年代の人気女性アイドル【ソロ】
薬師丸ひろ子
代表曲 | セーラー服と機関銃 |
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デビュー年 | 1978年 |
薬師丸ひろ子は、中学1年の時に角川映画のオーディションを勝ち抜き、映画「野性の証明」のヒロインとしてスクリーンデビューしました。
1981年に主演した映画「セーラー服と機関銃」の主題歌で歌手デビューすると、透明感のある歌声と独特なオーラで、80年代の人気アイドルの仲間入り。
「Woman “Wの悲劇”より」「メイン・テーマ」など、話題の映画と主題歌を次々とヒットさせました。
2000年以降は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」やテレビドラマ「あまちゃん」など、多くの人気作品で、女優や歌手として印象的な存在感を放っています。
河合奈保子
代表曲 | スマイル・フォー・ミー |
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デビュー年 | 1980年 |
河合奈保子は、西城秀樹の妹発掘オーディションで芸能界入りし、1980年にデビュー曲「大きな森の小さなお家」でアイドル歌手としてデビューしました。
八重歯がかわいい笑顔と豊満なボディは、とくに男性ファンから支持され、グラビアアイドルとしての評価も高い80年代の女性アイドルでした。
ヒット曲は「エスカレーション」「スマイル・フォー・ミー」「けんかをやめて」などで、作曲や音楽の制作も担当するなど多彩な才能を発揮しています。
1996年に結婚して第一子を出産後は、芸能活動を休止し、現在はオーストラリアに在住しているそうです。
柏原芳恵
代表曲 | 春なのに |
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デビュー年 | 1980年 |
柏原芳恵は中学3年生だった1980年、オーディション番組をきっかけに柏原よしえ名義でデビューして、後に本名に改名した女性人気アイドル。
代表曲には中島みゆきが提供した「春なのに」「最愛」などがあり、アグネス・チャンの曲のリメイク「ハロー・グッバイ」は自己最大のヒット曲となりました。
また、映画「ビー・バップ・ハイスクール」に出演するなど、女優やグラビアアイドルとしても人気を集め、現在も多方面で活躍。
今の天皇が浩宮徳仁親王だった80年代に彼女のファンであることを公言し、リサイタルを訪れたという伝説的なアイドルです。
松本伊代
代表曲 | センチメンタル・ジャーニー |
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デビュー年 | 1981年 |
ちょっとハスキーな歌声とスリムなプロポーションで、デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」を大ヒットさせた松本伊代。
当時の人気アイドル、田原俊彦の妹役オーディションがきっかけでデビューし、女性人気アイドルとして80年代のバラエティやドラマなどでも活躍しました。
1983年に主演したテレビドラマ「私は負けない!ガンと闘う少女」の主題歌「時に愛は」は、尾崎亜美作詞作曲で名曲と評価の高い曲です。
天然で気取らない愛されキャラで、現在は夫でタレントのヒロミと共に、おしどり夫婦タレントとしても話題を集めています。
原田知世
代表曲 | 時をかける少女 |
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デビュー年 | 1982年 |
角川映画のオーディションがきっかけでデビューした原田知世は、薬師丸ひろ子や渡辺典子と共に、80年代に角川三人娘として人気だった女性アイドル。
初主演映画「時をかける少女」では、松任谷由実が提供した主題歌を歌って50万枚を超す大ヒットを記録しました。
「天国にいちばん近い島」「早春物語~逢いたくて~」など、映画と主題歌の両方をヒットさせ、若者にスキーブームを起こした映画「私をスキーに連れてって」にも主演しています。
清楚な雰囲気でCM出演などが多く、女優としても歌手としても安定した人気を誇っていました。
早見優
代表曲 | 夏色のナンシー |
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デビュー年 | 1982年 |
14歳の時、当時住んでいたハワイでスカウトされた早見優は、英語やフランス語が堪能なマルチリンガルタレントとして有名な80年代の女性アイドル。
1982年に「急いで!初恋」で歌手デビューした後、自らが出演した清涼飲料水のCMソング「夏色のナンシー」が大ヒットしました。
夏が似合う健康的なイメージのアイドルとして人気を集め、語学力を活かした国際的な活動も続けています。
テレビや映画、舞台等で女優としても活躍し、主演した映画「キッズ」の主題歌「PASSION」は、彼女の高い歌唱力が評価されているロックナンバーです。
中山美穂
代表曲 | ツイてるねノッてるね |
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デビュー年 | 1982年 |
「ミポリン」の愛称で、80年代のトップアイドルだった中山美穂。
モデルとして芸能界入りして、テレビドラマ「毎度おさわがせします」で女優デビュー、同年にはデビュー曲「C」で歌手デビューも果たしました。
デビュー当時から大人びた雰囲気の正統派美人アイドルだと注目を集め、女優としてテレビドラマや映画の話題作に主演し、数多くの賞を受賞しています。
CMソングに起用された「ツイてるねノッてるね」、ミリオンを達成した「ただ泣きたくなるの」、WANDSとのコラボ「世界中の誰よりきっと」など、カラオケの人気曲も多いです。
南野陽子
代表曲 | 楽園のDoor |
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デビュー年 | 1984年 |
ドラマ、レコード、映画、写真集と人気作品を連発し、80年代のカリスマ女性アイドルと呼ばれた南野陽子。
ブレイクしたきっかけは、主演したテレビドラマ「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」で、映画「スケバン刑事」の主題歌「楽園のDoor」も大ヒットしました。
主演した映画「はいからさんが通る」は、同タイトルの主題歌とともに話題となり、卒業式などで袴を履くスタイルが定着したのも、彼女の人気からだといわれています。
90年代以降は音楽活動の傍ら女優業をメインに活動しており、現在もいろいろな話題作に出演して圧倒的な存在感があります。
岡田有希子
代表曲 | くちびるNetwork |
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デビュー年 | 1984年 |
オーディション番組「スター誕生」がきっかけで芸能界入りし、1984年に「ファースト・デイト」でメジャーデビューした岡田有希子。
第二の松田聖子と期待されていた、80年代の実力派女性アイドルで、全国コンサートの公演やテレビドラマの主演などでも大活躍しました。
代表曲「くちびるNetwork」は作詞が松田聖子、作曲は坂本龍一の話題作で、CMソングにも起用された最大のヒット曲です。
わずか3年で急逝してしまいましたが、永遠に輝きを失わない伝説のアイドルとして、今もファンからの献花が途絶えることがないそうです。
工藤静香
代表曲 | MUGO・ん…色っぽい |
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デビュー年 | 1984年 |
工藤静香は、セブンティーンクラブ、おニャン子クラブ、うしろ髪ひかれ隊と、複数のアイドルユニットのメンバーとして人気を高めた後、ソロ歌手へと転向したアイドル。
「MUGO・ん…色っぽい」「慟哭」「黄砂に吹かれて」など、中島みゆきが提供した多くの曲をヒットさせました。
80年代後期には、当時人気のアイドル、中山美穂、南野陽子、浅香唯とともに、アイドル四天王と呼ばれていたことも。
90年代以降は女優や画家としても活動の場を広げ、2000年には木村拓哉と結婚、現在はモデルのCocomiやKōkiのママとしても有名です。
斉藤由貴
代表曲 | 卒業 |
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デビュー年 | 1984年 |
「少年マガジン」のミスマガジンに選ばれたことからデビューした斉藤由貴は、80年代に女優、歌手の両方で話題となった女性アイドル。
ブレイクのきっかけとなったテレビドラマ「スケバン刑事」の、ポニーテールとセーラー服姿の可憐なルックスが人気を集めました。
「スケバン刑事」の主題歌「白い炎」、デビュー曲で自ら出演したラーメンのCMソング「卒業」、アニメ「めぞん一刻」の主題歌「悲しみよこんにちは」など、話題曲も多数。
井上陽水のカバー「夢の中へ」などをヒットさせる一方、女優としても活躍中で高い演技力が評価されています。
森高千里
代表曲 | 私がオバさんになっても |
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デビュー年 | 1987年 |
ミニスカートと美脚で一斉を風靡した森高千里は、バンドでドラムやベースを担当していたという経歴のアイドルです。
主演映画「あいつに恋して」の主題歌「NEW SEASON」で歌手デビューし、80年代の人気女性アイドルとなりましたが、音楽を中心に活動するマルチプレイヤーへと転向。
南沙織の歌のリメイク「17才」、ユニークな歌詞が有名な「私がオバさんになっても」、ビールのCMソングにも起用された「気分爽快」など、多くの定番曲を歌っています。
結婚後は一時芸能活動を抑制していましたが、今はライブ活動を中心に活躍中です。
80年代の人気女性アイドル【グループ】
あみん
代表曲 | 待つわ |
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デビュー年 | 1982年 |
美しいハモリと癒し系な雰囲気の女性デュオ、あみんは80年代の実力派アイドルです。
当時女子大生だった岡村孝子、加藤晴子の2人により結成され、ヤマハポピュラーソングコンテストでグランプリを受賞してレコードデビュー。
デビュー曲「待つわ」は、1982年唯一のミリオンセラーを記録しました。
しかし加藤が学業への専念を希望したことから、1983年のコンサートを最後に活動を休止し、その後は岡村孝子がソロ歌手として活躍しています。
2007年より、あみんとしての活動を再開し、2017年には久しぶりにテレビで「待つわ」を披露しました。
おニャン子クラブ
代表曲 | セーラー服を脱がさないで |
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デビュー年 | 1985年 |
1985年から1987年の短い活動期間で、80年代に大ブームを起こした、おニャン子クラブは、テレビ番組「夕やけニャンニャン」から誕生した女性アイドルグループです。
メンバーは常に流動的で、ファンは好きなメンバーの名前と会員番号をセットで記憶していました。
「セーラー服を脱がさないで」でブレイクし、河合その子、新田恵利、国生さゆりなど著名メンバーはソロとしても活躍、うしろゆびさされ組などの派生グループも人気でした。
メンバーの脱退は「卒業」と呼ばれ、モーニング娘やAKBなどその後の女性アイドルグループの先駆けとなりました。
Wink
代表曲 | 淋しい熱帯魚 |
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デビュー年 | 1988年 |
Winkは人形のような愛らしい衣装やビジュアル、媚びて笑わないピュアなイメージで、80年代の後半から大ブレイクした女性アイドルデュオ。
メンバーの鈴木早智子と相田翔子は、2人とも雑誌のミスコンがきっかけでデビューし、Winkを結成しました。
ヒット曲は「愛が止まらない 〜Turn it into love〜」「淋しい熱帯魚」などで、カラオケでは振り付けを真似する人も多く、Perfumeも彼女たちのダンスを参考にしているとか。
1996年にWinkとしての活動を休止後、それぞれがソロとして活動を続けています。
80年代は女性アイドルの黄金期!時代を彩った彼女たちの名曲は何年経っても色褪せない
80年代は存在感のある女性アイドルが次々と登場し、アイドルの黄金期と呼ばれた時代。
中森明菜、松田聖子、小泉今日子など時代を象徴するアイドルを始め、ソロで活躍のアイドル、グループやデュオのアイドルなど、さまざまなアイドルからヒット曲が誕生しました。
歌手としてだけではなく、女優やタレントとしても時代を彩った彼女たちの歌は、今も色褪せることなく人々に愛され続けています。
定番曲や人気曲の多い80年代の女性アイドルの歌を歌って、80年代の華やかなムードに浸ってみませんか?
この記事のまとめ!
- 80年代はアイドルの黄金時代と呼ばれ、多くの人気女性アイドルが活躍した
- ソロで活躍する女性アイドルが多く、女優やタレントとしても話題を集めた
- 現在の女性アイドルユニットの先駆け的なグループが誕生したのもこの時代
- 当時のアイドルのヒット曲は、今でもカラオケの定番曲となっている
- 輝きを失わない80年代の女性アイドルの歌を歌って盛り上がろう