2019年に惜しまれながらも解散したヴィジュアル系ロックバンド「Janne Da Arc」。
妖艶な演奏と、ヴィジュアル系バンドならではの洗練されたライブパフォーマンスに魅了された人も多いのではないでしょうか。
解散してしまったけれど、Janne Da Arcの曲についてもっと知りたいという人も多いでしょう。
この記事でわかること
Janne Da Arc(ジャンヌダルク)の魅力とは
今や伝説となったジャンヌダルクは、5人組のヴィジュアル系ロックバンドです(ただし、メンバーのka-yu(ベース)は解散前日にJanne Da Arc脱退)。
魅力は幅広い音楽性の激しくて勢いのある楽曲から、情緒的なメロディを持つバラードまで、様々な雰囲気の楽曲があります。
また、キーボードパートがあることから、サウンドに厚みがあり他のロックバンドにはない妖艶な雰囲気を感じられるところも魅力でしょう。
人気アニメ「ブラックジャック」のオープニングテーマソングに起用されたことで、広く世に知られることになったジャンヌダルクは、2019年に解散するまで多くの人々に愛されてきました。
Janne Da Arc(ジャンヌダルク)人気曲10選
「最近ジャンヌダルクの魅力に気づいた」という人もいるのではないでしょうか。
知ったばかりのバンドならば、まずは人気曲をチェックしたいですよね。
ジャンヌダルクはアニメ番組のタイアップが多いため、「アニメからバンドのことを知った」という人も珍しくありません。
アニメタイアップ曲はどれもキャッチーなメロディで歌いやすものが多く人気がありますが、それ以外にも人気曲がたくさんあります。
早速、人気曲10選をみていきましょう。
HEAVEN
ジャンヌダルクのラストシングルに収録されているのが「HEAVEN」です。
この曲は「いろイロミックス」「ミュウモ」のCMソングに起用されたことで、多くの人に知られました。
爽やかなサウンドにキャッチーなメロディを持つ楽曲なので「激しすぎる曲はちょっと苦手」という人でも楽しく聴くことができますよ。
「生まれ変わってもまた君を見つけたい」というテーマもとても素敵で、歌いやすいメロディであることからも、カラオケでよく歌われる曲です。
月光花
ジャンヌダルクの代表曲といえば「月光花」です。
テレビアニメ「ブラック・ジャック」のオープニングテーマに起用されたこの曲で、ジャンヌダルクは一躍人気バンドとなりました。
リリースされたのは2005年ですが、いまだに人気がある楽曲の1つです。
イントロはバイオリンから始まり、楽曲を通して妖艶な雰囲気があります。
この曲がきっかけで「ジャンヌダルクといえば妖艶な雰囲気」というイメージを持つ人が増えたほどです。
ヴァンパイア
ハードロックな雰囲気を持つ「ヴァンパイア」も、ジャンヌダルクを語る上では欠かせません。
勢いがあるハードなサウンド、セクシーな歌詞が魅力のこの曲は、ライブパフォーマンスにも注目です。
ライブではボーカルのyasuが観客の1人を抱きしめながら歌う演出があり、会場中が一気に盛り上がりました。
既に解散しているため、実際に見ることはできませんが、興味のある人はDVDなどでチェックしてみてください。
I’m so Happy
ジャンヌダルクのポジティブソングといえば「I’m so Happy」です。
出だしを聴いた瞬間から一緒に楽しい気分になれる曲で、V系バンドとは思えないほどにポップなサウンドに仕上がっています。
情緒的なメロディにのせて「君がいるだけで どんなたわいない事でも 震えるほどに喜び感じて」と愛する人と一緒にいられる幸せを歌っており、聴いているだけで元気をもらえる曲ですよ。
RED ZONE
2001年にリリースされたJanne Da Arcのメジャーデビュー曲「RED ZONE」。
とにかくかっこいい曲で、出だしからスピード感がある激しいサウンドで始まります。
メロディアスでメタルを感じさせる、「これぞジャンヌダルク」と言えるような仕上がりです。
見せ場がたくさんあり、イントロだけでもギターやキーボードが大活躍しています。
出だしのボーカルもとてもかっこいいですよ。
DOLLS
「DOLLS」は2004年にリリースされたジャンヌダルク19枚目のシングルです。
出だしはアコースティックギター1本から始まる哀愁感のある1曲。
楽曲を手掛けたyasuは「別れた男女2人が大切なものを失って人形のようになってしまった」というテーマで曲を作ったとコメントを残しているように切ない歌詞に共感し、心揺さぶられた人も多いでしょう。
歌詞にぴったりの情緒的なメロディやサウンドにも注目ですよ。
Black Jack
どこか妖艶でトリッキーな雰囲気を持つ楽曲といえば「Black Jack」です。
恋の駆け引きの様子を歌った曲で、歌詞だけでなくメロディやサウンドなど楽曲全体で駆け引きの様子を表現しています。
サビの「キレイな女はいらない」というフレーズはとてもキャッチーなので、思わず一緒に口ずさみたくなりますよ。
歌詞も韻を揃えたりとリズミカルに歌えるようになっていたり、メロディにリンクするようにキーボードパートが構成されていたりと、色々な工夫がされている曲です。
マリアの爪痕
2002年にリリースした13枚目のシングルに収録されているのが「マリアの爪痕」です。
サビから始まる構成で、サビ頭の「マリア」というフレーズが印象に残ります。
この曲はyasuのギターが大活躍しており、それだけでも聴きごたえがありますよ。
どこか昭和の香りを感じるサウンドやメロディにも注目で、ジャンヌダルクらしさを感じられる曲です。
シルビア
2001年に5ヶ月に渡り3部作で発売されたシングル作品の、第二弾としてリリースされたのが「シルビア」です。
3部作にはそれぞれテーマが設定されており、シルビアのテーマは「恋愛」。
そのテーマに相応しくこの曲は「君をそばに 感じるたび幸せになれる」と真っ直ぐな歌詞、それに寄り添うようなメロディで構成された爽やかなナンバー。
サビではボーカルyasuが美しいファルセットを披露しており、そこにも注目です。
ダイヤモンドヴァージン
イントロからキーボードが大活躍する曲といえば「ダイヤモンドヴァージン」です。
タイアップなどはありませんが、オリコンのランキングでは週間3位になるほど人気を集めました。
サウンドは少しダークな感じで、いかにもジャンヌダルクという感じがします。
一方でメロディはキャッチーで一緒に歌えそうな1曲ですよ。
Janne Da Arc(ジャンヌダルク)の隠れた名曲
人気曲をチェックしているうちに、すっかりその魅力にハマってしまった人もいるのではないでしょうか?
普段はシングルに収録されている楽曲の注目度が高いですが、アルバム収録曲などにも隠れた名曲がたくさんあります。
どれも「シングルカットでもおかしくない!」と思えるほど、かっこよくてジャンヌダルクらしい曲ばかりですよ。
ここからは、ジャンヌダルクの隠れた名曲10選を紹介していきます。
HELL or HEAVEN~愛しのPsycho Breaker~
2005年リリースのアルバム「JOKER」の5曲目に収録されているのが、「HELL or HEAVEN~愛しのPsycho Breaker~」です。
出だしからエッジの効いたフレーズがとてもかっこよく、勢いのある曲に仕上がっています。
1番は男性、2番は女性視点で恋愛の模様が描かれており、ストーリー性が高い歌詞にも注目です。
アップテンポでノリの良い曲なので、カラオケでもよく歌われています。
7-seven-
妖艶な雰囲気をまとい、ジャンヌダルクらしい曲の中に「7-seven」があります。
サウンドのかっこよさはもちろんのこと、少し変わった歌詞にも注目です。
タイトルが「7-seven-」とあるように、この曲のサビは
- 「あなただけ…」だと今誓え。
- 罪を感じて懺悔しろ
というように、7つの言葉が箇条書きになっています。
EDEN〜君がいない〜
ロックバンドとは思えないほど、優しい歌声と柔らかいサウンドで始まるのが「EDEN〜君がいない〜」です。
この曲は、2000年に発売されたアルバム「D.N.A」の4曲目に収録されています。
出だしの優しい雰囲気から一変、急に始まるロックな雰囲気への切り返しがとてもかっこいいですよ。
Aメロの入りやサビの入りなど楽曲のポイントになる部分に楽器のキメが入るところにも注目で、メリハリのある仕上がりになっています。
Dear my…
2001年にリリースされたアルバム「Z-HARD」の10曲目に収録されている「Dear my…」は、横笛のメロディで始まるイントロが印象的で、妖艶な雰囲気のある1曲です。
アルバムの中ではしっとり聴かせるバラードソングでしたが、2003年にロックバージョンが発表されました。
ロックになっても妖艶な雰囲気はそのままに、軽快さを感じられる仕上がりになっており、多くのファンに愛されています。
カーネーション
ジャンヌダルクのバラード名曲といえば「カーネーション」です。
2004年リリースのアルバム「ARCADIA」に収録されており、なんとギターと歌だけで作られています。
カーテーションというタイトルそのままに、母の日をテーマに母親への感謝が綴られた曲です。
「遠く離れて 初めて気付きました。あなたの愛に」というサビの歌詞に共感する人も多いのではないでしょうか。
桜
2000年にリリースされたアルバム「D.N.A」の7曲目に収録されているのが「桜」です。
失恋をテーマにしたミディアムテンポのバラードで、実話をもとに作られたということもあり、ファンの間で人気が高い楽曲の1つになっています。
どこか儚くもの悲しい雰囲気が桜のイメージにぴったりですよ。
歌詞は失恋をテーマにしているものの、喪失感だけでなく前向きな気持ちになれるところも魅力の1つです。
風にのって
情緒的なイントロが印象に残る「風にのって」は、2005年に発売されたアルバム「JOKER」の12曲目に収録されています。
包み込まれるようなボーカルで始まるイントロを聴いただけでも感動的ですよ。
曲は亡くなった子供を悼むというストーリーになっており、「あの子はもう…還らない」など切ない歌詞が綴られています。
悲しい内容ですが、サビはリズミカルにしっかり盛り上がる構成で、ジャンヌダルクらしく切なすぎないテイストに仕上げているところにも注目です。
−救世主 メシア−
「ジャンヌ・ダルク」を歌った曲として、ファンの間で愛され続けている楽曲が「−救世主 メシア−」です。
2001年にリリースされたアルバム「Z-HARD」の中に収録されており、出だしからハードロックな雰囲気を感じられます。
そもそもジャンヌ・ダルクとはデビルマンに登場するキャラクターのことで、このアルバムのジャケットにはデビルマンが描かれていることにも注目ですよ。
Rainy~愛の調べ~
ジャンヌダルクの楽曲の中でも、胸が締め付けられるように切ない気持ちを駆り立てる曲といえば「Rainy~愛の調べ~」です。
王道バラードソングと言えるテイストで、たとえ離れ離れになってしまったとしても愛していた気持ちは大切にしても良いんだ、という気持ちを歌っています。
テンポがゆっくりなので、歌詞をしっかり聴き取れるところも嬉しいポイントです。
「こんなに忘れられないくらい 愛したのは君だけ」など、共感できる歌詞が詰まっていますよ。
Love is Here
2004年にリリースした22枚目のシングル「Love is Here」は、恋する切ない心を歌ったラブソングです。
「まだ届かなくてもどかしくて」という歌詞に共感した人も多いのではないでしょうか。
イントロはキーボードと歌で少し幻想的な雰囲気で始まり、サビに向かってだんだん盛り上がっていきます。
イントロからグッと心を掴まれる名曲ですよ。
Janne Da Arc(ジャンヌダルク)の曲は幅広い音楽性でファンを魅了した!色褪せない名曲を聴こう
デビュー以来、第一線で活躍し続けてきたジャンヌダルクは、幅広い音楽性に歌謡性の強いメロディで、多くのファンを魅了し続けてきました。
アニメタイアップも多く、アニメからバンドを知った人も多いですが、タイアップ以外の曲にも名曲が多いです。
この記事で紹介した作品以外にも、おすすめのJanne Da Arc作品はたくさんあるので、ぜひチェックしてくださいね。
また、Janne Da Arc解散に伴い、現在はそれぞれがソロアーティストとして活動していますので、メンバーの今後にも注目していきましょう。
この記事のまとめ!
- Janne Da Arcは5人組ロックバンドで、2019年に解散した
- 妖艶な雰囲気の楽曲が多く、人気を博している
- アニメのタイアップなどが多く、幅広い音楽性も評価されている
- 人気曲の他にもアルバム収録曲に隠れた名曲が多い