映画「メリー・ポピンズ」の有名曲9選!リターンズの名曲も合わせて紹介

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メリー ポピンズ

映画「メリー・ポピンズ」は1964年ウォルトディズニー製作、実写とアニメを合成したミュージカル映画

劇中歌は『チム・チム・チェリー』など、どこかで必ず聴いたことがある有名な曲がいっぱいです。

UtaTen編集部
この記事では、映画「メリー・ポピンズ」と、続編の「メリー・ポピンズ リターンズ」の曲から、合わせて9曲の名曲を紹介しています。

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映画「メリー・ポピンズ」とは

映画「メリー・ポピンズ」は、パメラ・L・トラヴァースの「メアリー・ポピンズ」シリーズをミュージカル化したディズニー映画。

風に乗ってやってきたメリー・ポピンズが見せてくれる不思議な世界に、バンクス家の子供達だけでなく大人たちにも、大切な気付きを教えてくれる素敵な作品です。

音楽を担当したシャーマン兄弟は「くまのプーさん」や「ジャングル・ブック」など、多くのディズニー映画音楽を残したレジェンド的な兄弟。

この作品は、主演のジュリー・アンドリュースが主演女優賞、シャーマン兄弟は作曲賞など5つのアカデミー賞を受賞するなど、高い評価を受けました。

 

【続編】映画「メリー・ポピンズ リターンズ」

映画「メリー・ポピンズ リターンズ」は「メリー・ポピンズ」から54年ぶりの続編として、2018年に製作されたディズニーの実写映画です。

前作から25年後、再びバンクス家に現れたメリー・ポピンズが、大人になったジェーンとマイケル、そしてマイケルの子供達に再び素敵な魔法をもたらしてくれます。

メリー・ポピンズ役はエミリー・ブラントで、ガス灯の点灯夫ジャック役を演じているのは、俳優、作曲家、劇作家と多才な活躍中のリン=マニュエル・ミランダ。

彼は「モアナと伝説の海」「ミラベルと魔法だらけの家」などの作曲家で、「メリー・ポピンズ リターンズ」では俳優として歌や踊りも披露しています。

 

メリー・ポピンズの有名曲

映画「メリー・ポピンズ」の曲は、メリー・ポピンズの魔法のようにタイトルもユニークで独創的な曲ばかりです。

もしタイトルを知らなかったとしても、聴いてみると今では誰もが知っている曲ばかりで、「この曲はメリー・ポピンズの曲だったんだ」とびっくりするかもしれません。

そしてこの名曲の数々は、本作がディズニー作品初参加となったシャーマン兄弟によって作られたというのも驚きですよね。

次は映画「メリー・ポピンズ」の有名曲を紹介しましょう。

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Supercalifragilisticexpialidocious(スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス)


何とも長くて舌を噛みそうなタイトルの『Supercalifragilisticexpialidocious(スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス)』。

メリー・ポピンズが「何と言ったら分からない時に言う言葉」と説明していますが、困ったときに唱えると、気分がよくなるおまじないのような歌です。

絵の中に飛び込んだメリー・ポピンズたちが、アニメの世界で競馬に参加した時に歌ったことから、子供達のお気に入りの歌になりました。

いつの間にか、厳格なお父さんのバンクス氏もこの歌を覚えてしまったようです。

 

A Spoonful of Sugar(お砂糖ひとさじで)


バンクス家にやってきたメリー・ポピンズが、最初に散らかった子供部屋を片付ける時に歌ったのが『A Spoonful of Sugar(お砂糖ひとさじで)』です。

片付けを嫌がる子供達に「物事は見方で1つで変わるんですよ、嫌な仕事でも楽しくする方法があります。」と言って、メリー・ポピンズは次々と部屋を片付けて行きます

この曲のヒントとなったのは、シャーマン兄弟のお兄さんの方、ロバート・シャーマンの息子の実体験でした。

学校で薬を飲まされた際に、苦手な薬でも一緒に砂糖をなめたら飲めたという話から、こんな楽しい曲が誕生しました。

 

Chim Chim Cher-ee(チム・チム・チェリー)


可愛らしい響きが印象的な『Chim Chim Cher-ee(チム・チム・チェリー)』は、煙突のチムニー(chimney)からイメージされたタイトル

メリー・ポピンズの古い友人、バートが歌う歌です。

バートは時には大道芸人、時には煙突掃除といろいろな仕事をしていて、メリー・ポピンズと一緒に不思議な世界へと連れて行ってくれます。

バートのキャラクターは「煙突掃除人に会うと幸せになれる」という、イギリスの古い言い伝えを聞いたシャーマン兄弟が、原作のキャラクターを膨らませて作り上げました。

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Feed the birds(2ペンスを鳩に)


『Feed the birds(2ペンスを鳩に)』は、セントポール大聖堂の前で鳩の餌を売るおばあさんの売り声を元にした優しい曲です。

歌詞の「Feed the birds, tuppence a bag」とは、1袋2ペンスの餌を買って鳩にあげてという意味で、tuppenceはイギリスの口語でtwo pence、つまり2ペンスのこと。

この曲はウォルトディズニーのお気に入りで、シャーマン兄弟をこの映画の音楽担当にしたのも、この曲がきっかけとなったという名曲です。

 

Step in Time(踊ろう、調子よく)


バートや煙突掃除人の仲間たちが屋根の上で楽しく踊るシーンの曲が『Step in Time(踊ろう、調子よく)』。

メリー・ポピンズや子供達も一緒になって、煙突のすすで真っ黒になった顔でロンドンの夜の空を歩く幻想的なシーンです。

このシーン、実は最初2分程度にする予定だったのですが、ウォルトディズニーが気に入ってしまったために、逆に長くなり最終的に14分という長いシーンになりました。

こんなエピソードからも映画「メリー・ポピンズ」は、どれだけウォルトディズニーが愛情を注いで作った作品かが分かりますね。

 

メリー・ポピンズ リターンズの名曲

映画「メリー・ポピンズ リターンズ」の音楽を担当したのは、ミュージカル映画「ヘアスプレー」のブロードウェイミュージカル版を手がけたマーク・シャイマンです。

彼は映画の舞台となった大恐慌時代のロンドンにぴったりのイメージで、曲調は現代風の名曲の数々を作り上げました。

新しい曲ですがよく聴いてみると、実はどれもオリジナルの「メリー・ポピンズ」へのリスペクトが感じられる作品ばかりです。

次は、サウンドトラックもヒットした映画「メリー・ポピンズ リターンズ」の名曲を紹介しましょう。

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Lovely London Sky(愛しのロンドンの空)


映画「メリー・ポピンズ リターンズ」のオープニングは、朝のロンドンの街をガス灯を消灯しながら歌うジャックの『Lovely London Sky(愛しのロンドンの空)』。

この曲はシャーマン兄弟の曲を引用した三拍子のワルツで、『Chim Chim Cher-ee(チム・チム・チェリー)』を連想させる曲です。

ジャックは前作のバートに代わって、メリー・ポピンズやバンクス家の人と関わることになる人物で、街のことをよく知っています。

前作でバートを演じたディック・ヴァン・ダイクは、別の役で出演し90代の年齢にも関わらず素晴らしいダンスを披露しました。

 

A Cover Is Not The Book(本は表紙じゃわからない)


『A Cover Is Not The Book(本は表紙じゃわからない)』は、器の世界に入り込んだメリー・ポピンズとジャックが、ミュージックホールのステージで歌う華やかな曲です。

ジャックが歌うパートは、リン=マニュエル・ミランダの得意なラップ調で、まるで現代の『Supercalifragilisticexpialidocious(スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス)』。

このシーンは実写とアニメーションが合成されていて、オリジナルの「メリー・ポピンズ」の1シーンのようなファンタジーあふれるシーンでした。

 

The Place Where Lost Things Go(幸せのありか)


映画「メリー・ポピンズ リターンズ」の子供達はお母さんを亡くしたばかりで、寂しい思いをする夜もあります。

『The Place Where Lost Things Go(幸せのありか)』は、メリー・ポピンズが子供達に「無くならないものは、無くすことはできないの」と歌って聴かせる、優しい子守歌。

心温まる雰囲気は『Feed the birds(2ペンスを鳩に)』を思わせます。

この歌の日本語版を歌ったのは平原綾香で、劇中歌だけではなくエンディングテーマにも使用されました。

ディズニー映画の日本語版で、劇中歌とエンディングテーマの両方を担当した歌手は彼女が初めてです。

 

Can You Imagine That?(想像できる?)


『Can You Imagine That?(想像できる?)』はお風呂に入るのを嫌がっていた子供達を、泡風呂の中の不思議な世界へと誘う曲です。

メリー・ポピンズの魔法でバスタブの中はカラフルな海中の世界に変わり、子供達は今まで経験したことのない楽しいバスタイムを楽しみます。

このシーンはオリジナルの「メリー・ポピンズ」で、『A Spoonful of Sugar(お砂糖ひとさじで)』を歌って、子供達を夢中にさせたシーンを思い出させるシーンでした。

 

メリー・ポピンズの曲は物語を彩る名曲ばかり!ウォルト・ディズニー製作のミュージカル作品を観てみよう

映画「メリー・ポピンズ」の曲は魔法の世界を思わせる、不思議でワクワクする名曲ばかり

今では誰もが知っているあの曲も、実は物語を彩る劇中歌だったことがわかるでしょう。

続編の「メリー・ポピンズ リターンズ」の曲は現代風の新しい雰囲気ですが、どれも「メリー・ポピンズ」へのリスペクトを感じて、オリジナル作品を思い出させてくれます。

「メリー・ポピンズ」「メリー・ポピンズ リターンズ」の音楽に注目して、ウォルトディズニーの愛がつまった2つのミュージカル作品を観てみましょう

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この記事のまとめ!

  • 映画「メリー・ポピンズ」はウォルトディズニー製作、音楽はディズニー映画の名曲の数々を生み出したシャーマン兄弟
  • 物語の世界観が広がる劇中歌は、今ではおなじみの有名曲ばかり
  • 映画「メリー・ポピンズ リターンズ」は54年ぶりに作られた続編で、現代風のサントラはオリジナル作品を連想させてくれる
  • メリー・ポピンズの名曲で、ディズニーのミュージカルを楽しもう

 

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