桑田佳祐の特徴的な歌声は、いつの時代も愛されてます。
キャッチーなメロディーと温かみのある歌詞で、いつの間にかお気に入りの曲になっていることもありますよね。
サザンオールスターズからのコアなファンだけでなく、CMで聴いて彼の優しい歌にハマる人も増えています。
この記事でわかること
桑田佳祐の人気曲ランキングTOP5
桑田佳祐のソロ活動は、サザンが活動を停止していた1987年に始まりました。
その後も度々あったバンドの活動休止期間にもソロとして音楽活動を続け、たくさんのヒット曲をリリースしています。
アニメやドラマの主題歌、CMソングなど、多くの人にお馴染みの歌や、クリスマスソングとして人気のあの曲も。
はじめに、桑田佳祐のソロ楽曲から人気曲TOP5をランキング形式で紹介しましょう。
【5位】100万年の幸せ!!
「100万年の幸せ!!」は、テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』のエンディングテーマ。
2012年にリリースの桑田佳祐ベストアルバム『I LOVE YOU -now & forever-』の収録曲です。
原作者のさくらももこが桑田佳祐のファンだったため、自身が作詞した歌詞を送って作曲を依頼して作られた楽曲です。
5年半に渡って番組のエンディングを飾ったこの歌は、さくらももこが亡くなった時のお別れ会でも、献歌として歌われました。
子供にも分かりやすいシンプルでポジティブな歌詞と明るい曲調で、ほのぼのと癒される歌です。
【4位】悲しい気持ち
「悲しい気持ち」は、1987年にリリースされた桑田佳祐のソロ活動デビューシングル。
別れた恋人のことを思い出している失恋ソングなのに、アップテンポでひたすら明るく、悲しいどころか楽しい気持ちになってしまうかもしれません。
特に、サビの『Just a man in love. oh yeah』は、ライブでファンが声を合わせ一体となれる人気フレーズ。
誰もが聴いたことがある知名度の高い歌なので、カラオケで歌ってもみんなで盛り上がることができるでしょう。
【3位】波乗りジョニー
桑田佳祐のソロとして初のミリオンを記録した「波乗りジョニー」は、2001年リリースのシングル曲です。
「波乗りジョニー」というタイトルは、桑田佳祐が大学生時代から「このタイトルで曲を作りたい」と温め続けていたアイデア。
イントロを聴くだけで夏の気分になってしまうと、多くのファンが熱く支持する、夏の海と恋を描いた歌です。
清涼飲料水のキャンペーンCMソングにも起用され、サザンぽいノリの良い音楽性も感じられる、夏の定番曲と言えるでしょう。
【2位】明日晴れるかな
2007年リリースのシングル「明日晴れるかな」は、静かなピアノから始まりストリングスや管楽器へと音が重なる壮大なバラード。
[ url=”レコーディングには総勢40名が参加”]しました。月9ドラマ「プロポーズ大作戦」の主題歌に起用され、エンドロールでは、主演の山下智久と長澤まさみの目の前で演奏する桑田佳祐の映像も流れました。
「誰もがくじけそうになることもあるし、自分を信じていれば生きる糧になる」という希望に満ちた歌詞は、聴く人に力を与えてくれます。
【1位】白い恋人達
桑田佳祐の人気曲ランキング1位は、2001年リリースの美しいバラード「白い恋人達」です。
夏の歌「波乗りジョニー」の、たった3か月後に発売されたウィンターソングで、桑田佳祐のシングルで最大の売上を記録しました。
歌詞に『クリスマス』は出て来ませんが、クリスマスの時期によく流れているので、クリスマスソングとしても人気のナンバーです。
清涼飲料水のCMソングに起用され、レコード大賞など多くの賞も受賞した人気曲。
平井堅、Crystal Kay、ボーイズIIメンなど、いろいろなアーティストにカバーされています。
桑田佳祐の人気CM曲
桑田佳祐の曲は、テレビなどのCM曲によく登場します。
親しみやすいキャラクターなので、歌だけでなく本人が出演することも。
最近では、ユニクロの綾瀬はるかが出演するCMシリーズで、各エピソードごとに彼の有名な歌が使われていますよね。
どのCMも、味のある歌声と印象的な優しいメロディーにより、短時間でも記憶に残る素敵なCMばかりです。
次は、桑田佳祐のCM曲で人気の曲を紹介しましょう。
風の詩を聴かせて
元プロ野球選手の斎藤佑樹が出演のユニクロCMに起用されたのが「風の詩を聴かせて」です。
この曲は、桑田佳祐のソロ活動20周年に当たる2007年にリリースされた、10枚目シングルで、映画『Life 天国で君に逢えたら』の主題歌にもなりました。
CMは、ユニフォームを脱いで新しいキャリアを始める斎藤佑樹が、新生活に向けて買い物に来るという実生活を思わせるストーリー。
アンプラグドの優しい歌「風の詩を聴かせて」が、彼の挑戦を温かく応援しているようでした。
可愛いミーナ
「可愛いミーナ」は、2012年にリリースされた桑田佳祐のシングル「東京」のカップリング曲です。
タイトルの「ミーナ」は、桑田が好きな歌と公言している1960年代の歌「砂に消えた涙」を歌った、イタリアの歌手ミーナ・マッツィーニからとったもの。
レトロな雰囲気の曲で『ロマンチックが終わるとき』という歌詞が、せつない失恋ソング。
CMでは綾瀬はるかが、悲しみを忘れるようにセーターを洗濯し、気持ちを切り替えるシーンで流れていました。
SMILE~晴れ渡る空のように~
綾瀬はるか、国枝慎吾、内田篤人など、全国の大勢の人々が合唱している感動的なCMで歌われたのが「SMILE~晴れ渡る空のように~」。
桑田佳祐のミニ・アルバム『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』に収録された曲で、アルバム販売に先駆けて初の配信シングルになりました。
この曲は、2020年東京オリンピックのために民放5系列が共同企画したプロジェクトの、テーマ曲として製作された壮大なナンバー。
タイトルには「被災地が明るく元気でありますように」と、桑田佳祐からのメッセージが込められています。
ダーリン
「ダーリン」は2007年にリリースされたシングルで、コーヒー飲料のCMソングに起用されました。
歌の舞台は横浜で、歌詞には本牧埠頭、中華街チャイナタウン、山手といった、横浜の地名が登場し、MVも横浜で撮影されたという、横浜のご当地ソング。
恋人に別れを告げられても強がりを言っている男の、せつない失恋ソングですが、歌謡曲を意識したレトロな曲調で、どこかユーモラスです。
若い頃はサザンでも、ロック調の曲を好んで歌っていた桑田佳祐ですが、歳を重ねるにつれ、日本人の心に響く歌謡曲調の歌も好んで歌うようになってきました。
祭りのあと
桑田佳祐本人が出演したコーヒー飲料のCMソングに起用されたのが、1994年リリースの「祭りのあと」。
ドラマ『静かなるドン』の主題歌や、ラジオのエンディングテーマとしてもおなじみの人気曲です。
カッコ悪くしか生きられない男性が愛する女性への思いを語る、骨太なラブソング。
歌謡曲調のせつないメロディーと桑田のブルージーな歌い方で、歌詞とは逆に、かっこよく特に男性からの評価が高い歌です。
桑田佳祐の泣けるバラード曲
桑田佳祐のヒット曲には、明るく陽気な曲調のポップな歌もありますが、バラード曲は泣ける曲が多いと評判です。
カラオケで歌ったら聴く人も泣いてしまうような名曲や、傷ついた人の心に勇気を与えてくれる優しく力強い歌もあります。
CMや映画などでは、楽曲がストーリーの世界観を広げてくれて、より大きな感動を与えてくれるのを感じるでしょう。
最後は、そんな桑田佳祐の泣けるバラード曲を紹介します。
JOURNEY
プロスノーボーダー・スケートボーダーの平野歩夢と綾瀬はるかが出演の、ユニクロのCMソングで起用されたのが「JOURNEY」。
1994年にリリースの桑田佳祐オリジナルアルバム『孤独の太陽』に収録されている、バラードです。
実は、そのアルバムの制作をしていた頃、桑田佳祐の母親が亡くなり、悲しみの中で何曲かを書き上げることになりました。
旅立ちと別れを描いたこの「JOURNEY」は、桑田本人も「亡き母に贈る歌」と明言している曲の1つ。
しみじみとした泣ける歌ですが、制作のエピソードを知ると彼の想いが伝わり、さらに泣けてきますよね。
愛しい人へ捧ぐ歌
「愛しい人へ捧ぐ歌」は、2012年リリースの桑田佳祐ベストアルバム『I LOVE YOU -now & forever-』に収録されている曲です。
このアルバムは、東日本大震災で被災した人々を歌で励ましたいと、桑田佳祐が全国ツアーと共に制作した作品。
特に、最後に収録されたこの曲は『人に対して優しくありたい』『今、生かされていることに感謝したい』という彼の心境が込められた、感動的な歌です。
自身が出演したNTTドコモのCMソングや、ドラマスペシャル『夢の扉特別編・20年後の君へ』のテーマソングにも起用されました。
月光の聖者達 (ミスター・ムーンライト)
東日本大震災から10年が経った仙台を舞台にした、映画「護られなかった者たちへ」の主題歌に起用されたのが、「月光の聖者達 (ミスター・ムーンライト)」。
2011年リリースのアルバム『MUSICMAN』に収録された曲です。
同年9月、桑田佳祐は東日本大震災の被災地にエールを送るために、震災半年後の宮城でライブを敢行しました。
会場となったセキスイハイムスーパーアリーナで、一般利用再開後初の公演となったライブのアンコールで歌われたのが、この曲です。
『現在(いま)がどんなにやるせなくても 明日(あす)は今日より素晴らしい』という歌詞に、勇気づけられた人も多いでしょう。
君への手紙
「君への手紙」はタイトルにちなんで、2006年のいいふみの日(11月23日)に発売された、アコースティックなロッカーバラード。
映画『金メダル男』の主題歌としてオファーを受けた桑田佳祐は、映画を観た感想を大切な友達に手紙で知らせるように、湧き上がる気持ちをそのまま曲にしました。
映画の登場人物のような、挫折しても夢を追い続けようとする人を励ます応援ソングで、友情を大切にする桑田佳祐からの、温かいメッセージが伝わってくるような歌です。
桑田佳祐の人気曲はユニクロのCMソングにも使われている!名曲揃いの泣けるバラードもカラオケで歌ってみよう
サザンオールスターズの活動休止期間に、ソロ活動でヒット曲をたくさん出している桑田佳祐。
人気曲は「白い恋人達」など、ドラマやCMソングなどでおなじみの曲ばかりです。
最近のユニクロのCMシリーズでは、シーンにあった名曲が使われて、新たなファンも急増中。
ポップな歌謡曲調、アップテンポなノリの曲のイメージが強いですが、泣けるバラードも人気で、映画の主題歌などではより深い感動を与えてくれます。
また、くじけそうな人を応援してくれる、メッセージ性の高い歌も。
陽気な歌から感動的なバラードまで、名曲揃いの桑田佳祐の人気曲を、カラオケで歌ってみませんか?
この記事のまとめ!
- 桑田佳祐のソロ活動は1980年代から、サザンの休止期間に音楽活動を続けている
- 人気曲は、ドラマやCMソングでおなじみの「白い恋人達」など
- ユニクロのCMシリーズで、いつの間にかハマる新しいファンも
- 泣けるバラードは、映画の世界観を広げたり、聴く人に元気を与えたりしてくれる
- 桑田佳祐の歌はノリノリのナンバーから感動のバラードまで幅広い