プリンセス プリンセスは女性5人組のロックバンドです。
彼女たちのミリオンヒット曲「Diamonds」は、40~50代の方はもちろん、若い世代の方々にも浸透しているのではないでしょうか。
この記事でわかること
プリンセス プリンセスとはどんなグループ?
1983年に結成した、プリンセス プリンセス。
「プリプリ」という愛称で親しまれ、1986年のデビュー以降、数々のヒット曲を生み出しました。
そんな、プリンセス プリンセスの誕生から現在までの軌跡を追ってみましょう。
80~90年代を代表する5人組ガールズバンド
プリンセス プリンセスの出会いは、レコード会社のオーディション。
オーディションを勝ち抜いたメンバー5人で結成されました。
「プリンセス プリンセスといえばロックバンド」という印象を持っている方が多いかもしれませんが、結成当初はアイドルバンドだったそうです。
しかし、アイドルのような活動に違和感を覚えた彼女たちは、大きな決断をします。
「自分たちの好きな音楽をやろう!」とメンバーの思いが一致し、ロックバンドへと舵をきることになりました。
音楽の方向性を変えたプリンセス プリンセスの人気は絶大でした。
80~90年代を代表するガールズバンドといっても過言ではありません。
その人気ぶりは、13年間でライブ動員数が190万人に及ぶことからも、うかがえます。
解散理由は音楽性の違い
1996年5月31日の日本武道館でのライブを最後に、プリンセス プリンセスは解散します。
解散した最大の理由は、音楽性の違いだったそうです。
年を重ねていく中で「落ち着いた音楽にしたい」と考えるメンバーがいる一方、「まだまだ元気な音楽をやりたい」と思うメンバーも。
やりたい音楽の違いからメンバー同士の人間関係が悪くなることを懸念し、今後も仲の良い関係でいられるようにと解散の道を選びました。
解散後も期間限定で再結成
一度は解散したプリンセス プリンセスでしたが、2012年1月6日から2016年3月26日まで期間限定で再結成しています。
再結成のきっかけは、東日本大震災。
東日本大震災が起き、メンバーが復興支援のために「何かできることはないか」と考え、再結成を果たしたそうです。
再結成してもなお、プリンセス プリンセスの人気は衰えません。
再結成後のライブには大勢のファンが集まり、東京ドームで開催されたファイナルライブは2デイズ満員になる大盛況ぶりに。
結果的に、再結成期間中に行った寄附の総額は5億円以上となり、仙台市には義援金を使ったライブハウスも建設されました。
2023年で結成40周年
2023年、1983年の結成から40周年を迎えたプリンセス プリンセス。
結成40周年を記念して、ライブ映像やミュージックビデオを収録したブルーレイディスクが発売されました。
さらには、映画館でライブフィルムのプレミアム上映会を実施したところ、全国各地からリクエストが集まり、アンコール上映も行われるほど大きな反響を呼んでいます。
プリンセス プリンセスメンバーのプロフィールを紹介!
つづいて、プリンセス プリンセスのメンバープロフィールをチェックしていきましょう。
誕生日や出身地などのほかに、現在どのような活動をしているのかもリサーチしました。
岸谷香
誕生日 | 1967年2月17日 |
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年齢 | 57 |
血液型 | O型 |
担当 | ボーカル |
岸谷香は、以前「奥居香(おくいかおり)」という名前で活動していました。
プリンセス プリンセス解散後に俳優である岸谷五朗と結婚され、2001年から今の名前になっています。
プリンセス プリンセスとしての活動は区切りを迎えたものの、その後もソロアーティストとしてシングルやアルバムをリリース。
現在もライブ活動を精力的にこなしており、2023年は15公演に及ぶ「KAORI PARADISE 2023」を開催しました。
私生活では、2人の子どものママ。
といっても、お子さまはすでに成人されているそうです。
岸谷五朗いわく、岸谷香はとても料理が上手なのだとか。
音楽活動で活躍を続ける一方、家庭では夫婦で仲良くお酒を楽しんでいるそうですよ。
中山加奈子
誕生日 | 1964年11月2日 |
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年齢 | 60 |
血液型 | B型 |
担当 | ギター |
中山加奈子は、プリンセス プリンセスのギタリストであり、作詞も手がけていました。
プリンセス プリンセスの代表曲である「Diamonds」は、中山の作詞です。
プリンセス プリンセス解散後は、インディーズバンドの一員としてライブに参加したり、ソロアルバムを発売したりと、音楽活動を継続。
1999年からは「VooDoo Hawaiians」というバンドを結成し、ソロ・バンド共に現在もライブを開催中です。
さらに、作詞家としてアーティストへの歌詞提供、詩集・小説を発表するなど、活躍の場を広げています。
富田京子
誕生日 | 1965年6月2日 |
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年齢 | 59 |
血液型 | B型 |
担当 | ドラム |
プリンセス プリンセスのドラム担当だった、富田京子。
解散後も音楽活動をしていましたが、一般男性との結婚を機に主婦業がメインとなります。
お子さまは2人で、家事と育児に追われる毎日だったそうです。
プリンセス プリンセスが再結成した2012年。
演奏ブランクが10年以上ある中、練習と子育てを両立させ、見事に復活を遂げました。
ステージに立つ富田の姿を見たお子さまは、感動のあまり涙を流していたのだとか。
富田は現在、マラソンに励んでいます。
神奈川県藤沢市の市民マラソンをメインに、大会にも出場。
マラソンの経験から、岸谷香に歌詞を提供したこともあるそうですよ。
今野登茂子
誕生日 | 1965年7月15日 |
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年齢 | 59 |
血液型 | 0型 |
担当 | キーボード |
今野登茂子は、かわいらしいルックスが印象的な女性です。
プリンセス プリンセス時代はその顔立ちから、人気が高かったそう。
年を重ねた現在も、昔の面影が残るキュートな姿がオフィシャルブログで見られます。
プリンセス プリンセスを解散した後は、作曲をメインに音楽活動を継続。
今野はポップな曲を生み出す才能もあり、ドラマや映画の音楽制作にも携わっています。
プライベートでは、俳優・監督・脚本家である利重剛と結婚。
オフィシャルブログからは夫婦の仲睦まじい写真や、娘とのやりとりなどが垣間見えてきます。
現在、大々的な音楽活動は行っておらず、家庭の中で穏やかな毎日を過ごしているようです。
渡辺敦子
誕生日 | 1964年10月26日 |
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年齢 | 60 |
血液型 | B型 |
担当 | ベース |
プリンセス プリンセスのベース兼リーダーとして、グループをまとめた渡辺敦子。
独学でベースをはじめ、プロとして通用する実力を身につけました。
プリンセス プリンセスが解散してすぐ「東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校」での活動をスタートさせ、現在は学校長に就任しています。
ほかにも、千葉県市原市に児童発達支援・放課後等デイサービスの「ダイアキッズ」を設立。
音楽を通じて獲得したリズム感を生活リズムにつなげる「音楽セラピー」をメインに、子どもたちの健やかな成長に尽力しています。
カラオケでも定番!プリンセス プリンセスの代表曲!
プリンセス プリンセスの楽曲は、今も人気を誇っています。
若い世代の方も、きっと誰もが耳にしたことがあるはず。
さっそくチェックしていきましょう。
世界でいちばん熱い夏
プリンセス プリンセス夏ソングといえば「世界でいちばん熱い夏」が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
「蜃気楼」「大きな太陽」など夏を彷彿とさせる歌詞がちりばめられており、颯爽とした曲調がさわやかな気持ちにさせてくれます。
Diamonds
1989年4月に発売された「Diamonds」は、誰もが知るプリンセス プリンセスの代表曲でしょう。
オリコンの最高順位は1位で、ミリオンセールスも達成。
元気なアップテンポで、プリンセス プリンセスらしさが前面に押し出されています。
「Diamonds」というタイトル通り、キラキラした歌詞にも注目です。
M
しっとりとしたバラードで、切ない歌詞が心に響く「M」。
富田が実体験した失恋をもとに歌詞が作られたそうですよ。
名曲として人気を博していますが、もともとはシングル曲ではありません。
アルバムの中に収録された1曲でしたが、その後シングルカットとして発売されました。
カラオケでは50代の女性を筆頭に、20~40代の方々にも歌われています。
プリンセス プリンセスはメンバー全員が女性!解散後も世代を超えて愛され続けている
80~90年代の音楽シーンで大活躍したプリンセス プリンセス。
メンバー全員が女性で、「Diamonds」や「M」など世代を超えて愛されている楽曲を残しています。
1996年に解散し、現在はメンバーそれぞれが個々の活動や主婦業に力を入れています。
2023年で結成40周年を迎え、映画館で行われたライブフィルムのプレミアム上映会では、人気の衰えを感じさせない盛り上がりを見せました。
これを機に、プリンセス プリンセスの楽曲を楽しんでみませんか。
この記事のまとめ!
- プリンセス プリンセスは80~90年代を代表するガールズバンド
- プリンセス プリンセスのメンバーは岸谷香・中山加奈子・富田京子・今野登茂子・渡辺敦子の5人
- プリンセス プリンセスには「M」や「Diamonds」など、今も愛される名曲が数多くある