ドラえもんは幅広い年代の人から愛れている国民的アニメ作品です。
テレビアニメシリーズは40年近くにわたって放送されていますが、映画版も「テレビ版とは違う魅力がある」と毎回人気を集めています。
この記事でわかること
映画ドラえもんの泣ける主題歌
映画版のドラえもんは、大人も泣ける作品が多いです。
主題歌になった曲を聞くだけで、映画の感動的な内容を思い出して涙ぐんでしまうという人もいるのではないでしょうか。
また、子どもの頃に観たドラえもんの映画を大人になって改めて観ると、視点が変わって昔とは違った感動を味わえるかもしれませんよ。
まずは、映画ドラえもんの泣ける主題歌を紹介します。
空へ/山崎まさよし
山﨑まさよしの「空へ」は、2016年に公開された映画シリーズ36作目「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」の主題歌です。
この楽曲は山崎まさよしが旧作を観て世界観をマスターして作ったもので、初めてアニメ映画のために新しく書き下ろした曲でもあります。
少年の成長を感じさせる歌詞と飛翔感のあるメロディ、そして優しい歌声が印象的な一曲です。
友達の唄/BUMP OF CHICKEN
メンバー全員がドラえもんのファンであるBUMP OF CHICKENの「友達の唄」は、31作目「ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜」の主題歌です。
メンバーのドラえもんに対する思い入れが強く、映画のストーリーと楽曲もぴったりマッチしています。
ボーカルの藤原基央が歌い上げる曲からは、温かさと気高さ、そして美しさが感じられる名曲です。
僕の心をつくってよ/平井堅
平井堅のミディアム・バラード「僕の心をつくってよ」は、37作目「ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」の主題歌になりました。
平井堅自身も小学生の頃にドラえもんをコミックで読んでいて、映画を観て号泣したという思い出を持っていると語っています。
この曲は作詞作曲も、平井堅がドラえもんとのび太の絆をイメージして行っています。
甘い歌声でドラえもんの世界観を見事に表現した、感動の一曲です。
THE GIFT/平井大
クリエイターとしても注目されているシンガーソングライター平井大の「THE GIFT」は、39作目「ドラえもん のび太の月面探査記」の主題歌です。
優しく聴き心地の良いメロディと歌声が、大人や子ども問わず多くの人から支持されています。
歌詞に登場する「僕」と「君」からは、遠く離れていても繋がっている大切な絆や友情が伝わってくる楽曲です。
大切にするよ/柴咲コウ
女優、アーティストとして幅広く活動する柴咲コウの「大切にするよ」は、2009年に公開された「新・のび太の宇宙開拓史」のテーマ曲です。
この楽曲は柴咲コウ自身が映画の台本をしっかり読み込んで、友達や家族への愛をテーマに作詞されています。
歌詞には相手を思いやる温かなメッセージが込められており、聴いたあとは前向きで優しい気持ちになれる一曲です。
かけがえのない詩/mihimaru GT
mihimaru GTの「かけがえのない詩」は、2007年公開された「のび太の新魔界大冒険」の主題歌です。
mihimaru GTはアップテンポで盛り上がる曲が多いイメージですが、こちらは映画のラストシーンにぴったりなバラード曲です。
優しいメロディでサビが印象的なので、聞き馴染みがある人も多いのではないでしょうか。
大切な人を支えたいという温かいメッセージが込められた歌詞にも注目です。
YUME日和/島谷ひとみ
島谷ひとみの「YUME日和」は、2004年公開の「のび太のワンニャン時空伝」のテーマソングでした。
この映画で主要キャラクターの声優が交代したので、当時とても注目された作品でもあります。
優しい歌声とほのぼのした歌詞は、子どもの頃に初めてドラえもんと出会った時のような懐かしい気持ちを思い出させてくれます。
子どもからも人気があって覚えやすいメロディなので、合唱曲や運動会の定番曲になりました。
君と重ねたモノローグ/Mr.Children
Mr.Childrenの「君と重ねたモノローグ」は、シリーズ通算40作目である「映画ドラえもん のび太の新恐竜」の主題歌です。
双子の恐竜とのび太の絆を描いた物語で、その世界観をボーカルの桜井和寿がエモーショナルに歌い上げた温かいバラードになっています。
ちなみに、この映画はMr.Childrenが新たに書き下ろした「Birthday」とのW主題歌です。
帰る場所/青山テルマ
青山テルマの「帰る場所」は、映画ドラえもんの30周年の記念となった「ドラえもん のび太の人魚大海戦」の主題歌です。
この楽曲は大ヒットを記録した名曲「そばにいるね」で共同制作した、SoulJaと再びタッグを組んで制作されました。
「さよなら」というフレーズが印象的ですが、リリックには「また会える日が来る」「誰にでも帰る場所がある」という前向きなメッセージが込められています。
映画ドラえもんの盛り上がる主題歌
様々な年齢層から支持されているドラえもんの主題歌は知名度が高いので、映画を観たことがない人でも「この曲知ってる!」と盛り上がれるはずですよ。
次では、映画ドラえもんの主題歌の中でも明るく盛り上がれる楽曲を紹介します。
360°/miwa
miwaの「360℃」は、映画ドラえもん35作目「ドラえもん のび太の宇宙英雄記」の主題歌になった曲です。
miwa自身が考案し、声優も担当したワーミーというキャラクターがCDのジャケットにもなりました。
高音が印象的な明るい曲調で、聴いていると思わず踊りだしたくなってしまうナンバーです。
ドラえもん、ジャイアン、スネ夫、しずか、のび太たちがコーラスで参加して収録された「360°~映画ドラえもん35周年記念スペシャルバージョン~」も必聴ですよ。
未来のミュージアム/Perfume
Perfumeの「未来のミュージアム」が主題歌になったのは、33作目「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」です。
Perfumeが作り出すサウンドに、未来から来たドラえもんのイメージと映画の世界観がマッチして多くのファンを魅了しています。
また、MVではドラえもんを意識した可愛いダンスも話題になりました。
まだチェックしていない人は、ぜひ観てみてくださいね。
Birthday/Mr.Children
Mr.Childrenの「Birthday」は、「映画ドラえもん のび太の新恐竜」で「君と重ねたモノローグ」と一緒に映画ドラえもん初のW主題歌になりました。
「毎日が誰かのBirthday」という歌詞には、みんなが特別な存在で、それぞれの命を称えながら大切にしていこうというメッセージが込められています。
優しく、そして力強いMr.Childrenらしさが溢れた一曲です。
光のシグナル/Kis-My-Ft2
Kis-My-Ft2の「光のシグナル」は、2014年に公開された「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~」の主題歌です。
友情や前向きな気持ちが表現されたアップテンポなナンバーで、聴いているだけで笑顔になること間違いなしでしょう。
映画の世界観に合わせて作られたこの曲には一歩踏み出す勇気、夢や希望が込められています。
またあえる日まで/ゆず
ゆずの「またあえる日まで」は、2003年公開「ドラえもん のび太とふしぎ風使い」の主題歌です。
また、テレビアニメシリーズのエンディングテーマとしても使用されました。
ストレートで純粋な歌詞が素敵な名曲ですが、その歌詞は北川悠仁がアドベンチャーキャンプで子ども達から出たフレーズを落とし込んで作ったものなのです。
爽やかでみずみずしい歌声と、子どもらしい素直な言葉が胸に響く楽曲ですね。
映画ドラえもんの懐かしい主題歌
テレビシリーズが40年以上も続いているドラえもんは映画の歴史も古く、1980年から始まりました。
子どもの頃に観ていたドラえもんを、今は自分の子どもと一緒に観ているという人も多いのではないでしょうか。
リメイクされた内容も多く、映画を観ていると幼い頃を思い出して懐かしく感じることもあるでしょう。
ここでは、映画ドラえもんの懐かしい主題歌を紹介します。
ポケットの中に/大山のぶ代
元祖ドラえもんの声優である大山のぶ代が歌う「ポケットの中に」は、記念すべき映画シリーズの1作目「ドラえもん のび太の恐竜」の主題歌になりました。
度々映画やテレビシリーズの挿入歌としても使われていたので、懐かしく感じる人も多いのではないでしょうか。
大人になってから聴くと、子どもの頃には感じなかった哀愁が伝わってくる名曲です。
季節がいく時/SPEED
SPEEDの「季節がいく時」は、1999年公開の「ドラえもん のび太の宇宙漂流記」で主題歌に使われました。
SPEEDには珍しいエモーショナルな楽曲で、ボーカル2人による透き通った声が魅力的です。
切なくも強く、そして優しい歌詞が映画の世界観ともマッチしています。
この曲を知っている人は、イントロ部分を聴いただけで懐かしい記憶が蘇ってくるのではないでしょうか。
少年期/武田鉄矢
武田鉄矢の「少年期」が映画ドラえもんの主題歌になったのは、1985年公開の「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」でした。
数ある主題歌の中でも、原作者の藤子・F・不二雄が特に気に入っていた曲ということでも有名です。
- 「どうして大人になるんだろう」
- 「いつごろ大人になるんだろう」
というフレーズが、いつの間にか大人になってしまった私たちに訴えかけてくるようですね。
大人になった今だからこそ、さらに良さが分かる名曲と言えるでしょう。
雲がゆくのは/武田鉄矢
武田鉄矢の「雲がゆくのは」は、1992年に公開された「ドラえもん のび太と雲の王国」のテーマソングです。
環境問題について描いた名作で、主題歌と共に今でもドラえもんファンの間で高い人気を誇る作品となっています。
ギターの切ない音色にのせて、誰かの幸せを祈る歌詞は多くの人の心を打ちました。
武田鉄矢の歌声に、思わず涙した人も多いのではないでしょうか。
時の旅人/西田敏行
西田敏行の「時の旅人」は、10作目「ドラえもん のび太の日本誕生」の主題歌です。
作詞を武田鉄矢、作曲を堀内孝雄、歌を西田敏行が手掛けた豪華な楽曲で、今でもドラえもんファンの間では名曲として語り継がれています。
映画のラストシーンで流れてきて感動したという人も多いでしょう。
ストレートで分かりやすい歌詞と、優しい歌声にどこか懐かしい気持ちになる一曲です。
カラオケで人気のドラえもん映画主題歌
そのため、カラオケでも歌いやすく、みんなで盛り上がれる曲もたくさんあります。
カラオケで選曲に悩んだら、ドラえもんの映画主題歌から選んでみるのもおすすめですよ。
それでは最後に、カラオケで人気があるドラえもんの主題歌を紹介します。
ひまわりの約束/秦基博
秦基博の「ひまわりの約束」は、3DCGのアニメ映画「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌に起用されました。
ドラえもんの主題歌の中でも、幅広い年代から絶大な人気を誇る名曲です。
強い絆を優しく、そして力強く歌い上げた泣けるバラードで、カラオケでも定番の曲となっています。
アニメソングの枠を超えて、日本の映画シーンに残る一曲と言えるでしょう。
ドラえもん/星野源
星野源の「ドラえもん」は、38作目の映画「ドラえもん のび太の宝島」の主題歌です。
星野源自身がドラえもんの大ファンであり、この曲にはドラえもんへの愛がたっぷり込められています。
耳に残るサビの「どどどどどどどどど ドラえもん」は口ずさみやすく、カラオケでも盛り上がること間違いなしです。
ドラえもんの世界観をイメージしたMVも人気なので、ぜひチェックしてみてくださいね。
生きてる生きてく/福山雅治
福山雅治の「生きてる生きてく」が主題歌になったのは、32作目の「ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜」です。
命のリレーをテーマに書き下ろされた楽曲で、親子で一緒に口ずさめる明るい一曲になっています。
曲中にピアノやホーンなどの様々な楽器が登場して楽しいので、カラオケの雰囲気を盛り上げたい時にもぴったりですよ。
ボクノート/スキマスイッチ
スキマスイッチの「ボクノート」は、26作目「ドラえもん のび太の恐竜2006」の主題歌です。
美しいメロディが感動的な映画のストーリーとマッチして、多くの人の心を掴んでいます。
キーは高いですが、カラオケでしっとり歌い上げるとカッコいいですよ。
この楽曲のタイトルは本来「僕の音」という意味ですが、ドラえもんの秘密道具のような響きにしたくてカタカナ表記の「ボクノート」にしたというエピソードもあります。
ちなみに、この映画にはスキマスイッチの2人も声優として参加しているそうです。
風のマジカル/小泉今日子
小泉今日子の「風のマジカル」は、5作目の映画「ドラえもん のび太の魔界大冒険」の主題歌です。
当時アイドルとして絶大な人気だった小泉今日子のシングル「渚のはいから人魚」のカップリング曲としてリリースされ、オリコンチャート週間1位を獲得しました。
ロマンティックな明るい歌詞で、大人世代から今でも支持されている名曲です。
カラオケで可愛く盛り上げたい時におすすめですよ。
ドラえもんの映画主題歌には泣ける曲がいっぱい!盛り上がれる曲や懐かしい曲もカラオケで歌ってみよう
泣ける映画として有名な劇場版ドラえもん作品ですが、作品の内容はもちろん主題歌も映画の世界観にぴったりの感動的な名曲揃いです。
また、泣ける曲だけでなく、親子で歌えるような盛り上がる曲、子ども時代を思い出すような懐かしい曲、カラオケ定番の曲など、ドラえもんの主題歌には様々なジャンルの曲が揃っています。
幅広い年代から人気がある楽曲ばかりなので、カラオケの選曲に悩んだ時はドラえもん映画のテーマソングから選んでみるのもおすすめですよ。
この記事のまとめ!
- 長寿アニメのドラえもんは、映画版も幅広い年齢層から支持されている
- 大人も泣ける劇場版ドラえもんには、ストーリーにぴったりの泣ける曲が多い
- ドラえもんの主題歌は、大人から子供まで歌えるものばかり
- 映画ドラえもんの主題歌は、老若男女問わずカラオケで盛り上がれる