「白日」の大ヒットで一気に大人気バンドになったKing Gnu(キングヌー)。
「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」を掲げ、今までのJ-popシーンには全くなかった音楽性を貫いています。
そんな彼らの曲はどれも難易度が高く、カラオケで歌いたくてもなかなか挑戦できずにいる人も多いでしょう。
この記事でわかること
King Gnu(キングヌー)の曲はカラオケで難易度高?
現在人気急上昇中のKing Gnuを、カラオケで歌いたいと思ったことがある人は多いでしょう。
しかし、どの曲もかなりの難易度で、しっかり練習しないとなかなか歌えません。
一般的なJ-popよりもかなり難しい曲構成には、きちんとした狙いがあるのです。
King Gnuの曲が難しい理由と、カラオケで上手に歌うコツを紹介していきます。
ツインボーカルの音域
King Gnuはメインボーカルの井口理と、リーダーを務める常田大希の2人がボーカルを担当しています。
この2人の全く違う歌い方が、King Gnuの魅力を引き出しているのです。
もちろん、カラオケで歌う時にはスタイルの全く違う2人の歌声を1人で歌わなければいけません。
2人の歌声を1人で再現するには、のどの力を抜き、地声と裏声を上手に使い分けながら歌いましょう。
抑揚がある
一般的なJ-popでは平坦なメロディが多いですが、King Gnuの曲はメロディが激しく上下します。
覚えやすく、誰もが口ずさめるようなメロディではないので、そもそもカラオケで一般人が歌いやすいように作られていないのです。
特に井口のパートはところどころ入る裏声が難しいので、原曲を聴き込んで真似してみるのもおすすめですよ。
リズム感が難しい
メロディ同様、King Gnuの曲はリズムも特徴的で難易度が高いです。
一般的なJ-popに比べると、King Gnuの曲は細かい音符でメロディーラインが構成されているため、リズム感も重要になります。
伸ばす部分と短く切る部分を意識して、原曲を聴いてみましょう。
また、MVやライブ映像を見ながら、本人が歌っている時のリズムの取り方を参考にするのもおすすめです。
King Gnu(キングヌー)人気曲【CMタイアップ】
CMで流れていた曲を聴いたことをきっかけにKing Gnuを聴き始めたという人も多いでしょう。
数多くのCMとタイアップしており、印象に残るメロディについつい聴き惚れてしまった人もいるのではないでしょうか。
まずは、King Gnuの人気曲の中から、CMで使われた曲を紹介します。
Vinyl
「Vinyl」は2018年4月に放送されていたパーソルテンプスタッフ株式会社の「HAKEN ROCK!!」というCMのタイアップ曲です。
「常識に流されない生き方」というCMのコンセプト通り、ビニール袋を破いて欲望のままに生きることを歌っています。
AメロやBメロは弱めの声に息をたくさん通し、気だるさを演出しましょう。
サビでは一気に声量を上げて、強弱を付けると雰囲気が出ますよ。
Sorrows
King Gnuのメジャーデビューアルバムに収録されている「Sorrows」は、「アサヒ ドライゼロスパーク」のCMソングに起用されました。
爽やかなギターのフレーズとアップテンポな曲調が、ビールのイメージにぴったりですね。
King Gnuの曲の中では比較的わかりやすいメロディなので、熱くノリノリで歌うことを意識しましょう。
Hitman
メジャーデビューアルバムに収録されている「Hitman」は、ANAのCMとタイアップした曲です。
CMにはサビではなくイントロが採用されました。
しっとりとした曲調でメロディも落ち着いており、歌詞には「(銃ではなく)音楽で心を打つ」というメッセージがこもっています。
メロディは低めの音が中心になっているので、落ち着いた発声で丁寧に歌うのがおすすめです。
飛行艇
「飛行艇」は「Hitman」と同じくANAのCM曲として話題となりました。
力強いメロディとギラギラとしたギターを、4分音符を無骨に刻みつづけるバスドラムが支えています。
「大きく飛び立つ飛行艇のように、自分がやりたいことに向かって突き進め」と鼓舞する歌詞は、聴く人の心を熱くしてくれますよ。
サビは裏声が中心になりますが、歌詞通り自分を鼓舞しながら力強い発声を意識しましょう。
傘
2019年に配信限定でリリースした「傘」は、ブルボン「アルフォート」のCMソングに起用されました。
ギターのフレーズやメロディなど、おしゃれで都会的なサウンドが特徴です。
メロディラインやリズムにはかなり癖があるので、一つひとつの歌詞を丁寧に音にはめていきましょう。
井口パートの裏声と常田パートを瞬時に切り替える部分があるので、音域差があっても正確に音程を捉えるのが重要です。
Teenager Forever
SONYのワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」のCMに起用された「Teenager Forever」。
新曲としてリリースされる前から、ライブでは何度か披露されていたので、待ち望んでいたファンも多かったでしょう。
King Gnuでは珍しい明るいメロディや、ボーカルの井口がタンクトップ姿で全力疾走するMVに驚いた人も少なくありませんよね。
カラオケで歌う時は難しいことは考えず、青春パンクのように熱く、エネルギッシュに歌いましょう。
小さな惑星
「小さな惑星」は2019年11月から放送された、HONDA「VEZEL」のCM曲に起用されました。
宇宙を連想させる浮遊感のある音作りや、ところどころで鳴るキラキラとした音が印象的です。
裏声が中心のメロディなので、音程がふらつかないように安定感のある発声を心がけましょう。
特にBメロはリズムが難しいので、きちんと音をはめられるように繰り返し練習してくださいね。
ユーモア
2019年に放送が開始した「ロマンシングサガ」のCMには、「ユーモア」が起用されました。
CMが流れた十数秒で虜になってしまうような、中毒性のあるメロディラインが特徴です。
メロディは複雑ですが、バックの演奏と一体となる感じがあって曲全体にまとまりがありますね。
しっとりした曲調でメロディの起伏が激しいので、一音一音をより丁寧に発声するように意識してくださいね。
Flash!!!
2020年3月より放送されたNTTドコモのCMには、「Flash!!!」が起用されています。
5Gという次世代の高速通信を前面に出したCMにふさわしい、疾走感あふれる曲調が特徴です。
また、この曲では井口だけでなく常田もメインで歌唱しています。
井口パートも比較的高くないので、渋くてかっこいい発声を意識するとかっこよく歌えるでしょう。
King Gnu(キングヌー)人気曲【ドラマタイアップ】
ドラマとタイアップした曲が話題になったのも、彼らがブレイクした要因の一つです。
中でも「白日」は大ヒットし、この曲をきっかけにKing Gnuを知ったという人も多いでしょう。
ドラマのタイアップ曲では、ドラマの雰囲気に合わせつつ存在感を発揮する曲作りはさすがですね。
ここでは、King Gnuがドラマとタイアップした人気曲と、カラオケで歌う時の注意点を紹介します。
白日
2019年にリリースした「白日」は、日本テレビの「イノセンス 冤罪弁護士」の主題歌として書き下ろされました。
誰かを傷つけたり傷つけられたりして生きている人たちに、そっと寄り添うような優しい歌詞が印象的です。
低音と高音を交互に行ったり来たりするメロディで、歌うのはかなり難しいかもしれません。
カラオケで歌う時は、裏声と地声の切り替えを意識しましょう。
三文小説
「三文小説」は、2020年10月から放送されるドラマ「35歳の少女」の主題歌に起用されました。
オペラやクラシックの厳かな雰囲気とロックを融合させた、King Gnuにしかできない唯一無二の曲といえるでしょう。
ほとんど裏声のハイトーンボイスなので、裏声が安定して出せないと厳しいかもしれません。
のどを楽にして、無駄な力を入れないように意識して歌いましょう。
King Gnu(キングヌー)人気曲【映画タイアップ】
King Gnuは数多くのCM曲やドラマタイアップ曲に加え、映画の主題歌にも起用されたことがあります。
映画の主題歌はCMと違って2曲と少ないですが、どちらも彼らにしか歌えない個性と存在感が特徴です。
また、一気にブレイクして人気も出ているため、今後映画の主題歌を担当することも増えるでしょう。
ここでは、映画の主題歌となったKing Gnuの曲と歌う時の注意点を紹介します。
泡
「泡」は2020年5月に公開された「太陽は動かない」の主題歌となった曲です。
King Gnu前身バンド「Srv.Vinci」の「ABUKU」をアレンジした曲で、なんともいえない浮遊感があります。
King Gnuの中でもかなり独特の世界観を持った曲なので、カラオケで歌いこなすにはかなりの練習が必要かもしれません。
音程やリズム正確にとらえるのはもちろん、世界観に入り込むのも重要です。
どろん
2020年1月にリリースされた「CEREMONY」収録の「どろん」は、映画「スマホを落としただけなのに囚われの殺人鬼」の主題歌です。
グルーヴィなベースラインと畳みかけるようなメロディが特徴で、パンチある曲に仕上がっています。
メロディが細かい音符で激しく動くので、リズムがもたつかないように注意しましょう。
King Gnu(キングヌー)人気曲【アニメタイアップ】
CMやドラマ、映画などさまざまなタイアップ曲を持つKing Gnuですが、アニメのタイアップ曲もあります。
曲数は1曲でまだ少ないですが、幅広い世代にファンが増えたので、今後新たにアニメのタイアップを担当することもあるかもしれません。
最後に、King Gnuのアニメタイアップ曲を紹介します。
Prayer X
「Prayer x」はフジテレビ系のアニメ「BANANA FISH」のエンディングテーマに起用されました。
暗いメロディや退廃的なMVは、アニメのダークな雰囲気と非常にマッチしています。
全体を通してドラマティックな展開や抑揚はあまりなく、曲が淡々と進んでいくの印象的です。
歌う時はAメロやBメロで、いかにダークな雰囲気を醸し出せるかが重要でしょう。
King Gnu(キングヌー)の曲は難易度高!カラオケで歌うには原曲を聴き込んでファルセットの発声法を練習しよう
King GnuはCMやドラマなど、さまざまなタイアップ曲を担当しており、どの曲でも唯一無二の存在感を発揮しています。
一方、曲の難易度はとても高く、カラオケで歌うには原曲を聴き込み、練習を重ねなければいけません。
どの曲もファルセットを使ったハイトーンボイスがポイントなので、安定して出せるように繰り返し練習してくださいね。
この記事のまとめ!
- King Gnuは複雑なメロディが特徴で、歌うのが難しい
- 音程の起伏が激しく、リズムも難解なので原曲を聴き込もう
- 数多くのCM曲を担当しており、どれも短い間で印象に残る
- ドラマや映画、アニメではストーリーや世界観に合わせた作品も魅力