石川さゆりの代表曲&隠れた名曲18選!おすすめのデュエットソングも紹介

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石川 さゆり 曲

石川さゆりは、NHK紅白歌合戦の最多出場歌手で、国民的な人気の女性演歌歌手。

多くのヒット曲がありますが、演歌や歌謡曲以外にもさまざまなジャンルの歌を歌っていて、女優としても活躍しています。

UtaTen編集部
この記事では、石川さゆりのデビュー曲から代表曲、さらに隠れた名曲やおすすめのデュエットソングを紹介しています。

石川さゆりのデビュー曲は「かくれんぼ」

石川さゆりのデビュー曲は、1973年リリースの「かくれんぼ」です。

日本コロムビアからアイドルとしてのデビューで、当時のキャッチコピーは「コロムビア・プリンセス」でした。

初恋の思い出を描いたかわいらしい曲で、白いベレー帽の可憐な姿と高い歌唱力が話題となりました

同じ1973年デビューの森昌子・山口百恵とのユニット「ホリプロ三人娘」が企画されたこともあります。

しかし「花の中三トリオ」(森昌子・山口百恵・桜田淳子)の人気の影に隠れて「ホリプロ三人娘」は短期間で終了し、この曲も大ヒットには至りませんでした。

 

石川さゆりの代表曲&ヒット曲

石川さゆりは50年以上にわたる歌手生活を通して、数々のヒット曲を歌っています。

演歌ファンでなくても、カラオケに行くと歌いたくなってしまう曲も多いのではないでしょうか

次は、石川さゆりの代表曲やヒット曲を紹介します。

 

津軽海峡・冬景色

演歌の代表曲として世代を越えて愛されている「津軽海峡・冬景色」は、作詞阿久悠、作曲三木たかしコンビによる大ヒットナンバー。

石川さゆりが、アイドルから本格的な演歌歌手へと成長するきっかけとなった、コンセプトアルバム「365日恋もよう」に収録の曲で、1977年にシングルカットされました。

ある決意を胸に秘めた女性が、上野駅を出発して雪の降る青森駅から北海道へ渡る青函連絡船へと北上していくという、叙情的な風景と心情を描いた名曲です。

作曲の三木たかしによると、この曲のイントロ部は荒波をイメージしているとか。

北の海の寒々しい風景と女性の悲しみをダイナミックに歌い上げた、石川さゆりの代表曲です。

 

天城越え

石川さゆりのカラオケ人気曲ランキングで常に上位の「天城越え」は、1986年のヒット曲です。

カラオケ「DAM」の1994年から2018年の集計では演歌で1位、全楽曲で4位を記録しました。

作詞吉岡治、作曲弦哲也による、伊豆の天城山を舞台にした曲で、歌詞の中に「浄蓮の滝」など実在の場所が盛り込まれた、ご当地ソングとしても有名です。

複雑な恋愛に翻弄される女性の情念をテーマにした歌で、石川さゆりは一つひとつの歌詞に真摯に向き合いゆっくりと身体に染み込ませるように解釈して歌ったとか

日本レコード大賞・金賞を受賞した名曲で、NHK紅白歌合戦では「津軽海峡・冬景色」と交互に歌われています。

 

ウイスキーが、お好きでしょ

石川さゆりが”SAYURI”名義で1991年にリリースした「ウイスキーが、お好きでしょ」は、サントリーのCMソングとして企画、制作された曲です。

演歌歌手、石川さゆりのイメージとは違う、ジャズ調のしっとりしたナンバーで彼女の新しい魅力を開花させた曲とも言えるでしょう。

当初はコンサートやテレビ番組の中で歌われることもなくて、隠れた名曲扱いでしたが、2007年にサントリー角瓶のCMソングにリバイバル起用されて、大ヒットしました。

CMソングには竹内まりやバージョンなどもあり、多くのアーティストにカバーされている人気曲です。

 

風の盆恋歌

風の盆恋歌」は、富山市八尾町で開催される「おわら風の盆」祭りをテーマにした、高橋治の恋愛小説をモチーフとして作られた曲です。

小説「風の盆恋歌」は、テレビドラマ、舞台、コミック化されて人気を集め、1989年にリリースされた石川さゆりによる同タイトルの歌も大ヒットしました。

許されない恋に身を焦がす女性の心が、風の盆祭りの情景とともに印象的に描かれた歌で、富山市のご当地ソングとしても人気の高い、石川さゆりの代表曲の1つです。

 

ソーラン節

「ソーラン節」は、日本の音楽文化である、民謡をモチーフに制作されたアルバム「民 ~Tami~」に収録されている曲です。

北海道民謡として古くから親しまれている曲に現代的なアレンジを加え、ソウルフルでロックなナンバーとしてかっこいい楽曲に仕上がっています。

ファンの間では着物姿の石川さゆりが、縦ノリで歌う姿が可愛いと話題になりました。

ギター演奏の布袋寅泰は「躍動的なソーラン節を共に歌い奏でスタジオ内は真夏のカーニバルのように熱く燃えました。」とコメントしています。

 

能登半島

前作の「津軽海峡・冬景色」に続いて、石川さゆりの人気曲となった旅情あふれる「能登半島」は1977年のヒット曲です。

歌詞には、日本海の荒々しい海に面した能登半島と恋に高まる女性の心情が鮮やかに描かれています

この曲のヒットで能登半島への観光客が増えたきっかけにもなった、石川県のご当地ソングとしても有名な曲です。

作詞の阿久悠は、石川さゆりの出身地の歌として作詞したつもりでしたが、実際は「石川」は苗字で、彼女の出身地は熊本県だったというエピソードが残っています。

 

夫婦善哉

「夫婦善哉」は「天城越え」に続いて作詞を吉岡治、作曲は弦哲也が担当した、1987年発売の石川さゆりのヒット曲です。

しっかり者の妻と甘えん坊の夫の夫婦を描いた小説で、映画やドラマとしても有名な「夫婦善哉」をモチーフとした、ほのぼのとした曲

貧しい暮らしの中でも健気に夫を支える妻の深い愛情を描いた楽曲と、石川さゆりのしっとりとした歌い方がマッチした人気曲で、NHK紅白歌合戦で2回歌われました。

 

波止場しぐれ

石川さゆりの、こぶしがきいた巻き舌の歌唱が堪能できる「波止場しぐれ」は、1985年の人気曲。

作詞吉岡治、作曲岡千秋の名コンビに、編曲の斎藤恒夫がより深い味わいを加えた名曲です。

この曲の歌唱力が認められた石川さゆりは、レコード大賞の最優秀歌唱賞を受賞し、感動のあまり涙を流して歌ったシーンが話題となりました。

香川県小豆島にある「土庄港」を舞台としたご当地ソングで、港の酒場に集う人々の郷愁に満ちた心が感じられる歌です。

 

暖流

石川さゆりの1977年のヒット曲「暖流」は「津軽海峡・冬景色」「能登半島」に続いて立て続けにブレイクした曲で、これらの曲は「旅情三部作」とも呼ばれています。

作詞は阿久悠、作曲は三木たかし。

南国土佐の海を眺めながら別れを決意しようとしている女性をテーマとした歌で、高知県のご当地ソングとしても愛されています。

アイドルとしてデビューして以来、あまりヒット曲に恵まれなかった石川さゆりですが、この「旅情三部作」の大ヒットにより、国民的な人気の演歌歌手へと成長を遂げました

 

石川さゆりの隠れた名曲

石川さゆりは歌手としての活動以外に、女優として映画やドラマCMなどでも活躍しており、高い表現力には定評があります。

演歌以外の楽曲でも歌の世界観を鮮やかに表現した曲には、隠れた名曲としてファンから支持されている人気曲も多いです。

続いては、石川さゆりの隠れた名曲を紹介しましょう。

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暗夜の心中立て

暗夜の心中立て(あんやのしんじゅうたて)」は、エキセントリックで個性的な魅力が人気の椎名林檎が作詞、作曲、プロデュースを手掛けた話題作です。

石川さゆりが、椎名に「不条理の曲を作ってもらいたい」というリクエストから制作されたコラボで、演歌の石川さゆりとは違った怪しく力強い魅力が溢れています。

東京事変などの作品で有名な、児玉裕一によるミュージックビデオは、モノクロでセクシーな映像で年齢を感じさせない石川さゆりの美しさも評判になりました

 

バイブレーションTYO

「バイブレーションTYO」は、1978年に石川さゆりが主演をつとめたミュージカル「今竹取物語〜ヒカル翔んで行く〜」のために書き下ろされたアルバムに収録された曲です。

このアルバムは、作詞作曲が三木たかし、阿久悠で、舞台を意識したグルーブ感があるユニークな作品になっています。

中でも「バイブレーションTYO」は、ファンクでソウルフルな歌謡曲で、石川さゆりがアイドルポップスのような歌い方をしているユニークな楽曲です。

「津軽海峡・冬景色」が大ヒットしていた頃、このような曲も歌っていた石川さゆりの才能に驚かされるでしょう。

 

朝花

石川さゆり自身が好きな曲の1つとして挙げているのが、2007年リリースの「朝花」です。

シンガーソングライターの樋口了一が、奄美大島を旅して奄美民謡の「朝花」をモチーフとして作詞作曲したという、南国の雰囲気が溢れる温かみのある曲

石川さゆりは、沖縄民謡風のテイストを加えつつ、しみじみと柔らかい雰囲気で歌い上げ、彼女の新境地とも言える名曲が生まれました。

ファンの間でも、癒される歌として人気の曲です。

 

十九の純情

石川さゆりが「津軽海峡・冬景色」でブレイクする前に、最もヒットした曲と言われているのが1976年リリースの「十九の純情」です。

まだ幼さが残る表情で、少女から大人の女へと成長していく初々しい心情を歌った昭和歌謡で、一生懸命歌っている様子がとても可愛らしい曲です。

この頃の石川さゆりは、アイドル歌手から成長するために歌を学び直したり、民謡や日舞を習ったりと、貪欲に芸の幅を広げていました

 

ちゃんと言わなきゃ愛さない

ちゃんと言わなきゃ愛さない」は、2015年に30年ぶりのテレビシリーズとして復活した「ルパン三世」のエンディングテーマになった曲です。

作曲はジャズピアニスト大野雄二、作詞はつんくで、ビッグバンド風のクールなジャズ。

石川さゆりは、この曲をパンチのある「こぶしがきいたジャズ」として歌いこなし、ルパン三世の世界観を表現しました。

演歌とは全く違う曲調ですが、歌のうまさや表現力の高さに石川さゆりの魅力が溢れた曲です。

 

石川さゆりのおすすめデュエットソング

石川さゆりはいろいろな歌手とのコラボ曲があり、デュエットソングの名曲も数多く歌っています。

カラオケでも、ぜひ挑戦してみたいですよね。

最後は、石川さゆりのおすすめデュエットソングを紹介します。

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愛よ静かに眠れ

石川さゆりと前川清がデュエットした「愛よ静かに眠れ」は、創立80周年記念を迎えたテイチクが「デュエット祭り」として企画した曲です。

2013年にデビュー45周年を迎えた前川清と石川さゆりがタッグを組んだ曲で、お互いの長い歌手生活の中で最高のデュエットソングと言われています

ベテラン歌手の2人ならではの安定した歌唱力で、焼け付くような大人の愛をムーディーに描いた曲は、カラオケで挑戦のしがいがあるでしょう。

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東京めぐり愛

石川さゆりと元大相撲力士の琴風豪規が歌った「東京めぐり愛」は、1984年発売のデュエットソング。

広い東京でやっと巡り会えた運命の2人を歌った「東京めぐり愛」は、石川さゆりの「東京かくれんぼ」、琴風豪規の「東京たずね人」に続く三部作として、レコード大賞の企画賞を受賞しました。

収録当時、琴風豪規は大相撲の現役力士だったため、ほとんど歌番組に出演できず、石川さゆりが出演する際は代役の他の男性歌手と一緒に歌っていました。

 

ふられ酒

ふられ酒」は、2016年にリリースされた石川さゆりのシングル「女人荒野」のカップリング曲です。

悲しいムードの「女人荒野」と対照的に「ふられ酒」は気軽な雰囲気の歌で、作曲を担当したシンガーソングライターで作曲家の杉本眞人が、すぎもとまさと名義でデュエットしています。

顔見知りの男女が酒場で顔を合わせ失恋話を酒の肴にしながら楽しくお酒を酌み交わしている歌で、カラオケで歌うと盛り上がりそうな歌です。

 

石川さゆりの曲は演歌以外でもインパクトのある曲ばかり!歌の世界観に浸って楽しもう

石川さゆりは、日本を代表する女性演歌歌手として国民的な人気の歌手。

アイドルとしてデビューした後、演歌へ転向し「津軽海峡・冬景色」「天城越え」など数々の名曲をヒットさせました

ジャズやポップスなど、さまざまなジャンルでインパクトのある歌を歌い、女優としても活躍しています。

柔軟にいろいろなタイプの音楽にチャレンジしているので、隠れた名曲や他の歌手とのコラボ、デュエットソングも多いです。

石川さゆりのいろいろな曲をカラオケで歌い、歌の世界観に浸って楽しみましょう。

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この記事のまとめ!

  • 石川さゆりは紅白歌合戦最多出場の国民的人気の女性演歌歌手
  • デビューは1973年の「かくれんぼ」で当時はアイドル歌手だった
  • 「津軽海峡・冬景色」など演歌でブレイクして「天城越え」など多くの曲がカラオケで大人気
  • いろいろなタイプの歌をリリースしていて、歌謡曲やジャズなどの隠れた名曲もおすすめ
  • デュエットやコラボも豊富な石川さゆりの歌をカラオケで歌って楽しもう

 

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