結婚式、披露宴といえば人生の大イベントのひとつです。
主役としてならば素敵な式を作りたい、またお祝いする側も新郎新婦に喜んでもらえるような演出を考えたいでしょう。
そんなウェディングを彩る要素として、結婚式の楽曲セレクトはとても重要です。
しあわせな空間を演出するためのものですから、思い出に残るような素敵な曲を選びたいですよね。
しかし、たくさんの曲の中から探すのはなかなか難しいもの。
この記事でわかること
結婚式や披露宴で使われる曲を選ぶ時の注意点
結婚式、披露宴で使用する曲を選ぶ際に注意すべき点はどんなことでしょうか。
明るい曲、華やかな曲、などというイメージはあっても具体的に思い浮かぶかというとなかなか難しいですよね。
逆に、とても思い入れのある曲があったり、好きなアーティストで使ってみたい曲がたくさんあったりと迷っている方もいるかもしれません。
幸せな結婚式を祝うような曲であることは大前提ですが、どんなに思い入れがあっても選んではいけない曲が2タイプあります。
別れ意味する歌詞に注意
結婚式に選んではいけない曲として別れを連想させるような歌詞の曲はやめておきましょう。
いくらすてきなメロディであっても、歌詞が「涙」「離ればなれ」などの失恋をイメージさせるような歌が流れてしまっては、せっかくのお祝いの席も気まずいものになりかねません。
可愛らしい曲調なのに、よく歌詞をみたら不倫ソングだったなんてこともありますので、曲の選考の際には歌詞チェックも怠らないようにしましょう。
騒がしすぎる曲はNG
ふたつ目は過度に騒がしい曲です。
基本的に結婚式や披露宴は粛々とした雰囲気のなかで執り行われますから、あまりに主張の激しい曲は空間から浮いてしまいます。
あくまで主役は結婚するお二人なのですから、ハードロックやヘヴィメタルなど音に注目があつまってしまうようなものは避けた方が無難です。
結婚式におすすめの入場曲ランキングTOP3
結婚式の披露宴、最初の盛り上がりといえば、新郎新婦の入場シーンです。
とびきり幸せな雰囲気にあふれた曲で彩りたいですね。
【3位】CAN YOU CELEBRATE? / 安室奈美恵
2018年に引退した安室奈美恵の歌のなかでも、代表的な人気曲「CAN YOU CELEBRATE?」。
美しく迫力のある彼女の歌声もさることながら、バックコーラスが重なることで醸し出される荘厳な雰囲気は幸せな2人の結婚式の登場シーンにピッタリです。
【2位】Marry You / Bruno Mars
アメリカ人シンガーソングライターのブルーノ・マーズの「Marry You」は、ポップなプロポーズの歌です。
冒頭の歌詞でも「呆れちゃうようなことでもしようよ ベイビー 君と結婚したいな」といったノリでプロポーズしています。
楽しい雰囲気で結婚式をスタートさせたい人におすすめの一曲です。
【1位】結婚行進曲 / メンデルスゾーン
だれもが一度は耳にしたことがあるであろうメンデルスゾーンの「結婚行進曲」。
幸せな門出にぴったりな結婚式のオープニング曲です。
さまざまなCM曲や映像音楽を手掛けているクリエイター集団Q;indiviによるカバー「Wedding March」も人気があります。
結婚式のケーキ入刀曲
結婚式の花形イベントといえば「ケーキ入刀」ですよね。
このときばかりは、来賓客もはじめての共同作業の瞬間を見逃さないようにと、新郎新婦にとくに注目が集まります。
この日のために選んだウェディングケーキといっしょに味わってもらえるような、甘い選曲が人気です。
Baby I Love U / シェネル
シンガーソングライターTEEの楽曲をシェネルがカバーしたものです。
男性版ももちろん素敵なのですが、シェネルによる女性ボーカルバージョンの透明感ある歌声が結婚式には人気を集めています。
ファーストバイトを行うスイートなふたりにぴったりです。
365日 / Mr.children
数多くのヒット曲をもつミスチルのなかでも、純愛要素の強いバラードとして人気の一曲です。
365日、日々のなかで積み重ねてきた大切な恋人への思いが美しいメロディにのせて綴られています。
「明かりを灯しつづけよう」というあたたかな詞は、まるでふたりの未来への宣言のようで、結婚式にぴったりの一曲です。
One Love / 嵐
映画「花より団子F(ファイナル)」の主題歌でおなじみの純愛ソング。
歌詞そのものがまさにプロポーズのような内容で、男性から女性へのストレートな愛の気持ちを歌っています。
これからの生活に続いていく初めての共同作業を飾る一曲に、ふさわしい結婚式の曲です。
動画は2020年に発表された英語バージョンです。
結婚式が盛り上がる乾杯曲
結婚式での乾杯は、式の雰囲気を決めるといっても過言ではありません。
ゲスト、スタッフ全員が盛り上がるようにと選び始めると、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
ここでは、乾杯ソングのイチオシTOP3をご紹介します。
バンザイ ~好きでよかった~ / ウルフルズ
シンプルでストレートな歌詞がぐっとくるウルフルズの『バンザイ ~好きでよかった~』。
インパクトのある出だし部分が結婚式の「乾杯」を盛り上げること間違いなしの一曲です。
Sugar / Maroon5
アメリカ出身のロックバンドMaroon5による陽気でキャッチーなサウンドが魅力的です。
「とにかく君が必要なんだ!」という恋人への想いをタイトルどおりの甘さで綴っています。
ディスコ風のスタイリッシュなノリの良い曲なので、思わず踊りだしたくなるような軽快さで結婚式を盛り上げることができますよ。
What makes you beautiful / One Direction
UKのボーイズグループ「ワンダイレクション」によるポップでキュートな楽曲です。
自分に自信のない恋人をポシティブに褒めているといった内容は,新鮮でハッピーな雰囲気にピッタリ。
とにかく明るく、楽しく、湿っぽくしたくない結婚式の乾杯シーンにおすすめです。
結婚式の歓談中におすすめの定番曲
結婚式、披露宴においては、旧友やお世話になった方々、おたがいの家族にもこの機会に親交を深めて楽しんでもらいたいですよね。
そんな歓談の場にもピッタリな、温かくて楽しい雰囲気を演出できるBGMのおすすめ人気ランキングを紹介します。
にじいろ / 絢香
朝の連続テレビ小説のドラマ主題歌としておなじみの爽やかな結婚式におすすめのナンバー。
雨が降り風が吹く日もあるけれど、虹は見えるよ、とまるで女性のこれまでとこれからを歌っているかのようなこの曲。
プロフィールムービーのBGMにもぴったりです。
Butterfly / 木村カエラ
もともと木村カエラが親友の結婚式のために作った曲、ということもあって、いまではすっかりウェディングソングの定番です。
友人を目いっぱい祝福するための歌ですから、お祝いにかけつけた来賓の方々も自分たちの気持ちを代弁してもらっているような暖かな気持ちになるでしょう。
A Whole New World / ディズニー(アラジン)
甘く美しいデュエット曲が、ふたりの新しい世界を祝福してくれる「A Whole New World」。
みんな知っている曲なので耳に馴染みやすく、会話の邪魔になりません。
落ち着いた華やかな空間を演出したい結婚式におすすめです。
結婚式の余興におすすめの曲
披露宴や結婚式で人気の高い余興といえば、やはり「歌」です。
気の置けない仲間が集まって披露する余興は、とくに盛り上げどころとなります。
新郎新婦の思い出づくりのためにひと肌脱いじゃいましょう!
思い切り楽しく演出したり、感動の渦に包んだり、あなたにピッタリの人気楽曲をどうぞ。
ハッピーサマーウェディング / モーニング娘。
リリースが2000年ともう20年近く昔の曲ですが、まだまだ現役の結婚式の余興定番曲です。
みんなで盛り上がれる曲調もさることながら、曲中の証券会社の彼を紹介するセリフ部分は、名前や職業を実際の新郎にあてはめたりと非常に替え歌にしやすくなっています。
オリジナルのお祝い曲にアレンジしやすく、新婦側友人の余興としておすすめです。
アラビアン衣装も人気で、おそろいで踊る姿はとっても可愛く、盛り上がり必須ですよ。
結婚闘魂行進曲マブダチ / 氣志團
氣志團らしく気合の入った結婚式におすすめの一曲です。
新郎、新婦、それに参列したご両親にまで語りかけていく、非常に行き届いたお祝いソングになっています。
熱い友情でマブダチを祝福したい新郎友人は、ぜひこの曲をセレクトしてみてください。
また、氣志團といえば個性的なツッパリルックです。
コスプレよろしくメンバー全員で長ランでキメればより余興を盛り上げられそうです。
恋 / 星野源
人気ドラマの主題歌として、2016年にスマッシュヒットした星野源の人気曲です。
「恋ダンス」として曲の振り付けが大流行したのも記憶に新しいですね。
一見動きが早くて難しそうな「恋ダンス」ですが、練習さえすれば複雑な動きもありません。
しっかり合わせて魅せる余興を目指すもよし、他の来賓客もさそってみんなで楽しめる参加型を目指すもよし。
老若男女問わず使える汎用性の高い結婚式におすすめの一曲です。
結婚式での花束贈呈・両親への手紙におすすめBGM
結婚式でのご両親への手紙と花束贈呈といえば、披露宴の感動最高潮のシーンです。
とはいえ、やっぱり照れくさくて言葉を省いてしまった部分もあるかもしれません。
もしくは、もっともっと伝えたいことがあるけれども、手紙に収まりきらない場合もあるでしょう。
いままで育ててくれたお父さんやお母さん、またご家族にも曲を通しても感謝を伝えられるとよいですね。
未来へ / kiroro
人気朝ドラの主題歌としても有名な、母親への想いを綴った感動的な曲です。
幼い頃与えられた安心感も、時に疎ましかったことも、そしてとても愛されてきたということも、誰もが成長過程に感じてきたであろう気持ちが率直な歌詞に込められています。
伝えきれない母への気持ちも、この曲が後押ししてくれるでしょう。
家族になろうよ / 福山雅治
女性目線の言葉で紡がれた、福山雅治によるウエディングソングの名作です。
凝った歌詞ではありませんが、淡々とした日記のような文章がかえって心に響きます。
一緒に歩いていきたい人を見つけた、そしてそれはお父さんお母さんを見てきたから、という幸せな家族の連鎖が歌われています。
また、新しい家族の誕生や、その後の幸せな生活も予感させる歌詞となっており、明るい未来をイメージさせる歌でもあります。
ありがとう / いきものがかり
タイトルどおり「ありがとう」の気持ちを伝えられる結婚式にぴったりの一曲です。
歌詞中には大切な「あなた」に対しての感謝の想いが綴られてはいますが、この「あなた」が誰なのかは限定されない描き方をされています。
ですから、ご両親への気持ちを伝えたいというシーンでもきっと感動を彩ってくれるでしょう。
結婚式におすすめの退場曲
結婚式でのケーキ入刀や余興に感動の両親への花束贈呈など、さまざまなプログラムの最後を飾るのは主役であるお二人、新郎新婦の退場です。
エンドロールは感動の余韻を残しながらしみじみと締めくくるもよし、パーティらしくみんなで盛り上がるもよし。
お二人のスタイルに合った楽曲を選んでください。
ハピネス / AI
誰かと一緒にいられるということの尊さ、大切さがまっすぐな歌詞に込められています。
曲調は軽快で明るい雰囲気であり、かつ誰かが隣にいることの幸せを歌ったこの曲は、結婚式のフィナーレを盛り上げるのに最適です。
糸 / 中島みゆき
糸は結婚式を締めくくる曲としておすすめの中島みゆきの名曲です。
曲中の「仕合わせ」という言葉は、同音の「幸せ」だけでなく、これからの二人に起こるさまざまな出来事との巡りあわせを受け止めて、ともに糸のようにつないでゆきたいという願いも込められています。
これからの人生、力を合わせて進むことを決めたカップルにはピッタリではないでしょうか。
しっとりとした曲調は、式の感動的雰囲気の余韻を残したまま退場シーンを飾ってくれます。
Bank Bandがカバーした「糸」も人気ですよ。
終わりなき旅 / Mr.Children
Mr.Childrenの代表曲『終わりなき旅』は、未来に希望を与えてくれる応援歌です。
ドラマティックなサウンドと心揺さぶるボーカルが新郎新婦退場シーンを感動的に演出してくれます。
結婚式の曲はシチュエーションに合ったウェディングソングを選ぼう!定番曲を選んで幸せな結婚式にしよう
これまで結婚式、披露宴におすすめのさまざまなウェディングソングをみてきました。
ここで紹介できませんでしたが、コブクロの「永遠にともに」や「蕾」、西野カナの「トリセツ」などもウェディングソングとして根強い人気です。
他にもまだまだ素敵な曲があるかもしれません。
新郎新婦のイメージにあった素敵な曲が見つかるとよいですね。
この記事のまとめ!
- ウェディングソングの定番は懐かしの名曲から最新曲まで幅広い
- 余興ソングはみんなで盛り上がれるものがおすすめ!
- 自分たちのスタイルにあった曲を選ぶことで、式のオリジナリティを演出できる