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バッキングギターとは?音作り・バッキングのパターン・やり方を解説

2026年5月7日 #PR

バッキングギターとは?音作り・バッキングのパターン・やり方を解説

ギター演奏においてソロと同じ、もしくはそれ以上に大切といわれる「バッキング」。

マスターしておきたいけれど、やり方や音作りが分からないので練習を進められないという人も多いのではないでしょうか?

Live編集部
この記事では、バッキングギターの概要や音作りのコツ、基本パターン、やり方を紹介します。

バッキングギターとは?リードギターはなにが違う?

はじめに、バッキングギターとは何なのかリードギターと何が違うのかを紹介します。

バッキングへの理解を深めて演奏に役立てたい人や、どんなものか知りたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

演奏ポジション・奏法の一つ

バッキングギターとは、「伴奏をメインに演奏するポジション」「伴奏を中心とした奏法」を指す言葉です。

ギターソロやメロディを演奏する「リードギター」と対になるポジションで、「バッキング(伴奏)」をメインに演奏します。

コード感・リズム感を演出するフレーズを中心に弾くのも特徴の1つ。

どちらかというと引き立て役的な存在のため楽曲の中で目立つことはあまり多くありません

しかし、曲中で演奏する時間も長く、バッキングギターが無いとサウンドの厚みや曲の雰囲気が大きく異なります。

そのため、ギター演奏においては重要度の高いポジションといわれています。

 

バッキングは楽曲に欠かせない

ギターによるバッキングは、楽曲に欠かせないものです。

もちろん、ジャンルや編成によっては不要な場合もありますが、ギターが必要な編成であれば、バッキングギターを入れると、より重厚でリッチなサウンドになります。

特に、ロック系のジャンルはバッキングによって、圧倒的にロックらしくなるので余裕があるなら入れるようにしましょう

また、弾き方次第では目立つパートを引き立てたり、曲の雰囲気を大きく変えたりもできます。

工夫すればバンドサウンドを唯一無二のものにできるので、リードギターと同じくらいには練習して、しっかりと弾けるようになりましょう。

 

ギターバッキングのパターンとやり方は?

バッキングギターについては分かったけれど、何をすれば良いのか今ひとつ分からないという人も多いでしょう。

そこで次は、ギターバッキングでよく使うコードとテクニックを紹介します。

テクニックに関しては、基本パターンも画像付きで解説しているので、ぜひ弾いてみて雰囲気を掴んでみましょう。

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オープンコード(ローコード)

エレキ単体で重厚な響きを演出したいときや、アコギでバッキングするときによく使われるコードが「オープンコード(ローコード)」です。

ローポジション(1F~3F付近)での押弦と開放弦を組み合わせたコードで、重厚かつ豊かなサウンドが楽しめます。

ギター初心者でも簡単に弾ける「シンプルな押さえ方」が多いのもポイント。

弾き語りはもちろん、バンド編成でもよく使われる基本のギターコードです。

 

バレーコード(ハイコード)

人差し指で複数の弦を押さえる「バレー(セーハ)」を取り入れたギターコードが、「バレーコード(ハイコード)」。

とても使い勝手の良いコードで、メジャー・マイナーのフォームと6弦・5弦の音を覚えるだけで、色々なキーの曲に対応できるようになります。

また、5本〜6本の弦を使う構成になっているのも特徴の1つ。

多くの弦を鳴らすため、弾き語りのような重厚な響きが欲しいシーンにも十分に対応できます。

高音弦側だけを押さえれば、カッティングにピッタリの軽快な響きのコードに変身するのもポイントです。

 

パワーコード

ロックなサウンドのバッキングに挑戦してみたい、という人におすすめのコードが「パワーコード」です。

こちらは、メジャーとマイナーを分ける音を省いたギターコードで、2音〜3音の構成ながらもパワフルな響きを持っています。

歪ませたサウンドとも相性が良いため、バンド編成で演奏されるポップスやロックメタルなどでよく使われていますよ。

押さえ方は、上記の6弦ルートのパターンと5弦ルートのパターンが基本です。

 

アルペジオ

「アルペジオ」とは、コードを押さえた上で各音を1音ずつ弾いていくテクニックです。

広がりのあるサウンドを演出できるテクニックで、主にアコースティックな雰囲気の曲やバラードなどのバッキングで使われます。

アンプのクリーンチャンネル(歪みの無い音)と、空間系エフェクターを組み合わせたエレキサウンドとの相性が良いのも特徴の1つ。

そのため、エレキギターを使ったバッキングでも頻繁に使用されます。

ピッキングの難易度は高めですが、マスターできると演奏の幅が広がるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

ストローク

コードの構成音をピックや指で一度に鳴らすテクニックが、「ストローク」です。

バッキングの定番テクニックで、上から下に向かって弾く「ダウンストローク」と、下から上に向かって弾く「アップストローク」を組み合わせて行います。

弾き語りからポップスやロックのバッキングまで幅広く使われるテクニックなので、しっかりと練習しましょう。

 

カッティング

弦に指を軽く触れさせた状態(ミュート)でストロークする「ブラッシング」と音の長さを短めにした通常ストロークを組み合わせたバッキングテクニックが、「カッティング」です。

ファンクやR&B、ロックなど幅広いジャンルで使われるテクニックで、主にリズムを強調したいシーン、グルーヴィーなノリを出したいシーンでよく使われています。

演奏のポイントは、「ミュートの際はコードフォームを保ったまま指を浮かせる」「手首のスナップを使ってストロークする」の2点。

この2点を意識するだけでも、リズミカルなカッティングができるので試してみてくださいね。

 

ハーフ・ミュート(ブリッジミュート)

「ハーフ・ミュート」は、ロックなバッキングが好きな人や、ファンク・R&B的なグルーヴィーなバッキングをやってみたい人におすすめのテクニックです。

こちらは別名「ブリッジミュート」とも呼ばれるもので、手の手刀部分をブリッジ付近に乗せたまま弾き伸びの少ない音を出すテクニックとなっています。

ドライブサウンドで弾くと「ズンズン・コンコン」というアグレッシブな音や、クリーンの場合だと「ポコポコ」というパーカッシブなサウンドになるのが特徴。

音色次第で幅広いサウンドを演出できるので、色々なジャンルで使われています。

組み合わせる音は、パワーコードのような構成音が少ないコードか単音が基本です。

 

バッキングギターの音作りはどうすればいい?

多くの人が頭を悩ませる「バッキングギターの音作り」

実際に、どういった音を作ればいいか悩んでいるギター初心者も多いのではないでしょうか?

次は、バッキングギターの音作りのコツを紹介します。

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アンプを設定する

バッキングギターの音作りの要ともいえるのが、アンプの設定です。

この部分を雑にしてしまうと、バンドアンサンブルの中で悪目立ちするような「イマイチな音」になるので、しっかりと注意を払いましょう。

ここからは、バッキングギターの基本的な音作りのやり方や考え方を解説します。

 

ゲイン量とボリューム

はじめに決めておきたいのが、歪み具合を左右する「ゲイン量」と音量を左右する「ボリューム」です。

これらの設定を間違えると、音が聴き取りづらい・何を弾いているか分からないといったトラブルが発生するので慎重に調節しましょう。

歪みサウンドでバッキングする場合は、ボリュームをリードギターや歌よりも「控えめなイメージ」で設定するのがおすすめ。

また、ゲイン量はリードギターより控えめかつ、コードの各音が潰れない程度に設定すると丁度いい音になります。

クリーントーンを作る場合も同様で、ボリュームはリードや歌を邪魔しない程度に設定します。

ゲインに関しては、音にハリが出る程度にまで上げると良いでしょう。

 

トーンコントロール

ゲイン量とボリュームを決めたら、次は「トーンコントロール(イコライザー)」の設定です。

アンプには「TREBLE」「MIDDLE」「BASS」といった、音域を調節するツマミがついています。

このツマミを適切に設定することで、個性を演出しつつも、リード楽器や歌を引き立てる素敵なサウンドを作れます。

バッキングギターの基本的な音作りの流れはこちら。

  • TREBLE・MIDDLE・BASSを12時の方向に設定
  • TREBLEを、コードをかきならしても耳が痛くならない程度に調節
  • MIDDLEを抜け感と好みのバランスが取れたサウンドになるよう調節
  • BASSは全体のバランスを聴きつつ、リードより若干低音が強くなるイメージで設定
  • 最後に全体の微調整を行う

また、超高音域を調節する「PRESENCE」は上げすぎると耳が痛い音になるので、不慣れなうちは0にするもしくは0からわずかに上げる程度に留めます

 

イコライザー(EQ)を設定する

DAWを使ってバッキングギターをレコーディングする人は、イコライザーもしっかりと活用しましょう。

ここでのイコライザーとは、ミキシングの際に使うツールでレコーディングされた音の音域を調節する機能があります。

このツールを使うことで、バッキングギターのサウンドを、より曲と調和したものにできますよ。

少し専門的な部分ではありますが、できるようになれば曲作りがもっと楽しくなるので、ぜひマスターしておきましょう。

 

ローカット処理をして音を整える

初心者でも手軽にできるイコライザー処理が「ローカット処理」。

こちらは、バッキングギターの80Hz〜150Hzあたりの不要な低音をカットする処理です。

実施するだけで、ドラムのキックやベースとの音域の被りを解消できるため、多くのシーンで活用されています。

ギターの音抜けも良くなるので、気になる人はぜひ実施してみてくださいね。

 

エフェクターペダルを利用する

ジャンルやプレイにマッチしたエフェクターペダルを使うことで、より良いサウンドでバッキングを演奏できます。

強くかけると輪郭がぼやけるため、セッティングにはやや注意が必要ですが、手軽に音を変えられるので積極的に使っていきましょう。

幻想的な雰囲気を演出したいならディレイやリバーブコーラスが最適です。

カッティングに立体感やうねりをプラスしたいなら、フェイザーがおすすめ。

また、クリーン系のアンプを歪ませたい・こまめに音色を切り替えたいなら、オーバードライブやディストーションを使っても良いでしょう。

 

コンプレッサーペダルを使う

よりこだわって音作りをしたいなら、コンプレッサーペダルを使うのがおすすめです。

コンプレッサーペダルとは、音量のバラつきを抑えてくれるエフェクターで、使用するだけで音の粒感が揃った「バッキング向きの音」になります。

特に、クリーントーンでのアルペジオやカッティングとは相性が良いので、これらのプレイを多用するスタイルの人は、ぜひ1台は持っておきましょう。

ただし、強く歪ませたギターにかけると、強弱が感じられないサウンドとなるため、ハードに歪ませる場合は使わないことをおすすめします。

 

バッキングギターが上手い人のするコツは?

基本的な弾き方や音作りのやり方の次は、バッキングギターのスキルを伸ばすポイントや、演奏のコツをチェックしていきましょう。

少し専門的な話も登場しますが、把握した上で演奏や練習に役立てればバッキングスキルを向上させられますよ。

ギターや音楽そのものへの理解を深めるきっかけにもなるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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スケールを習得する

バッキングギターを、より多彩でハイレベルなものにしたいなら「スケール」を覚えるのがおすすめ。

これは、スケールの知識が特定のコード・キーで使える音を把握する際に役立つからです。

具体的な活用方法は以下の通りです。

  • コードの主要な音と、スケール内の音を組み合わせてコードを作る
  • オープンコードやバレーコードを弾いた後、空いた指で音をプラスし、音程の動きを演出する
  • オクターブ奏法や単音を使ったバッキングに使う

また、リードギターや歌のフレーズに対する合いの手である「オカズフレーズ」を弾く際にも使えます。

基本のメジャースケール・マイナースケール・ペンタトニックスケールを覚えるだけでも、演奏の幅が広がるので、ぜひ覚えてみましょう。

 

周りの音を注意して聴く

周りの音を注意して聴くことも、バッキングギターの重要なポイントです。

そもそもバッキングとは、ベースとドラムが作り出したグルーヴに彩りを与えたり、リード楽器や歌を引き立てたりするもの。

周りの音を聴かずに演奏してしまうと、1人だけリズムがズレてしまう・リード楽器や歌の邪魔になるといったトラブルが発生する場合があります。

最悪の場合、アンサンブルを崩壊させる可能性もあるため、バッキングをする際は周りの音をしっかりと聴くようにしましょう。

その上で、ギター本体のツマミや弾き方、機材で音量を調節したり、適切な箇所にフレーズを入れたりすれば、さらにかっこいいバッキングになりますよ。

 

大振りで弾く

コードを弾いたときに「ジャララン」という分離感のある音になってしまう、「ハッキリしない音」になる場合には、少しだけ大振りなイメージで弾いてみましょう。

大振りなイメージで弾けば、ストロークのスピードが上がりより速く弦を弾けます

コードの音が出揃うまでの時間も短くなるため、まとまりのあるサウンドになりますよ。

演奏するジャンルやスタイルによっては大振りをしないほうがいい場合もありますが、ストロークの音がイマイチなときは試してみてくださいね。

 

リズムを意識する

ワンランク上のバッキングギターを弾きたいなら、リズムをしっかりと意識しましょう。

リズムを意識した上で丁寧に演奏すれば、グルーヴ感のある素敵なバッキングになります。

意識すべきポイントはいくつかありますが、初心者であれば、その曲が「どの音符を基調とした何ビートか」を意識してみるのがおすすめ。

例えば、8ビートなら8分音符、16ビートなら16分音符を意識しながら細かくノッてみるだけでも、リズミカルな演奏になりますよ。

ビートを意識することに慣れてきたら、ドラムパターンとベースラインをより深く聴き、それに合わせて弾くようにすると、より深みのある演奏ができるようになります。

また、メトロノームを使った練習や録音ツールを使った練習も効果的なので、リズム感を鍛えたい人はこちらも試してみてくださいね。

 

【初心者向け】バッキングギターの練習曲5選

バッキングギターの基礎をマスターしたい・ボキャブラリーを増やしたいなら、好きな曲や練習曲を弾いてみるのがおすすめです。

もちろん、短いフレーズを中心に練習しても良いですが、楽曲を題材にしたほうがより楽しく練習を進められますよ。

最後に、バッキングギターの基本を学ぶのにピッタリな練習曲を紹介します。

 

さよならエレジー / 菅田将暉

菅田将暉の「さよならエレジー」は、アコギの軽快なストロークとエレキによるロックなバッキングが楽しめる楽曲です。

アコギに関しては、カポを使用すれば簡単なコード中心で弾けるほか、定番のストロークパターンを繰り返す構成になっているため、初心者でも気軽に挑戦できるでしょう。

エレキのパートも、シンプルな単音フレーズとバレーコードが中心のため、しっかりと練習すれば、ギター初心者でも十分に弾きこなせますよ。

音作りに関してはドライブサウンドが基本で、イントロと間奏部分のみディレイをかけます。

 

宙船 / TOKIO

ロックなバッキングを学んでみたい人におすすめの曲が、TOKIOの「宙船」です。

こちらは、多くの部分がパワーコードで演奏されている楽曲。

ポジション移動も控えめなほか、テンポも速すぎないのでギター初心者でも気持ち良く演奏できるでしょう。

演奏のポイントは「できるだけジャストなタイミングを意識」すること。

特に、パワーコードのパートやアルペジオを使ったイントロは、リズムが速くなったり遅くなったりしやすいのでメトロノームを使って練習するようにしましょう。

 

粉雪 / レミオロメン

ストロークの練習にピッタリの楽曲が、レミオロメンの「粉雪」です。

Gsus4やEm9といった見慣れないコードが登場しますが、バッキングのほぼ全てがコードストロークで構成されているので、丁寧に練習すれば初心者でも弾きこなせますよ。

空いた指を使ってコードの響きを変化させるバッキングの定番テクニックが学べるのもポイント。

ストロークやコード弾きの基礎固めにピッタリな楽曲なので、気になる人はぜひ挑戦してみてくださいね。

 

悲しみの果て / エレファントカシマシ

ロックギターのスキルを高めたい人におすすめの楽曲が「悲しみの果て」です。

こちらはエレファントカシマシの代表曲で、ロックなバッキングギターが印象的な仕上がりになっています。

多くの部分がパワーコードと単音フレーズを中心に構成されているほか、テンポも比較的遅めなので、ギター初心者の練習曲にもピッタリです。

ギターソロに関しては難易度が少し高めですが、ピッキングの練習になるフレーズが随所に登場するので、リードギターに興味がある人は挑戦してみましょう。

 

Wherever You Are / ONE OK ROCK

ONE OK ROCKの「Wherever You Are」は、モダンなスタイルのバッキングを学びたい人にピッタリの練習曲です。

難しそうに聴こえますが、テンポは比較的ゆっくりでフレーズの難易度もさほど高くないため初心者でも気軽に挑戦できます。

ポイントは「エレキパートは低音と高音が少し多めのドンシャリサウンドにする」「アルペジオをよれずに弾く」「サビのパワーコードをしっかりと鳴らす」の3点。

この3点を意識するだけでも、素敵な演奏になるので試してみてくださいね。

 

バッキングギターは欠かせない技術!たくさん練習して弾けるようになろう

バッキングは、ギター演奏には欠かせない技術です。

なかにはB.B.キングのようにリードギターだけを弾く人もいますが、やはりバッキングをしっかりと弾けたほうが、幅広いシーン・ジャンルで活躍できますよ。

最初は難しいかもしれませんが、練習を重ねていけば弾けるようになるので焦らずに続けましょう

そして基本をマスターしたら、色々な曲に挑戦したりバンドで披露したりして、その奥深さを体験してみてくださいね。

 

この記事のまとめ!

  • バッキングギターとは、演奏ポジション・奏法の1つ
  • ストロークやアルペジオといった奏法とコードを組み合わせるのが、バッキングギターの基本
  • バッキングギターを弾く前には、アンプのツマミやエフェクターを使って音を作りこもう
  • コツを意識して練習すれば、上達が早くなる
  • 基本のやり方を覚えたら、どんどん曲を弾いてテクニックを身につけていこう

 

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