「バンドフライヤー」とは、バンドを宣伝するために使われるチラシのことです。
多くのバンドやアーティストがフライヤーの配布していますが、告知効果が得られず、制作費と労力が無駄になってしまうケースも少なくありません。
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バンドフライヤーの作り方
バンドフライヤーは、写真などの素材や情報、作成する環境さえあれば誰でも簡単に作成できます。
また、デジタル技術の発展によりスピーディーかつ低予算でフライヤーが作成できるようにもなりました。
バンドフライヤーの基本的な作り方を知って、自分の音楽を効果的に宣伝していきましょう。
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アーティスト写真を用意する
アーティスト写真にはこだわったものを用意しましょう。
バンドフライヤーで最も目立つ部分は、アーティスト写真です。
そのため、アーティスト写真だけでフライヤー全体の印象まで左右されてしまいます。
かっこよさやバンドの雰囲気、音楽性などが分かる写真にすると印象が良くなり、バンドフライヤーに書かれた情報も読まれやすくなるでしょう。
また、一度こだわったアーティスト写真を用意しておけば、次回のフライヤーの写真やホームページ、SNSのアイコンなどにも利用できるのでお得です。
載せる情報を整理する
バンドフライヤーを作るときには、どのような情報を載せるのか整理しておきましょう。
受け取ってくれる人や、ライブに来てくれる人が何を知りたいかをイメージして作成すると効果的なフライヤーが作れますよ。
記載する情報は、バンド名やロゴ、バンドについて書かれたバイオグラフィー、ホームページやSNSのURL、ライブの日程などがおすすめです。
アプリ・ソフトを使って作成する
バンドフライヤーは、アプリやソフトを使って作成するのが一般的です。
アプリ・ソフトには、無料で使えるものから、デザイナーなどが使用する高性能な有料ソフトまであり、高性能なものほど操作は複雑です。
性能が高ければ細かい部分まで作り込むことはできますが、知識や経験が必要なため、初心者には使いこなせません。
必ず、自分のスキルや好みにあったものを選ぶようにしましょう。
記事の最後でおすすめのソフトを紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
作成後、大量に印刷するときは印刷所を、少数であればコンビニのプリントサービスなどを利用するのがおすすめです。
SNSやHPに誘導する
バンドフライヤーを作るときには、見やすい位置にHPやSNSのURL・QRコードなどを載せておきましょう。
SNSやHPは、実際の音源やバンドの最新情報など、フライヤーに載せられない情報を伝えられるため、バンドのことを深く知ってもらう時に役立ちます。
バンドのSNSや公式サイトがない場合は、フライヤーを作る前に運営を始めて、投稿や更新をしておきましょう。
バンドフライヤーの渡し方
バンドフライヤーを作ったけれど、どのように配っていけばいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
せっかく作ったフライヤーも読んでもらえなければ意味がないので、渡し方を把握しておくようにしましょう。
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ライブの受付で配布してもらう
ライブハウスの受付ではフライヤーの配布も行っています。
ライブハウスの入場時に手渡しされる場合が多く、特に出演している日であればバンドを知ってもらえる確率が高くなります。
ライブハウスによっては、出演しない日にも配布してもらえるので、バンドフライヤーを作ったらお店にお願いしてみましょう。
基本的には、どのライブハウスも配布を快く引き受けてくれますが、断られる可能性もあるので、事前に問い合わせておくことをおすすめします。
ライブハウスに置いてもらう
ライブハウスにはバンドフライヤーを置くスペースがあり、そこのフライヤーは自由に取ることができます。
バンドフライヤーを印刷して持って行き、置かせてもらえるかスタッフさんにたずねてみましょう。
また、ポスターのように貼ってもらうこともできるため、バンドの宣伝をさせて欲しいライブハウスを見つけたら問い合わせてみましょう。
メンバーが直接配布する
ライブハウスでは、物販の時間やライブ終了後などにメンバーがお客さんに直接配布することもできます。
自分が出演した直後などは読んでもらえる確率も高いので、がんばってメンバー全員で配布しましょう。
しかし、ライブハウスのルールで禁止されていることもあるので、予めスタッフに相談しておくと安心です。
路上ライブで、立ち止まって曲を聴いてくれた人に、メンバーが配布するケースもありますよ。
フライヤーの宣伝効果を上げるには?
バンドフライヤーは、読んでもらった後に行動を起こしてもらえなければ意味がありません。
ほとんどのバンドフライヤーは軽く目を通しただけで捨てられてしまうため、宣伝効果を上げる工夫が必要です。
ちょっとした工夫で宣伝効果が上がりますよ。
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紙面の無駄な装飾は控える
フライヤーのデザインで大切なことは「伝わること」です。
バンドフライヤーをかっこよくするために無駄な装飾を増やせば、文字が読みにくくなってしまいます。
複数のフォントを使ったり、読みにくいフォントを使ったりしてしまっても、「見やすさ」がないため読んでもらえないでしょう。
紙面の無駄な装飾は控えて、色やフォントに統一感を大切に、見やすいバンドフライヤーを目指しましょう。
プロにアーティスト写真を依頼する
アーティスト写真は、プロに撮影してもらうのがおすすめです。
プロに撮影してもらうと、バンドの雰囲気に合った写真になり、写真の印象も良くなります。
自分たちで撮影した写真よりもキレイに仕上がるため、フライヤーに使用した場合の見栄えも良くなります。
お金はかかりますが、宣伝効果は確実に高まるので、バンドへの投資と思って一度プロに撮影してもらいましょう。
ライブ告知よりバンドの宣伝が重要
バンドフライヤーでは、ライブ告知よりもバンドの宣伝を中心に記載しましょう。
ライブ情報を載せていると、記載したライブやイベントが終わるたびに次のバンドフライヤーを作成しなければいけません。
また、バンドのことをよく知らない人がライブ告知を見たところで、ライブに行きたいと思うことはほとんどないでしょう。
バンドがどんな音楽をやっているのか、どんなポリシーを持って活動しているかを伝えて、SNSや動画サイトに誘導し、自分たちの音楽を聴いてもらいましょう。
まずはバンドに興味を持ってもらうことが大切です。
SNSの活動は欠かさない
SNSは、お客さんとバンドとの距離を縮め、ファンになるきっかけも作れるツールです。
バンドフライヤーにSNSのリンクを載せたら、定期的な更新を心がけましょう。
バンドの活動状況の報告や演奏動画、バンドのポリシー、メンバーの音楽のルーツなど、音楽に関連した内容の投稿がおすすめです。
日常の投稿や批判的な投稿ばかりになるとフォローを外されてしまうこともあるので、投稿を見てくれる人への思いやりを大切に、アカウントを運営してくださいね。
バンドのフライヤー制作に使えるアプリ・ソフト
最近では、バンドフライヤーを簡単に製作できるアプリやソフトが数多くあります。
プロのデザイナーが使う高機能ソフトは、有料で高価なものがほとんどですが、無料ソフトでも充分素敵なフライヤーを作成できますよ。
ここでは、無料で使える便利なアプリ・ソフトを4つ紹介していくので、ぜひツール選びの参考にしてくださいね。
Canva
「Canva」は、利用者が1000万人以上の世界的フライヤー作成ツールです。
基本的に無料で利用できますが、細部まで編集したい人向けの有料のアップグレードプランもあります。
テンプレートを選んで編集するだけのシンプルな作成方法なので、デザイン系のソフトを使ったことがない人でも簡単に使えます。
ウェブ版だけでなく、スマホやタブレットに対応したアプリも配布されているので、気軽に作成したい人やデザイン系ソフト初心者の人におすすめのツールです。
Adobe Creative Cloud Express
「Adobe Creative Cloud Express」は、IllustratorやPhotoshopなどの人気デザインソフトを手掛ける「Adobe」が配信するアプリです。
iOSとAndroidに対応しているため、スマホだけでなくタブレットでも使用できます。
基本は無料で利用できますが、オプション機能を使う場合は有料プランへの加入が必要です。
白紙状態からの作成以外にも、たくさんのテンプレートから選んでの作ることもできるので、手軽に作成したい人から細部にこだわりたい人にまでおすすめのアプリです。
picky-pics
「picky-pics」はシンプルな操作感と、約5万点の素材が魅力のフライヤー作成ツールです。
無料で利用できるオンラインデザインツールで、有料のデザイン素材を利用する場合にのみ料金が発生します。
フライヤーの作りに便利な機能も豊富で、編集画面も見やすく操作も簡単なため、デザイン系のツールを使ったことがない人でも手軽にフライヤーが作成できます。
自宅でチラシを作ろう!.com
「自宅でチラシを作ろう!.com」は無料で利用できる、とてもシンプルなツールです。
会員登録後にテンプレートを選び、文章や画像を挿入するだけデザインが完成し、細かい編集作業をする必要がありません。
印刷所での印刷には対応していませんが、簡単にフライヤー作成ができるため、バンドフライヤーを大量に印刷する予定がない人にはおすすめです。
フライヤーを渡すだけではファンは増えない!フライヤーを活用してSNSでバンドの魅力を伝えよう
バンドフライヤーは、制作して渡すだけでは宣伝効果が薄いため、色々な工夫が必要です。
特に、SNSへの誘導はバンドを知ってもらうためにとても重要なので、アカウントに誘導するURLやQRコードを必ず記載しておきましょう。
バンドフライヤーを通じて交流のきっかけを作り、SNSでバンドの魅力を伝えれば、きっとファンを増やすことができるでしょう。
バンドフライヤーとSNSの両方を上手に活用して、多くの人に素晴らしい音楽を届けてくださいね。
この記事のまとめ!
- バンドフライヤーは、写真と載せる情報が揃えば簡単に作成できる
- フライヤーの渡し方には「直接渡す」「配布してもらう」「専用スペースに置いてもらう」の3種類がある
- バンドフライヤーの宣伝効果を上げるためには、読む人を意識した工夫が必要
- 無料のアプリ・ソフトでも、クオリティの高いバンドフライヤーを作ることができる
- フライヤーからSNSへ誘導する仕組みを作れば、ファンを獲得しやすくなる