長引いたおうち時間で動画サイトを見ているうちに、自分も配信者になってみたい!と思った方もいるでしょう。
PCまたはスマホがあればすぐに配信を始められますが、どうせ始めるなら音質や画質にもこだわってみませんか?
この記事のもくじ
配信用マイクの用途
視聴者数を左右すると言っても過言ではない、音質の良さ。
声が聞き取りにくかったり、ノイズが多かったりするといくら魅力的なコンテンツを用意しても、続けて見てくれる人が増えなくなってしまうかもしれません。
しかし、マイクを選ぼうと思っても種類がたくさんあって、配信初心者にとってはどれを選べばよいか迷いますよね。
そこでまずは配信内容別に、どのようなマイクが適しているかを紹介します。
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ゲーム配信
1人でゲーム配信をする場合は、一定方向からのみ音を拾うことができる単一指向性タイプのマイクがおすすめ。
大人数でゲーム配信する場合は、360度全ての方向から音を拾うことができる全指向性マイクがいいでしょう。
マイクを囲んでみんなで座れば、ゲーム実況に参加しているメンバー全員の声を余すことなく伝えられます。
また、意外かもしれませんが、ピンマイクもおすすめです。
服に付けられるので、ゲームをしながら動いてしまっても、ずっと一定の音量で声を伝えられるでしょう。
ライブ配信
楽器演奏や歌であれば、狙った音だけを拾う単一指向性タイプのマイクが最適。
安価なものが多く、手に入りやすいのも特徴です。
このタイプのマイクは、マイクによってキレイに聴こえる音域が異なります。
最初は全体の音域をバランスよく聴かせるものを選ぶのがおすすめです。
もし、ライブ配信にも慣れて音質へのさらなるこだわりが出てきたら、目立たせたい音域に特化したマイクを選びましょう。
また弾き語りなど、手にマイクを持たずに配信をしたい場合には、マイクスタンドがあると便利です。
ダンスなど動きを伴うライブ配信では、ヘッドセットマイクやピンマイクを、お笑い系やトークのライブ配信では単一指向性、または双指向性のマイクをおすすめします。
テレワーク
Web会議では、クリアな音声ほど議論も捗ります。
部屋に1人でいる場合は、やはり単一指向性タイプのマイクが最適です。
同じ場所に大人数いて、どこかとリモート接続する場合には、全指向性マイクがおすすめ。
ただし、マイクの性能が高すぎると空調の音など全ての雑音まで拾ってしまい、逆にノイズが多くなってしまうので要注意です。
配信用マイクの選び方
ここまでシチュエーション別のおすすめマイクを紹介しました。
しかし、結局のところそれぞれのマイクにどういった性能があるのか、わからない点も多かったと思います。
ここからは、先ほど出てきたそれぞれの指向性に加えて、音質や感度、接続タイプ、マイクの種類についても詳しく説明します。
これらをしっかり理解できれば、マイクの選び方にも迷わなくなりますよ。
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指向性
- 単一指向性
- 双指向性
- 全指向性
単一指向性は正面からしか音を拾うことができず、ノイズが少ないのが特徴です。
しかし集音範囲が狭いため、音源がマイクからずれると集音できなくなるデメリットもあります。
双指向性マイクは、配信用としてはあまり使用されていません。
正面と背面方向からのみの集音はで、マイクの配置によってはノイズを拾いやすいです。
全指向性マイクは、その名の通り全方向の音をまんべんなく集音できます。
ただし、周囲の全ての音を拾ってしまうので、ノイズやハウリングが起きやすいのがデメリットです。
音質と感度
音質のよさは感度の高さによって決まります。
感度はdB(デシベル)という単位で表され、0dBに近ければ近いほど感度が高くなります。
これまでは感度が切り替えられないマイクが一般的でしたが、最近では感度を切り替えられるものも。
音質にこだわりたい方は、感度の値にも注目してみてはいかがでしょうか。
接続タイプ
大きく分けて、USB接続タイプとオーディオジャック接続タイプの2タイプがあります。
接続したいデバイスによって使用できる端子が異なるので、接続タイプは必ず確認しましょう。
もし、欲しいマイクと接続したいデバイスの対応端子が異なる場合は、変換プラグを用意すれば問題なく使えるはずですよ。
マイクの種類
ダイナミックマイク
多くの人がマイクと言って思い浮かべるであろうタイプのマイクで、カラオケなどでもよく見るタイプです。
安価で手に入りますが、音の発生源近くで使用しないといけないというデメリットがあります。
コンデンサーマイク
ダイナミックマイクより高音質で集音できるタイプのマイクです。
広範囲の音を拾えますが、単体では使用できず、別途ファンタム電源が必要です。
また高価で、湿気に弱く耐久性が低いというデメリットも。
最近ではPCへの接続を前提に作られたコンデンサーマイクもあるので、PCにマイクを接続することが多い方はPC接続に特化したものを検討するといいでしょう。
ピンマイク
バラエティなどで芸能人が服に着けているマイクとしてでおなじみのタイプです。
両手をふさがずに使用できるので、スポーツ配信にも向いています。
またスマホ用のピンマイクもあるので、持ち歩いていれば街角でのライブ配信などにも向いているでしょう。
配信用マイクのおすすめ6選
性能について学んだはいいものの、結局自分にどれが合うのかわからないという初心者の方もいるでしょう。
ここからは、おすすめ人気ランキング上位常連の、バランスよく機能を兼ね揃えたマイク6選を紹介します。
きっとご自身に合うマイクが見つかるはずですよ。
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audio technica / AT2040
まずはオーディオテクニカのダイナミックマイクAT2040です。
狭い範囲の声をしっかり拾うハイパーカーディオイドタイプなので、不必要なノイズをカットしてくれます。
安価ながら放送局向けのマイクの音質を継承しており、1本持っておいても損はないコスパのいいモデルです。
FIFINE / K669B
こちらは初心者でも使いやすい、USBケーブルで接続するタイプのコンデンサーマイク。
小さめのマイクスタンド付きで、買ったらすぐに使用できます。
また、入力レベルをマイク本体で調節できたりと、難しい操作がいりません。
さらに、アダプターを使用すればiPhoneやiPadでも使用可能。
こんなに機能性もあっててお値段はたったの4,600円程なので、何を選べばいいか分からなくなってしまった方は、このマイクで配信デビューしてみてはいかがでしょうか。
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SONY / ECM-PCV80U
有名Youtuberも使用している、実績のあるSONY製品。
4,000円程度で手に入れられるため初心者にも優しいです。
オーディオジャックタイプですが、USBへの変換ケーブルがついているので、どんなデバイスにも対応可能。
さらにマイクスタンドが付属している親切設計です。
ただし、人によっては少しノイズが気になるかもしれません。
ミキサーを使用すればノイズは軽減されるので、余裕があれば用意してみてくださいね。
Blue Microphones / Yeti
マイク界の有名メーカー、Blue Microphonesのスタイリッシュなコンデンサーマイク。
USB接続タイプのマイクで、接続するだけで使用できてとても使いやすいです。
また、指向性の切り替えも可能で、ステレオ、全指向性、単一指向性、双方向性と、どんな配信でも対応できる優れもの。
またマイク本体で音声ミュート、ヘッドホンへの出力ボリューム調整も簡単な操作でできます。
お値段は16,000円程度と他のものよりは値段が張りますが、本気で配信を頑張りたい方は奮発してもいいのではないでしょうか。
Yeti USB Microphone USB マイクロホン Blue Microphones社 Blackout【並行輸入】
audio technica / AT9901
こちらは有線のピンマイクです。
電池の要らないプラグインパワー方式なので、接続先の機器から電力供給しながらでないと使用できません。
クリップ部が回転するので、服だけではなく卓上への設置も可能です。
ただし、PCでは使用できないのでスマホと接続して使うのがおすすめ。
付属のウインドスクリーンを使用すれば、風の音もシャットアウトできるので外出先からのライブ配信に役立ちます。
SONY / ECM-DS70P
マイク端子に接続するだけで使用できる、単一指向性のマイク。
SONYのポータブルデジタルレコーダーに対応しているので、録音用マイクにも向いています。
レコーダーで録音して、後から動画編集の際に音声を使う時などにも使える商品です。
配信用マイクは指向性や接続タイプで選ぶのがおすすめ!ライブ配信やゲーム実況など自分に合ったマイクを使おう
今回は配信者になりたい方のために、マイク選びの方法とおすすめマイク6選を紹介しました。
配信用マイクを選ぶときは、どのような配信をしたいのか、マイクの設置環境はどうかなど、使い方やこだわりに合わせて選ぶのが大切。
文字で読むより実際に音を聞いたほうが早いので、気になったマイクがあれば店頭で試して、お気に入りの1本を見つけて下さいね。
この記事のまとめ!
- 配信用マイクを安価で手に入れたければダイナミックマイクが、音質にこだわるならコンデンサーマイクがおすすめ
- 高音質ほどノイズを拾いやすいので配信用マイクがノイズを拾わないように注意
- 1人配信用には単一指向性マイク、大人数なら全指向性マイクがおすすめ
- 配信したい内容や環境に応じたマイクを選ぼう