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【採録】バンドレコーディング初心者にはセルフがおすすめ?スタジオとの違いや全体の流れを解説! 2021年3月

2021年2月1日

バンド レコーディング

バンドで音源を録音して、CDを作ったり、サブスクリプションで配信しようと考えているバンドマンは多いのではないでしょうか。

レコーディング初心者の録音方法としては、スタジオレコーディングとセルフレコーディングが代表的でしょう。

Live編集部
この記事では、セルフレコーディングとスタジオレコーディングの違いや手順について紹介します。

 

バンドレコーディングの方法

レコーディングをするには、専門のスタジオに行ってレコーディングをする方法と、自分たちでレコーディングをするセルフレコーディングがあります。

予算や持っている機材などによっておすすめのレコーディング方法も変わるので、2つの違いをしっかりと頭に入れておきましょう。

ここでは、スタジオとセルフレコーディングのメリットとデメリットを紹介します。

 

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スタジオレコーディング

スタジオレコーディングでは、レコーディングをするためのスタジオに行き、演奏や歌を録音します

レコーディング専門に作られているので、録音機器や録音した音を聞くスピーカーなど、設備が整っていることが多いです。

まずはスタジオレコーディングのデメリットとメリットを紹介します。

デメリット

録音だけでなく、ミキシングやマスタリングなどの編集をエンジニアに頼むので、費用が高くなります

また、録音ブースの外からヘッドホンに指示を送るので、初めは慣れずに苦戦する人もいるでしょう。

メリット

レコーディングスタジオは、あらかじめ調整された録音機器が揃っているので自分たちで機材を用意しなくても大丈夫です。

他にも部屋の反響や空調などの余計な音が入りづらい設計になっているので、より高音質で録音できます

録音した音の編集は全てエンジニアに任せられるので、集中して演奏できますよ。

 

セルフレコーディング

セルフレコーディングは、自宅や練習スタジオなどで全ての工程を自分たちで行います

編集をする技術などが必要なため難易度は高いですが、なるべく費用をかけたくないバンドマンにはおすすめですよ。

次にセルフレコーディングのデメリットとメリットを紹介します。

デメリット

セルフレコーディングでは、録音機材を自分たちで用意しなければいけません

レコーディング専門のスタジオではないので、部屋の反響や空調のノイズには注意する必要があります

また、録音ブースとコントロールブースが分かれていないので、何度も取り直しを行う場合は非効率でしょう。

メリット

自宅でセルフレコーディングをすれば、場所代はかかりません

また、時間制限もないので、時間に追われずにリラックスして演奏できます

レコーディング代金を気にせずに時間をかけてじっくりと話し合いながら編集できるのも魅力です。

 

バンドレコーディング初心者にセルフがおすすめな理由

バンド レコーディング 理由

初めてバンドでレコーディングをするなら、お金のかかるレコーディングスタジオよりもセルフレコーディングから始めてみるのがおすすめです。

音源のクオリティはスタジオに劣るかもしれませんが、全ての作業を自分たちで行うため学べることがたくさんあります

バンドレコーディング初心者にとって、セルフレコーディングがおすすめな理由を解説していきます。

 

レコーディング費用を節約できる

セルフレコーディングの最大のメリットは費用の安さです。

初期投資としてDTMソフトやオーディオインターフェイス、マイクなどは必要ですが、これらの総額はスタジオで1曲分レコーディングするのと大差ありません

つまり、1度機材を揃えれば壊れるまで何度も使えるので、セルフレコーディングを繰り返すほど費用は浮くでしょう。

 

音作りの勉強になる

セルフレコーディングをしていくと、音作りの勉強になります

セルフレコーディングでは、スタジオで専門のエンジニアが担当する「ミックス」や「マスタリング」という音を整える編集作業も自分たちで行わなければいけません。

最初は難しくても作業を重ねるうちにギターやベースのイコライジング技術が自然と身につきます。

これは音源制作のクオリティが上がるだけでなく、さらに良い音楽を作る上で役に立つ知識でもあるため、身につけておいて損はありませんよ。

 

バンドレコーディング前の準備

バンドレコーディングでは、レコーディング前の準備が非常に大切です。

せっかくのレコーディングが準備不足で残念な結果になってしまわないためにも、あらかじめできることはしておきましょう。

しかし、レコーディング初心者は具体的に何をしたら良いか分からないですよね。

ここからは、バンドレコーディング前にやっておくべきことについて解説します。

 

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必要機材を準備する

まずは録音に必要な機材を準備しましょう

レコーディングには、楽器やマイク、ケーブルはもちろん、録音・編集を行うPCが必要です。

PCには編集を行う「DAW」というソフトをインストールしておきましょう。

楽器やマイクとPCを繋ぐ「オーディオインターフェイス」も必要で、これがないとDAWに楽器や声を録音できません。

その他にも、ベースで使うDIやポケットWi-Fi(Wi-Fiのないスタジオでレコーディングする場合)など、必要に応じて機材を準備しましょう

 

曲を決めておく

レコーディングを行う前にどの曲を優先的に録るのかきちんと決めておきましょう

初心者は1曲レコーディングするのにかなり時間がかかってしまいがちです。

そのため、「3曲ぐらい録ろう」などと曲数を多めに設定していると、時間が足りなくなってしまう可能性があります。

初めてのレコーディングは多めに時間を取って、スケジュールや曲目をきちんと決めてから臨みましょう

 

仕上がりをイメージする

レコーディングをするに、音源の具体的な完成イメージは固めておいたほうがいいでしょう。

バンドメンバーとあらかじめ仕上がりイメージを共有していれば、それに合わせた音作りをメンバーそれぞれが練習しておくことができます。

レコーディングスタジオでエンジニアに依頼する場合も、完成のイメージがあったほうがミックス・マスタリングにかかる時間も短縮できますよ

あまり具体的なイメージができない場合は、他のアーティストのCDを参考にしても良いでしょう。

 

演奏内容を把握する

各パートがどういった演奏をするのか、決まっていない場合はきちんと把握しておきましょう

ライブと全く同じように弾くのか、音源だけ違うアレンジで弾くのかなど、できるだけ具体的に決めておくことがおすすめです。

また、「ギターのバッキングを増やしたい」「コーラスを入れたい」など、多重録音をする場合は、誰が担当するのかを決め、メインのパート以外もしっかり練習してから臨みましょう

 

歌メロと歌詞を書き起こす

歌メロや歌詞を書き起こしておくとレコーディングがスムーズに進めることができます。

歌っているうちにピッチが曖昧になる人は多いので、正しいメロディーを確認するときに歌メロがあると便利です。

歌を録音するのも良いですが、MIDI音源でメロディを打ち込むとより正確な音程を把握できるので、他のメンバーにコーラスを担当してもらう場合にも使えますよ。

また、歌詞を書き出しおくと、AメロやBメロ、サビなどの区分がわかりやすくなって便利です。

自分はもちろん、メンバーやレコーディングエンジニアも作業が進めやすくなりますよ。

 

体調を整える

最後に、レコーディングの日に向けて体調を整えましょう

体調が悪いと本来の力が出せず、演奏が上手くいかない可能性があります。

特にボーカルが体調をくずしてしまうと、レコーディングが全く進まなくなるため注意が必要です。

本番当日に最高のパフォーマンスができるよう、普段から健康的な生活を意識してくださいね

 

バンドレコーディングの流れ

バンド レコーディング 流れ

バンドレコーディングには、準備から録音までの間に様々な工程があります

特にスタジオでレコーディングする場合は、当日の流れに手間取って時間を無駄にしてしまうことは避けたいですよね。

あらかじめ流れを知っておくと安心してレコーディング当日を迎えられますよ

次に、レコーディング当日の流れについて紹介します。

 

楽器のセットアップ

スタジオに入ってまず行うのは、楽器のセットアップです。

ドラムセットを持ち込む場合はセッティングにかなり時間がかかるため、注意しましょう。

また、ベースやギターはアンプにマイクを立てて録音するのか、PCに直接信号を送って録音するのかによってセッティング方法が違うため、あらかじめ決めておく必要があります。

 

マイキング

楽器のセットアップが完了したら、マイクをセットしていきましょう

マイクをセットする位置によってサウンドはかなり変わるので、セットしたらサウンドをチェックし、マイク位置を細かく修正していきましょう。

また、ドラムはマイクを立てる本数が多いため、セッティングに時間がかかります。

そのため、時間を短縮したい場合は、レコーディングスタジオに常設されているドラムセットを使うのがおすすめです。

 

ガイド録り

マイキングが終わったら、次にメンバー全員でガイド録りを行います。

ガイド録りとは、メンバー全員で演奏した音を仮録音することです。

本番テイクはクリック音を聴きながらでもできますが、ガイドを聴きながら本番テイクを録ることで良いグルーブを出せるでしょう。

絶対に必要な工程ではありませんが、最終的に目指す音源を聞きながらレコーディングすることで、完成形の曲をイメージしやすいですよ。

 

本番レコーディング

ガイド録りが終わったら、遂に本番のレコーディングが始まります。

初めはドラムとベースから始めることがほとんどで、個別に録るか同時に録るかはスタジオによってバラバラです。

複数人で同時に録音しても、それぞれの音が他の楽器のマイクに干渉しないようになっています。

そのため、録り直したいときは1部分だけを切り取って録音し直せるので、上手くいかなかった部分もある程度は何度か録り直せますよ。

 

ミックス・エディット

全ての本番テイクが完成したら、その音源をミックス・エディットしていきます。

各楽器の音量バランスや音が鳴る位置を調整したり、エフェクトをかけるのがミックス・マスタリングという作業です。

エディットとは、リズムやピッチがずれている部分を修正したり、不要なノイズをカットすることを指します。

レコーディングスタジオの場合は、エンジニアと細かい部分を話し合いながら曲を完成させましょう。

 

【パート別】バンドレコーディングのコツ

レコーディングは長年の経験や知識を必要とする難しい作業です。

しかし、マイクの立て方や位置、使用する機材など、レコーディングにはある程度コツがあります。

レコーディング初心者でも、あらかじめコツを知っておけば上達のスピードも速くなるでしょう

最後に、レコーディングのコツを楽器ごとに分けて解説していきます。

 

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ボーカル

ボーカルの声を録音するときは、周りの反響音ができるだけマイクに入らないようにマイクの周りを音が反射しない素材のもので囲いましょう

また、息の音がマイクに入ってしまう「吹かれ」を防止するために、マイクと口の間に風をさえぎるポップガードを設置するのもおすすめです。

長時間のレコーディングは声のトーンを保てないため、できるだけ短い時間で集中して終わらせると上手くいきやすいですよ。

少ないテイクで録れるようにレコーディング前にしっかりと練習してから臨みましょう

 

ギター

ギターをアンプで鳴らす場合は、マイクの位置に注意が必要です。

太い音が欲しい場合はアンプのコーン(スピーカーの丸い部分)中心部を狙い、鋭い音が欲しい場合は端を狙いましょう。

壁の反響音やアンプの裏から回り込んでくる音を表現したい場合は、アンプから離れた部分にもマイクを立てるのがおすすめです。

音色を切り替える場合は、音色ごとにトラックを分けて弾くと上手くいきやすいですよ。

 

ベース

ベースのレコーディングは、ライン撮りをしてからミックスでバランスをとりましょう

ライン録りはベースの輪郭がはっきりとし、1発録りでも他の楽器とかぶらないというメリットがあります。

アンプの良し悪しや部屋の反響にも影響されないので、アンプにマイクをセットするよりも簡単に録音やミックスができますよ

 

ドラム

ドラムはどの部分にマイクを何本セットするかが非常に重要です。

タム類は1つにつき1本ずつですが、バスドラムはフロントと打面側で2本、スネアにも上下2本使用します。

ハイハットやライドシンバルには、より感度の高いコンデンサーマイクを使用するのがほとんどです。

他にも、演奏者の頭上やドラムセットから離れた位置にもマイクを置き、全ての音でミックス作業を行います。

録音した音にはイコライザーやコンプレッサーなど様々な処理が加えられるので、どんな音源を作りたいのかエンジニアと話し合っておきましょう。

 

キーボード

キーボードは基本的にマイク録音を使わず、ラインのみで行います

ピアノやオルガンなど、アコースティックな音色は1発録りにするとグルーブ感が増しますよ。

電子音や機械的な音は、機械と人間でクオリティの差があまりありません。

そのため、わざわざ録音せずにMIDIデータで打ち込んで終了ということもあります。

打ち込みにすることでレコーディングの時間を短縮できるので、使用する音色によっては打ち込みも検討してみましょう。

 

バンドレコーディングは準備が大切!必要機材と当日の流れをしっかりチェックしよう

バンドのレコーディングは、スタジオでもセルフでも準備が大切です。

特にレコーディングスタジオで録音する場合は、準備不足で作業がスムーズにできないと費用が高くなり、エンジニアにも迷惑をかけてしまうかもしれません。

トラブルを防いで少しでもクオリティの高い音源を作るためにも、レコーディングの流れや必要機材を確認しておきましょう。

 

この記事のまとめ!

  • スタジオレコーディングはクオリティは高いが、料金が高くなる
  • セルフレコーディングはクオリティが落ちるが、費用が安く、音作りの勉強にもなる
  • レコーディング前は録る曲数や仕上がりイメージを決めするなどの準備をしておこう
  • 当日は楽器のセッティング→マイキング→ガイド録り→本番→ミキシングの順で進める
  • 各楽器ごとにレコーディングのコツがあるので、あらかじめ確認しておこう

 

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