ギターやベースなどを演奏する際に「チューナー」があると、非常に便利です。
最近は様々なタイプのものが発売されているため、初心者はどれを購入すれば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか?
この記事のもくじ
- 1 ギターチューナーの種類
- 2 ギターチューナーの使い方
- 3 ギターチューナーの選び方(ベース用もあり)
- 4 ギターチューナーのおすすめアプリ
- 5 ギターチューナーおすすめ7選
- 6 クリップチューナーおすすめ9選
- 6.1 MORRIS クリップチューナー CT-1
- 6.2 TC electronic unitune clip
- 6.3 TC electronic polytune clip
- 6.4 YAMAHA クリップチューナー YTC5
- 6.5 KORG AW-LT100G
- 6.6 BOSS クリップ式チューナー ブラック TU-10-BK
- 6.7 Planet Waves マイクロヘッドストックチューナー
- 6.8 Flanger FT-12C Clip-on Chromatic Tuner カラーディスプレイ クリップチューナー
- 6.9 SNARK 外部マイク付 全楽器対応 クリップ式 クロマチックチューナー ST-2
- 7 ギターチューナーはアプリもおすすめ!ベースチューナーとして使える商品も豊富
ギターチューナーの種類
ギターチューナーといってもクリップ式やペダル式など、色々なタイプのものがあり、使いたいシーンや目的によって使いやすさが変わってきます。
ここでは、ギタリストやベーシストの間でよく使われているチューナーの種類やその機能について紹介します。
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クリップチューナー
クリップチューナーはギターやベースのヘッドに、クリップのように挟んで使用します。
軽量で持ち運びしやすく、安いものでは500円程で購入することができるギターチューナーもあります。
シールドなどを使わずに直接楽器に取り付けるため、アコースティックを演奏する人におすすめです。
ペダルチューナー
ペダルチューナーは、エフェクターのように足元に置いて使用します。
そのため、エフェクターボードを使って演奏する人におすすめです。
ただし、マイク機能がないので、シールドで接続してチューニングする必要があり、ケーブル接続ができない楽器には使用できません。
カードチューナー
カードチューナーは、その名のとおりカード型で、持ち運びやすく、譜面台に置いて使用することができます。
チューニングの際は、シールドに接続した状態でチューニングをするか、チューナー本体の内蔵マイクを使うかを選ぶことができます。
また、基準音を本体から鳴らせるものもあり、耳で聴きながらチューニングするときに役立ちます。
チューナーアプリ
チューナーアプリは、チューナーを持ち歩く必要がなくなるため非常に便利です。
アプリによっては、コードの押さえ方やスケールについて学ぶことができる機能が付いているものや、弦が切れそうなときに知らせてくれる機能が付いているものもあります。
ただし、マイクで音を拾ってチューニングするため、大音量の部屋などでの使用が難しいです。
ギターチューナーの使い方
どのチューナーを使う場合でも、基本的にチューニングの合わせ方は同じです。
弦を弾いたときにチューナーに表示される音を参考に、1弦ずつ鳴らしながら合わせてみましょう。
振動を拾って音を合わせるクリップチューナーの場合は、ギターやベースを弾いたときに一番震えている場所に取り付けてください。
ギターチューナーの選び方(ベース用もあり)
チューナーはギターやベースなど、楽器のチューニングをするために使うものですが、様々なタイプがあるだけでなく、製品ごとに付いている機能や精度が変わっています。
ここでは、ギタリスト、ベーシストがチューナーを選ぶときにポイントとしている機能について紹介します。
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チューニング精度
チューナーの中には、チューニング精度を選べるものがあります。
通常のチューナーは±1 cent(セント)の精度ですが、中には、±0.5 centや±0.02 centなど、かなり精度の良いチューニングができるものもあります。
レコーディングなどの音程にシビアな環境でプレイする場合は、チューニング精度を選べると便利ですよ。
画面表示
ギターチューナーを購入するときの注目ポイントは、画面表示です。
最近のチューナーは画面がカラー表示されるようになっており、見やすく・使いやすくなりました。
ライブ中に使いたい人は、視認性を重視したものを選ぶことをおすすめします。
中でも、LEDタイプは視認性が良いと言われています。
メトロノーム機能
チューナーの中にはメトロノーム機能が付いているものも多いです。
メトロノーム付きのものを購入すれば、メトロノームを二台持ちをする必要がなくなります。
チューナーによってはタッピング機能という、画面をタップするだけでテンポを教えてくれる機能を搭載しているものもありますよ。
反応速度
最近のチューナーは技術の進歩により、弦を弾いた瞬間に反応するのが当たり前になっていますが、低音に対しての反応が遅いチューナーもあります。
反応速度は、メーカーからは公表されていないため、気になる場合はショップで確認してから購入しましょう。
測定モード
チューナーには色々な測定モードがあり、主にギタリストやベーシストが使いやすいように、音を測定できるようになっています。
自分の演奏スタイルに合わせて測定モードを選べば、快適な演奏ライフを楽しむことができますよ。
以下で紹介するモードを使えば、幅広い音程に対応することができるようになるでしょう。
測定モードの種類
- ギター・ベースモード
ギター・ベースモードとは、楽器の開放弦だけに反応するモードのことです。
ギターだったら1弦目から順に開放弦の音名は、E、B、G、D、A、E。
ギターモードを使うと、これらの音にしかチューナーが反応しなくなります。
- クロマチックモード
クロマチックモードは、音を鳴らすとチューナーがその音が何の音なのかを半音単位で探して判断してくれます。
例えばギターで開放弦の6弦を鳴らすと、チューナーが「E」と判断して表示します。
どんな音でも判断できるため、変則的なチューニングを使いたい場合などにも使えますよ。
- ストロボモード
ストロボモードは、クロマチックモードと同じように、鳴らした音が何の音なのかを半音単位で探して判断する測定モードです。
このときに、ストロボモードではその音が高いか低いかを超高精度でズレを測定できます。
レコーディングなどのシビアな音作りを求められる場面では非常に便利です。
- ポリフォニックモード
ポリフォニックモードは、全部の弦をまとめてチューニングすることができるモードです。
ライブ中や演奏の合間などでもジャラーンと鳴らすだけでチューニングを確認できるので、音のずれている弦を探すのに役立ちます。
ただし、ダウンチューニングなどの変わったチューニング方法を行う場合には、設定を変更する必要があります。
ギターチューナーのおすすめアプリ
最近ではスマホがあればギターのチューニングをすることも可能です。
他のチューナーに比べると少し制限はありますが、多機能なものも多く、使い勝手は抜群。
次では、ギターチューナーのおすすめアプリを3つ紹介します。
GuitarTuna: ギターチューナー
「GuitarTuna: ギターチューナー」は、見た目がわかりやすくチューニングの精度も正確なチューニングアプリです。
チューニングするペグを選択し弦を弾くと、グラフが反応し、センターラインに合わせることでチューニングができます。
変則チューニングやその他の楽器にも対応していますが、追加コンテンツとなっているので、より幅広く使いたい人はオプションで購入してみてください。
Smart Metronome & Tuner
「Smart Metronome & Tuner」は、耳のトレーニングに最適なギターチューナーです。
メトロノーム機能がついており、正確なテンポでチューニングを合わせることが可能。
その時の気分に合わせてカラーバリエーションを変えることができる機能もあり、見た目にもこだわったギターチューナーです。
Practice+チューナ&メトロノーム
「Practice+チューナ&メトロノーム」は、多機能なギターチューナーです。
チューナーはもちろん、レコーダーやメトロノーム、セットリストなど幅広い用途で使用することができます。
また、基本機能は制限なしで使用することが可能です。(App内課金はあります。)
ギターチューナーおすすめ7選
ギターやベースを弾くときに「エフェクターボードが欠かせない」というプレイスタイルの人には、ペダルチューナーがおすすめです。
ペダルチューナーは接続するだけで出音に影響が生じます。
購入するときには、回路がバッファかトゥルーバイパスかに注意して選ぶようにしましょう。
ここでは、おすすめのペダルチューナー7選を紹介します。
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BOSS TU-3
「TU-3」は、シンプルなペダルチューナーであり、チューニングモードはクロマチックモード、ギターモード、ベースモードの3種類が搭載されています。
TU-3にはアキュピッチサイン機能が付いているため、音がぴったりに合うと画面表示ですぐに分かります。
画面には高輝度モードというモードがあり、視認性に優れているところも魅力のひとつです。
BOSS TU-3W
「TU-3W」は前述した「TU-3」の後続品です。
素早いレスポンスが特徴であるため、とにかく反応速度の良いペダルチューナーが欲しい人にはおすすめです。
また、バッファとトゥルーバイパスの切り替えに対応しており、バッファで使うと、音の密度が高くなり出音が良くなると言われています。
ただし、出音には人それぞれ好みがあるので、ショップで確認してから購入することをおすすめします。
KORG pitchblack advance
「pitchblack advance」は、ストロボモードが搭載されているため、精度の高いチューニングをしたい人におすすめです。
独立した電源回路を持っているのが最大の特徴であり、ペダル同士の干渉によって発生するノイズの影響を受けにくいチューナーです。
KORG DT-10
「DT-10」はペダルチューナーの中でも比較的大きく、視認性が高いチューナーです。
反応速度も良く、キャリブレーション変更機能も搭載しています。
また、DT-10にはバッファ回路が組み込まれていることも特徴のひとつです。
KORG pitchblack mini
とにかくコンパクトで高精度・多機能なチューナーが欲しいという人には「pitchblach mini」がおすすめです。
小さいボディにも関わらず、高精度なチューニングができるチューナーであり、±0.1 centでチューニングをすることができます。
ACアダプターの他にもボタン電池でも駆動するため、単体で持ち歩けて便利ですが、他のエフェクターに電源を供給できるDCアウトはありません。
KORG ギター/ベース用 ペダルチューナー Pitchblack mini PB-MINI コンパクト 省スペース ±0.1セントの高精...
Ibanez BIGMINI
「BIGMINI」はエフェクターボードに組み込まれることを想定して作られたコンパクトでシンプルなチューナーです。
チューニングモードはクロマチックモードとストロボモードで、キャリブレーション変更機能も付いています。
ただし、ミニサイズのチューナーではありますが、乾電池駆動はしません。
TC electronic polytune 3
「PolyTune3」は多機能で精度の高いペダルチューナーです。
高輝度で見やすいディスプレーを搭載しており、バッファとトゥルーバイパスの切り替えも可能です。
また、ポリフォニックチューニング機能も搭載しています。
クリップチューナーおすすめ9選
手軽に買うことができて、使い方が簡単なクリップチューナーは、初心者におすすめです。
「とりあえず使ってみたい!」という場合は、気軽に購入できるクリップチューナーを選ぶのが良いでしょう。
ここでは、おすすめのクリップチューナー9選を紹介します。
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MORRIS クリップチューナー CT-1
とにかく安く手に入れたい人におすすめなのが「MORRIS」のクリップチューナーCT-1です。
安価にしては、精度が良く、バックライトも付いているのでライブ中にも問題なく使うことができます。
見やすく使いやすいチューナーとして人気が高いです。
TC electronic unitune clip
「UniTune Clip」は、スタイリッシュなデザインで精度の高いチューニングができるチューナーです。
クロマチックモードとストロボモードが搭載されており、ストロボモードでは±0.05 centの精度でチューニングをすることができます。
表示の上下回転機能も付いており、どんな方向で取り付けてもチューナーが感知してディスプレイの方向を自動で調整してくれるのでとても便利です。
TC electronic polytune clip
「TC electronic PolyTune Clip」は「UniTune Clip」の上位モデルです。
基本的な機能はUniTune Clipと同じであり、精度の高いチューニングをしたい人におすすめのチューナーです。
PolyTune Clipにはポリフォニックチューニング機能が付いており、ライブ中や曲間でチューニングを確認したいときに役立ちます。
YAMAHA クリップチューナー YTC5
「YTC5」は、シンプルで使いやすく「余計な機能はいらない!」という人におすすめです。
測定モードはクロマチックモード、ギターモード、ベースモード、ウクレレモードのみで、弦楽器の演奏に特化したチューナーと言えます。
バックライトも搭載しているので、ライブ中の暗いステージ上でも問題なく使える点も魅力的です。
KORG AW-LT100G
「AW-LT100G」は、クロマチックモード、ストロボモード、ハーフストロボモードという3種類のチューニングモードにキャリブレーション変更機能も搭載しているチューナーです。
楽器ごとに異なったモデルがあるので、ベーシストの場合は、AW-LT100Bをチェックしてください。
また、KORGからは視認性を重視したフルカラーLCDのディスプレイを搭載したチューナーも発売されているので、さらに視認性を重視人はそちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
KORG 100時間連続駆動 ギター用 クリップチューナー AW-LT100G ±0.1セントの高精度 カラー表示 ストロボチ...
BOSS クリップ式チューナー ブラック TU-10-BK
「TU-10」は、ギタリスト、ベーシストがバンド演奏で必要とする機能がしっかりと搭載されているチューナーです。
ただし、クロマチックモードのみなので、精度の高いチューニングをしたい人にはおすすめできません。
カラーリングはブラックの他にもブラウン・レッド・ブルー・シルバーの全5色があり、好みの色を選べるところも嬉しいポイントです。
Planet Waves マイクロヘッドストックチューナー
「Planet Wavesマイクロヘッドストックチューナー」はとにかく小型・軽量で取り付けているのを忘れてしまうほど小さいチューナーです。
小さくても視認性に優れており「ビジュアルメトロノーム」機能も搭載されているので、テンポの確認を行うこともできます。
Flanger FT-12C Clip-on Chromatic Tuner カラーディスプレイ クリップチューナー
「Flanger FT-12C Clip-on Chromatic Tuner」は、安くて多機能なチューナーとして人気が高く、価格は1000円以下ですが、しっかりとした作りです。
測定モードはクロマチックモードとギター・ベースモードのみなので、精度高いチューニングをしたい人にはおすすめできませんが、視認性が高く初心者にはおすすめですよ。
SNARK 外部マイク付 全楽器対応 クリップ式 クロマチックチューナー ST-2
「ST-2」は、とにかく素早い反応でストレスなくチューニングできるのが魅力なチューナーです。
ディスプレイが丸型で見やすく360°回転するため、自分が見やすいと感じる場所にチューナーを取り付けて使うことができます。
ギターチューナーはアプリもおすすめ!ベースチューナーとして使える商品も豊富
演奏スタイルの多様化に伴い、どんどん進化し続けているチューナー。
どれを買えば良いか分からない人は、とりあえずクリップ式チューナーを買うのが良いでしょう。
自分の演奏スタイルが固まってきたときに、自分にあったものを購入するのがおすすめですよ。
また、自分の目的にあったものを使うことで演奏中のストレスを軽減し、快適な演奏ライフを楽しむことができるでしょう。
この記事のまとめ!
- チューナーにはクリップ式、ペダル式、カードタイプがあり、最近ではアプリのチューナーを使う人も増えてきている
- チューナーの測定モードには大きくクロマチックモードとストロボモードがあり、ストロボモードを使うと高精度なチューニングができるこれはダミーのテキストです
- クリップタイプのチューナーは小型で安価。楽器に直接取り付けるため、練習での使用やアコースティックな演奏に用いられることが多い
- ペダルタイプのチューナーはエフェクターボードに組み込むことができるため、エフェクターをたくさん使うプレイヤーにおすすめ