ギタリストやベーシストなら、「アイバニーズ」というメーカーを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
今や世界中のプレイヤーから愛されているアイバニーズですが、実は日本の楽器メーカーなのです。
価格や仕様、デザインも幅広いので、プロはもちろん初心者にもおすすめのメーカーと言えます。
ココがおすすめ
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この記事のもくじ
アイバニーズ(Ibanez)とは
様々な革新的技術を提案しながら、今や日本が誇る世界的ブランドへと成長したアイバニーズは、プロ・アマ問わず多くのプレイヤーに愛されています。
そんなアイバニーズにはどんな歴史があり、どんなジャンルのプレイヤーに人気があるのでしょうか?
まずはアイバニーズの歴史や使用されている人気ジャンルについて紹介します。
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星野楽器が保有するブランド
アイバニーズはギター・ベースブランドの、星野楽器が保有しています。
星野楽器と言えばアイバニーズだけでなく、ドラムセットのTAMAを保有していることでも有名な大手の楽器製造・販売会社です。
知名度が低かった7弦ギターを世に広めたり、チューニングが狂いにくいフローティングトレモロ・ユニットを開発したりと、アイバニーズは高い技術力で世界からも認められたメーカーと言えます。
アイバニーズの歴史
日本のブランドにも関わらず「アイバニーズ」というブランド名なのは、スペインのギター製作家サルバドール・イバニェスの商標を星野楽器が買い取ったことから始まったのです。
1980年代にベヴィメタルブームが到来すると、スティーヴ・ヴァイのシグネチャーモデルJEMを発表し、一躍人気メーカーとなりました。
今でもアイバニーズと言えば、メタルというイメージを持つ人は多いでしょう。
その後も数々のアーティストのシグネシャーモデルを発売したり、7弦ギターや7弦ベースを発表したりと、高い技術力を武器に世界的なブランドに成長しました。
メタルやジャズで人気
ギタリストのスティーブ・ヴァイがアイバニーズの7弦ギターを使っていたことで広まり、へヴィメタルシーンでアイバニーズの人気が高まりました。
アイバニーズの商品は音にクセがなく、力強いサウンドが魅力です。
そのため、ジャズプレイヤーにも支持されており、ラインナップが多く、弾きやすいのもアイバニーズの特徴と言えます。
アイバニーズのベース人気モデル
力強くてタイトなサウンドが魅力のアイバニーズ製ベースは、世界中で多くのプレイヤーに愛されています。
ネックが細く小さなボディで演奏性に優れているのも特徴です。
また、ラインナップが多く、自分にあったモデルに出会えるのもアイバニーズの魅力と言えるでしょう。
次にアイバニーズのベースの中でも、人気のあるシリーズを紹介します。
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SR
アイバニーズを象徴する存在でもあるSRシリーズは、発売以来ロングセラーを続けています。
最大の魅力は軽量でスリムな本体と3次元的なボディシェイプをしており、身体にしっかりフィットする演奏性にあります。
ネックが細く握りやすいのも特徴の1つであり、細くても壊れない剛性の高さも魅力です。
SRは人気シリーズなので、ラインナップも多く販売価格もピンからキリまであります。
アイバニーズを初めて使う人や初心者にもおすすめですよ。
BTB
SRと並んでアイバニーズを象徴するシリーズにBTBがあります。
大型のボディ、長く伸びたホーンにより、ローフレットが身体に近くて弾きやすいベースです。
また、深くえぐられたカッタウェイによりハイポジションへのアクセスも優れています。
そのため、構造上ローB弦やハイC弦も出すことができて、音域を広く使えるベースとして人気を集めており、多弦ベースを検討している人におすすめですよ。
Talman Bass
汎用性の高さから人気のシリーズがTalman Bassです。
パワフルでタイトなサウンドはもちろん、温かさがありつつもブライトなサウンドを2基のピックアップを使って実現していおり、多彩な音色を引き出せます。
コントロールも充実しているので、色々な音を使いたい人にはおすすめのシリーズです。
また、クラシカルなルックスも人気を集めています。
ATK
サウンドメイクにこだわりたい人におすすめなのがATKシリーズです。
大きなメタルプレートブリッジと大型のハムバッキングピックアップが特徴で、アタックが強めのパワフルサウンドが楽しめるでしょう。
リアについた大型ピックアップはスイッチの切り替えで3種類のワイヤリングオプションを使い分けられるので、指弾き、ピック、スラップと弾き方に合わせることができ、幅広いサウンドメイクを可能にしています。
GIO
初心者におすすめしたいのがGIOシリーズです。
GIOシリーズはエントリーモデルとして知られており、これからベースをはじめる人のために開発されました。
リーズナブルな価格で気軽に手を出せるのも魅力です。
GIOの特徴は扱いやすく、弦の交換やピックアップのセッティングも非常にシンプルに行えます。
また、GIOシリーズを購入すると本体の他にシールドやチューナー などが付いてくるのも嬉しいポイントですよ。
アイバニーズおすすめベース
アイバニーズはシリーズが多く、ラインナップが豊富なので、初心者は何を購入すれば良いのか迷いますよね。
初めてベースを購入する場合は、デザインや価格から決めるのも良いでしょう。
また、初心者ならGIO、定番が欲しい人はSRなど、シリーズで選ぶのもおすすめですよ。
ここではアイバニーズのおすすめベース5選を紹介します。
Gio Series GSR320
初めてベースを購入する初心者におすすめなのが、GioシリーズのGSR320です。
リーズナブルな価格ながら、ピックアップを2基搭載しているので幅広い音作りができます。
ピックアップはジャズベースによく見られるシングルコイルタイプで、明るくクリアなサウンドが楽しめるでしょう。
アイバニーズならではの握りやすいネックや身体にフィットするボディシェイプで、手に負担なく演奏することができます。
ボディデザインを5種類から選べるのも嬉しいポイントですよ。
Ibanez SR300EB 【国内イケベ独占販売限定モデル】
黒を基調とした高級感あるデザインが魅力のベースは、SR300EBです。
イケベ楽器の独占販売限定モデルで、コンパクトかつ軽量なボディは、まるでエレキギターを弾いているような感覚になれますよ。
イコライザーを搭載しているので、エフェクターがなくても多少なら音を変えることができ、音作りに幅を持たせることができます。
タップスイッチをONにすると低音を強化できるので、音作りにこだわりたい人におすすめの1台です。
Ibanez SR500
アイバニーズの代名詞とも言えるSRシリーズの中で、人気のモデルがIbanez SR500です。
初心者でも最初からしっかりとした1台が欲しいという人には、おすすめのモデルになります。
弾きやすく使いやすいベースで、多くのベーシストに愛されているバルトリーニ社製のMK1というピックアップを搭載。
太くて甘いサウンドやファットで温かみのあるサウンドなど、多彩なサウンドを引き出すことができます。
TMB100 Standard
比較的リーズナブルな価格で初心者にもおすすめなのが、TMB100 Standardです。
90年代に販売されていた、アイバニーズのギター・シリーズTalmanをもとにしたボディデザインで、クラシカルな雰囲気があります。
低音がしっかり出るのも魅力で、ふくよかなロー・エンドにキレのあるサウンドが楽しめます。
デザインも豊富で、購入時にはソフトケースが付いてくるのも嬉しいポイントです。
Ibanez Bass Work Shop Series SRF700
本格的なベースが欲しい人には、Ibanez Bass Work Shopシリーズ SRF700がおすすめです。
30フレットのフレットレスベースで、ウッドベースのような温かみのあるサウンドをブリッジに搭載したピエゾ・システムが実現しました。
2基のピックアップやイコライザー機能を搭載しているので、幅広いサウンドメイクが可能です。
アイバニーズ5弦ベース
ベースは一般的に4弦ベースがポピュラーですが、多弦ベースを弾いてみたいという人もいるでしょう。
多弦ベースは見た目がかっこよく、音域も広がるので様々なシーンで活躍できるベースです。
多弦にも5弦、6弦、7弦と色々ありますが、初めて多弦ベースを買う時は5弦ベースがおすすめです。
以下ではアイバニーズの5弦ベースを紹介します。
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Ibanez GSR205
リーズナブルな価格の5弦ベースが欲しい人におすすめなのが、GSR205です。
2基のハムバッキング・ピックアップが付いているので、パワフルなサウンドが楽しめますよ。
トーンコントロールの他、低音をコントロールできるイコライザーにより、サウンドメイクの幅を広げています。
購入するとチューナーなどの、アクセサリーセットが付いてくるのも嬉しいポイントですよ。
Ibanez SR305E
SR305Eはアイバニーズ特有の小ぶりなボディに薄いネックが演奏しやすく、安定感のあるサウンドが持ち味のベースです。
アクティブEQ(イコライザー)により低音・中音・高音を自在に操ることができ、多彩なサウンドを引き出せるので、様々なジャンルに対応できますよ。
初心者にも、2台目を考えている中級者にもおすすめの1台です。
Ibanez SR505
クセのないサウンドで、様々なジャンルに対応できるのがSR505です。
本体に付いている3wayミニスイッチの切り替えで、色々なトーンを楽しめます。
SR505はボディにマホガニー材を使っているので、5弦ベースでありながら軽量で取り回しやすく、楽に演奏ができるのもポイントです。
Ibanez BTB 845V Bass Workshop
アイバニーズの多弦ベースと言えば、大胆なカッタウェイが特徴のBTBシリーズでしょう。
BTBシリーズの845V Bass Workshopは、中級者から上級者向けのモデルで、高級感溢れるベースです。
通常34インチの弦長を33インチに抑えた仕様は、他のメーカーでもあまり例がないレア商品です。
弦独立構造なので、弦の振動が隣の弦へ影響しにくく、ダイレクトにボディに伝わるため、クリアなサウンドを得られるでしょう。
ネックにはグラファイト製ロッドが使われているので耐久性にも優れています。
Ibanez Bass Workshop EHB1500 ヘッドレスベース
EHBシリーズでおすすめのIbanez Bass Workshop EHB1500は、ヘッドレスベースという名のとおりヘッドがないため、軽くて持ち運びに便利です。
また、チューニングはブリッジ部分で行います。
ヘッドレス構造のモデルは他社からもリリースされていますが、EFB1500はボデイシェイプ、重量のこだわり抜いた1台です。
中音域を調整できるので、低音がしっかり効いた温かい音を出せますよ。
アイバニーズのベースアンプ
せっかくベースを買っても音が出せなければ、練習していても楽しくないですよね。
音を出しながら練習するためには、アンプを用意する必要があります。
そんな初心者にもおすすめのアンプがIBZ10BV2です。
小型で置き場所にも困らず、コントローラーで3種類のトーンを使い分けてサウンドメイクできます。
低価格ながらしっかりした音作りができるアンプですよ。
アイバニーズのベースは全世界の幅広いファンに愛されている!国内ブランドのこだわりはベース初心者にも最適
弾きやすいさにこだわったアイバニーズのベースは、プロ・アマ問わず世界中のベーシストに支持されています。
星野楽器が所有する楽器メーカーで、7弦ギターなどの革新的な技術を提案し続けているメーカーです。
アイバニーズ製ベースはラインナップが多く、リーズナブルな価格で演奏性に優れたものも多いので、初心者におすすめですよ。
また、中古品もたくさん出品されているので、高いモデルを安く手に入れたい場合はそちらもチェックしてください。
この記事のまとめ!
- アイバニーズは星野楽器が保有するギター・ベースメーカー
- アイバニーズ製品はデザインと弾きやすさにこだわりがある
- ラインナップが充実していて、初心者からプロまで適したモデルがある
- GIOシリーズは初心者向けに特化しており、リーズナブルな価格が魅力