音楽ライブやフェスが好きな人であれば、「ライブキッズ」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。
しかし、言葉を聞いたことはあるけど、いまいち何を指した言葉なのかわかっていない人も多いのではないでしょうか?
また、音楽は好きだけどライブやフェスには行ったことがない人も、「ライブキッズ」について気になっている人もいるでしょう。
ココがおすすめ
この記事の目次はこちら!
この記事のもくじ
ライブキッズとは
ライブキッズとはライブやフェスの常連者を指す言葉です。
キッズと呼ばれていることから、20代の若い世代を指す言葉と思われがちですが、ライブキッズには明確な定義はありません。
年齢関係なく、ライブやフェスを楽しんでいる常連者の総称を「ライブキッズ」と呼ぶのです。
また、ライブキッズと呼ばれる人にはいくつかの共通点があります。
ライブやフェスに行ったことがない人は、事前にライブキッズについて理解しておきましょう。
ライブキッズの服装
ライブやフェスを全力で楽しみたい時は、Tシャツやハーフパンツなどのできるだけ動きやすい服装で参加するのがおすすめです。
しかし、ただラフな格好をするだけでは運動着や部屋着などの無難な服装になってしまうため、ライブキッズらしいアイテム選びが重要となります。
「ライブキッズ」と呼ばれる人たちがどのようなものを身に着けているのか、代表的なアイテム5つを紹介します。
バンドTシャツ
ライブキッズは物販で購入できるフェス限定のTシャツや、自分の推しているバンドTシャツを着ている人が多いです。
ライブ中は熱気の中で激しく動きまわるので、寒い冬のフェスでも意外と汗をかきます。
そのため、汗をかいても気にならなくて動きやすい半袖のTシャツは、季節を問わず一年中、彼らにとってのマストアイテムとなっています。
バンドTシャツを着るだけでテンションも上がりますし、見た目も一気にライブキッズらしくなれますよ。
ハーフパンツ
ライブキッズはバンドTシャツを着ていると紹介しましたが、バンドTシャツに合わせてハーフパンツを履くこともライブキッズの定番です。
長さは膝丈か膝下が多いですが、ジャージ素材のものやバスケ部が履いてるバスパンなど種類はたくさんあります。
最近では「Dickies」のハーフパンツを履いている人たちを「ディッキ族」と呼び、「Dickies」のカラフルなハーフパンツがライブキッズの間で流行しています。
日焼けや虫刺され予防、モッシュによる青あざの軽減などのために、ハーフパンツの下にレギンスを履いている人もいますよ。
ライブUtaTenの関連記事!
-
ディッキ族の意味は?ライブにおすすめのハーフパンツとメリット・デメリットを紹介
続きを見る
ラバーバンド
ライブキッズはフェスや自分の推しバンドのラバーバンド(ラババン)を腕につけています。
バリエーションが豊富で、物販で販売されているグッズの中でも500円ほどで買える手軽さから、ライブキッズに人気のアイテムです。
ライブ中は大勢の中で動きまわるため、ネックレスや指輪をつけていると危ないですが、ラバーバンドであれば、ゴム素材なので安全面の心配もありません。
手軽に取り入れられるラバーバンドをつけて、ライブキッズへの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
リュック
ライブキッズに愛用されているリュックは、
- スラッシャー
- ニクソン
- ビジョンストーリートウェア
などのストリートブランドのものがほとんどです。
特にスケートブランドのリュックには、スケートボードを取り付けるためのナイロンテープが施されているので、そこにラバーバンドをつけることもできます。
スケートブランドのリュックにたくさんのラバーバンドをつけて、コレクションするのも楽しみ方の一つですよ。
スニーカー
動きやすさ重視のライブキッズは、スニーカーを履いている人がほとんどです。
基本はスニーカーで大丈夫ですが、
- 山道を移動する夏フェスの場合は登山ブーツ
- 雨予報の時は長靴
など、会場や天気に応じて判断しましょう。
状況に対応できる靴でなければ長時間のライブやフェスに耐えられず、思う存分楽しむことができません。
ライブを全力で楽しめるように、足元も忘れずに準備しておきましょう。
ライブキッズの盛り上がり方
ライブキッズは音楽に合わせながら、周りの観客と一体になってライブを楽しみます。
しかし、ライブやフェスに行ったことのない人は、盛り上がり方がわからないという人も多いのではないでしょうか?
実はライブやフェスにはさまざまな盛り上がり方があり、それぞれにライブ用語がつけられています。
これから紹介する5つのライブ用語の意味を知り、ライブキッズの一員となってライブを楽しみましょう。
ダイブ
ダイブとはライブ中に観客がステージに上がり、ステージ下の他の観客の頭上に飛び込むことを言います。
大きなライブ会場ではあまり見ることはありませんが、小さいライブハウスでは行われることがあるのです。
しかし、神聖なステージに観客が上がることをよく思わないアーティストも多いため、正しい楽しみ方とは言えません。
さらに、ダイブは怪我の可能性が高い「危険行為」として禁止している会場もあります。
- 会場のルール
- アーティストの傾向
- ライブの空気感
などを理解していないとできないので、ダイブはライブキッズの中でもかなりハードルの高いパフォーマンスなのです。
ツーステップ
ツーステップ(ツーステ)は、ライブキッズたちが音楽に合わせて踏んでいるステップのことです。
ツーステップが踏めるようになると、ライブやフェスの楽しさも倍増しますよ。
以下でツーステップのやり方について紹介するので、ぜひ練習してみてくださいね。
ツーステップのやり方
-
- 片足づつでジャンプする(ケンケンの要領)
- この動きをベースに軸足と反対方向にピョンピョンと二歩づつ飛ぶ
- 二歩目で軸足と逆の足を蹴る
- 上半身は腕を∞を描くように振って全身で踊る
ライブやフェスに行った時は、ライブキッズをお手本にしながら、実際にステップを踏んでみてください。
スカダンス
スカダンス(スカダン)もツーステと同じく、ライブキッズたちがよく踏むステップの一つです。
スカダンスが発生する楽曲はスカ調の曲が多く、「ッチャ、ッチャ……」という
スカのリズムで踏まれています。
スカダンスのやり方
- 低姿勢のまま足を後ろから前、後ろから前を左右交互に繰り返す
- 低姿勢のままその場で走っているようなイメージ
- 腕は足と逆の動きで振る
最初は難しいかもしれませんが、一番大切なのは楽しみながらリズムに合わせて踊ることです。
特に、スカダンスが行われる楽曲はどれも楽しい音楽ばかりなので、ぜひライブキッズと一緒に楽しみながら、ステップを踏んでみてくださいね。
モッシュ
モッシュとは「おしくらまんじゅう」のように、人が体同士をぶつけ合うことを言います。
ライブで盛り上がった時に自然発生的に起こることですが、モッシュはおしくらまんじゅうとは桁違いの激しさです。
「モッシュ」は「ダイブ」と同様に危険行為の一つであり、最近では「モッシュ禁止」と注意喚起しているライブやフェスもあります。
特に慣れないうちは怪我や事故から身を守るために、モッシュが行われているエリアには近づかないようにしましょう。
ヘドバン
ヘドバンはヘッドバンキングの略称で、ロックバンドのライブでよく見られる頭を荒々しく上下左右に振る動作のことを言います。
バンドメンバーとファンが一丸となってヘドバンをしている光景は、異様ではありますがライブ会場に一体感が生まれるのです。
ただし、首や脳に負担がかかる危険があるので首だけを動かすのではなく、腰も使って振ることで首周りを守ることができますよ。
ライブキッズが守るべきマナー
ライブは自由に音楽を楽しむ空間ではありますが、大勢の人が集まる場なので、一人ひとりがマナーを守って楽しむ必要があります。
しかし、ライブマナーにははっきりと定められたものはなく、ガイドブックなどもありません。
ライブ経験の浅さに関係なく、一人ひとりが周りへの配慮の心を持ち、ライブマナーを守ることで、みんなが楽しめるライブになるのです。
ここではライブキッズが守るべきマナーについて紹介します。
基本的に撮影禁止
主催者側がライブの様子をDVDに収録して後日販売することが多いため、会場内は撮影禁止であることがほとんどです。
著作権や肖像権違反といった法的な問題にも関わってくるので、安易に撮影することは控えましょう。
主催者側によっては撮影禁止に力を入れているところもあり、会場入り口で持ち物チェックが行われる場合もあります。
そこでカメラが見つかれば、公演後まで没収されてしまうこともあるので、カメラを持っていくのは避けましょう。
スマホでの撮影OKのライブもありますが、撮影が許可されていない時は自分で判断せず、会場のルールに従ってくださいね。
ライブUtaTenの関連記事!
-
【納得】ライブの撮影禁止はなぜ?日本で撮影okのアーティストが増えている理由やそのメリットを解説!
続きを見る
モッシュ・ダイブに注意
先述したモッシュ・ダイブは、曲の盛り上がりに合わせて行うライブ特有の盛り上がり方です。
激しい音楽で会場が熱気に包まれたとき、もっと熱く盛り上がりたいという気持ちから、自然とモッシュ・ダイブは起こります。
しかし、モッシュ・ダイブは大変危険な行為です。
行っているライブもありますが、禁止している会場や反対している人たちがたくさんいることを理解しておきましょう。
ネタバレ禁止
ライブに行く途中や会場内で「次の曲は○○だよ!」という会話が周囲から聞こえてきて、ネタバレしてしまうケースはよくあります。
しかし、どんな曲を歌うのか、どんな演出があるのかを当日まで楽しみにしている人がたくさんいるのです。
自分がサイトなどで事前に情報を得ていたとしても、ライブが終わるまではネタバレになるような会話は避けましょう。
無理に最前列に行かない
どれだけ前でライブが見たくても、無理に最前列には行かないようにしましょう。
せっかくのフェスなので、できるだけ前方で見たいと考える人は少なくありません。
中には混雑しているにも関わらず、人の波をかき分けて前に行こうとする人もいます。
しかし、足を踏んでしまったり体同士がぶつかったりと、周りの迷惑になってしまうことがあるのです。
どうしても最前エリアで見たいのであれば、混雑していないうちに前もって移動しておくなど、周りの人たちのことを考えた行動を取りましょう。
ライブキッズにおすすめの4大フェス
フェスは1年中行われていますが、やはりメインは夏フェスでしょう。
しかし、夏フェスに行きたいと思っていても「種類がありすぎてどれに行けばいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか?
夏フェスには「日本4大フェス」と言われる人気のフェスがあります。
ライブキッズ参加必須の「4大フェス」をコンプリートできたら、あなたもライブキッズの仲間入りですよ。
ライブUtaTenの関連記事!
-
フェスはひとりでも楽しめる?ぼっち参戦の魅力と楽しみ方や注意点を解説!
続きを見る
FUJI ROCK FESTIVAL
1997年から「自然と音楽の共生」をテーマに、新潟県の苗場スキー場で開催されている「FUJI ROCK FESTIVAL(通称フジロック)」は、日本最大の野外音楽フェスティバルです。
環境保全に力を入れており、国内外から「世界一クリーンなフェス」と呼び声が高く、会場も大自然に包まれています。
ステージ間の移動は山道なので、テントを張ってキャンプをしながら過ごせたり、大自然を体感しながら音楽を楽しめるのがFUJI ROCK FESTIVALの醍醐味なのです。
ROCK IN JAPAN FESTIVAL
2000年から茨城県ひたちなか市で毎年8月に開催されている、日本最大の野外ロックフェスティバルが「ROCK IN JAPAN FESTIVAL(通称ロッキン)」です。
当初は3日間の開催でしたが、2014年から4日間開催されています。
ROCK IN JAPAN FESTIVALは「日本人アーティストだけでロックフェスを行う」という考えを実現させた、純粋な日本のロック・フェスティバルです。
会場の国営ひたち海浜公園は木々が多いので、疲れたら木陰で休むこともでき、休憩スペースでゆっくりすることもできます。
また、フェスご飯も充実しており、お手洗いなどの環境も整っているので、ほどよく自然を味わいながら快適に過ごせますよ。
SUMMER SONIC
2000年から毎年8月に大阪と東京で2日間開催される「サマーソニック(通称サマソニ)」は、「日帰りでも気軽に行ける!」がコンセプトの都市型フェスです。
出演アーティストはロックに限らず、
- J-POP
- アイドル
- 大物アーティスト
と幅広いため、様々な年代や音楽好きが一同に楽しめます。
また、さまざまな会場を楽しめるのも都市型フェスならでは。
- QVCマリンフィールドスタジアムで熱気を感じる
- 幕張メッセで涼みながらイベントを楽しむ
- 海沿いのステージで夏気分を存分に堪能する
など会場ごとにさまざまな楽しみ方ができますよ。
関西と関東の両方で開催されるため、行きやすいのも魅力ですね。
RISING SUN ROCK FESTIVAL
1999年から北海道で開催されている国内最大級の野外オールナイトロック・フェスティバルの一つが、「RISING SUN ROCK FESTIVAL(通称RSR)」です。
1日目は丸1日、2日目はオールナイトでライブが行われ、みんなで一緒に朝日を迎えるという、名前の通りまさに「ライジングサン」が味わえます。
北海道の広大な敷地で、飲食店やアクティビティブースも充実しています。
夏フェスはどうしても暑さが厳しいですが、北海道は夏でも風が気持ちよく、他県のフェスより過ごしやすいのも魅力の一つです。
オールナイトでライブを楽しみ、眠い目をこすりながらみんなと迎える朝日は、きっと忘れられない夏の思い出になりますよ。
ライブキッズになるならバンTとハーフパンツが欠かせない!マナーを守って思いっきりライブを楽しもう
ライブキッズについて、ライブを楽しむための盛り上がり方やマナー、おすすめのフェスを紹介してきましたがいかがでしたか?
ライブやフェスはみんなで音楽が楽しめる素敵な空間ですが、一人ひとりがマナーを守らなければ、楽しいライブも台無しになってしまうことがあります。
そのため、思いっきりライブを楽しめるようにきちんとマナーを守りましょう。
また、ライブキッズになるならバンTとハーフパンツに身を包んで、4大フェスに参加してみてくださいね。
この記事のまとめ!
- ライブキッズとはライブやフェスの常連者を指した言葉
- バンドTシャツとハーフパンツを着て、見た目からライブキッズになろう
- 盛り上がり方とマナーを知って、ライブを全力で楽しもう
- ライブキッズ参加必須のおすすめ「4大フェス」をチェックしておこう