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【開放】オープンチューニングとはどんな変則チューニング?やり方や種類を初心者向けに解説! 2022年7月

2022年5月24日

オープンチューニング

オープンチューニングは、個性的なサウンドを手軽に演出できる変則チューニングです。

特殊なチューニングなので難しいイメージがありますが、実はシンプルなので基本を覚えれば簡単に使えますよ。

Live編集部
この記事では、オープンチューニングのやり方や種類を紹介します。

オープンチューニングとは

オープンチューニングとは、個性的なサウンドと独特な演奏性が特徴の変則チューニングです。

レギュラーチューニングとサウンドが異なるのはもちろん、得意ジャンルコードフォームスケールの並び方など色々な違いがありますよ。

はじめに、この個性的なオープンチューニングの構造や特徴相性が良いジャンルを紹介します。

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ギターの開放弦をコードにしたもの

オープンチューニングは、ギターの開放弦を全て鳴らしたときに、GやDなど特定のコードになるよう調律した変則チューニングです。

開放弦を鳴らすとEm7(11)になるレギュラーチューニングと似ていますが、コードの構成音を中心に考えたチューニングなので、サウンドも大きく異なります。

ポジションと音の関係も変化するので、独特な響きのコードが作りやすくなりますよ。

汎用性は低いですが、オリジナリティ溢れる演奏ができるチューニングです。

 

響きを生かした演奏ができる

ギターの響きを生かした演奏ができるのが、オープンチューニングのメリット。

これは、独特な響きの開放弦をフレーズに組み込みやすい構造のおかげです。

例えば、DメジャーコードになるチューニングをキーDの曲に使えば、転調がない限り全ての開放弦が使用可能です。

キーGやAの場合も同様で、チューニングを工夫すればどのキーでも開放弦を使ったフレージングができます。

弦楽器ならではのサウンドを生かしやすいのが、オープンチューニングのメリットです。

 

ブルースなどと相性が良い

オープンチューニングは、ブルースやカントリーなどのジャンルと相性が良いです。

特に、スライドバーを使った演奏との相性が良く、レギュラーではポジション移動が必要なフレーズも、弾く弦を変えるだけで簡単に弾けるようになります

また、コードの構成音が直線的な並びになるため、ソロのフレージングが簡単になるのもポイント。

ソロギターやエモ系のロック、アイリッシュなど、コードの響きを重視するジャンルのイメージが強いですが、スライドギターとも相性が良いチューニングです。

 

コードを簡単に押さえられる

コードを簡単に押さえられるのも、オープンチューニングのメリットです。

メジャー系のオープンチューニングなら、バレーコードのセーハと同じように、人差し指で複数の弦を押さえるだけでメジャーコードが鳴らせます

同様に、マイナー系のチューニングにすれば、指1本でマイナーコードが押さえられますよ。

スケールの形、テンションの位置が変わってしまうというデメリットはあるものの、シンプルなコードを簡単に演奏できる変則チューニングです。

 

オープンチューニングの種類

オープンチューニング

オープンチューニングには、さまざまな種類があります。

レギュラーチューニングから音を変化させてメジャーコードを作るものから、マイナーコードにしたチューニング、sus4やadd9などの独特なコードにするものまで幅広いです。

次は、オープンチューニングの種類を、使用頻度が高いチューニングや使いやすいものから中心に紹介します。

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オープンG

「オープンG」は、開放弦がGメジャーコードの構成音になるオープンチューニングです。

6弦からの音の並びは「D・G・D・G・B・D」で、レギュラーチューニングの6・5・1弦を1音下げた構造になっています。

スライドギターはもちろん、ロックとも相性が良いチューニングとして有名です。

 

オープンD

Dメジャーコードになるように調律したオープンチューニングが「オープンD」です。

レギュラーチューニングの6・2・1弦を1音3弦を半音下げたもので音の並びは6弦から「D・A・D・F#・A・D」となります。

ブルースやカントリー、ロックはもちろん、フォーク系のギタリストからも愛用されているオープンチューニングです。

 

オープンA

「オープンA」は6弦から「E・A・E・A・C#・E」の構成になるオープンチューニングです。

レギュラーチューニングの4~2弦を1音オープンGの全弦を1音上げた構造になっているのが特徴。

音を上げるチューニングなので、ネックのコンディションが悪かったり、太い弦を使っていたりする場合には避けたほうが無難でしょう。

 

オープンE

レギュラーチューニングの5弦と4弦を1音3弦を半音上げたオープンチューニングが「オープンE」です。

音の並びは6弦から「E・B・E・G#・B・E」

オープンDの全ての弦を1音上げたものと同じ構造になっていますよ。

こちらもオープンA同様に、ネックの状態や弦の太さによっては難しい場合があります。

 

オープンC

「オープンC」は「E・G・C・G・C・E」という構成になるオープンチューニングです。

レギュラーチューニングと比較すると、5弦と4弦が1音下2弦が半音上になっています。

開放弦を鳴らすとC/Eの響きになるため、ギタリストによっては6弦を2音下げてC音にすることもあります

 

オープンGm

オープンGの2弦を半音下げGmコードになるよう調律したオープンチューニングが「オープンGm」です。

6弦からの並びは「D・G・D・G・B♭・D」で、レギュラーチューニングの6・5・1弦を1音2弦を半音下げた構造になっています。

使用頻度が低いオープンチューニングですが、マイナー感が強いサウンドが好きな人はぜひ試してみてくださいね。

 

オープンDm

開放弦の音をDmコードの構成音にしたオープンチューニングが「オープンDm」です。

レギュラーチューニングの6・3・2・1弦を1音下げた「D・A・D・F・A・D」の構造。

こちらも使用頻度が低いですが、Dmキーと相性が良いのでマイナーキー好きは要チェックです。

 

DADGADチューニング

DADGADチューニングは、アイリッシュやソロギターと相性が良いオープンチューニングです。

開放弦を鳴らすと、Dコードの3rdを4thに変換したDsus4コードが響きます。

レギュラーチューニングの6・3・2・1弦を1音下げたもので、構成音は「D・A・D・G・A・D」

メジャーキーとマイナーキーの両方で使える、個性的なオープンチューニングです。

 

DADEADチューニング

DADGADの3弦を1音半下げ「D・A・D・E・A・D」の構成にしたオープンチューニングが「DADEADチューニング」です。

開放弦が、3rdを省略したDadd9の構成音になるのが特徴。

3rdを含まないため、DADGADと同様にメジャー・マイナーキーの両方で使えます

北欧の民族音楽風の独特な響きが魅力のオープンチューニングです。

 

オープンチューニングやり方

変則チューニングと聞くと、チューニングが難しいのではと不安になる人も多いでしょう。

レギュラーチューニングとの違いを理解する必要はありますが、基本的なやり方は普段のチューニング方法と同じです。

次は、オープンチューニングのやり方や、サウンドがイマイチな場合の対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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各弦の音を確認する

オープンチューニングをやる前に、まず各弦を何の音にすればいいかを確認しましょう。

すでにレギュラーチューニングになっているギターを使うなら、上げ下げする弦と変化させる音程をチェックするとスムーズに作業できます。

音を間違ってしまうとネックに負担がかかったり、弦が切れたりする場合もあるので、はじめは構成音をメモしたものを用意して作業に取り掛かるのがおすすめです。

 

チューナーを使って音を合わせる

構成音を確認したら、次はチューナーを使って音を合わせる作業です。

ギター用チューナーにオープンチューニングモードがあるならそのモードを、無い場合はクロマチックモードにします。

モードを変更したら、表示を確認しながら正確に音を合わせていけば完了です。

このとき、音を下げながら合わせてしまうとチューニングが不安定になるので、一度余分に下げ、ペグを締めながら狙った音に合わせるようにしましょう

 

音色がイマイチならゲージを変える

テンション感の低いルーズな音、張りが強すぎて伸びの無い音になってしまった場合は、弦のゲージを変えるのがおすすめです。

ルーズな音になった場合は1ランク太いゲージ、張りが強すぎる場合は1~2ランク細い弦に交換すると改善できます。

また、オープンGならバッチリだけど、オープンAだとイマイチという場合には、カポを使って全ての弦を1音(2フレット分)上げるのもおすすめ。

ちょっとした工夫でサウンドを改善できるので、イマイチと感じた場合はぜひ試してみてくださいね。

 

オープンチューニングを使った演奏が聴ける曲

オープンチューニング

手持ちのギターをオープンチューニングにしたけど、どう弾いたらいいか分からないという場合には、実際に使われている曲を参考にするのがおすすめです。

スライドバーを使ったブルースはもちろん、ソロギターやロックまで幅広いジャンルで使われているので、好みの曲もきっと見つかりますよ。

最後に、オープンチューニングを使った名演が聴ける曲を紹介します。

 

Brown Sugar / The Rolling Stones

The Rolling Stonesの有名曲「Brown Sugar」は、キース・リチャーズによるオープンGを使った演奏が楽しめる曲です。

スライドバーが使われていないためオープンチューニング感は薄いですが、オープンGを使った印象的なサウンドのリフが各所に登場しますよ。

リズムプレイが中心なので、オープンチューニングが初めてという人でも簡単に弾けます

ブリティッシュロックらしい、スタイリッシュでワイルドなサウンドの楽曲です。

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Brown Sugar 歌詞 The Rolling Stones ふりがな付 - うたてん
Brown Sugar 歌詞 The Rolling Stones ふりがな付 - うたてん

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Crow Jane / The Derek Trucks Band

「Crow Jane」は「現代の3大ギタリスト」の1人として有名なデレク・トラックスのブルージーな演奏が楽しめる曲です。

デルタブルースの名手・スキップ・ジェイムスの人気曲のカバーで、デレクはオープンEチューニングを使ったスタイリッシュな演奏を披露しています。

特に、スライドバーを使った伝統とモダンの両方を感じさせるソロ、指を使った軽快なリズムプレイは圧巻。

現代的なスライドギターを学びたい人にピッタリの楽曲です。

 

SPLASH / 押尾コータロー

DADGADチューニングを使ったソロギターを聴いてみたい人におすすめの曲が押尾コータローの「SPLASH」です。

sus4コードの浮遊感を全面に出した曲ではありませんが、開放感を演出する場面でsus4的な響きが効果的に使われています

タッピングハーモニクスや弦を叩く音など、アコギならではのパーカッシブなプレイが沢山盛り込まれているのもポイント。

DADGADチューニングとソロギターの魅力が詰まった、爽やかな楽曲です。

 

オープンチューニングは個性的なサウンドの変則チューニング!自分好みのサウンドを見つけよう/h2>

オープンチューニングはレギュラーチューニングには真似できない、個性的なサウンドが出せる変則チューニングです。

スケールのポジションやコードフォームが変わるため、演奏スタイルによっては合わない場合がありますが、上手くマッチすればオリジナリティ溢れる演奏ができますよ。

まずは色々なオープンチューニングを試して、自分好みのチューニングを見つけるところからはじめてみてくださいね。

 

この記事のまとめ!

  • オープンチューニングとは、ギターの開放弦が特定のコードの構成音になるようチューニングしたもの
  • ブルースやカントリーだけでなく、ソロギターやエモにも使われている
  • オープンチューニングにはメジャー系やマイナー系、sus4系など色々なタイプがある
  • チューナーを使えば、オープンチューニングへの変更も簡単
  • オープンチューニングを効果的に使っているプロギタリストもたくさんいる

 

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ton.

ジャズ、R&B、FUNK、BLUESを演奏するギタリストです。歌や音楽理論にも興味があり日々勉強しています。音楽をもっと楽しむためのヒントを届けていけたらと思います。

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