ライブ好き同士の会話で良く使われる言葉「セトリ」。
意味は何となく分かるけど、詳しい意味や使い方は知らないという人も多いのではないでしょうか?
シンプルな言葉ですが、ファン同士の会話で使うときや、バンド用語として使う場合では少し意味が異なる場合も。
この記事のもくじ
セトリとは
セトリとはライブの曲順・曲目を表す言葉「セットリスト」の略称です。
クラシックでは基本的に使われませんが、ロックやポップス、ジャズ、R&Bなどのポピュラー音楽では出演者とファンの両方が使っています。
基本的な使い方や意味、派生した用語を知っておくと音楽仲間との会話で役立つので、ぜひ覚えておいてくださいね。
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【派生】セトリ落ち
「セトリ落ち」はセットリストに好きな曲や、聴きたい曲が入っていなかった場合に使われる言葉です。
主にアイドル、アニソンファンが使っていますが、ロックやポップス系のジャンルでも使われることがあります。
「〇〇がセトリ落ちした」と使うのが定番で、演奏されない可能性が高い曲を指して「セトリ落ちするかも」と言うこともできますよ。
【派生】神セトリ
好きな曲が多く披露された、感動的な曲順で演奏された場合に使う言葉が「神セトリ」です。
「セットリストが神がかっている」というニュアンスが込められた言葉で、アイドルファンの使用により広められました。
最近ではアニソンやポップス、ロック系のジャンルのファンも使っているなど、一般的なライブ用語となっている言葉です。
「セトリ」の使い方・例文
セトリの意味や派生語をマスターしたら、次は例文をチェックして使い方を覚えていきましょう。
変わった使い方もあるので、例文をいくつか覚えてニュアンスを把握しておくのがおすすめです。
意味や派生語の次は、セトリの使い方を例文と共に紹介するので、ぜひ参考にして使い方を覚えてみてくださいね。
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次のコンサートのセトリを用意して!
「次のコンサートのセトリを用意して!」は、ライブ活動をしているミュージシャンが使いやすい言葉です。
「曲順を決めて欲しい」「曲順をデータや紙に記して、共有できるようにして欲しい」という意味の言葉で、曲順を決めて欲しいときに使います。
メンバーから言われたときは、曲順をメモしたものを人数分印刷し、早めに渡しておくとライブ当日の進行もスムーズになるでしょう。
ライブ活動以外では使いませんが、便利な言葉なので音楽をやっている人はぜひ覚えておいてくださいね。
昨日のライブセトリをツイートしよう
ライブを観に行くことが多い人によく使われるのが「昨日のライブのセトリをツイートしよう」です。
音楽仲間との会話で使える言葉で「昨日の公演のセットリストを文字や画像にしてSNSでシェアしよう」という意味。
一緒にライブに行った友人と感想を語り合いたいときの、きっかけ作りにも使えます。
ハッシュタグを工夫すれば、同じ公演に行った人や観に行けなかった人と交流できるのもポイント。
友人との絆を深めたい人、音楽仲間を増やしたい人にはぜひ使ってみましょう。
今日の私のセトリを公開します
「今日の私のセトリを公開します」は、音楽活動をしていない人でも気軽に使える言葉です。
セトリは本来ライブの曲順を意味する言葉なので、この例文もアーティストがファンに向けた投稿で使っていました。
しかし、最近では曲順や順番を表す言葉としても使われています。
カラオケで歌った順番を公開するときや、自分が作ったプレイリストをシェアするときが定番で、お寿司を食べた順番を公開する際に使っている人もいますよ。
この他にも曲順や順番に関連する投稿なら何でも使えるので、ライブ好きをアピールしたい人はぜひ使ってみてくださいね。
セトリに関する豆知識
ネットで手軽に確認できる「セトリ」ですが、作成や公開はどのように行われているかを知っているという人は少ないのではないでしょうか。
作成までには色々なストーリーがあり、公開に関してもライブ特有の文化やインターネットの発展などが深く関わっていますよ。
最後に、セトリに関する豆知識を紹介するので、深く理解してライブをもっと楽しみたい人は参考にしてみてくださいね。
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セトリはずっと変わらない?
同じセトリでライブを続けているアーティストは少なく、ツアーや会場ごとにセットリストを変えるアーティストがほとんど。
ツアー中に何度も同じセトリでライブをしているアーティストでも突然曲を変えたり、新曲を発表したりする場合もあります。
アニバーサリーライブやツアー最終日の公演のような特別なライブでは、初期の楽曲を披露する、活動の軌跡が分かるような曲順になっていることも多いです。
実際に観るまで、披露される曲や曲順が分からないのもライブの魅力でしょう。
セトリってどういう作り方なの?
セトリは表現したい世界観やイベントの雰囲気、全体の流れを考え抜いた上で作られているものです。
もちろん、お客さんを楽しませることも考えられており、最後まで楽しんでもらえるような工夫がちりばめられています。
アップテンポな曲からはじめ、バラードやトリッキーな曲を混ぜつつ代表曲で締める起承転結パターンが定番。
持ち時間の短いイベントやフェスでは盛り上がる曲を中心にしたり、新曲を中心に披露したりと時間を意識したセットリストが作られています。
このように、セトリは単なる思いつきではなく、アーティストが表現したいもの、お客さんへの想いが込められて作られるのです。
ライブセトリは誰が公開してるの?
セトリを公開しているのは、実際にライブに参加した一般ユーザーです。
もちろん、出演者や運営、大手メディアが公開することもありますが、ネット上に公開されているものの多くが一般ユーザーから発信されています。
中にはセットリストを公開する前提でライブに参加し、メールやSNSを使って情報共有する「セットリストコーラー」と呼ばれるファンもいるほど。
公式の発表でないため間違っている場合もありますが、ライブの予習やセトリの予想には十分に使えますよ。
セトリの意味は意外といろいろ!使い方をマスターしてライブの話題で盛り上がろう
セトリはライブの曲順を意味する言葉ですが、最近ではいろいろな使われ方をしています。
曲順や順番に関連する使用方法が基本なので、よく分からない場合は「曲順・順番・曲目」のどれかに置き換えてみると理解しやすくなるのでおすすめです。
いくつかの例文や意味を知っておけばライブや音楽の話題で盛り上がれるので、ぜひ覚えて実際に使ってみてくださいね。
この記事のまとめ!
- セトリとはセットリストの略称で、ライブの曲順を意味する
- セトリにはセトリ落ちや神セトリなど、ライブファンによって広められた派生語がある
- 基本的な使い方や、特殊な使用例を知っておくと音楽仲間との会話も盛り上がる
- セトリの作成や公開には色々なストーリーがある